ファイアーボットはサイバトロン側としては珍しいモンスターモチーフに変形する連中で、劇中での立ち位置もわりと異質な、そういう意味ではダイノボットに少し近い感じかもしれません。 旧トイではスイッチを連続で素早く押し続けると火花が散るという、その名に相応しいギミックが搭載されていました。 往年の人気キャラクターが続々とリメイクされていくなかで、デストロンのターゲットマスター三人衆といい、こいつといい、けっこうニッチなチョイスだと思います。 では、レビューに移ります。 ロボットモード ビーストモード ヘッドマスター ホワイトレオ ヘッドマスター=本人というのがレジェンズシリーズにおける設定ですが、このダブルクロスのみが別人ということになってます。 というのも、そもそもこのダブルクロス、ビーストモードでの二つの首それぞれに自我があって、常に意見が食い違うというキャラクター。 そこにヘッドマスターとなったホワイトレオがヘッドオンすることで問題解決! というくだりは付属コミックにて詳しく描かれています。 というか、それ以前のロボットモードではどうなってたんだ? ターゲットマスター ヘイワイヤー ロボットモード ちなみに付属のコミックではホワイトレオの妹が変化したのがこのヘイワイヤーという感じのストーリーになっています。 基本、僕はこのコミックは適当に読み飛ばすのですが、歴代のトランスフォーマーの設定だけでなくけっこうメタなネタもぶちこんでくるその内容はハナから今の子供なんか相手にしてないよなぁ…… ウエポンモード 適当にアクションカット というわけで、“TFLG ターゲットマスター ダブルクロス” でした。 僕個人的には旧トイは思い入れのある逸品で、30年近く経った今でもまだギミックも健在のいい状態で手許に残してあります。 まぁ、それでも随分と薄汚れて、シールなんかも剥げまくってますけどね。 だから、このレジェンド版の発売(実際にはハズブロのタイタンズリターン版の発表)があっったときは、まさかと思いつつも単純に嬉しかったものです。 宣材写真を見た段階でも旧トイのイメージを残しつつ今どきのスタイルに仕上げた良リメイクだ、と思ったのですが…… 悪くはないです。ただ、ちょっと作り込みが甘かったように思います。 ビーストモードでの脚部や尻尾の処理、そしてなにより首の可動は、もう少しがんばれたのではないかと。 あと、大人の事情によるターゲットマスターとしての発売には、やはり違和感があります。 来月発売のパーセプターがアムホーンモチーフのミニビークルが付属する仕様であることも考えると、同日発売のブロードサイド付属のリパッグアーマーこそをこっちに付けるべきだろう、と。 ファイアーボット同士、ね。 まぁでも、このご時世に完全新規でリメイクしてくれたことにまず感謝ですよ。 グロテスも発売されるかなぁ? されるといいなぁ。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。
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祝・一日訪問者数50人突破!! ……といっても一日だけなんですけどね。ここ一ヶ月の平均訪問者数はだいたい35人くらい。 サイト開設から早五ヶ月。 当初は一日二、三人。ゼロなんて日もざらだったのに…… じわじわと見てくれる人が増えてきてくれて、正直驚いています。 というか、よくこんな偏った感想に付き合ってくれてるもんだなぁ……と、そこは素直に感謝。 暇つぶしで始めたものなので、いつ唐突に飽きてやめるかわかりませんが、少なくとももうしばらくは続けるつもりですので懲りずにおつきあいいただけると嬉しいです。 実際のところ、文章を書くのは好きなんでそこは全然苦にはならないんですが、写真撮るのがねぇ…… 手作りのブースで、証明もスタンドライトで、スマホで撮ってるんでどうしてもそれなりの写真にしかならず、一部見にくいものもあるかと思います。 それよりなにより構図が……こればっかりはセンスだからなぁ。 あくまで写真写りということを考えると、僕にはそっちのセンスはあまりないようで。 あと文章にしても、思い入れのあるものならともかく、そうでないものについてはなかなか上手いこと書けなくて困ることもあります。 