前々回のFAG レティシアのレビューで、「これ以降5月までガール系キットは買わない」とか言ってたのに……って、いた、もうあのレビュー書いてるときにはもうすでに購入してて、ほぼ完成もしてたんですよ。だから、あのレビュー書いた時点からもうしばらくは買わない、ってことで。どうでもいい話ですが。 さて、武装神姫再始動プロジェクトの第1弾にして、メガミデバイスと他シリーズのコラボアイテムとしては第2弾となるエーデルワイス。 個人的には、メガミデバイス自体がコトブキヤによる武装神姫のリボーンという認識(プロデューサー、素体原型、キャラデザが基本一緒だし)だったので、正直今さら感はなきにしもあらず…… そもそもは武装神姫第1弾アイテムのアーンヴァルとストラーフをメガミ規格でリメイクするって話だったように思うんですが、そっちはどうなったのかな? オリジナルの武装神姫については、シリーズ中盤辺りまではけっこう揃えていました。 徐々に価格が高騰して手が出しにくくなって、気が付くと終了してしまってましたね。 素体となるフィギュアに色々な武装を着せていくという発想は、個人的には聖闘士星矢以来ということもあり、懐かしくも新鮮な感じで当時かなりハマったのを覚えています。というか、その延長としての現在はFAGやメガミにどっぷり浸かってしまっているわけですが。 本当、全然抜け出せない…(笑) それでは、レビューに移ります。 キットは素組みに一部塗装、髪など一部パーツにつや消しトップコートで仕上げています。 素体モード そういう意味では、やはり雰囲気はコラボ第1弾の吾妻 楓に近いです。 でも、武装神姫も設定としてはメガミとほぼ一緒で、人じゃないアンドロイド的なものだったはず。そう思うと、今回の彼女は普通に人のフィギュアとして見られるデザインになっていますし、正直あまり神姫らしさは感じられないです。 この状態では、ティアラと首のチョーカー(?)、ホットパンツのベルトがあらかじめ塗装済み。 ベルトのバックルと胸のサイドのライン、袖のホワイトラインは塗装しました。 なお、本来ベルトのバックルはシルバー、胸のラインがグリーンなんですが、今回はどちらもゴールドで塗装しています。 あと、髪とコルセットにつや消しを吹いています。 武装モード パーツ交換は普通にあるんですが、シルエットとしては背面の武装アームが追加されたくらいで、劇的な印象の変化はなし。その点もあまり神姫らしくない、メガミシリーズとしてみてもかなりシンプルな内容になっています。 この形態では、色分けされていないバイザー中央の菱形部分を黒く塗ったあと、ついでにその周囲の枠をゴールドで塗装したほか、各部のリベット状のモールドもゴールドで塗装(公式ではシルバー)。ブーツの黒部分につや消しを吹いて、肩アーマーに付属の水転写式デカールを貼っています。 なお、肩アーマー用のデカールには今回貼っているハートのほかにスペード、クラブ、ダイヤが用意されています。トランプの柄ですね。色は全部同じグリーンですが。 表情パーツはいつも通り3種類が付属。 少し吊り目気味の凜々しいお顔立ち。実は耳が尖っていて肌も白くて、イメージとしてはエルフのお姫さまといった感じです。 なお、照れ顔はそのままだとあまり照れてるようには見えませんが、付属の水転写式デカールで頬の赤みや汗を足すことができるのでそこはお好みで。 付属武装 ライフル サーベル 背部アームムユニット 比較画像 造型的にはもう、雲泥の差と言っていいかも。これはまぁ、年月を考慮しても完成品とキットの性格の違いもあれば、そもそものメーカーの違いもあるでしょう。 とくにフェイスプリントの精度……アーンヴァルの表情、これヤバイな……(笑) 余談ですが……数年振りに箱から出したアーンヴァルとストラーフは、髪や顔がべったべたでした。 まぁ、よくある話ですが、あそこまでべたついてたのは初めてだったので、ちょっとびっくり。しかもアーンヴァルのほうは一部のパーツが酷く黄ばんでいて…… 洗浄漂白でべたつきは解消されましたが、黄ばみのほうはなんともならず。もっと強力な漂白剤に浸すしかないのかなぁ。 ほかの神姫たちもお手入れしてあげないとだわ。 以下、イメージカット とくに後ろ姿が美しい。いろいろと問題もあるので、あえて美しいと表現します(笑)。とくにどこが、とは限定しません。ポージングから察しましょう(笑)。 ただ、吾妻 楓もそうでしたが、素肌の肩を出したデザインだと、どうしても肩胛骨パーツが浮いてしまうのが残念ですね。ここはいずれ改良していってほしいポイントかな。 ツインテールは定番の球体関節。さらに頭部側はボールジョイント接続になっていてフレキシブルに可動します。 武装モードでは、やはりフレキシブルに動くアームユニットが最大のポイント。ただ、ツインテールとの干渉には注意です。 踵のアンカーは可動。肩アーマーもボールジョイント接続である程度自由に動くんですが、この二箇所が今回のポロリポイント。アンカーは白い三角のパーツは外れやすく、肩アーマーも側面の白い装甲部分が外れやすいので、どちらも接着してしまったほうがいいと思います。 でも、これまでのシーズアイテムからすれば、この程度なんとも思いません。 以上、“メガミデバイス エーデルワイス” でした。 武装神姫とのコラボ第1弾! なんですが、正直なところ、あまり武装神姫感は感じないアイテムでしたね。 なにより武装モードのボリュームがない。 武装神姫としてというより、メガミデバイスとしてもかなりシンプルな内容です。直近でラプターを組んでたから余計にそう思います。 でも、だからダメということは全然なくて、デザイン、プロポーションはメガミシリーズを通して最上と言っていいと思いますし、シンプルゆえに組み替えも容易で、干渉や破損への注意も最小限でいいなど、とにかくストレスなくいじれます。 これまでのメガミというと、ポージングのたびにどこかでなにかが外れてる、といことがけっこうな頻度で起こっていたので、そういうことがないだけでも随分と印象がいいです。 なにより美人でスタイルも抜群ですしね(笑)。 メガミデバイス入門には良いアイテムだと思います。ただ、ライセンス料がかかっているのか、シンプルな内容のわりにちょっとお高いですが…… それにしても、FAG レティシアでも思ったんですが、コトブキヤのガール系キットの顔はどんどんよくなってますね。決して元デザインには似てないんですが、本当に可愛いし、プリントの質も非常に高い。今回数年振りに再会した武装神姫を見て、あらためてそう思いました。 いや、ストラーフはまだしも、アーンヴァルは酷いよ……(笑) 昔あれ見てどう思ってたんだろう? といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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マテリア、イノセンティアから続くいわゆる素体系FAGの最新作です。 先の2体同様モチーフとなるFAはなく、単体としてみるとちょっとメカっぽい衣装(といってもほぼ水着かレオタードですが)を着た少女モデルキットということになります。 はたしてこれを “FA” G( “フレームアームズ” ガール)と呼んでいいものなのか……? なんていう思いもありまして、これまで素体系FAGには触れてこなかったんですが、今回イノセンティアの上位互換として、オプション盛り盛りということでお試し感覚で購入してみました。 ちなみに、マテリアはマテリアル…‥物質、原料、素材という意味からの命名。イノセンティアの由来はイノセンス……純粋ですね。 