リデコ、リカラーキットのリリーズが続くワイルドシリーズ。 なんか、同じタカトミのトランスフォーマーの前シリーズ、パワーオブザプライムの終末期を彷彿とさせる展開ですが、夏以降にまた新展開があるようなので、今は我慢の時ですな。 さて、今回紹介するディロフォスのモチーフであるディロフォサウルスは、第何次かわからない恐竜ブームを巻き起こした映画、ジュラシックパークでヴェロキラプトルとともに一躍メジャーになった恐竜です。 僕も子供の頃から恐竜はけっこう好きでしたが、それ以前にそんな名前の恐竜知らなかったなぁ。 サイズは小型ながら、エリマキトカゲのように首の周りに下がったひだを拡げて敵を威嚇し、さらに粘性の毒液を放つという他に類を見ない強烈なインパクトで、ある意味劇中でもっとも印象的な活躍をした恐竜だった気がします。 もっとも、それらの特徴は映画のなかだけの脚色で、実際のディロフォサウルスは襟巻きのような首のひだもなければ、毒液を吐くこともできなかったそうです。 そもそもディロフォサウルスとは “二つの隆起を持つとかげ” という意味で、頭部……鼻先から額にかけて一対の鶏冠状の隆起があることがその名前の由来。ジュラシックパーク登場のディロフォサウルスも頭部の鶏冠はありましたし、そこは一応本来の姿を再現しているといえますが、あとはサイズも含めてほぼオリジナル設定となっています。 ただ、さすがハリウッド映画の影響は大したもので、以降、ジュラシックパーク設定のディロフォサウルスが色々なところで登場することになりました。 要は嘘が広まったしまった格好ですが、まぁ、恐竜関連だとままあることですね。 それでは、レビューに移ります。 ボーン復元 後面 各部ディテール せめて頭部とか脚の爪とか、いくつか新規パーツを組み込んで多少の変化を持たせてほしかったですねぇ。 個人的には、ボディと一体成型の前脚部分の改善を望んでいたんですが…… 復元完了 後面 各部ディテール 頭部外装には、モチーフであるディロフォサウルスの名前の由来である一対の鶏冠を再現。鼻先にかけての丸みを帯びた形状とも相まって、恐竜というより鳥類っぽい雰囲気があります。 今回もまたジュラシックパーク設定が基になっているのは、首、および背中のフィン状パーツ(ディスラペルとディスシールド)を見ても明らかです。 本能解放(ワイルドブラスト)形態 アニメでも猛威を振るっていましたね。数ヶ月ぶりにたまたま見た回がちょうどそのときでした。 そのせいでまさかのディメトロドン型が四天王最強か? という…… 各部ディティール 比較画像 ディロフォースはゼンマイ動力も持たない……つまり歩かないゾイドで、そのぶん手脚含め各部が可動して様々なアクションポーズをとることが可能でした。 パイロットフィギュアもそれまで共通の着座タイプではなく、今のワイルドシリーズのライダーフィギュアに繋がるようなジョッキースタイル(ちょっと画像では小さくてわかりにくいですが)。 さらにロケットランチャーを構えたポーズのフィギュアや土嚢パーツなども付属してて、一種の情景キットとしても面白いアイテムでした。
ゼンマイアクション
以下、イメージカット ディスラペルとディスシールドが可動するので、設定にはとくにないんですが、ライダーを保護するようなポジションにすることもできます。 系列機(?)や指揮官機(?)と。 単騎でどうこうできるような機体じゃなく、あくまで随伴機という印象ですね。 以上、“ZW ディロフォス” でした。 今月はこのディロフォスだけですか…… いくらなんでもS型のキットが1種類だけというのは寂し過ぎる。 もう少し巧くスケジュール組めなかったんですかねぇ? 内容的にもボーン形態が既存キットから丸々流用とか、完全新規キットと同月発売の抱き合わせならまだしも…… とまぁ、批判的なことばかり言ってますが、ディロフォスそのものは意外と好きだったりします(笑)。 シルエットはラプトールよりも好みだなぁ。後方支援機という設定……とくに、ほぼほぼディメパルサーのファンネルみたいな扱いもけっこうツボです。 これで500円くらいだったら、もう2体くらい買いたいところだけど。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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