すでにセカンドシリーズのアイテム2点の詳細発表と予約解禁もなされ、シリーズも2年目に突入することになるゾイドワイルド。 正直、1年続けばいいほうかなとも思っていたので、この展開は嬉しい限りですが、如何せん2月からの引き延ばし感がなぁ…… 個人的には数ヶ月のインターバルがあったほうがメリハリがあっていいとすら思っていたんですけどね。 まぁ、そんなこんなでファーストシリーズの最終アイテムとなりました、パキケドスです。 アニメ第1話で見切れて以降、なかなか詳細が明かされずにモヤモヤしていたものですが、相棒のアンキロックス(こっちも随分待たされた)から遅れること3ヶ月でようやく発売とあいなりました。 ただ、アニメでは完全に脇役ですし(一応、主役級の活躍をした回もあったようですが)、これが第1シーズンの最終アイテムになるのもどうなんだ? という感じではあります。 これまでも散々言ってきましたが。 こんなことなら、中途半端に焦らされたファングタイガーを最後に持ってきたほうがまだ綺麗に締められたようにも思うんですが…… とまぁ、そのあたりのことはさておき、 パキケファロサウルスをモチーフにしたゾイドというのは、おそらくは今回が初めてのはずです。 けっこうな特徴のある、そこそこメジャーな恐竜だと思いますし、あらためてみるとこれまでモチーフに選ばれなかったのが不思議なくらいです。 もっとも、二足歩行の草食恐竜というのは戦闘機械獣のモチーフとしては扱いにくいのか、過去シリーズでもイグアン(一応、イグアノドン型)やブロックスのパラブレード(パラサウロロフス型)くらいしか思いつきません。 ちなみに、僕が子供の頃はパキケファロサウルスはそれらのいわゆるカモノハシ恐竜の仲間みたいに紹介されてた記憶があるんですが(勘違いかもしれない)、実際にはトリケラトプスなどの角竜と近縁の堅頭竜というグループ(角竜、堅頭竜を合わせて周飾頭亜目)に属しています。 では、レビューに移ります。 ボーン復元 後面 各部ディティール メインの武装(?)となる頭頂部(パンフヘッドとボスクラウン)ですが、ワイルドブラストギミックの都合上、若干浮いた感じで取って付けた感は否めません。 なお、この状態では口が常に若干開いた状態で固定されており、なんとなく間抜けというか、愛嬌のある顔付きになっています。恐竜というより河童みたいですね。 背部パーツは一部組み立て済みになっていますが、そこから首、そして頭部に繋がるギミックの根幹となる部分はこちらで組む必要があり、ワイルドシリーズにしてはそこそこ組み立て難度が高いと思われるかもしれません。 復元完了 後面 各部ディティール 頭部装甲はわりとシャープな造型になっており、アイパーツの切れ長な感じでボーン形態から顔付きが一変しています。 ライダーの搭乗位置は背部。M型以上のゾイドでは首近くに跨がるパターンが多かったんですが、パキケドスの場合はギミックとの折り合いでこの位置にせざるをえなかったのだと思います。 ワイルドブラスト(本能解放)形態 各部ディティール 比較画像 基本構造の大半を流用しながらも、メインギミックではまったく違う動きを実現しているところなんかは、ガブリゲーター型でもそうでしたが、素直に感心します。 しかも、動力ユニットはM型すべてで共通なんだからなぁ。 電動アクション
なお、ギルラプターではスイッチが動力ユニットから剥き出しの状態で、なおかつウイングショーテルが干渉するため非常に押しにかったんですが、パキケドスではスイッチ部分にカバーパーツが追加され、干渉物もないため押しやすくなりました。
トリケラドゴスの例もありますし、もっとスムーズに動かすことは可能だと思うので、おそらくこれは敢えてこういう動作にしたんでしょう。 以下、イメージカット 手動で動かせるのはボスクラウンくらい。ただそれも頭部を下げるのと同じくワイルドブラスト形態への変形手順なので、静止画で見るとやはり地味な印象は否めません。 ただ、その頭部の動きに連動して口が開閉するなど、細かい部分にはこだわりが見られます。やっぱり頭突きをするときにはちゃんと口を閉じて歯を食い縛っててほしいですからね。 まぁ、このヒトの場合は嘴なので、歯があるのかどうかわかりませんが。 以上、“ZW パキケドス” でした。 とにもかくにも、ゾイドワイルド・ファーストシリーズ終了です。 昨年6月のシリーズスタート当初は、過去シリーズと互換性のない1/35スケールでの展開や、“リアルムービングキット” とは名ばかりの一体成型を多用した歩行ギミックの単純化、各種設定やタイアップアニメが露骨に低年齢向けだったりと、幼少期に第1期に触れ、その重厚なミリタリー要素に憧れた四十の身には物足りなさも感じたものでしたが、なかば惰性で追いかけていくうち、これはこれでアリだと思えるようになりました(笑)。 グラキオサウルスの、歩行からの停止、そしてワイルドブラスト発動という一連の動きには衝撃を受けましたし、モルガとグスタフの見ためと役割を入れ替えたようなキャタルガとグソックの登場にはこう来たか! と唸りました。一方で、ガノンタスやアンキロックスなどの可愛い系のゾイドに心癒やされることも。 確かにいろいろと変わった部分はありますが、ワイルドシリーズの各アイテムも紛うことなくゾイドでした。 まぁ、そもそも第1期のアイテムだって前半と後半とじゃデザインラインからして全然違ってましたしね。 