なのでこのレティシアにも、名は体を表す的な由来があるのかと思って調べてみると……フランスやスペインの女性名、もしくはコロンビア南部、アマソナス特別地区の首都、としか出てきませんでした。あとはドラクエかな。ラーミアじゃなくて…… それでは、レビューに移ります。 キットは素組みに一部塗装、髪パーツ及びピンク成型のパーツ、塗装面につや消しコートで仕上げています。 素肌手脚 素直に可愛いです。まぁ、フレームアームズ感はほぼありませんが。 なお、胸部は新規付属の “大きめ” のほうを取り付けています。いや、せっかくなんで、ね。 腹部前面のピンクや脇および背中、腰サイドのインナーのブラウン、各部のホワイトやグリーンなど、設定カラーを再現しようとするとけっこう細かい塗装が必要になります。 今回はそれらを一通り設定通りに塗ったあと、そのままだと非常にけしからんことになっていた腰部パーツをインナーと同じブラウン(モールド部分はグリーン)で塗装してブルマっぽくしてみました。塗ってからピンクでもよかったかな? と思ってみたり。 その後は肌以外の部分につや消しトップコートを吹いています。 ( 2/18追記) 完全に書くのを忘れてましたが、わりと重要だと思うので追加しておきます。 肌色のパーツなんですが、胸部と肩、太股及びハンドパーツと、前腕や脛の色味が違います。つまりランナによって質感が違う。 画像ではわかりにくいと思いますが、現物はけっこう気になる感じ。 材質の違いというわけではなく、成型色そのものが違う感じです。理由がわからない。 メガミデバイス各種ではそんなに感じなかったんだけどなぁ…… 前腕や脛にだけつや消しを吹いたりすればある程度近付けることは可能ですが、もちろん完全ではありません。 イノセンティアでもそうだったらしく、この点は以降のキットで改善してほしいところです。 マテリア手脚他装着 これでハンドパーツが黒かったら塗らざるを得ないんですが、そこはブラウンなんですよね。そうなるともう、公式設定が間違ってるよいなもんですが…… 実際、このブラウン成型のランナーのなかで設定上本当にその色なのは本体腹部のパーツ一つだけなので、それだけ切りとって塗装済みパーツにして、ランナー自体はハンドパーツも含めてブラック成型にすればよかったんじゃないのかなぁ。 まぁ、僕個人はこの色はけっこう好きですけど。 表情パーツは3種類。ほかにプリントなしののっぺら顔パーツが二つ付属します。 三つあったところでほとんど表情に変化がないことに定評のある(?)FAGですが、今回のレティシアは口許の造型も含めなかなかハジけていて好印象。逆に、定番の無表情がありませんが、FAGはすべてのキットに表情パーツの互換性があるので十分対応可能です。 左分け前髪・うなじジョイントあり 一つ縛り髪は定番の球体関節で自由に可動。シニョンもボールジョイント接続なのである程度動かせます。 こちらがイノセンティアからの流用。 側頭部にハードポイントがあるものと、ないもの(ショートカット)は選択式。 ツインテールは球体関節でフレキシブルに可動。 シニョンは新規造型。新規頭部用のシングルシニョンとはリボンの角度が違う別物になります。こちらもボールジョイント接続で回転やわずかな角度変更が可能になっています。 さらに、それぞれの前髪パーツをハードポイント付きのものに交換することで実に6種類ものアクセサリを装着可能。 左右で別々のものを取り付けるもよし。もちろん、ツインテール、サイドシニョンとの併用も可能です。 ただし、ハードポイントパーツは一組しか付属しないので、2種類の頭部に同時にアクセサリの装着はできません。ここはもう一組付けといてほしかったなぁ。 比較画像
以下、イメージカット 素体系ならではの広い可動域に豊富なハンドパーツ、そして個性的な3種の表情パーツでこれまでのFAGとはまた違った演出が可能になっています。 なんというか、色々な意味で言い訳できない感じになっています(なんのことやら)。 なお、ビーチチェア役になっている充電くんは たまたま寄った駿河屋で2体セットが900円で売っていたので思わず購入。実際には迅雷バージョンなんですが、カラー的にはさほど違和感はありません。 ここからはオマケです。 素体のみのキットということでちょっと寂しかったので、オリジナルのサポートマシンを製作してみました。 わりと軽い気持ちで始めたところ妙に煮詰まってしまって、結局完成までにレティシア本体よりもはるかに時間がかかってしまった…… 我ながら大したことのない完成度ですが、ともかくもかたちにはなりました。 一応設定を詳らかにしておくと、名称は拠点制圧用ライドアーマー “セルヴァル” のレティシア専用機。 長距離移動用のライドモード(ビーストモード)から強襲用のアサルトモード、制圧用のデモリッションモードへ変形する特殊機動装甲という位置づけです。 ライドモード(ビーストモード) M.S.G. コンバートボディをベースにヘキサギア ブースターパック1と2、M.S.G. キラービーク、エクスアーマーAとB、その他余剰パーツやジャンクパーツを組み合わせてネコ科の猛獣をモチーフに作成。 耳はレティシアのメカキツネ耳を使いました。 尻尾には以前作りかけてそのままになっていたMG グフ Ver.2.0のヒートロッドをほぼそのまま使用。ほかにも後脚の装甲などに同じくグフの外装パーツを使用しています。 四肢のツメはHMM ライトニングサイクスのものを、こちらもそのまま流用。 前脚の変形ギミックにキラービークのパーツがジャストフィットしたので、そのためだけに急遽もう一つ購入。それだけだとあんまりなので、後脚踵部分のスラスターやライフルも2組使いました。 首の大型クローやハンドル、背面装甲兼FAG用シートにはヘキサギア アグニレイジの余剰パーツ(ボルトレックスのパーツ)を使用。 当初はもっと簡単に、単純なパーツの組み合わせで完成させようと思っていたんですが、結果としてパーツの加工、パテ盛り、全体に黒サフ吹いて部分塗装と、けっこうな作業量に。 普段やらない作業ということもあってかなり時間もかかり、数度の試作も含めて結局一月くらいかかりましたかね。まぁ、その間これにかかりきりだったわけではないですが。 もちろん改善点は多々ありますが、それなりのものにはなったかと。 ちなみに “セルヴァル” とは、 “サーバル” のラテン語読みです。 搭乗姿勢 アサルトモード ライドモード前脚からメインスラスターへの変形は、コンバートボディの腕部の伸縮機構をそのまま流用。それがすべてのとっかかりだったといっても過言じゃないです。 ネックだったのは、後脚の取り付け。結局余っていたジョイントパ-ツを組み合わせてフィッティングしたんですが、レティシア本体の脚部の可動はほぼ死んでしまいました。あと、重さに負けます。 そして、基本自立はできないのでスタンド必須です。 デモリッションモード 大型クロー及びシールドのジョイントにはヘキサギアブースターパックのフレームを使用。六角穴が、レティシアの手首にわりといい感じでフィットしました。 まぁ、何度か抜き差ししてるうちにスポスポになったので調整は必要ですが。あと、やっぱり重さに負けるので腕はほとんど上げられません…… 見ためはそこそこいいセンいったと思うんですが、可動も両立させるのはやっぱりなかなか難しいです。 そしてもちろん、自立はほぼ無理。 以下、イメージカット 腕部及び体幹部にはコンバートボディの構造をほぼそのまま使い、また一部パーツを加工することでさらに可動域を拡げています。 ただ、腕部は前腕に較べて上腕がかなり短いので、肘を曲げてもほぼ見た目に変化がないのは失敗でした。 あと、首の大型クローが搭乗者目線だとかなり危険(笑)。 ライフルのマウントも可動式アームなんかを使って、この形態でも干渉なく前方に向けられるようにすべきだったなぁ。 レティシア本体の可動はほぼ死んでいます。 まぁ、この形態はイメージ的にそれでもいいんですが…… 問題はこちらですね。腰の装甲が外れたぶん、そのへんの自由度は増しましたが、やはり脚部が満足に動かせないのが致命的。 大型クローも補助スタンド必須です。 課題は多い。 以上、“FAG レティシア” でした。
