アニメ2話の段階ではまだ登場していませんが、後に主人公アラシ率いるフリーダム団(シュプリーム団って書いてた……訂正しました)に加わる少女、ペンネが搭乗するゾイドになります。 一応ヒロインということになるんだろうか? 現状、彼女以外にそれっぽいキャラは公開されていないので、そう思ってるんですが…… ヒロインをサソリに乗せるか? まぁ、旧シリーズからサソリはわりとポピュラーなモチーフで、アニメ第一作でも印象的だった改造型ガイザックや、後半のラスボスとして搭乗したデススティンガーなど、けっこう重要な役割を持たされることも多い気がします。 確かに見た目は派手ですし、実際のアクション的にも、8本の足やハサミをガシャガシャ動かしながら歩く姿は楽しいですしね。 今回のアニメでも、ライダーともども活躍することでしょう。 では、キットのレビューに移ります。 復元完了 後面 各部ディティール アイパーツはブルーのメッキ調。 エビっぽく見えるのは、この目のせいもあるかな。本来のサソリはこういう目じゃないし。 大きく振り上げた尻尾、ポイズンテイルは、残念ながら無可動。 ゼンマイアクションとの連動は無理でも、根元と針のある先端の二箇所に手動の可動軸でもあればよかったんだけど…… そのゼンマイによる歩行ギミックは、第一期の初期も初期、グランチュラを始祖とする機構で、基本構造は35年前のまま。 この機構、どうしても本体と脚部ユニットとの間に隙間が空くので、若干本体が浮いた感じに見えるんですが、基本箱型体型のグランチュラやガイザックではそれほど気にならなかったものが、現代風の細身のデザインになっているこのスコーピアでは、けっこう気になる…… 脚部の取り付け方向が変わって、ゴムキャップが上から見えるようになったことにも一因があるかもしれません。 ライダーフィギュアは、カブターに付属のものと同じものです。 ワイルドブラスト(本能解放)状態 後面 各部ディティール 尻尾の付け部、お尻に取り付けられているのはボイズンタンク。その名の通り、毒の入ったタンクだと思われますが、詳細は不明。 これは、ゼンマイを巻くための鍵にもなっています。第2期の新規設計小型ゾイド(レブラプター以降)から採用されたシステムですね。 取り付けには3㎜軸を使うので、デフォルトのお尻のほかにもポイズンテイルの付け根側面や、ほかのゾイドに取り付けることも可能。今回のシリーズで、現状唯一の外付けオプション装備ということになる……のか? 比較画像
ゼンマイアクション
以下、イメージカット ポイズンスピアがが可動するおかげで、ある程度の表情付けができます。 でも、どうせならポイズンテイルも一緒に動かせるようにしてほしかった。ハサミも、手動でも開閉できればなお。 以上、“ZW スコーピア” でした。 カブターがサイカーチスの現代版とすれば、このスコーピアはガイザックの現代版。 8本足での歩行に加え、ハサミと上顎が連動して開閉するゼンマイアクションは、まさにガイザックの正統進化といえます。 一方で、ワイルドブラスト状態になってもアクションには変化がなく、そこは少し拍子抜け。 歩行自体もお世辞にもスムーズとはいえず、このあたりはもう少し改善できたのではないかという気もします。 とはいえ、S型ながら巨大な尻尾を高く上げた姿はインパクト大。“赤い” ボディにもどこか特別感があり、ヒロイン(多分)搭乗機ということでアニメでの活躍も見込めるとなれば、人気が出る要素は十分かと。 個人的には、カブターのときと同様、旧ゾイドを彷彿とさせる構造が感慨深いキットでありました。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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