初代ゴジュラスとキングゴジュラスなんか、世界観がまるで違う…… ただ、パーツ流用が多くなってくるのは時代の流れなのかなぁ、とも思います。 流用なんかほとんど数えるくらいで(コクピットや武装は共通の場合も多かったですが)あれだけの数のアイテムを世に送り出していた第1期はすごかったんだなぁ。 もっとも、今回のワイルドシリーズに関しては見ためはもちろん、ギミックもしっかり差別化されているものがほとんどですし、流用そのものを否定するつもりはありません。 でも売り方はね、もうちょっと考えるべきですね。 何度も言いますが、2月以降の引き延ばし感は、やっぱりイメージよくないです(しつこい!)。 さて、来月からは第セカンドシリーズに突入です。 まずは(おそらく)主役機となるビーストライガーとキャノンブルが発売されます。 それぞれ ”エヴォブラスト(進化解放)”、“マシンブラスト(武装解放)”という新規ギミックを搭載。それぞれのギミックユニットは交換も可能で、さらにのちには待望のオプションパーツの展開も予定されており、ファーストシリーズ以上のプレイバリューが期待されます。 それにしても、新型ライガーにどこか既視感のあるバッファローモチーフのゾイドと、アニメ第1作の後半を連装せずにいられませんが、現在放送中のアニメのほうはどうなるんですかね? まだとくに情報ないみたいですが…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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リデコ、リカラーキットのリリーズが続くワイルドシリーズ。 なんか、同じタカトミのトランスフォーマーの前シリーズ、パワーオブザプライムの終末期を彷彿とさせる展開ですが、夏以降にまた新展開があるようなので、今は我慢の時ですな。 さて、今回紹介するディロフォスのモチーフであるディロフォサウルスは、第何次かわからない恐竜ブームを巻き起こした映画、ジュラシックパークでヴェロキラプトルとともに一躍メジャーになった恐竜です。 僕も子供の頃から恐竜はけっこう好きでしたが、それ以前にそんな名前の恐竜知らなかったなぁ。 サイズは小型ながら、エリマキトカゲのように首の周りに下がったひだを拡げて敵を威嚇し、さらに粘性の毒液を放つという他に類を見ない強烈なインパクトで、ある意味劇中でもっとも印象的な活躍をした恐竜だった気がします。 もっとも、それらの特徴は映画のなかだけの脚色で、実際のディロフォサウルスは襟巻きのような首のひだもなければ、毒液を吐くこともできなかったそうです。 そもそもディロフォサウルスとは “二つの隆起を持つとかげ” という意味で、頭部……鼻先から額にかけて一対の鶏冠状の隆起があることがその名前の由来。ジュラシックパーク登場のディロフォサウルスも頭部の鶏冠はありましたし、そこは一応本来の姿を再現しているといえますが、あとはサイズも含めてほぼオリジナル設定となっています。 ただ、さすがハリウッド映画の影響は大したもので、以降、ジュラシックパーク設定のディロフォサウルスが色々なところで登場することになりました。 要は嘘が広まったしまった格好ですが、まぁ、恐竜関連だとままあることですね。 それでは、レビューに移ります。 ボーン復元 後面 各部ディテール せめて頭部とか脚の爪とか、いくつか新規パーツを組み込んで多少の変化を持たせてほしかったですねぇ。 個人的には、ボディと一体成型の前脚部分の改善を望んでいたんですが…… 復元完了 後面 各部ディテール 頭部外装には、モチーフであるディロフォサウルスの名前の由来である一対の鶏冠を再現。鼻先にかけての丸みを帯びた形状とも相まって、恐竜というより鳥類っぽい雰囲気があります。 今回もまたジュラシックパーク設定が基になっているのは、首、および背中のフィン状パーツ(ディスラペルとディスシールド)を見ても明らかです。 本能解放(ワイルドブラスト)形態 アニメでも猛威を振るっていましたね。数ヶ月ぶりにたまたま見た回がちょうどそのときでした。 そのせいでまさかのディメトロドン型が四天王最強か? という…… 各部ディティール 比較画像 ディロフォースはゼンマイ動力も持たない……つまり歩かないゾイドで、そのぶん手脚含め各部が可動して様々なアクションポーズをとることが可能でした。 パイロットフィギュアもそれまで共通の着座タイプではなく、今のワイルドシリーズのライダーフィギュアに繋がるようなジョッキースタイル(ちょっと画像では小さくてわかりにくいですが)。 さらにロケットランチャーを構えたポーズのフィギュアや土嚢パーツなども付属してて、一種の情景キットとしても面白いアイテムでした。
ゼンマイアクション