素体系FAGは初です。 武装パーツの付属しない、純粋な素体モデルということで、これまであまり興味が湧かなかったんですが、豊富なハンドパーツやFAGらしからぬ(笑)豊かな表情パーツに惹かれてついつい購入してしまいました。 実際に作ってみると、FAGではオミットされていることの多い腰の可動が可能だったり、肩にも内部関節が仕込まれていて可動範囲が広がっていたりと、とくに可動面でかなり優秀なキットでした。 ただ、やっぱり単体では寂しいので、なにかしらオプションで武装させたいと思ったのが苦行の始まり(笑) ただ武器持たせるだけじゃつまんないから、パワードスーツ的なものにしよう、どうせなら搭乗可能なサポートマシンに変形できるようにしよう、動物型にしよう……と、構想は膨らみ、試行錯誤した結果ああなりました。 後からもっとよく考えれば、もう少し簡単にできた部分もあったと思うんですけどね。とりあえずやってみる(やってしまう)性格なので、そのせいで後戻りできなくなったり…… ともかくも、可動モデルの全塗装はまだまだ僕の手には余るようだ(笑)。 さて、アイテム数が増えるたびになにかしら構造に改良が加えられていくFAG。対するメガミは素体となるマシニーカの完成度が高いだけに基本構造にはほぼ変化がないので、だんだんマンネリ化していってる気もします。 造型的にはFAGのほうが美しいと思うんですよね。メガミのアドバンテージは可動と組み替えの楽しさなので、組み替えスキーの僕としては、どちらかといえばまだメガミ派ではあるんですが、FAGがそのへんに追い着いてくると、もう両者の違いはサイズだけになってしまうような…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 発表からそこそこ時間がかかりました(途中、あとからでてきたアビスクローラー等に追い抜かれたりもしました)が、ヘキサギア初の大型キット、遂に発売です。 外箱も、従来アイテムの縦長の箱を横に二つ並べた横長(というか正方形に近い)タイプになり、高さもアビスクローラー並。箱自体の紙の厚みも増しています。 価格も第1弾キットのレイブレード・インパルス、ボルトレックスの3倍弱、直近のアビスクローラーの2倍という大ボリュームのキットになりました。 一方で、ヘキサギアというシリーズのコンセプトを鑑みるに、その保持力、強度、安定性に大きな不安があったのも事実。 発表から発売までに相応の期間を要したのも、そのあたりの調整に時間がかかっていたのかもしれません。 果たしてその結果やいかに? このキットの出来によっては、今後のヘキサギアの方向性もまた変わってくるでしょう。 少なくとも、設定画の発表以降ほぼ動きのないカミナリ竜モチーフの超大型ヘキサギアの行く末には大きく関わってくると思います。 それでは、レビューしていきます キットは、素組みにごく一部のみ塗装で完成させています。 前面
これに関しては、判断は難しいところですね。ただ、ぐりぐり動かせるけどあちこちへたれまくるよりは、多少動きが制限されてもポージングが崩れないほうがマシ、という考えかたもあるかとは思います。 また、頭部や首など本体前半部分にパーツが集中しているせいもあって重心が前方に偏り気味なうえ、脚部は細く接地面積も狭いために自立の際にはバランスに細心の注意が必要です。 なにせ、尻尾だけはボルトレックスからほとんど変更がないので…… 色分けは、さすが大型キットということもあり、本体に関しては塗装済みパーツも含め、かなりの精度で再現されています。 足の甲のアーマーのオレンジなんか、普段なら無視されてそうな部分までパーツで色分け。 ただしオプション類に関しては再現されていない部分も多いです。 武装 & ギミック プラズマディスチャージャー
クライムパニッシャー & インペリアルフレイム さらに中央の大顎を展開して放つ収束性雷火光条 “インペリアルフレイム” はアグニレイジの最強兵器。 発射口の内部にはブルーのクリアパーツが使われています。 また、インペリアルフレイムとはべつにインペリアルロアーという咆哮で敵性ゾアテックスの動きを封じることもできるそうな。ドラクエ的にいえば “雄叫び” ですな(そのまんまだ)。 なお、目に当たる部分(センサー?)は塗装済みパーツで再現されています。 多目的2連レーザー砲 グラビティコントローラー ソリッドウイング ウイング先端部のクローはそれぞれが独立して可動。 前方、外側に生えた四つのクローはボール可動でぐりぐり動きますが、後方内側に生えた三つのクローは軸接続のため回転のみ可能です。 ハンティングフック & プラズマタロン 脚部そのものの可動性能もあまりよろしくないので、なかなか派手なアクションはとれません。 2連装プラズマキャノン & テイルブレード フライドローン 自立型の小型機動兵器。 通常はアグニレイジの左右大腿部に1基ずつマウントされます。 なお、横のオレンジ色のパーツはヘキサグラムストレージ。スケアクロウやバンディットホイールにも搭載されていた、ヘキサグラム貯蔵装置ですね。今回は励起状態のヘキサグラムパーツは付属しません。 フライドローンに話を戻します。 その名の通り、飛行形態が基本のまさにドローン兵器ということなんでしょうが、パッケージにはローター部をホイールに見立てたような、地上タイプらしき形態の画像もありました。しかし、説明書などではとくに言及されず。 まぁ、このへんは自由な発想で、ということでしょう。 長く展開するアームの先端にはパルスガンを備え、これは取り外してガバナー用の手持ち火器としても使用可能ということですが、そのためのグリップパーツなどは付属せず。ただ3㎜の軸接続なので、既存のパーツの流用は可能です。 飛行状態でのディスプレイには、アームに取り付ける専用アタッチメントを介して各種スタンドを使用します。 ドローンの頭部は設定では上面装甲が赤(なぜか作例画像ではガンメタのまま)、カメラがブルー、下部のロールバーがホワイトですが、キットはガンメタの一体成型。 本体はかなり細かい部分までパーツで色分けされているのに、オプションの扱いは途端に大雑把になるのはコトブキヤではままあることですが。 今回はカメラ内部のみ、メタリックブルーで塗装しています。 ガバナー用シート & 固定用アタッチメント 通常はアグニレイジ本体の背部に収納され、ガバナー搭乗時に起こすことになります。 実際のところ、ガバナーはほぼ立った状態での搭乗になるため、完全に腰を下ろすというよりは軽くお尻を乗せるだけのスツールみたいな感じでしょうか。 このシート自体にガバナー固定用の機構はなく、専用のアタッチメントを取り付けることでそれが可能なんですがどういうわけか女性型ガバナー用のパーツしか付属しません。 男性型と女性型では背の高さ(具体的には胴の長さ)が違うため、それぞれに応じた長さのパーツが必要なので、普通に考えれば両方とも付けそうなものなんですが…… 仮にどっちか一方しか付けられないなら、男性型用を付けるべきだと思うんだけどなぁ。男性型ガバナーのほうが数は多いんだし、パッケージイラストで乗ってるのはエクスパンダーだし…… ともかくも男性型専用のアタッチメントは付属せず、その代わりにフレイングベースミニに対応したアタッチメントが付属します。つまり、男性型ガバナーはこっちを使って固定しろ、と。 う~ん、謎の仕様…… 降着姿勢 比較画像