ただ最近は、たいして思い入れのないものはそもそも買わない! という至極簡単な対策もとれるようになってきたので、そのへんのバランスは今後それなりにとれてくるかな、と。 なので、今後はガンプラのレビューは減っていく傾向にあると思ってください。 春先までは、基本トランスフォーマー祭りになると思います。 って、ガンプラじゃねぇかっ!! という突っ込みは甘んじて受けて、多分これが今年最後のガンプラになると思います。 多分……ね。 僕はHGBFシリーズのキットって、あまり数を持ってないんですよ。 完全新規キットと、あとはあまりにも暇だった時期に安くなってたのを三、四個買ったくらいかなぁ。 あとは基本、既存キットの流用なので、フォルムが微妙なのも多かったですしね。 このアメイジングズコックについても、どうしようか悩んだんですが、同月にいくつか欲しいものもあったので、ついでという感じで受注してしまいました。 ……別に後悔はしていませんよ。 キットは例によって素組みに最低限の墨入れ、付属シールによる仕上げです。 腕部は上腕部も新規で、そこに既存の前腕部とクロー部で新規外装を挟み込んだものを取り付けるようになっています。 肩の接続がボールから軸に変わったことで胴体内部のパーツも新規のものに変更。それに伴って肩間接に引き出し機構が追加されているものの、ほぼ死んでるという…… ちなみに新規の上腕部は肩から数えて一節目と二節目の部分でロール可動。二節目と三節目は一体成形の貼り合わせで可動しないつくりになっています。 さて、このアメイジングズコック最大の特徴は、ズゴックのボディをベースにかつてジオン公国軍が地球連邦軍総本部ジャブローを攻略するために開発した四種の局地専用MSの機能を盛り込むという、いかにもプラモ的なギミックにあります。 言葉にすると、なんとも小学生でも思いつきそうなアイデアではありますが、ひとまずは各形態をご紹介。 突っ込みはあとでまとめて。 アッグガイモードとジュアッグモードはいいとして、アッグモードとゾゴックモードはひどすぎませんかね? ヒートロッドとキャノンを付けたように、大型ドリルあるいはアームパンチをアイアンネイルと換装するというかたちはとれなかったのか? 適当にアクションカット 本体はズゴックからほぼ変化はないので、可動もそれに準じたものになっています。 唯一、軸接続になったことで腕部はスムーズに可動かつ保持力もアップしましたが、可能域には大差なし。 どうせなら脚の付け根も軸接続に変更してくれてれば、設置時の安定感が増したのに…… というわけで、“HGBF アメイジングズゴック” でした。 ビルドファイターズシリーズは、往年のプラモ狂四郎を彷彿とさせるガンプラプロパガンダアニメですが、今の時代の低年齢層にガンプラを普及させるという意味ではかなりの実績をもたらしたのだと思います。 今なお新作映像が公開され、関連キットのリリースが継続していることがその証拠。 劇中キャラが制作した改造ガンプラが既存キットのリデコで発売される一方、主人公機などは完全新規のキットとして発売され、その金型がHGUCにフィードバックされるなど、低年齢層だけでなく古参のファンの間でもいろいろと期待の高まったシリーズでもあります。 そういう意味では、UCと似た部分もあったかと思います。 ただ、悪い部分も共通しちゃったかな。 オリジナル機のキットを出さない、とかね。 ビルドストライクガンダムから、HGCEエールストライクガンダム。クロスボーンガンダム魔王からHGUCクロスボーンガンダムX1。グフR35からHGUCグフ(REVIVE)という流れがあったのに、Rギャギャ、ガンダムレオパルド・ダ・ヴィンチからはオリジナルには派生せず。 ダ・ヴィンチからのレオパルドはともかく、ギャギャからのジャジャはすぐにでも出せるだろ! かと思うと、クロスボーンガンダムX1フルクロス、ケルディムガンダムサーガ、ジンクスⅣなどを、仕様はオリジナルそのものなのにカラーリングを変更してTYPE.GBF名義でリリースするとか、そのへんの選択が完全に利益優先でユーザー目線を忘れてるよね。 