以下、イメージカット ディスラペルとディスシールドが可動するので、設定にはとくにないんですが、ライダーを保護するようなポジションにすることもできます。 系列機(?)や指揮官機(?)と。 単騎でどうこうできるような機体じゃなく、あくまで随伴機という印象ですね。 以上、“ZW ディロフォス” でした。 今月はこのディロフォスだけですか…… いくらなんでもS型のキットが1種類だけというのは寂し過ぎる。 もう少し巧くスケジュール組めなかったんですかねぇ? 内容的にもボーン形態が既存キットから丸々流用とか、完全新規キットと同月発売の抱き合わせならまだしも…… とまぁ、批判的なことばかり言ってますが、ディロフォスそのものは意外と好きだったりします(笑)。 シルエットはラプトールよりも好みだなぁ。後方支援機という設定……とくに、ほぼほぼディメパルサーのファンネルみたいな扱いもけっこうツボです。 これで500円くらいだったら、もう2体くらい買いたいところだけど。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 アニメでギャラガー専用機として登場したギルラプターですね。 発売するにしても、どうせイベント限定とかだろうと思ってたんですが、まさかの一般発売。しかもデスレックス発売から半年近く経ってと、今さら感半端ないです。 ファングタイガーもそうだけど、もう少しタイミングとか考えたらいいのに、とも思います。 まぁ、こっちのほうは当初は一般発売するつもりはなかったんでしょうが。 ただ、つい数日前キョウトヨドバシに行ったらけっこうな数が積まれてました。予約の段階でもわりと安値で確保できましたし、なんというか…… 今回のシリーズは一部アイテムを除いて発売後数ヶ月で販売価格が急落していますし、安く買いたければ少し待つのが吉、なのかもしれません。 まぁ、それでもファンは早く手に入れたいから予約するんですけどね。僕もそう。 そして、2000円しないならガブリゲーターとかガノンタスをもう一つ買ってもいいかな、とすら思ったり…… さて、本題のギルラプター(指揮官)ですが、第1弾アイテムとして昨年6月に発売されたギルラプターの純粋なリカラーキットになります。 覚醒ワイルドライガーのようなバージョンアップやオプションの追加はなく、もちろんお値段も据え置き。 僕は覚醒ワイルドライガーのほうはスルーしたので、このギルラプターもどうしようか少し迷ったんですが、アニメでの登場も印象的な機体ですし、色が変わっただけとはいえ随分雰囲気も変わっています。そしてなにより4月発売アイテムがこれ一つきりということと、予約段階の値引きがそこそこだったので購入決定(笑)。 万が一で隠し球的に一般機からの追加仕様があるかも、という期待もしていたのですが…… レビューに移ります。 ボーン復元 後面 しかしこのゴールド、公式の宣材画像などではいい感じの色合いで、もしや塗装済みか、と期待したんですが、そんなわけはなく成型色のまま。しかも宣材画像とはまったく違う、ゴールドというよりはレモンイエローに近い色味で、これは宣材詐欺といわれても仕方ないかもしれません。 あとでショーテルとクローくらいは塗ろうかな。 各部ディティール 赤い一般機の単純なリカラーキットなので、もちろん構造はそのまま。 とくに金型改修が行われていたりもしないと思います。 また、ゴムキャップも緑がかった青から赤に変更されています。 復元完了 後面 各部ディティール もちろん外装パーツも単に成型色が変わっているだけで形状の変更や追加はなし。 アイパーツは一般機と同じく赤ですが、外装が黒くなったおかげで一般機よりも目立つ感じになりました。 本能解法(ワイルドブラスト)形態 各部ディティール 比較画像
あと、この世界(アニメにおける設定)ではパーソナルカラーという概念はあまりないんですかね? 黒い外装の専用機に乗ってたら、その後の本命機の外装も黒くしそうなもんですが…… 今のところ、そのへんにこだわりがあるのはステゴゼーゲからディメパルサーに乗り換えたトリュフだけみたい。 そして、キャラやゾイドのページを一向に更新する気がないアニメ公式サイト…… 電動アクション
以下、イメージカット やっぱり、M型キットのなかでは1番貧相ですねぇ。 最近のものがけっこうボリュームがあるから余計そう感じる。 デザイン自体はそれなりに格好いいとは思うんですが、ライバル機としては地味かなぁ。 ドレイクは早々に乗り換えると踏んでたんですけどね、なんでも彼の背景にはあのアニメの雰囲気肩は想像もできない重い話があったようで…… 以上、“ZW ギルラプター(指揮官機)” でした。
なにもオプション追加のない単純なリカラーキットの一般販売というのは、ゾイドでは珍しい気がします。 まぁ、アニメでも印象的な機体ではありますし、ファンからの要望はあったんでしょうね。 なら緑のラプトールとか、デザートカラーのガブリゲーターとかも要望ありそうだけど。 ただ、やっぱり遅過ぎですよ。デスレックスの前に来てたらそれなりに売れたかもしれないけど(さほど売れてないと決めつけてますが)…… 2月以降、月1アイテムのサイクルが完全に固定化されてしまっていますが、これはとりあえずアニメ放送中は毎月キットを発売しなければならないとか、そういう契約になってるんでしょうね。 今回の黒いギルラプターも、数合わせで急遽投入されたのかもしれません。 アニメは6月でちょうど1年になりますし、そこで新章突入、あるいは一旦終了して新シリーズのスタートとなりそうな気配ですが、個人的はそれまでに2、3ヶ月のインターバルがあっても全然気にならないんですけどね。 新規のファン……とくにお子様はそんなに間が空くと関心が離れちゃうのかなぁ。 でも、アニメで活躍してるまさにその週に発売されたりするのが、買う側としては一番購買意欲が増すと思うんですが。 要は、3月くらいまでに第1シーズン(と勝手に命名)のキットはすべて発売してくれてもよかったのに、という話。 