もはやなんでもアリの様相を呈してきたヘキサギア。 生物モチーフの第3世代型ヘキサギアからスタートし、世界観が広がる過程で人型、作業機械型の第2世代旧型機もリリース。そうこうするうちに、ついに普通の車両タイプまで登場しましたよ。 いや……まぁ、デザインはケレン味たっぷりで到底普通ではないんですが。 “リバティー・アライアンス” と “ヴァリアントフォース” の戦闘に突如介入し、両陣営を蹂躙し、そのヘキサグラムを残らず奪い去った謎の存在。人と同サイズながら第3世代型ヘキサギア以上の戦闘能力を誇ったそれは、“ゾアントロプス” と呼ばれた…… そんなゾアントロプスが乗り、戦場を駆け抜ける大型車両が “バンディットホイール”で、これまた既存のヘキサギアとの共通点がほとんどない謎の機体という設定。 実際のキットでも、M.S.G.ギガンティックアームズ ラピッドレイダーのフレームを流用し、基本的にほかのヘキサギアとは共通パーツのない仕様になっています。 それでは、レビューしていきたいと思います。 キットは、今回久々に素組みのみでの仕上げです。 (※ 12/15 一部画像を追加、修正、本文を修正しました) バンディットホイール バイクモード 後面 実際、六角ジョイントを使っているのはホイールの接続部くらいで、ほとんどが通常の3㎜や5㎜の軸接続。 車体側面、左右のエグゾーストパイプの根元にはヘキサグラムストレージを装備。 ヘキサグラムストレージというのは、ヘキサギアの動力源であるヘキサグラムの貯蔵庫兼エンジンのようなものと解釈しています。スケアクロウも装備していたタンク状の装置と同じものですね。 通常、ヘキサグラムは六角ポリパーツを指しますが、このバンディットホイールではその励起状態を専用のクリアパーツを使って再現しています。 ただこのパーツ、取り付けは当然六角軸になるんですが、相変わらず穴のほうが非常にタイトなため、非常に取り付けにくいです。 また、後輪及び下段のエグゾーストパイプには固定用のアタッチメントパーツが付属します。 ホバリングモード 後面 エイミングモード 後面 各部ディティール 付属品 ツールボックス(ハンマー/レンチ/メタルカッター) ダブルバレルショットガン/ハンドガン/サブマシンガン ゾアントロプス・レーヴェ キットはハンドパーツも含めて完全新規。胸部や腹部、頭部パーツの一部が塗装済みとなっています。 ハンドパーツや足パーツの外れやすさは改善されていますが、その代わり全8パーツからなる頭部がとにかくバラけやすく、むしろ弄ってるときのストレスは増した感じ。 付属武装 グラムカッター 比較画像 なににせよ、こういった跨がるタイプの乗り物への搭乗姿勢をもっと自然にこなせるためには、股関節構造の抜本的な見直しが必要でしょうし、一朝一夕にできることではなさそうです。 以下、イメージカット レーヴェ単体で。 可動性能は基本的にほかのガバナーと同程度ですが、膝アーマーが独立可動するようになっています。 あと、胸部パーツは可動重視の幅が少し狭いものも付属します。そちらに交換すれば腕の前方向への可動域が少し広がりますが、あくまで少し。それほどの変化は感じません。なので今回の画像は使用せず(半年ほど前に作ったきり、しまい込んでいたために単に忘れていたという説もある)。 FAGやメガミの構造を単純にダウンサイジングすれば、もっと動くガバナー持つくれるようにい思いますが、これ以上パーツが小さくなると強度も落ちるだろうし、なにより組むほうの神経が磨り減ってしまう(笑)。 やっぱりこのサイズだとこれくらいが限界でしょうね。足が外れにくくなっただけでも十分だ。 以上、“ヘキサギア バンディットホイール” & “ゾアントロプス・レーヴェ” でした。
既存のヘキサギアのどれとも共通点のない、謎の機体を再現するのに違うシリーズのフレームを流用するという発想は面白いと思いました。 ただ、そのせいでヘキサギアの特徴でもある六角ジョイントがほぼ活用されていないという、なんだか本末転倒な感じになってしまいましたけどね。 流用元になったラピッドレイダー及びコンバートキャリア、そしてその合体形態のアームドブレイカーが、外装部分でけっこう六角ジョイントを使える仕様になっていただけに、なんだかなぁ、という印象があります。 まぁ個人的には、タイト過ぎて組み立て時にも組み替え時にもけっこう神経を使う六角軸と六角ジョイントはあまり好きではないので、こういう仕様はむしろ歓迎です。 六角の接続はもうヘキサグラムをはめ込む部分だけでいい(笑)。 今後、内部フレームにフレームアーキテクトを使ったりするものも出てくるかもしれない。セルフコラボとでもいうのか。 しかし、今のところ発表されている来年以降の新製品は既存キットのバリエーションばかりで、完全新規はない感じですね。 かなり早い時期に設定画だけ発表された、カミナリ竜モチーフの超大型ヘキサギアはどうなったのか…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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