確かに、今OO関連をどういう名目で出すのかは難しいところだけれど、すくなくともX1フルクロスはあのタイミングだったら普通にHGUCで出せたよね。 ジンクスⅣにしてもプレバンならHGOO名義でもいいんじゃない? とまぁ、いろいろ文句はあるわけです。 僕に言わせれば、HGBFシリーズは昨今のバンダイの利益至上主義そのものです。 まぁ、企業だから利益を追求するのは当然なんですけどね。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を心よりお待ちしております。 目指せ、一日訪問者100人! これまでにもコトブキヤのキットはいくつか紹介してきましたが、王道ともいうべきフレームアームズ(以下FA)については、今回が初めてになりますね。 実際、久々にFAを組みましたよ。 FAに関しては、最近はとくに気になったものだけを買う、というような感じになっています。 なんというか、初期の雰囲気のほうが好きなんですよね。 最近は、デザインがありがちなヒーローロボット路線になってしまっているというか、ぶっちゃけ無難になってきているように思えて食指が動かなくなってしまって。 そういう意味では、有名デザイナー(なのかな?)の手による “白虎” が攻めたデザインで話題になりましたが、あそこまでくるともはや別物だし…… そんななかで今回、僕がこのレイファルクスを購入したのは、単純に格好よかったから。 いや……ね。 どこかで見たようなデザインでも、初期の頃の無骨さが微塵もなくても、やっぱ格好いいものは格好いいもの。 初回生産時にはぼやぼやしてるうちに売り切れになって、今回再販ということで迷わず予約しました。 それではレビューに移ります。 コトブキヤのキットは基本、塗装はもちろん墨入れすらしない(ガンプラよりディティールが細かくて大変だから)のですが、今回は意外と色の足りていない部分があって、そのままだと少し寂しい気がしたので、目立つゴールド部分だけ筆塗りにて対応しました。 正直、既視感ありありのデザインですが、だからこそ格好いいのは当然のところ。 メインカラーのホワイトに差し色のゴールドとクリアパープルが神々しさすら漂わせる間違いのないデザイン。 とくに特徴的なウイングには多数の可動部が設けられ、様々に表情を付けられます。 武装等 今回、このレイファルクスには専用の武装というものは存在せず、“エクステンドアームズ06” として単品でも発売されている “アーセナルアームズ” がその役割を担っています。 これは、射撃武器や近接武器など、単体でも使用可能な武器群をいろいろと組み合わせて武装ユニットを完成させるオプションパーツで、公式では9パターンが作成可能。 ユーザーの工夫次第ではさらに違ったかたちも楽しめる内容になっています。 今回はとりあえず、公式で紹介されている各形態をまとめてみました。 BS-R04 ベリルソード ベリルナイフ ベリルダガーⅡ 大型武装用基部 フォートスラッシャー フォトンランチャー フォートデトネイター ちなみにこのレイファルクス、デフォルトでフライングベース(スタンド)が同梱されていて、本体用のほか大型武器保持用にベースの延長パーツとアームがもう一本付属します。 今回の撮影では使っていませんが、しばらく飾っておくというような場合にはそちらの使用を推奨します。 ただそのスタンドにしても決して万全の備えというわけにもいかず……詳細はのちほど。 そして最後、これらの武装をレイファルクス本体に直接取り付けた姿がこちら。 BS-R04二丁、ベリルソード四本、ベリルナイフ二本にフォートデトネイター用の専用パーツを取り付けることによって背部ウイングが盛り盛りになってすさまじい存在感を発揮。 ただ、表面積が二倍近くに増え、とくに背中が重くなったことで通常モードでも場合によっては不安だった自立がほぼ不可能に。 あと、この形態はアーセナルアームズの主要な装備をほぼ大型ウイングとして使用してしまっているため、手持ちの武装は実質ゼロ。 実際のところこの形態が強いのか弱いのかよくわからないという…… 適当にアクションカット とにかく付属する武装、組み合わせのパターンが多いのでなにをどう持たせようかという楽しみはある……かと思いきや、射撃武装は基本一種きりだし、近接武装も刃の長さや取り付け位置が違うだけで実はけっこう似たり寄ったりだし、案外ポージングが偏ってしまうことに気付かされる…… まぁ、僕にセンスがないだけかもしれないけれど。 以上、“FA レイファルクス” でした。