そんな感じで、今回は終了。 またのご訪問を。 アニメ第1話から見切れていたシュプリーム団所属ゾイドが、ようやくの発売となりました。 相方のパケトドスも、6月に発売が決定したようでなにより。 しかしシリーズ全体を見渡してみると、クリスマス前のデスレックスの発売から年明けのファングタイガーの発売までがピークでしたね。以降のペースダウンが酷い…… いや、べつに一月に1アイテムの発売でもいいんですけどね。それが全部既存キットからの流用っていうのがなぁ‥…同じタカラトミーのトランスフォーマー、パワーオブザプライムの晩期を見ているようで切ないものがあります。 とはいえ、このアンキロックス(とパキケドス)については個人的にずっと待っていたので、とにかく発売されてよかった。 アンキロックスは先月発売のディメパルサー同様、ガブリゲーターの流用キットではありますが、外見はがらりと変わり、ワイルドブラストギミックもまったく違うものになっております。 では、レビューしていきます。 ボーン復元 後面 つまり、このゾイドワイルドの世界ではガブリゲーターよりもステゴゼーゲに近いべきなので、そこはもう少しこだわってほしかった気もします。まぁ、このがに股スタイルも可愛いからいいけどね。 各部ディティール 若干受け口気味の嘴がキュート。 背面は外装がない状態でもほぼ装甲です。側面の突起はウイングリブと名付けられていますが、もちろん飛行能力はありません。 尻尾……メイステイルは、パッケージ画像ではしなっていますが、実物はまっすぐ。先端部も含め多数の3㎜軸があるのでカスタマイズでより凶悪な武器にもできそうです。 復元完了 後面 ダイオウグソクムシの外皮よりアンキロサウルスのそれが柔いなんてことはないと思うんですが…… 各部ディティール 頭部装甲は丸みがあって先端部がでかい鼻に見えて可愛いです。 背面装甲……ロックバックは1枚ものではなく、左右で分割されています。ブロック状のディティールと色のせいで板チョコ感がすごいです。ミルクチョコですね。美味しそう(笑)。 尻尾先端に装備したハンマー……バッシュボーンはアンキロックス最大の武器。なんか椰子の実みたいですが。 ワイルドブラスト(本能解放)形態 各部ディティール 比較画像 電動アクション
ただ、先にも言ったように脚部がアンキロサウルス本来の骨格ではないので、 やはりリアルムービングとは言えません。
以下、イメージカット 手動で動かせる部分は尻尾のみですが、通常形態でも先端部のスライドやバッシュボーンの展開は可能。 フォルムが秀逸なので、ただ飾っておくだけでも十分(あくまで個人的な感想)です。 以上、“ZW アンキロックス” でした。 アニメにおける立ち位置にしては、発売までえらく焦らされた感じでしたが、ともかくもようやく発売されたアンキロックス。 個人的には待望のアイテムだったわけですが、フォルム、ボリューム、アクションすべてにおいて待った甲斐があったと思える出来でした。 ガブリゲーター、ディメパルサーと、この型にはハズレがないです。 ただ、脚部のかたちが本来のアンキロサウルスではないので、そのへんにこだわる人はいるかもしれませんが、キットの構造自体は単純なので改造も容易いと思います。 また、この型を使ってこのギミックということなら、アンキロサウルス以外にもグリプトドンなんかをモチーフにしても面白かったかもしれませんね。 グリプトドンなら、爪だけそれっぽいにものにしたら脚部はこのままでもあまり違和感はなかったんじゃないかな。さらにモチーフとしてはゾイド初になるので、より注目されてたかも。 まぁ、僕個人はこのアンキロックスのフォルムは可愛くて非常に気に入っているので、なんの不満もありませんが。 さて、今後のシリーズですが、四月発売のギルラプターはギャラガー専用ではなく、指揮官機ということになりましたね。まぁ、キットとアニメは完全リンクしているわけではないので、ここへきて急にギャラガーの名前を出されても……という感じはあったのでよかったんですが。 商品説明を見る限り、単純なリカラーっぽいですね。しれっとハイパワーユニット搭載とかにならないかな? 5月にはS型のディロフォス……というところまでは、前回ディメパルサーのレビューを書いた時点で判明(リーク動画ですが)していましたが、そのあとさらにいろいろと情報が出てきました。 パキケドスの6月発売は最初に言った通り。そこでシリーズは一区切りといっところですかね。 そして7月以降、新型ライガー登場、武装解禁、お待ちかねのオプションパーツと怒濤の新展開となるようです。個人的には、本格的な空戦用ゾイドの登場が嬉しい。 7月というとアニメ開始から1年ですし、第1作のように数年後の第2部としてリスタートするのか、それとも一旦終了して新シリーズが始まるのか、それともアニメ放送は終了するのか、わかりませんが、キット展開はまだまだ継続されるようで一安心です。 ちなみに現状判明しているラインナップは、カメを除いてほぼアニメ第1作の第2部、ガーディアンフォース編を彷彿させる面子です。 ただちょっと気になるのは、それらの7月発売アイテムが軒並みに値上がりしてることかな。 まぁ、内容が伴っているのならいいんだけどね といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 意欲的に(?)