以下、イメージカット
腰の接続をボールジョイントにしたレイブレード・インパルスなんか、4本脚にも関わらずもうほぼ立てませんよ(笑)。 唯一、尻尾のみボールジョイント接続ですが、重さに負けることもないでしょう。 画像では、膝内側関節部の3㎜穴に汎用スタンドを二つ差し込んで浮かせています。 これで安定するんだから、それだけ保持力が高いということでもあります。
以上、“ヘキサギア アグニレイジ” でした。 ヘキサギア初の大型キットということで、期待半分、不安半分でしたが、結果的には予想とは反対の意味で満足半分、不満半分といったろころでしょうか。 まず最大の懸案事項であった、強度、保持力、安定性についてですが、これが予想に反してほぼほぼ問題ないレベルでした。 もちろん、時間が経てば変わりません。汎用ジョイントパーツを動かしていくと徐々に緩んでいくのはもはや仕様だと思っているのでどうしようもありませんが、少なくとも完成直後に腰砕け、ということはありませんでした。 自立が少し不安な部分はありますが、これはデザイン上やむを得ないでしょう。バランスさえとれればちゃんと2本脚で立てますし。 ただ、それらも可動を犠牲にして得たものだと思うと素直に喜べません。 それが、予想外だった2点め。思いのほか動かない、ということ。 見た目に動きそうな部分が動かないのは、けっこうなストレスです。巨大なウイングも大きく二箇所でしか動きませんし、体幹も腰でしか捻れません。柔軟に動いてしかるべき首は下向きに曲げることしかできす、頭部を左右に向けることもできない…… まぁ、これらがすべて柔軟に動けば、おそらくそこらじゅうが重さに耐えきれずにへたりまくる、RE ハンマ・ハンマのような残念なキットになっていたかもしれませんし、難しいところではあります。 それと関連して、モードチェンジギミックが省かれたのも残念です。 キットブロックというシリーズコンセプトが示すように、組み替えが醍醐味とも言えるヘキサギアですが、本格的な組み替えをするには技術もセンスも必要で、少なくともライトユーザーが気軽に楽しめる遊びかたではありません。 まぁ、ヘキサギアに手を出す時点でそれなりにコアな人たちなのかもしれませんが、それでも気軽に形態変化ができるモードチェンジギミックを歓迎する人は少なくないと思います。 そもそも、これまでの小サイズキットできていたものが、設定上の説明も特になくただオミットされているというのは納得がいきません。 結局のところ、アグニレイジはヘキサギア規格でちょっと大きめのキットを作ってみた……という程度のものでしかありません。 独自の機構もとくになく、とりあえずこのサイズでちゃんと自立する、各部がへたることもない、だけ。 クライムパニッシャーやハンティングフックの展開、スラスターカバーや胸部アーマーの連動可動、フライドローンなど、細かいギミックはいろいろ盛り込まれていますが、それらが活かせる=それらが映えるアクションポーズがとりにくいというか…… プロポーションについても、設定画は格好いいんですが、それが立体に落とし込めていない。全体にちぐはぐな感じがします。ただこれも、可動が制限されているせいでポージングがイマイチ決まらないせいもあるのかもしれません。 でも、巻末に載っている公式作例のロブスターっぽいモデルのほうが、なんかまとまりがある気がするんですが…… あれ作りたいんだけど、細かい部分がよくわからない。公式ブログで作り方解説してましたっけ? とまぁ、いろいろ厳しいことを言いましたが、本音を言うと、バリバリに可動してもそのせいであちこちへたりまくるよりは、まり動かないまでもしかりポージングを維持できる今回の仕様のほうが安心感はあるのでよかったかな、とは思います。 だから今後ですよ。今後、この安定性を保ったままで可動性能の向上を目指してもらいたいと思います。 ただ僕個人は、とくに大型キットの発売は望んではいないですけどね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 2019年。明けましておめでとうございます。 このサイトも、2017年の6月に初めてからかれこれ1年半。レビュー数も160本を超えました。 当時ほぼ無職だったこともあり、それこそ暇つぶしに始めたものを、まさかこんなに続けるとは思ってなかった…… これからもこれまで通りのんびりと、自分がただ感じたことだけを忖度なく書いていきますので、そのへんに大らかな方のみお付き合いください(笑)。 というわけで、 SOLシリーズに3人めが登場しました。 これまでメガミデバイスは、デビューアイテムのWISM・ソルジャーからSOL、朱羅、Chaos & Prettyと、2アイテムずつのリリース(WISMのみ、キャラクターは2×2で4人。コラボアイテムの吾妻 楓は除く)だったので、ここへきて3人めを出してきたのは以外でした。 それもSOLって、けっこう初期のアイテムですよ。 まぁ、SOLシリーズの成功が、現在のメガミの繁栄(笑)の礎になったと思えば、これも納得の展開だと思います。 実際、僕はWISMが発売された時点ではあまり興味を引かれなかったんですが、SOLのデザインが気になって購入後まんまと嵌まり、あとからWISMの二つも再販分を購入した次第です。 以後、最新作のこのラプターまで、コトブキヤショップ限定品やカラバリ品を除いて一通り買い続けています。 まぁ、朱羅だけは初回版を買い損ねて、蒼衣のほうを買うことになったんですけどね(そして直後に通常版が再版が決まるという……)。 さて、僕は普段、大抵のプラモは基本素組みで、せいぜい墨入れや部分塗装くらいの簡単なことしかしません。 その墨入れにしても、ガンプラでは必ずやります(それも基本外装部のみ)が、コトブキヤのキットにはしていません。理由は、ガンプラよりも造型が細かいことが多いので、やりだすと普通に大変だから。塗装も、とくに気になるときだけ筆塗りで対処してるくらいです。 水転写デカールにも苦手意識があり、極力貼らずに済ませてきました。 先日レビューした吾妻 楓では、カラー再現の必要に駆られて久々に挑戦してみましたが、見事に一箇所だけミスる始末。 だいたいが面倒臭がりなので、あまり手間のかかることはしなくないというのが本音です。 なので、このラプターも今まで通り単純な素組みだけで済ませようかとも思っていたんですが……いや、実際の素組み状態、とくに武装モードがあまりに白いので、さすがに寂しく感じてしまって。 まずはデカールに再挑戦しようか、と思ったんです。 で、だったらついでに部分塗装もして、墨入れもしてみるか……といった調子で作業が増えていき、最終的にトップコート仕上げを薦められ…… 慣れないこと、初めてのこともあったので、数々失敗もしましたが、なんとか完成にまで漕ぎ着けました。 結局十日以上かかったのかな。普段の素組みだけなら、3~4日もあれば終わってたろうに。 決して100点満点の出来ではない……というか、せいぜい6、70点の出来ですが、自分なりにはそれなりに満足です。 整理すると、素組みに墨入れと部分塗装、付属水転写デカールの貼って、最後に肌色のパーツ以外をつや消しトップコートで仕上げています。 それでは、久しぶりに前置きが長くなりましたが、レビューしていきたいと思います。 どうか大らかな気持ちで見てやってください(笑)。 素体モード 部分塗装箇所はこの素体モードに集中しており、胸部パーツ首許と脛外側のホワイトのラインと、前腕外側のUの字のイエローのラインを筆塗りにて対処。後述の青色太股パーツの細かいホワイトも塗っています。 腹部のイエローの変形Vの字は塗装済みパーツです。 太股下部の赤いラインマーキングはデカール。どうせなら白と黄色のラインもデカールでフォローしてほしかったです。 表情パーツはいつも通り3種が付属。 半眼気味の通常顔からキャラが立っていますが、笑顔というより失笑しているような表情に、ギャン泣き顔(口内はこだわりの別パーツ)と、今回もなかなか振り切った感じ。 でも、泣き顔はともかく、笑顔はこれもう別人だろ。 なお、同じSOLシリーズのホーネット、ロードランナーとは表情パーツの互換性がありますが、3人全員肌の色が違うという…… 今回、トップコートまでしてよかったと思ったのが髪パーツの質感。無処理だとツヤツヤでプラスチック感が強かったものが、まるで塗装したような落ち着いた色味に。 ちょっと吹き過ぎて溝に白く結晶が残ってしまいましたが……またあとでちゃんと処理しよう。 でも非常に効果的だと思います。今後も髪パーツへのつや消しは基本工作になりそう。