僕自身久々のFAでそれなりに楽しかったのですが、シリーズの欠点は相変わらずのようで、そういう意味では実にストレスフルなキットという印象でした。 まず組み立て済みのフレームアーキテクト。 今回使用されない頭部と足(ソール部)はオミットされていたのですが、その以外はこれまでのFAと同様、組み立てられたものがブリスターに入れられて付属している状態。 これ、もうランナーでよくない? どうせ手脚バラすし。股関節とか足首のジョイントとか、別のパーツ使うし。今回は腰のジョイントまで分解してわざわざポリキャップにつけ替える指示まである(その効果がどれほどのものだったかも不明だし)し。 なによりゲート処理が雑。肘関節とか、ひどいもん。 次の各部の保持力。 まぁ、コトブキヤのキットは組み替え前提の仕様だから、ある程度は仕方ないのかもしれないけど、とにかく脚が根元から外れる(つけ替えた股関節パーツの差し込みが緩すぎる)し、下半身も落ちる(これ、絶対ポリキャップに替えたせいだろ)し、ほかにも弄ってる間に予期せぬ部分が動いたり、外れたり……とくにウイングはわざわざ金属まで仕込んだのに、大型ウイングモードでは完全に重さに負けてプランプラン。 ただ一番問題はレイファルクス本体じゃなく、同梱のフライングベースにあると思う。 僕は既に同じものを単品で一台持っていて、実際このサイトでも過去のレビューでいろいろなキットの撮影にも使ってきたわけです。 随分前に買ったものだし、けっこう酷使してきたので経年による劣化だと思っていたわけですよ。 今回このレイファルクスに同梱されると知って、ちょうどいい、今後はそれを使おうと思っていざレイファルクスをセット。撮影開始とスマホを構えたところで、 クルンッ!! 哀れ、レイファルクスは反時計回りに回転しながら落下していかれました。 要はアーム同士の連結部がスカスカなんですね。 ビス留めされている可動部は、そこで渋みを調整できますが、プラ同士をただはめ込んでいるだけの回転軸が簡単にくるくる回ってしまうようでは安したディスプレイなど不可能です。 これまで使っていたものと、まったく同じ症状。新品状態でそうなるということは、そういう仕様なんですね。 コトブキヤの商品はディスプレイスタンドすらもユーザー個人での調整が必要なのか…… とりあえず、次回の撮影までに調整しておきます。 といったところで今回は終了。 またのご訪問をお待ちしております。 不評だった機動戦士ガンダムAGE(僕は一話目で切りました。キャラデザが受けつけなかった……)以来、3年振りに日曜夕方に放送されたガンダム、“鉄血のオルフェンズ”。 “あの花” や “ここ叫” のスタッフが作ると聞いてどうなるものかと思っていたら、初っ端なから子供が大人をパン!パン!するという、なかなかにエグい内容でした。 まぁ、回を追うごとに衝撃は薄れ、最終的にはいったいなにをしたかったのか、よくわからない作品になってしまいましたが…… 僕的には、一期の終盤でビスケットが死んだ時点で、あぁ、この作品はまともな組織を描く気はないんだな……と思って一気に醒めてしまった覚えがあります。 それでも一応最後までは見ましたけどね。 結局のところ、チンピラはどこまでいってもチンピラでしかないんだ、といったところでしょうか。 ガンダム・バルバトスルプスレクス 主人公(なのかな? 一応)にして鉄華団のエース、三日月・オーガスが操るガンダムフレーム機の最終形態。 もともとまともな人型からは少し外れたスタイルだったものが、両腕がさらに大型化し、尻尾にも見えるその名もテイルブレードが新たに装備されたことで完全に人外の異形に。 これでメインカラーが赤か黒だったら完全に悪役ガンダム。 隠し腕を展開してテイルブレードを伸ばした姿は、もはや怪獣かエイリアンか…… パイロットである三日月の感情の乏しさとも相まって、不気味さが半端ない。 全体的なフォルムは曲線主体なのに、大型化した前腕だけ急にカクカクしてるとことか、デザインも含めて急ごしらえ的な部分にも、なんともいえない気持ち悪さを感じる。