旧シリーズから定番のモチーフを消化していくゾイドワイルド。 古参ファンにとっては懐かしくも嬉しい流れではあるんですが、せっかくの新シリーズなんだし、これまでモチーフに選ばれなかった恐竜、動物にもチャレンジしてもらいたいという思いもあります。 とくに恐竜なんかは第1期、第2期シリーズ終了後も続々と新種が発見されていたり、昔から知られていた種類でも最新の研究でまったく違う姿として再現されていたりもしますしね。 新種でいうとテリジノサウルスとか、ゾイド向きだと思うんですけどね。 そのへんに関連した面白い例としては、第2期シリーズで発売されたスピノサパーとダークスパイナーがあります。 同じスピノサウルスモチーフのゾイドでありながら、前者はいわゆるゴジラスタイルのプロポーションで顔もほかの肉食恐竜とあまり変わらない感じだったんですが、それから相馬をおかずに発売された後者は当時ジュラシックパークⅢに登場して衝撃をもたらした最新の想像図を元に立体化、ワニに似た細長い顔に前傾姿勢という、それまでのイメージを一新した姿をばっちり再現していました。 同シリーズ内でもそういったことをやってのけるんですから。常に新しいものを追い求める姿勢というか、勢いというか、すごいなぁと思ったのを覚えています。 今はどうなのかな……? 今回のディメパルサーとは背ビレ繋がりというだけで、直接は関係のない話でした。 では、レビューしていきます。 ボーン復元 後面 地味なところでは、後脚のパーツがガブリゲーターとは前後逆に取り付けるようになっており、ワニとはまた違う脚部構造を再現するなど、なかなかにこだわった造りになっています。 (3/8 訂正追記) 上記のように思っていたんですが……発売から8ヶ月近く経ったところでガブリゲーターの後脚の左右を組み違えていたことに気付きました。 なので、後脚の前後の向きは一緒です。 以下でも、何度か同様の記述がありますので訂正、削除しておきます。 まったく、なんで今まで気付かなかったのか……情けない話です。 混乱した方もいたかもしれません。お詫びしておきます。すみませんでした。 各部ディティール 頭部は大きく凶悪なイメージ。ただ、少し細長い気はします。実物の頭骨はもっと全体にごついイメージなんですよね。 体側のフレームパーツは、通常時の帆(スペクターフィン)のロック機構も兼ねています。 尻尾の先端は銃口のような形状になっていますが、エレキテイルという名称から察するに、なんらかの端子的な役割があるのかもしれません。 ちなみにガブリゲーターの尻尾はとくに名称もなく、ただの尻尾表記になっています。 復元完了 後面 各部ディティール 頭部装甲にはインシュレーターカウルという名称が付いています。 インシュレーターとは、絶縁物(あるいは碍子……電柱に付いてる、ランプみたいなあれです)という意味で、要は自身最大の武器となる高周波パルスからを己を守るための装甲でもあるわけです。ならば、なおさらこんな軽装で不安になりますけどね。 なお、例によってライダーは剥き出しですが、人体にはさほど害はないもよう。 また、その頭部装甲が流線型なためにボーン形態から顔付きが一変(シリーズではよくあることですが)しており、顔だけを見るとディメトロドン感はゼロです。 ワイルドブラスト(本能解放)形態 マッドは英語で狂気、オクテットはIT用語で8ビットを表す情報量の単位。直訳すると意味不明な雰囲気ネーミングですが、まぁマシなほうか…… ちなみに自らが絶縁性のある装甲を身に着けていることからも、この攻撃は敵味方を区別できない可能性大です。 各部ディティール 比較画像
電動アクション
以下、イメージカット 手動で可動する部分は体側のパルスチューナーのみ。 設定を無視すればキャノン砲のようにも見えます。 それにしても、オプションパーツ出ないなぁ…… かなり攻撃的な見た目になるワイルドブラスト形態。 これまでのパターンなら、この展開した帆をそのまま物理攻撃用の武器にでもしそうなものですが、そこはディメトロドン型ゾイドのセオリーということで電子戦特化型に。 しかし、あくまで武器として使う設定にしたのは世界観ゆえですね。 以上、“ZW ディメパルサー” でした。 比較画像の項で紹介したディメトロドン、そしてそれ以前に発売された小型ゾイドのゲーターを始めとしたディメトロドン型ゾイドは、背中の帆をレーダーに見立てることで、索敵や電子戦を任務とする後方支援機として設定されてきました。 それは、ゴルドス、ゴルヘックスなどのステゴサウルス型ゾイドも同様で、帝国はディメトロドン、共和国はステゴサウルスと今にして思えば区別されていたような気もします。 直接的な戦闘の主力となる機体だけでなく、そういったいわば裏方の機体にもちゃんと存在感があるのもゾイドの魅力でした。単純なロボットトイのシリーズではなく、軍事ものとしての側面もあったわけです。 しかし、12年の時を経て復活した新シリーズでは、そんな軍事色はかなり薄まってしまいました。アニメにおいてはほぼ皆無です。 ゾイド=兵器ではなく、相棒。戦闘でも遠距離用の火器類はほぼ使われず、接近しての格闘戦がメイン。 そんななかにあって、旧シリーズでは後方支援機の代名詞でもあるディメトロドン型ゾイドはどういう位置付けとなるのか? 