武装モード 前面
一方で背面を見ると、バックパックはホーネットのものをそのまま使用。ウイングを接続するジョイントと基部のバーニアも流用です。 ヘルメットは、ホーネット、ロードランナーと同様ノーマルの頭部と交換式。表情パーツとポニテは共通です。今回チンガードは付属せず、フルフェイス状態にはできません。 バーニアのノズルと上部は上品なゴールドの成型色になっています。 Chaos & Prettyから採用された、メガミデバイスのロゴが入ったクリアパーツ製の簡易ディスプレイベースが付属。 付属武装・オプション 専用ライフル シールド ミミズク型メカ 比較画像 以下、イメージカット ボディの可動性能に関しては、もはや説明の必要はないかと。 いつも完成直後は保持力も十分で、ガシガシ動かせる(そしてその都度トップコートが剥げるという……)んですけどね。ある程度経つと途端に各部が脆弱になる……久々に出してきたホーネットとロードランナーなんか、もう足腰の衰えが酷くて…… ラプター独自の可動となると、やはり後頭部の3連ポニテが秀逸。基部で回転、上下に可動するほか、テールも1本1本が独立して回転でき、頭頂部の2本のアホ毛のボール可動も含め、髪の動きだけでいろいろな感情表現が可能です。 非常に干渉物が多く見える武装モードですが、さすがに素体モードほど柔軟な可動は望めないものの、ホーネットから流用されたアームのおかげで主翼はかなりフレキシブルに可動し、ポニテの可動とも相まって上半身の可動にそれほど不自由は感じません。 脚部も、膝アーマーが可動するほか、各部のウイングも当然角度の変更が可能なので、手順さえ踏めば支障なく動かせます。 形状、大きさと様々なウイングパーツが多数付属。 デフォルトの装着位置にこだわらず、自由に付け替えて楽しむのはメガミデバイスでは定番ですが、なかなかセンスの要る作業です。 左(上)の画像は、説明書等にも載っている作例をベースに組み替え。イメージはウイングガンダムゼロ(EW版)の大気圏突入モード。ちなみに背中側はほぼ丸出しです(笑)。 右(下)の画像は、付属のオプションアタッチメントを使ってウイングパーツをブレードに見立てて持たせています。 武装パーツだけでもけっこうなボリュームなので、それらとオプションアタッチメントだけを使ってなにか作れないかと思って作ったのが、こちら。 バックパックを中心にヘルメット以外の武装パーツのほとんどを取り付けた飛行メカです。バックパックのメインスラスターがカエルの顔みたいに見えるのは周知のネタですが、それをしっかり活かせたかと。 右側のミミズクは、火器完成及びレーダー担当のサポートシステムというイメージで。 各パーツが主張の強い形状ということもあって、適当に繋げただけでもけっこうかたちになりましたよ。 以上、“メガミデバイス SOL ラプター” でした。 SOLシリーズの3人めにして、メガミデバイス史上最大ボリュームのキットとなったラプター。 先の吾妻 楓の段階でパッケージもかなりの分厚さになっていましたが、さらに厚みを増すことになりました。 彼女であの厚みなら、最新のBULLET NIGHTS ランチャーなんかどうなるんだろう? キットの内容としては、メガミデバイス躍進のきっかけとなったSOLシリーズの純粋なバリエーションであり、朱羅以降、どちらかというとイロモノ色の強くなった最近のアイテムに較べると正統派のメカ娘といったデザインが安心、安全のクオリティでした。 一方でカラーリングはオレンジとブラック主体からブルーとホワイト主体に一新され、航空機を思わせる新規パーツとも相まって基本は同じものなのにがらりとイメージが変わっています。 どちらかというと悪っぽかったホーネット、ロードランナーに対し、ラプターは正義の戦士といった印象。でも表情パーツは半眼に微妙な笑顔に泣き顔と、武装の勇ましさとのギャップがまたいい。 実際売り上げのほうも予約段階から好調だったのか、発売直後にカラバリのストライクラプターが発売決定しています。 こちらには通常版には付属しないホーネットの武装パーツと髪パーツが追加され、カラーもブラックメインに変更。闇堕ちバージョンのような仕様ですが、内容的にはSOL完全版といってもいいものになっています。 僕は、メガミは基本1色のみと決めている(キリがないし)ので、こちらはスルーするつもりですが、正直ずるい……と思いましたね(笑)。 でも、やっぱこっちの白いほうが好きかな。髪色もこっちのほうがいい。 さて、このラプターの発売でほかのシリーズでも3人め発売の可能性が出てきたんじゃないでしょうか? 朱羅の3人めで騎馬武者とか、Chaos & Prettyの3人めでサキュバスとか、どうかなぁ? 騎馬武者なんかはむしろ馬のほうがメインになりそうですが、ヘキサギアからの流用とかならいけそうな気も…… といったところで、今回は終了。 今年もこんな調子で続けていきますので、お気が向かれましたら、またのご訪問を。 先日レビューしたバンディットホイールと同時に発売された、アビスクローラー。 バンディットホイールが、生物をモチーフにした形態=ゾアテックスモードを持たず、3種のビークルモードへの変形ができたのに対し、このアビスクローラーは2種のゾアテックスモードを持つ反面、ビークルモードへの変形はできない機体となっています。 キットとしては、今年1月に発売されたハイドストームのフレームを流用(設定上ではハイドストームの残骸から再現製造したことになっています)しながら、まったく違うフォルムを実現。この辺りの自由度はさすが、ヘキサギアといったところです。 ボリュームも単品アイテムとしては過去最大となり、箱の厚みも冗談じみた感じに(笑)。 とはいえ、すでに先日、価格にして倍以上のアグニレイジが発売されたのでその印象も薄れてしまうかも…… アグニレイジのほうも、もちろん予約購入済み。まだ手許には届いていませんが。 実際に作ってレビューできるのは、年明けかなぁ。 では、レビューしていきます。 キットは、素組みのみでの仕上げです。 第1形態 後面 第2形態 後面 武装・ギミック バイティングシザース ICS(インベーションカウンターシールド) ちなみに、発生器となる装甲パーツは先にもいったように右側用のパーツ(左用と対称の形状)も付属するのですが、クリア製のエフェクトパーツはこの一組しかなく、右に装備した場合は上下を入れ替えて取り付けることになります。 フレイムスロワー ブラストリーコン ヘッドアンカー とはいえ、第2頭部の重さには耐えられるはずもなく、当然へたることになりますが専用のスタンドなどは付属しないので、そこは各自対処が必要になります。 それにしても、普通クモはお尻(腹部)から糸を出しますが、頭部を飛ばすという逆転の発想…… 比較画像