ガンダム・グシオンリベイクフルシティ 三日月と並ぶ鉄華団の双璧、昭弘・アルトランドが駆るガンダムフレーム機。 てっきり分類のための設定上の名称かと思いきや、しっかり劇中で昭弘が名前呼んでる。 もともと敵として登場したものを鹵獲改修した機体……だけれど、あれをどうすればこうなるのか? いや、こっちのほうがもともとの姿には近いんだったかな。 鉄華団のびっくりどっきりギミック担当というのが、この機体に対する僕の印象。 そういう意味では、OOのヴァーチェやセラヴィーに近い立ち位置か。 また、鉄血系キットの低価格路線の煽りを一番多く喰らった機体だとも思う。 色分けがひどい……。シールじゃフォローできてない部分も多かったから塗ったけれど、ホワイト塗るの大変だったよ。 どうせこの後ルプスレクス、フラウロスともに1400円にするなら、こいつも同じ値段にしてもう少し色分けや付属品を充実させてもよかったんじゃないかなぁ。
ガンダム・フラウロス 鉄華団の三番手、アルバ・シノが搭乗する鉄華団三機目のガンダムフレーム機。 別名(本名?)4代目流星号。 火星で発掘された当初は白を基調にしたカラーだったものが、パイロットの趣味に合わせて塗り直された結果このような姿に。 鉄血登場MSでは珍しい可変機。 百里が腕をバックパックに収納するだけで巡航形態へ変形するのに較べ、人型から四つ足の砲撃形態へ変形と、完全に形が変わる。 といってもアナザーガンダム系にありがちな超お手軽変形で、鉄血の世界観から鑑みても正直違和感しかない。 ただ、変形後の犬のような猫のような姿のおかげで、72機のガンダムフレーム機のなかでおそらく唯一名前の由来に近い要素を持った機体。
キットは3代目流星号含め、すべてプレバン。 大型シールドが削除されたものの、お値段据え置きなのでほかの鉄血系プレバンキットに較べれば良心的。 とまぁ、こんなところでしょうか。
それぞれのMSとそのパイロットにかかわることで、思ったことをつらつら述べてみましたが、あらためて振り返ると本当、突っ込みどころの多い作品だったなぁ、と…… まぁ、企画開始の時点で主人公サイドが敗北する結末は決まっていたようですが、それにしてもそこに至るまでの過程が杜撰というか、結局粋がったガキが大人の手のひらの上でいいように転がされた感が強く、鉄華団全体の小者感がどうしようもないといった印象です。 一期のときはまだしも、二期に入ってからの団長オルガの行き当たりばったりっぷりがひどい。 状況に流されるばかりのリーダーと、そんなリーダーに盲目的に従う主人公。 こんな奴等が物語を動かせるわけないし…… そもそも、三日月があそこまでオルガを信頼している理由がわからないんだよなぁ。劇中で説明ありましたっけ? まるで印象にない。 そしてやっぱりビスケットの死が大きい。 組織にとってナンバー2がいかに大事かということを再認識しましたよ。 ユージンがそこそこ成長したのがせめてもの救いですが、やっぱり生来の向き不向きってあるからね。 むしろオルガはナンバー2向きだったような気がする。新撰組でいうところの土方ポジションね。 いっそタービンズと合併して、名瀬をトップに鉄華団メンバーが荒事を担当してれば巧く回ってたんじゃないかな。 なんて勝手な妄想を浮かべたところで今回は終了。 またのご訪問を。 まず前提として。 ガンダムWの5機のガンダムには、TV版とOVA版(Endless Waltz版、略してEW版)があります。 TV版のメカニックデザインは御大大河原邦男氏。対するEW版はカトキハジメ氏がデザインしたものです。 姿形が随分変わっていますが、これらは同一の機体ということになっています。 要するに、TVからOVAに移るにあたり、キャラクターも含めたデザインの見直しが図られたということなのでしょう。 大河原デザインがどうということではなく…… 当時、TVシリーズが終わってOVAが始まったとき、とくになんの説明もなく5機のガンダムのデザインが変わっていたため、世間は混乱しました。 “ウイングガンダムゼロカスタム” など、EW版の機体に “~カスタム” を付けて表記したことなども、その混乱に拍車をかけたように思います。 