設定的には変わらず電子戦特化機のようでしたし、あの世界観で活躍できるのか不安だったんですが…… とりあえずアニメの初登場では大暴れしたようです。その後はどうなるかわかりませんが、少なくとも一度はフリーダム団を壊滅寸前まで追い込んだようで、まったく人気を得られないということはなさそうで一安心です(笑)。 ていうか、乗り換えするなら四天王でもドレイクだと思ってたのに…… さて、来月は遅れてきたシュプリーム団の一員、アンキロックスがようやくの発売となります。 とはいえ……、すでに出回っているネタバレ動画を見てしまいましたが、 3月 アンキロックス 4月 ギャラガー専用ギルラプター 5月 ディロフォス 4ヶ月連続、1アイテムのみの発売。5月に至ってはS型1種のみと、ここへきてのペースダウンがひどいですね。 もうデスレックスが発売済みなのに、ギャラガー専用ギルラプターなんて、どこかのイベント限定でいいんじゃないの? あと、今回のディメパルサーのメイン画像でも顔出ししてるディロフォスは、旧シリーズの同モチーフの機体から横棒一つ取っただけの名前なんですが…… そして、今度はパキケトゥスを引っぱるんだね。もうアニメでワイルドブラストまで披露してるのに…… アニメはいつまでやるんだろう? といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 そんなわけで、アニメ第一回から登場しながら、なっかなか発売されなかったファングタイガーが遂に発売されました。 なんでここまで焦らしたんですかね? そうこうするうちアニメではライダーともども退場しちゃったじゃないの。 どうせ中盤辺りで復活するお約束だと思うんですが、あらためてストーリーなどを振り返ってみる(僕は、もう10話くらいの段階でまともに視聴していませんでした)と、19話時点でその死は明言されていたようですね。まぁ、ギャラガーがそう言っただけっぽいので、十中八九やっぱり復活してくるとは思うんですが…… 実際の話、本当に死んでしまったんだとしたら、ファングタイガーの発売がここまで遅くなった理由がわかりません。 でも、ベーコンが復活するとした場合、発売は彼が復活する放送の前後に持ってくるのがベストなわけで、今のところそれらしい気配もないので結局なんでこの時期に? ということになってしまうんですよねぇ。 ワイルドライガーのワイルドブラストユニットに不具合があったという話も聞きますが、ほぼ共通のギミックを搭載することになるこのファングタイガーへの流用にあたり調整に時間がかかった……とも思えませんし…… 本当、このシリーズの発売スケジュールは謎だわぁ。 とりあえず、レビューします。 ワイルドブラストユニット ボーン復元 後面 各部ディティール サーベルタイガー種ということで、代名詞でもある犬歯はライガーよりももかなり大きく、長くなっています。 ライガー発売からけっこうな時間が経っていますが、流用パーツにとくに変更点はなさそうです。 トリケラドゴスとステゴゲーゼのときのうように、脚パーツの穴の位置が違う、といったこともなし。まんま流用です。 復元完了 後面 各部ディティール ライダーフュギュアはワイルドライガーやハンターウルフと同タイプ。搭乗位置も首の後ろと同じです。 背中に背負った武装ユニット。ワイルドライガーのタテガミクローは剥き出しで後ろに折りたたまれていただけでしたが、ファングタイガーのツインドファングは、通常時はパンテラアーマーで保護されています。 そのアーマーの真ん中から生えている背ビレのような突起はエレキジェネレーター。ここで雷などから吸収した電気エネルギーを蓄積するようです。 ワイルドブラスト(本能解放)形態 後面 各部ディティール 比較画像
結果、相対的にファングタイガーのほうがスラリとスタイリッシュな印象になる。 本来、主人公機はほかのどの機体よりも格好よくデザインされてしかるべきなんですが……ライオン型ゾイドを主人公に据える限り、この状況は変わらないと思います。少なくとも、シールドライガー直系のデザインからは脱却しないと。 そういう意味では、ライガーゼロのデザインはかなり洗練されてたと思うんですが…… 電動アクション
つまり、歩行アクション及びワイルドブラストアクションのギミック自体はワイルドライガーから一切変更なく、パーツの追加(配置)でワンアクション増やしたということです。 仕組みそのものは単純なことですが、後発アイテムでちゃんと一工夫加えてくるところは、しっかり仕事してるな、と思います(笑)。 ちなみに歩行速度は通常のワイルドライガーと同じだと思います。 はたして、今後ハイパワーユニットの単体販売はあるのか…… 以下、イメージカット まぁ、いつもの感じです。 でも、構図によってはワイルドライガーよりマシですね。やっぱりモデルはプロポーションがよくないと(笑)。 以上、“ZW ファングタイガー” でした。 お待ちどうさまのファングタイガー。でも本当、発売タイミングが解せない…… モノ自体はワイルドライガーのバリエーションで、基本的な仕様はほぼそのまま。 1アクション追加されているのは評価しますが、相変わらず歩いてる途中でワイルドブラスとしたあとはそのまんまです。 デザインは、普通にワイルドライガーよりも格好いいと思います。 そのへんはキャラクター性もあるでしょうし、途中でも言ったように、ワイルドライガーが旧シリーズに引っぱられているせいもあるかと思います。 