以下、イメージカット 以上、“ヘキサギア アビスクローラー” でした。 遅れてきたハイドストームのライバル機。 水生生物モチーフのヘキサギアの2機めが登場しました。 夏頃はカラバリアイテムが続いていたので、バンディットホイールともども久々の新作です。 ブロックバスターVF仕様も、モーター・パニッシャーLA仕様も両方買いましたが、基本ただのカラバリなのでレビューの予定はありません。 ただ、新作といっても二つとも既存キットからフレームパーツを流用しており、完全新作ではないのは少し残念。 とはいえ、今回レビューしたアビスクローラーのほうはこれまでのゾアテックスモードからビークルモードへの変形という定番を覆し、カニとクモをモチーフにした2種のゾアテックスモードへの変形を採用。そして、直接戦闘というよりは探索などの特殊任務用の機体という設定は、ヘキサギアの世界観にさらなる広がりをもたらしてくれたと思います。 キットそのものも、簡単なステップでがらりと印象の変わる2種の形態にそれぞれで特徴的なギミックも盛り込まれた見所のある内容になっています。 ハイドストームの触手先端のクローなど、余剰扱いながら有用なパーツもけっこうあるので、組み替えスキーにもお勧めのキットかと思います。 僕はもう、最近は組み替え作例を考える気力もないですが…… そんなところで今回は終了。 またのご訪問を。 フレズヴェルク以降、FAGからはしばらく遠離り、すっかりメガミデバイス派になっていたんですが、ここ最近シルフィー、初音 ミクと立て続けに出たコラボ系のアイテムをきっかけに、またFAGにも手を出すようになった次第です。 でも、いわゆる正統派のFAGの購入は本当に久しぶりですね。 それも “グライフェン” て……けっこう初期のキットですよ。 ラピエールとか、マガツキ、ドゥルガーとか、もっとFAGに合うような機体はいろいろあるだろうに、なんで今グライフェン? とは思いましたが、個人的にはけっこうお気に入りの機体だったので一も二もなく購入。 見た目にも、素体のファッション、武装モードのデザインともにこれまでのFAGとは少し毛色の違う、変化球に近いアイテムというような印象で非常に楽しみにしていたんですが、当初の10月発売が延期になり、11月の初旬に発売。 感覚としてはせいぜい1週間か2週間の遅れだったので、根本的な不具合があったわけではなさそうですが、なんだったのかな? まぁいいや。 それでは、レビューしていきたいと思います。 キットは、素組みに一部塗装での仕上げです。 素体モード 膨らんだ袖に合わせたような大きめのハンドパーツは、通常のFAG用ハンドパーツよりもかなり大型でグローブ状のディティールが入った専用パーツ。2種の平手と握り手、それに組み立て式の武器持ち手と種類は少ないですが、非常に特徴的なパーツになっています。 バーゼラルドやフレズヴェルクの素体は、あくまで素体でしかありませんでしたが、このグライフェンの素体は非常に個性的で、単体でも十分に見所のある内容になっていると思います。 素体としては多い色数は、細かいパーツ分けでかなりのところまで再現されています。しかし唯一、太股のベルト、肌色部分を縦に走るところはしっかりパーツで色分けされているんですが、タイツの上を斜めに走るものに関しては色分けされていません。さすがに強度的な問題があったんだと思います。 ほかがしっかり色分けできてる以上無視するわけにもいかず、とりあえず手許にある塗料で近い色を塗ったんですが……ご覧の通り、濃過ぎましたね。結局、ライトブラウンのパーツをすべて塗ることで対処。ついでに全身の金具やリベット状のディティールもグレーで塗りました。 最初は、襟と袖のホワイトラインを塗るだけにしようと思ってたのに……まぁ、結果いい感じに仕上がってのでよしとします。 表情パーツは3種が付属。 笑顔パーツは口内を別パーツで再現するなど、こだわりの仕様。 でも、相変わらずFAGは表情の変化に乏しいです。シリーズすべて互換性があるとはいえ、もうちょっと振り切った表情も欲しい。 ちなみに顔そのものに関しては、宣材写真を見た時点ではイマイチかなぁ……と思ってたんですが、現物はなかなか可愛いです。 素体としてのトータルデザインで評価するなら、僕個人はこのコが1番好きかも。 なお、パッケージイラストは微妙です。 武装モード 素体自体のパーツ換装はほとんどなく、唯一、ネクタイを外して胸部アーマーを取り付けるのみ。 左右の大型ハンドは素体腰側面のハードポイントと腰裏に取り付けたアタッチメント(後述)の2点で固定。脚部アーマーも太股と脛(外、内)の3点で固定します。最後にグリップを持たせて武装モード完成。 それぞれの接続はしっかりしており、武装パーツのポロリはほぼありません。しかし、組み立て式のハンドパーツは指部分が外れやすく、グリップの保持にはストレスが堪るかも。 可動に関しては、一見してだいたい想像はつくと思いますが、かなり制限されます。詳しくは後ほど。 武装パーツの色分けは、素体とは対照的にかなり大雑把です。実際にはけっこう細かく色が足りてないんですが、今回はシリンダー部分のみ気になったので塗装しました。 ライドビークル 中央フレーム部の構造からして、もちろん当初から想定されていた形態ではあるんですが、なんというか、あとから思いつきで無理くりでっち上げたような形態です。 なんか、びっくりどっきりメカ感が強い…… 最大の特徴である大型ハンドやサブアームが一切活かされていないし、そもそも水中用FAのグライフェンがモチーフなのに、なんで2足歩行型? フレズヴェルクのビークルモードは、空戦用というモチーフをしっかり消化してたんですけどね。 オプション & ギミック ハンドナイフ なお、このハンドナイフだけでなく以下のマシンガン、ロケットランチャーも武装モードでは組み替えて武装パーツの一部となるため、基本的に武装モードでこれらのオプションを持たせることはできません。 つまり、武装モードで使用可能なデフォルトの武装は大型ハンドとサブアームのみ。うーむ…… マシンガン ロケットランチャー 大型ハンド & サブアーム ヘルメット 後ろに取り付けることでオープン時をイメージした状態にもできますが、どのみちこれ被ったところで潜水作業なんかできないよね。後頭部まるっと開いてますから。 あくまでイメージです。 比較画像 以下、イメージカット 脚部以外では、首と胸部の可動が少し気になりましたかね。どちらもほとんど反らせることができません。 まぁ、それはFAG全体に言えることなので、とくに不満というわけでもありませんが。 武装モードで。 先にも言いましたが、この状態での稼働はかなり制限されます。 上半身は、グリップを保持している状態だとほとんど左右に動けませんし、ツインテールや後ろ髪が大型ハンドの基部に干渉するので顔を動かすのも一苦労。 脚部も、アーマーが太股と脛で接続されているため、膝はわずかに曲げることしかできません。 スリッパは多重関節でかなり柔軟に動くため、接地性は問題ありませんが、どうしても重心が後ろに傾きがちななので、自立させるのにはコツが要ります。 大型ハンドに加えてサブアームも展開した姿はなかなかの迫力ですが、サブアームに回転軸がないので、立体感に乏しい感じは否めません。 ビークルモードにライドオンで。 トリっぽいが意見のビークルモードですが、脚部にあたる部分の可動は申し訳程度のもので、とてもじゃないけど疾走感は出せません。 なんか、ぴょこぴょこ跳ねてる感じの画しか撮れなかった。 なので、こっちにもエクステンドアームズを積んでみる。 以上、“FAG グライフェン” でした。