実際、僕も当時はEW版の機体はTV版からもういっちょ改修された機体だと思ってましたよ。 現在はそのあたりの事情の認知度も高まり、 “~カスタム” 表記もなくなって、代わりに(EW)を付けてTV版とEW版を区別するようになっています。 ガンダムWではTVシリーズの後半で5機のガンダムは改修され、パワーアップ(ウイングガンダムだけはより高性能の試作機への乗り換え)するのですが、EWで活躍するのはその改修後の機体です。 一方で改修前の機体についてもカトキハジメデザインのものが存在し、これらは俗に “アーリータイプ” と呼ばれています。 つまるところ、ガンダムWの主役ガンダム五機には、前半機TV版、後半機TV版、前半機EW版(アーリータイプ)、後半機EW版の4種類があると思っていただければ特に不都合はないかと。 さて、これらのガンダムたち、MGとしてはEWのさらなる続編となる小説 “新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop” の連載と平行するかたちで2010年から12年にかけてアーリータイプを中心にリリースされました。 その一連の流れでデスサイズヘル(EW)も発売されたため、多くのファンは当然ほかの三機も近く発売されるもの(ウイングガンダムゼロ(EW)はもっとずっと以前に単独でリリース済み。ただしフォーマットはほかの4機とまったく違う……)と思っていたはずです。 それが蓋を開けてみれば…… みんなが諦め、忘れかけていた頃にアルトロンガンダム(EW)がプレバンでリリース。 その一年後にヘビーアームズ改(EW)。またもプレバン。 さらに一年経ってから、サンドロック改(EW)。もちろんプレバン…… 長くなりましたが、レビューに移ります。 キットは毎度のことながら素組みに最低限の墨入れ、付属シールによる仕上げです。 サンドロック(EW)では、わりと複雑なカラーリングを細かいパーツ割りで再現していたわけですが、バリエキットである改(EW)でも当然そのパーツ構成はほぼ一緒。 結果、腰周りや足首周りで意味のないパーツ分割がちらほら。 そのくせ新規に1パーツになった腰サイドアーマーの色分けはシール頼りという……なんともプレバンクオリティ。 登場時に装備していた対ビームコーティングが施された新装備。 装着時には肩のセンサー(?)が余剰に、頭部とバックパックも一旦取り外す必要があります。 細身だった素体状態から一気に着膨れしてすごいボリューム。 この姿で現れたときには「おおっ!!」と思ったけれど、わりと早い段階でパージされたので拍子抜けした覚えがある。 旧1/100キットでは不織布で再現されていましたが、今回は分割タイプの軟質プラパーツ。 肩装甲から下がる3枚、左右合わせて六枚がある程度可動。 皺の感じとか、裾の造形、破れなど、不織布よりは断然いい質感。 ただ個人的には思ったより短い(とくに後ろから見ると足が丸出し)のと、バックパックが浮いた感じになるのが不満点。 武装等 適当にアクションカット 以上、“MG ガンダムサンドロック改(EW)” でした。
さすが基本構造が六年前のキット、肩間接の引き出しのおかげで腕周りこそよく動く印象ですが、腹部や足首の可動は現在とは較べるべくもなく、とくに足首は大振りのアンクルアーマーのせいもあってあまり動かせず、接地性はお世辞にもいいとはいえません。 陸上で敵をバッサバッサ斬ってる印象の機体なのになぁ…… なにはともあれ、随分と時間がかかりましたが、これでようやくEWに登場したガンダム5機が揃いました。 しかし、こうなるとどうしてもウイングガンダムゼロ(EW)とほか4機とのフォーマットの違いが気になりますが、現行のMGに新規パーツを付け、さらにパーツに特殊コーティング加工をほどこしたものをプレバンで5桁で売り出すさまを見るに、お上はウイングガンダムゼロ(EW)ver.2.0を出す気はさらさらないようですね。 まぁ、今さらほか4機と同じフォーマットで出されても古臭過ぎてどうにもならないでしょうが。 なんにしても時間が経ち過ぎですよ。 そして発売の順番を間違えた、もしくは発売する機種の選択を間違えたとしか思えません。 