個人的には、ワイルドライガーよりもこのファングタイガーのほうが断然好きですね。 旧シリーズでもシールドライガーよりサーベルタイガーのほうが好きな人ですから。 さてこの次、二月に発売されるゾイドは、ディメトロドン種のディメパルサーひとつのみとなっています。 ここへきてのスローダウン……一抹の不安が過ぎります。 モチーフは旧シリーズファンには嬉しいチョイスなんですけどね。ガブリゲーターの流用というところは、ちょっと気になる。 今後は流用も多くなってくるのかな。 すでに主人公機、ライバル機、ラスボス機と出尽くしてる感があるなか、もう一盛り上がりできるアイテムはあるんだろうか? といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 アニメも第3クールに投入したゾイドワイルド。 それに伴って公式サイトもリニューアルしたかなぁ? と思って覗いてみたら、なにも変わってなかった…… いや、ストーリーは毎週更新してるんだから、それに合わせてキャラとゾイドのページくらい足していこうよ。 あと、キャビアのCVちゃんと表記してあげて。 と、そんな感じで相変わらずなアニメのほうはさておき、キットのほうは順調にアイテム数を増やしております。 例によってアニメ登場済みのゾイドを差し置いて、急に新型機を投入してきますが…… 今回紹介するスパイデスも、なんの脈絡もなく急に出てきた感じです。 モチーフは旧シリーズでも何度か登板しているクモですが、そのアクションやギミックは過去のクモ型ゾイドとはまた違ったアプローチとなっております。 名前の語感とモチーフ、それにカラーリングから、てっきりデスメタル帝国側の新型やられメカだと思いきや、所属はフリーダム団になってます。付属ラベルに “YOUKAN” というマーキングがあったので、そんな名前のキャラが乗るようです。 では、レビューしていきます。 ボーン復元 後面 各部ディティール 後ほどアクションの項で詳しく書きますが、こちらはホイールで走行するタイプのキットなので、4対の脚の扱いはグソックのそれと同様です。 しかし、設定上はちゃんと脚で歩行するようで、脚部先端のヴェノムスパイクおよび顎の鋏角は敵ゾイドに突き刺して毒を注入する強力な武器ということです。 脚の話ばかりになりますが、ワイルドブラストギミックとの兼ね合いで、脚部全体が前に向き過ぎなのがちょっと気になりました。 復元完了 後面 各部ディティール 注目すべきは腹部の外装。上部外装は上に、下部外装(フラップ)はそれぞれ左右に展開が可能です。 お尻の先に取り付けるジェットアンカーはゼンマイのネジも兼ねていますが……これが巻きにくいことこの上ない、 ライダーフィギュアは一般的なジョッキータイプになります。 ただ、細い糸でやる利点はやっぱりそれっぽいのと、そこそこの長さにしてもアンカー側に巻きつけてやれば綺麗に収納できることです。本来ウインチ機能を持っている腹部ですが、ギミックは再現されていませんので。 なお、このアンカーから伸びる糸はデススレッドと呼ばれ、そもそもスパイデスは発掘時、そのデススレッドに覆われた繭のような状態だったという設定。 いや、繭というならその設定はキャタルガにあげてほしい。あ、でもそうなると幼虫じゃなく成虫になっちゃうか。 ワイルドブラスト(本能解放)形態 後面 この形態で敵ゾイドに飛びかかり、8本のヴェノムスパイクと鋏角を突き刺して毒を注入する必殺技が “スパイダーポイズン” ……そこは “スパイダーヴェノム” でよかったんじゃなかろうか? スパイダーポイズンだと、そのままクモの毒という意味合いが強いように感じるから、技名としてはどうかなぁ。 各部ディティール 比較画像 画像でも装備しているキャノン砲やガトリング砲など、オプション盛り盛りの豪華なキットでした。 フォルム自体は、先に言ったようにグランチュラをほぼそのまま大きくしたものなので、頭部(コクピット)含め旧ゾイドらしいデザインで、実際のクモというよりは、クモっぽい8脚歩行の戦闘メカ、といった感じ。 本来のクモ(決してゴケグモではないにしても)により近いデザインなのは、もちろんスパイデスのほうですが、これはもうシリーズの方向性の違いですし、どちらがいいというのは好みの問題になってくるかな。 僕は、今となってはもうどっちも好きですよ。 ゼンマイアクション
2対めと4対めの脚は半固定式になっていて、1対め、3対めの脚より遅れて動くようになっていたりと、芸が細かいです。 ただ、相変わらず限界までネジを巻いてもすぐ動かなくなる……
以下、イメージカット 以上、“ZW スパイデス” でした
