フレームアームズ・ガールの購入は久しぶりです。最近は完全にメガミデバイス派ですから。 とか言いつつ、グライフェンと初音ミクも予約済みではありますが…… さて、この “シルフィー” は初のコラボアイテムということで、メガハウスが発売する “デスクトップアーミー” をFAG規格で再現したものになります。 本家デスクトップアーミーについては、実際少し興味はあったんですが、さすがに気になったものすべてを買っていくとキリがないし、そもそもそんな経済力もないので、あえて見ないようにしてきました。 それが今回、FAGとのコラボというかたちでキット化。 これなら、前にいくつか買ってたシリーズだし、新しいものに手を出したわけじゃない。コラボアイテムということで今後どんどん種類が増えるということもないだろうし、それなら買ってもいいよね、と自分に言い訳して購入に至った次第です(笑)。 それでは、レビューしていきたいと思います。 キットは、素組みに一部塗装での仕上げです。 素体モード とまぁ、そんな感じで確かにボリュームは思った以上に少ないんですが、そこはコトブキヤ、小さいなりに……いや、小さいがゆえに妥協のない造型、構造はさすがです。 一応FAGということで、基本構造は既存のシリーズアイテムを踏襲していますが、そのミニマムボディゆえに独自の構造も多く、しかし各部の間接はしっかり可動するようになっています。 単純な子供体型ということではなく、あくまでデスクトップアーミーのデザインをベースとしたプロポーションなので、各部それなりにディフォルメされています。 フェイズ部以外は基本メカっぽい造型で、拳もガンプラのような握り手が一組付属するのみ。FAGやメガミの特徴でもある豊富な表情のハンドパーツは付属しません。 キャラクターのイメージとしては、ネコっぽいモチーフが散見されます。カチューシャとか、背中とか。 色分けはかなり細かいパーツも使って頑張っている印象ですが、それでもけっこう足りない部分があります。色自体もわりと特殊なので、今回はもうそのままにしておきましたが、若干もの足りないのは否めません。 こういうときこそ、メガミのChaos & Prettyに付いてたようなシールの出番じゃないの? 武装モード すでに第2弾として “ストライカー(格闘型)” のリリースが決定しています(こちらも予約済み)が、これ、ひょっとして6種類全部出すつもりだろうか……? シリーズ化するつもりなんだったら、最初から本体一つにつきオプション二つ付けるとかしてほしかったなぁ。 予約段階で予想以上に反応があったから、急遽第2弾ということになったのかもしれないけど。だったら、あとの4種はオプションだけでセット販売とかにしてくれたら嬉しいんですが…… ブレードは1本だけですが、脚部のアーマーとマガジンラックは二つずつ付属します。 表情パーツは例によって三種と、タンポ印刷なしののっぺらぼうが一つ付属。 体型同様ディフォルメ色が強く、叫び顔の八重歯やまったり顔などはこれまでのFAGにはあまりなかった方向性かと。絵師の特徴がよく出ていると思います。 なお、ほかのFAGの表情パーツとは互換性あり(後半で実際に交換している画像載せてます)。 FAGはずっと互換性あるのに、なんでメガミはシリーズごとに変えてくるんだろう? オプション ライフル ブレード バックパック(ウイングユニット) アタッチメント 比較画像 以下、イメージカット 各部間接可動は、標準的なFAGと同じレベルでよく動きます。 短い手脚を必死で動かしてるようなポーズは、なかなか可愛らしいです。 ただ、一度組んでしまうとサイズのせいもあってパーツ同士の密度が高く、とくに肩間接など一見してどういう向きに動かせるのかわからなくなるときがあります。 股関節は、左右独立でスライド展開して脚部の可動範囲が広がる機構なのですが、このスライドするパーツがかなり小さく、しかも脚付け根の接続がやけに渋いため、スライド展開させた状態で脚を曲げるようとすると折れそうで怖いです。ツインテールの可動部(通常FAGの手首関節と同じ構造)の強度もちょっと不安。いくつか予備は付けておいてほしかった。 一方で、肘と膝はわりとあっさり抜けてしまうときがあります。拳パーツは単純な軸接続なので、回転のみ可能。 なお、キットには本家デスクトップアーミーのそれをイメージしたディスプレイスタンドが付属します。 これまでのFAGやメガミに付属する簡易ベースとは違い、小さいながらちゃんと角度調節ができる立派なスタンドになっています。 以上、“FAG シルフィー” でした。 最初に言ったように、蓋を開けたときのスカスカ具合にちょっとびっくりはしたものの、その小さいボディには、造型、可動、色分けなどなど、今のコトブキヤの技術がぎゅぎゅっと詰め込まれていました。 フレームアームズがモチーフでない時点で厳密にはフレームアームズ・ガーズではないんですが、表情パーツには互換性もあり、組み替えや遊びの幅を広げる良いアイテムになったと思います。 普通に可愛いし、思った以上に動くし、ちょっと割高感はありますが、製作過程にも新鮮みがあってよかったです。 とにかく小さいパーツが多いので、組むのは大変かとも思ったんですが、案外さくっと完成できましたね。 ただ先にも言いましたが、強度が心配な箇所はいくつかあります。 さすがにコトブキヤもこのサイズでここまで動くキットを作るのは初めてだったと思うので、そこはいろいろと試行段階の部分もあったのかなぁ。今後同様のキットが開発されいくなかで改善されていくとは思います。 このシルフィー(およびシルフィー・ストライカー)の売れ行き次第では、クロムなど、ほかのシリーズのFAG化も十分ありえるでしょうね。デスクトップア-ミーのほうでは、すでに轟雷、イノセンティア、バーゼラルド、迅雷とコラボしてますし、FAG側がシルフィーだけではバランスがとれない、と思う人もいるだろうし…… 個人的は、本体は一つか二つあれば十分ですが、オプションが単品で発売されるなら、欲しいかな。 最初から全部盛りが理想ですけどね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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