しばらくメガミデバイスばかりに傾倒していて、FAGからは遠離っていたのですが、この2ヶ月ほどで立て続けに新作を作ってみたところ、FAGも確実に進化してるのだと感じました。 可動性能や組み替えの自由度では、メガミデバイスのほうが優れています。ただ、強度面でストレスを感じる部分が多く、サイズが小さいがゆえの組み立てや組み替えの煩わしさも少なからずアリ、そこがメガミの欠点かな、と僕は思います。 一方のFAGは、メガミより一回り大きなサイズに可動よりむしろ素体のフォルムを重視するかのような構造でメガミよりも強度面で勝り、パーツのポロリも少なく安定感があるという印象です。 まぁ、それもここ最近作ったシルフィー、ミク、そしてこのグライフェンで感じたことで、初期のFAGは可動もそこそこでパーツはポロリしまくりだったもんですが。 このグライフェンにはそういった不安はほとんどありません。武装モードの安定感は申し分なし……まぁ、そのぶん可動は制限されるんですが、なにより素体モードの出来が抜きん出ています(個人的な嗜好が多分に含まれていますが)。 やはり水中用にハズレなし、だな(笑)。 メガミデバイスがスタートした頃は、なんでまた似たようなものを別シリーズで立ち上げるんだ? と思ったものですが、今のところ互いに食い合うこともなく、仲良く共存できてる感じなんでしょうか? どっちかに統一してくれよ! という意見もあるでしょうし、僕もどちらかと言えばそう思ってるほうですが、今のところそんな気配はなさそうです。 少なくともメガミのほうの勢いは衰える様子がない。また先日も新作の予約がスタートしましたし。 いずれ両方のいいとこ取りをしたようなものが出てきそうですが、そのときにはきっと両方のシリーズが終わることになるんでしょうね。 そんなところで、今回は終了。 またのご訪問を。 もはやなんでもアリの様相を呈してきたヘキサギア。 生物モチーフの第3世代型ヘキサギアからスタートし、世界観が広がる過程で人型、作業機械型の第2世代旧型機もリリース。そうこうするうちに、ついに普通の車両タイプまで登場しましたよ。 いや……まぁ、デザインはケレン味たっぷりで到底普通ではないんですが。 “リバティー・アライアンス” と “ヴァリアントフォース” の戦闘に突如介入し、両陣営を蹂躙し、そのヘキサグラムを残らず奪い去った謎の存在。人と同サイズながら第3世代型ヘキサギア以上の戦闘能力を誇ったそれは、“ゾアントロプス” と呼ばれた…… そんなゾアントロプスが乗り、戦場を駆け抜ける大型車両が “バンディットホイール”で、これまた既存のヘキサギアとの共通点がほとんどない謎の機体という設定。 実際のキットでも、M.S.G.ギガンティックアームズ ラピッドレイダーのフレームを流用し、基本的にほかのヘキサギアとは共通パーツのない仕様になっています。 それでは、レビューしていきたいと思います。 キットは、今回久々に素組みのみでの仕上げです。 (※ 12/15 一部画像を追加、修正、本文を修正しました) バンディットホイール バイクモード 後面 実際、六角ジョイントを使っているのはホイールの接続部くらいで、ほとんどが通常の3㎜や5㎜の軸接続。 車体側面、左右のエグゾーストパイプの根元にはヘキサグラムストレージを装備。 ヘキサグラムストレージというのは、ヘキサギアの動力源であるヘキサグラムの貯蔵庫兼エンジンのようなものと解釈しています。スケアクロウも装備していたタンク状の装置と同じものですね。 通常、ヘキサグラムは六角ポリパーツを指しますが、このバンディットホイールではその励起状態を専用のクリアパーツを使って再現しています。 ただこのパーツ、取り付けは当然六角軸になるんですが、相変わらず穴のほうが非常にタイトなため、非常に取り付けにくいです。 また、後輪及び下段のエグゾーストパイプには固定用のアタッチメントパーツが付属します。 ホバリングモード 後面 エイミングモード 後面 各部ディティール 付属品 ツールボックス(ハンマー/レンチ/メタルカッター) ダブルバレルショットガン/ハンドガン/サブマシンガン ゾアントロプス・レーヴェ キットはハンドパーツも含めて完全新規。胸部や腹部、頭部パーツの一部が塗装済みとなっています。 ハンドパーツや足パーツの外れやすさは改善されていますが、その代わり全8パーツからなる頭部がとにかくバラけやすく、むしろ弄ってるときのストレスは増した感じ。 付属武装 グラムカッター 比較画像 なににせよ、こういった跨がるタイプの乗り物への搭乗姿勢をもっと自然にこなせるためには、股関節構造の抜本的な見直しが必要でしょうし、一朝一夕にできることではなさそうです。 以下、イメージカット レーヴェ単体で。 可動性能は基本的にほかのガバナーと同程度ですが、膝アーマーが独立可動するようになっています。 あと、胸部パーツは可動重視の幅が少し狭いものも付属します。そちらに交換すれば腕の前方向への可動域が少し広がりますが、あくまで少し。それほどの変化は感じません。なので今回の画像は使用せず(半年ほど前に作ったきり、しまい込んでいたために単に忘れていたという説もある)。 FAGやメガミの構造を単純にダウンサイジングすれば、もっと動くガバナー持つくれるようにい思いますが、これ以上パーツが小さくなると強度も落ちるだろうし、なにより組むほうの神経が磨り減ってしまう(笑)。 やっぱりこのサイズだとこれくらいが限界でしょうね。足が外れにくくなっただけでも十分だ。 以上、“ヘキサギア バンディットホイール” & “ゾアントロプス・レーヴェ” でした。
既存のヘキサギアのどれとも共通点のない、謎の機体を再現するのに違うシリーズのフレームを流用するという発想は面白いと思いました。 ただ、そのせいでヘキサギアの特徴でもある六角ジョイントがほぼ活用されていないという、なんだか本末転倒な感じになってしまいましたけどね。 流用元になったラピッドレイダー及びコンバートキャリア、そしてその合体形態のアームドブレイカーが、外装部分でけっこう六角ジョイントを使える仕様になっていただけに、なんだかなぁ、という印象があります。 まぁ個人的には、タイト過ぎて組み立て時にも組み替え時にもけっこう神経を使う六角軸と六角ジョイントはあまり好きではないので、こういう仕様はむしろ歓迎です。 六角の接続はもうヘキサグラムをはめ込む部分だけでいい(笑)。 今後、内部フレームにフレームアーキテクトを使ったりするものも出てくるかもしれない。セルフコラボとでもいうのか。 しかし、今のところ発表されている来年以降の新製品は既存キットのバリエーションばかりで、完全新規はない感じですね。 かなり早い時期に設定画だけ発表された、カミナリ竜モチーフの超大型ヘキサギアはどうなったのか…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 初音 ミクに関しては、もはや説明することもないかと思います。 とはいえ、僕もかなり大まかな概要を知っているだけで、実のところはあまりよく知らないんです。 つまり、初音 ミク自体にそこまで興味はなかったんですが、これは一プラモ好きとして押さえておくべきアイテムだと思ったので、解禁と同時に速攻で予約した次第です。 その直感は正しかったのか、11月出荷の初回分のネット予約は早々に打ち切られ、実際の発売を前に二次生産が決定。1月出荷のその二次生産分ですら、今のところ確保は困難という状況です。 ただ、それはあくまでネット上の話で、実店舗では案外普通に購入できている模様。