クモ型なのに8本脚で歩行しない。ホイール走行という点に、最初は違和感を感じたものでしたが、実際に組んで動かしてみると、とりあえずアクションは安定しています(ゼンマイが巻きにくいのはまた別の話)し、ワイルドブラストモードへの変形も単純ながらけっこうインパクトもあって、最終的には面白い試みだったと受け容れられた感じです。 グソックのときにも感じたことですが、小サイズゆえにどうしてもギミックが限定されるS型キットにおいて、いかにインパクトを与えられるかという試行錯誤が感じられます。 でも、そろそろ虫型ばっかりなのは飽きてきました。 現状ではラプトール以外、S型ゾイドはすべて虫がモチーフになっています。 生物としてのゾイドのサイズ感統一というのもあるのかもしれませんが、そろそろ哺乳類型や爬虫類型のS型ゾイドも見てみたい。 また、ワイルドブラストモードへの変形でアクションそのものが変化するS型ゾイドというのも、今のところこのスパイデスとカブターだけなので、見ためだけでなく、アクションにもしっかり変化が見られるS型ゾイドを待っています。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 コマンドウルフの登場以来、ゾイドにおける代表的モチーフとなったオオカミ型が、遂にゾイドワイルドに登場しました。 これまでにキットとして発売されたゾイドはいずれもアニメ本編にも登場しているため、このハンターウルフも年明け第3クールから登場するとは思いますが、今のところなにも情報がないですよね。 パッケージにはフルーダム団のマークが描かれているので、新キャラが新たに仲間に加わるのか? それとも誰かが乗り換えるのか…… もうアニメはほぼ見ていないんですが、そのへんの情報だけはチェックしておきたいと思います。 しかし、アニメでもこのパッケージ画像のような雪原が舞台になることはあるんだろうか? ほぼほぼ荒野しかない世界観ですが…… では、レビューしていきます。 ボーン復元 後面 各部ディティール 頭部は耳がない(骨格なので当然ですが)ので一見してオオカミには見えず、どちらかというと爬虫類っぽい。でも、実際のイヌ科の頭蓋骨はまぁ、こんな感じだったかな。 ソニックブースターの内部ディティールはあっさりめ。4枚のツメ(フィン)はもう少し薄く成型できなかったものか。 尻尾は手動でわずかですが上下に可動します。なんか、魚の骨みたいな形状ですが…… 復元完了 後面 各部ディティール オオカミ型として1、2を争う……とか言いながら、頭部外装は鼻先が鋭角過ぎて、オオカミというよりキツネっぽく見えてしまうかも。もうすこし先端は丸くするか、角張っていたほうがオオカミらしくさが出たんじゃないかと。 首の装甲がライダーの搭乗席も兼ねています。 フィギュアはワイルドライガーやギルラプターに付属のものと同タイプ。装甲のスリットにフィギュア脚部内側のジョイントを差し込んで固定するので、ボーン形態でのライダー搭乗はできません。 ソニックブースターの保護装甲兼推力偏向板となるレゾカウルの形状が、横から見たオオカミの頭部みたいなのは狙ったデザインなんでしょうね。 尻尾にも装甲を取り付けるのですが、そのせいでボーン形態ではわずかでも可動できたものがほぼ動かくなってしまうのはどうなんだ? ワイルドブラスト(本能解放)形態 第1形態(ファースト・ギア) このハンターウルフのワイルドブラスト形態は2種類あり、そういった仕様はシリーズ初。 まぁ、単一のギミックとしてはすでに出尽くしてしまった感がある(もちろん、今後予想外の新規ギミックが開発されるとは思いますが)ので、こういう変化球もアリだと思います。 まず第1形態(ファースト・ギア)は、レゾカウルを上方に跳ね上げ、ソニックブースターを露出後先端部を押し込んで変形完了。 この形態では、ソニックブースターを純粋に推力として最大限利用し、高速移動が可能になるとのこと。 商品説明によると、この形態で音速を叩き出せるようですが……ライダーの身は保つの? 各部ディティール 第2形態(セカンド・ギア) 続いて第2形態(セカンド・ギア)。 第1形態からソニックブースター及びレゾカウルを前方に展開。さらにレゾカウルのロックを外し、左右に拡げて変形完了です。 この形態では、ソニックブースターおよび喉から放つ衝撃波を音波鎌(ソニックシックル)として攻撃に転用し、必殺技 “ハウリングシャウト” を繰り出します。 各部ディティール 比較画像 電動アクション
以下、イメージカット ソニックブースターにレゾカウルと手動で可動するパーツが多いので、ある程度のアクションポーズは可能です。あくまである程度……ですが(笑)。 そろそろゾイドでこのコーナーは厳しくなってきたなぁ…… 以上、“ZW ハンターウルフ” でした。
主人公機を凌ぐ格好良さに、通常の歩行アクションこそ地味ですが、ワイルドブラスト形態を2形態持つ3段変形と特別感もあり、アニメの活躍次第でかなり人気が出そうな機体ですね。 いったいどんなキャラが乗るんだろう? オオカミ型ゾイドというと、やはりアニメ第1作のアーバインを思い出してしまいますが、今作で彼に相当するポジションのベーコンにはファングタイガーがあるし…… まさか、復活したベーコンのファングタイガーに代わる機体がこのハンターウルフ……なんてことはないよね? さすがにトラからオオカミに乗り換えはないか。そもそものファングタイガーの発売がまだだし。 大穴で、改心したドレイクが乗る、というパターンもあるかもしれない。 キット内容に話を戻すと、設定に準じた速度変更ギミックが実装されなかったのは残念でした。 コマンドウルフのときにすでにできてることだし、十分実現可能だと思うんだけどなぁ。 そこがクリアされていれば、ナックルコング、キャタルガに並ぶ傑作になれてたろうに…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 |
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