なんで、イラストが初出の、設定のみが存在するアーリータイプなんてマイナーな機体を先に一般販売したのか…… 当初の思惑では順次本編登場の機体も一般でリリースしていくつもりだったのでしょうし、ファンも当然そう思ったはず。となれば、来たるべき本命に備えて買い控えが起きる可能性も十分考えられたと思うんですが。 アーリータイプのキットがさほど売れなかったから、本編登場機の一般販売もデスサイズヘルだけに留まってしまった、ってことなんじゃないの? 普通に本編登場機体が一般販売。その後にアーリータイプがプレバンで登場。 この流れなら、たとえ年一のスケジュールでもそれほど不満は出なかったのでは? 商売って難しいね。 実際のところメーカがどんなふうに思ってるのかは知らないけれど。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。 新生デストロンターゲットマスター三人衆のトップバッターとして登場したトリガーハーピー。 とはいうものの…… ターゲットマスターというカテゴリそのものが印象にないのに、こんなやつ覚えてるわけない。 “ザ☆ヘッドマスターズ” はリアルタイムで見てたはずなんだけどなぁ…… ちなみにこのトリガーハーピー、本名(英名)はトリガーハッピーというそうです。 トリガーパッピー……意味、銃のトリガーを引いて乱射することに幸福を感じる人…… かつてG1時代ではワルサーP38に変形していたメガトロンが、最近は戦車とか戦闘機に変形することが多くなったり、日本でも来月発売されるリメイク版シックスショットのガンモードが、それをただ引っ繰り返しただけのサブマリンモードという無理くりなモードに変更になるなど、銃関連には非常に神経質になっているアメリカなのに、彼の名前はそのままでもいいんだ…… ある意味アメリカらしさの象徴といえるトイかも。 あと、なんで彼だけ宣材写真がブルーバックなんだろう? では、レビューに移ります。 ロボットモード ビークルモード SFジェット戦闘機にトランスフォーム。 機首裏面からランディングギアが展開できるものの、後部にそれに該当する部位がないため、けっこうカタつきます。 ウイング前方から延びる二連装キャノンとか、全長の半分近くを占める機首部分とか、スターをウォーズとかに登場してそうなデザイン。 なんだろう、“ヘキサギア ブロックバスター” のときにも思ったけれど、飛行機械のデザインは突き詰めると最終的に全部スターウォーズっぽくなっちゃうのかな。 ヘッドマスター あとヘッドモードですが、コンボイそっくりだなこのひと。 マスクをシルバーにしたらそのまま流用できそう。 ターゲットマスター ブロウパイプ 適当にアクションカット 以上、“TFLG ターゲットマスター トリガーハーピー” でした。 手にとる前はわりと素直な変形をするのかなと思ってたんですが、中心部(コクピット周り。ロボットモードでの胴体部分)を180度回転させるなど、けっこう手の込んだ変形プロセスが採用されています。 チャーのときにも感じた、純粋に変形させるのが面白いトランスフォーマーの一つといえるでしょう。 いろんなところが可動するので、いわゆるオレ変形させやすいというか。 一方でターゲットマスターの構造を変えてきたのも意外な驚きでした。 あとはもう少し見た目に違いがあればなぁ…… まぁ、オリジナルデザインがあるものはそうもいきませんが。 そもそもターゲットマスターって、厳密にどっちを指してるんですかね? 今回の例でいうなら、トリガーハーピーのほうか、ブロウパイプのほうか。 前者をいうなら、後者はターゲット。 後者のことなら、前者はターゲットマスターマスターと呼ぶのが正しいのでは…… さて、今後彼を皮切りにデストロンターゲットマスター(ターゲットマスターマスター?)三人衆が一人ずつ順次発売されていきますが、基本彼のリデコなのでレビューもあっさりしたものになるかもしれません。 その点についてはご了承を。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。 ロボットなのにおっさんって……本当、トランスフォーマーならではのキャラクターだと思う。 ていうか、アメリカのヒーローって大概おっさんだよね。