ままあることですけどね。 しかし、僕の知る限り、コトブキヤの一般販売キットで発売日を待たずに二次生産が決まるのは初めてのことだと思います。そしてその二次生産分も多くのショップで予約締め切りというのはまさに異例。 コトブキヤファン、プラモ好き以外にも、ミク好きの普段プラモを買わない層もこぞって予約したものと思われます。 今さらながら、初音 ミクというキャラクターの凄みを思い知った気分…… そレではレビューに移ります。 普段なら月末に一括で到着したアイテムは、基本発売日順に製作してレビューも上げていっている(プラモではないトランスフォーマーは除く)のですが、今回はまずこのコから製作させていただきました。 キットは素組みに一部塗装、付属水転写デカールによる仕上げです。 始めに、 フレームアームズ・ガール(以下、FAG)は、コトブキヤのオリジナルキットの先駆であるフレームアームズ(以下、FA)のスピンオフ的シリーズで、FAを少女に擬人化したデザイン……つまり少女×メカが受けてヒットしたシリーズです。 しかし今回の初音 ミクに関しては、バーチャルとはいえ設定的にはほぼ生身の人間となるので、本体にメカ要素はほぼありません。 そもそもFAモチーフではないので、もはやFAGではない。 ゆえに、フレームミュージック・ガール(以下、FMG)というサブカテゴリが付けられたのだと思いますが、つまるところはFAGのフォーマットを基に作られたミクのプラスチックアクションキットと言い切って問題ないと思います。 とはいえ、そこは仮にもFAGですから、既存のFAGシリーズとの互換性は完備。表情パーツの入れ替えは可能ですし、拡張性も確保されています。 それらを踏まえてもらったうえで、キット自体の紹介といきましょう。 1番の特徴であり、キャラクターの記号でもあるツインテールの造型は安心のコトブキヤクオリティ。その存在感は素晴らしく、質量的にはもはや鈍器です(笑)。 後頭部の生え際の、ほんの少しの撥ね髪すらパーツ分けする病的なこだわり(褒め言葉)には頭が下がります。 スカートも8パーツからなり、後ろの1枚を除いてそれぞれが独立して可動。ブラウスの前の裾も可動する構造になっていて、足の可動を妨げません。なお、スカート裾のグリーンは塗装済み。 色分けに関してはかなり細かいパーツも使って頑張っていますが、ボディ(ブラウス)は基本白一色で、そのほか細かいポイントで色が足りません。 普段、コトブキヤキットではあまり塗装はしない(正直な話、造型が細か過ぎて大変だから)んですが、今回はちょっと頑張って塗装してみました。 特徴的なグリーンに関しては、ガイアノーツから発売されている専用カラー、“ミクグリーン” を使用。 ホームページのカラーチャートを見ただけではイマイチピンとこなかったんですが、さる知り合いから薦められて購入したところ、これがばっちり。さすが、専用に開発されただけのことはある。色味はもちろん隠蔽力も抜群で、黒いパーツの上からそのまま塗ってもなんら問題ありませんでした。 ミク専用カラーはそのグリーンのほかにも3種類発売されており、こだわる人には必須だと思われます。 表情パーツはいつも通りに3種が付属。 でも、最近はメガミデバイスに傾倒してしまっているせいか、ちょっともの足りない感じ。可愛いけどね。 そういえばそうだった。FAGは、案外表情に変化がないんだった。 ただ目線が違うだけの表情、要る? どうせならもっと大きく変化のある表情が欲しかったです。 なお、キットのパッケージイラストはFAGのデザインではお馴染みの島田フミカネ氏が “FMG 初音 ミク” として描いたもので、氏特有の若干吊り目気味の顔になっているのですが、実際のキットの表情はご覧の通りで、イラストにはあまり似てない…… まぁ、初音 ミクに関してはいろんな人が描いてるから、どれが正解なのかもうわかりませんけどね。 というか、本当のオリジナルがどんな顔なのかもよく覚えてない…… 袖なしタイプの縁のグリーンはパーツでは色分けされていないので、塗装で補完しています。 また、太股の黒いパーツも通常のもののほか、3㎜穴のハードポイントが付いたものが付属し、交換できます。 オプション マイク & マイクスタンド 腰部スピーカー あと、画像を撮るのを忘れてしまいましたが、取り付け基部はスタンド用の穴があるものとないものの2種類が付属。 ただ、基部の取り付け用の軸が短く、とくにスタンドと併用したときには非常に外れやすいです。 ジャンプ姿勢で飾ろうとしたらこのスピーカーが外れて本体が落下、なんてことはけっこう頻繁に起こりますので、なにかしらの対策考えたほうがいいかと。 スピーカードローン ベースは音符をモチーフにした、ミクらしいアイテムですが、ポールの取り付け位置の関係で、スピーカーの向きによっては転倒しやすいのが玉にキズ。 比較画像
以下、イメージカット 可動に関しては、どうしてもメガミデバイスと較べてしまう部分があります。 FAGでは、基本腰の可動がないんですね。ボディの可動部は胸のみです。 しかし、初期モデルからは確実に進化しており、肩間接は内部でわずかですが前後可動、股関節は左右独立でスライドするなど、メガミのほうにも採用してほしい構造もちらほら。 ミク自体に限ったところでは、やはりツインテールの存在がポイントで、スタンドなしで自立させるのは難しい場面も。しかしバランスさえとれば、画像のような片足立ちも可能です。 スカートの可動で女の子座りも問題なし。次の課題は体育座りか……(笑) 今回のポロリ箇所は襟とネクタイ、そして腰。この3箇所は接着しても問題ない部分なので、接着推奨。 あと、胸部も外れやすいですが、ここは可動部なのでジョイントの渋みを調整するなどの工夫が必要かと。 そして腰先にも言った部スピーカーですが、これも軸を太らせるくらいしか仕方ないかなぁ。 同月発売のM.S.G.シリーズと絡めて何枚か。 まずは、どう考えても彼女のために作ったとしか思えないライブアックスを持たせてみました。 うん、似合ってる。黒とグリーンで塗り分ければもっとよかったかも。 ベルトはだいぶ長くて詰めまくることになりましたが。 ついでに同時発売のフォールディングキャノンとサムライマスターソードも持たせてポーズ。 両方とくに違和感はない……と思います。 抜刀時の流れるツインテールが素敵。 以上、“FMG 初音 ミク” でした。 一応FAG名義にはなっていますが、互換性はあるもののFA要素は皆無です。 そこを否定はしませんが、こうなるともう、次はどんなキャラがコラボと銘打ってリリースされるか? という感じになってきますね。 もはや、なにが出てきてもおかしくない状況。 これは、figmaやS.H.フィギュアーツなどの完成品アクションフィギュアに対する宣戦布告ととってもいいのかもしれない(笑)。 まぁ、それは冗談ですが。少なくともメガミとfigmaの関係は良好みたいだし。 ミクもfigmaでけっこうな数リリースされてたと思うんですが、僕はこのFMGのほうが好みかもしれません。サイズ的なこともありますが、全体のプロポーションバランスとかもいい案配だと思います。顔も普通に可愛いしね。 可動に関してはメガミほどではないですが、キャラの雰囲気的には十分だと思いますし、付属品の少なさは今後の展開に期待(笑)ですね。 結局、ユーザーがなにをチョイスするかという問題でしょうね。もちろん、キャラによっては版権も絡んでくるんでしょうが。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 |
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