アイアンマンとか、ドクターストレンジとか…… あぁいうの子供見て喜ぶのかな? いや、そもそも子供はターゲットではないのか。 とまぁ、このゴングも絶対今の子供には人気の出なさそうなキャラではありますが、少なくとも古参のトランスフォーマーファンにとっては人気なようで、今回のレジェンズクラスに先駆けてヘッドマスター(頭だけ。日本では海外版六体セットでの限定販売)として発売されていたりもします。 一方のリパッグは、ファイアーボット三人組の中で唯一旧トイの日本での一般販売がされなかったキャラ。 今回、お仲間のダブルクロスがデラックスクラスでリメイクされ、すでに日本での発売も決定。同じくグロテスもダブルクロスのリデコで海外でのリリースが決まっている(一般か限定かはわかりません。日本では発売されるかな?)なか、またハブられるという不遇 なんでこうなった…… ちなみに先に紹介したキックバック同様、ゴングも “ザ・ムービー” において死亡。当然その後の “ザ☆ヘッドマスターズ” で初登場したリパッグとはアニメ本編においての邂逅はありません。 それではレビューに移りたいと思います。 ゴング ロボットモード ビークルモード 4WDのオフロードカーというんでしょうか。車にはまったく詳しくないのでよくわかりませんが。 造形の細かさは実写ムービートイにも通じるようなリアル志向。 基本成形色ながら要所にメタリック塗装が施されていて安っぽさは感じません。 さすがに後ろから見るとちょっと残念な感じではありますが。 ヘッドマスター リパッグ 適当にアクションカット というわけで、“TFLG ゴング&リパッグ” でした。
同一シリーズ内でも平気で値上げしてくることでおなじみ(?)のトランスフォーマーですが、レジェンズシリーズでも17年9月発売商品から概ね一割ほど価格がアップしました。 デラックスクラス以上ではなんらかのオマケをプラスしての単価アップですが、ヘッドマスターとセットのレジェンズクラスに関しては、普通にただの値上げです。 でも、以前に発売された同クラスの商品より、単体で見たぶんには若干ボリュームが上がっているように思えるのは気のせいかな。 無意識のうちにそう自分にいい聞かせてるだけなのかな? そんなところで今回は終了。 またのご訪問を。 すでに一般で発売されている “HGUC イフリート・シュナイド” のバリエキットです。 REでの販売方法とは真逆になりましたが、無事発売されました。 いっそ両方一般でもよかったのに。 どっちが売れるかって……、やっぱこっちのほうが売れるでしょう。 あ、だからこっちをプレバンにしたのか…… ファンの多い機体だけに、発売されたことは喜びつつもいろいろと批判的な意見も多いようです。 僕はさほど思い入れのある機体でもないので、あくまで公平な目線でレビューしていきたいと思います。 キットは素組みに最低限の墨入れ、付属シールと一部塗装による仕上げです。 今回僕は股間と足の甲のダクトとミサイルポッド中央のグレー部分のみシールを使い、あとは塗装しました。 肩アーマー裏のダークグレーも塗装です。 武装等 適当にアクションカット というわけで、“HGUC イフリート改” でした。
長い間ファンの間で発売が待たれていたイフリート改ですが、実際のところどうだったんでしょうね。 とくに設定を気にしなければ、スタイルのいい、格好いい悪役MSと見ることもできるでしょうが、一見さんが第一印象で気になって買う場合もあるだろう一般販売ならともかく、客層のほとんどがコアなファンだろうプレバンでこの仕様は、どうなのかなぁ…… REのときに散々言われたと思うんだけどね。頭小さいって。 HGだもの。余計小さく見えるよ。 せめてシュナイドよりは大きくしとかないと。 わざわざ設定として明記してあるんだから、そこはそれなりに再現して欲しいところなんじゃないかなぁ。 なんにせよ、僕的にはREかHGUC、どっちかだけで十分だったんですがね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 |
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