アニメにおいてはデスメタル帝国四天王最後の一人、トリュフの乗機となります。 二期OPには登場してます(というか、公式サイトのメインビジュアルで最初っからネタバレ)が、本編にはまだでてきてませんよね。 この間久々に見たら、アラシ以下のフリーダム団とシュプリーム団の混成チームとデスレックス1体が戦ってました。いつの間にやら味方全員ワイルドブラストできるようになってた…… でも、6対1でもデスレックスに勝てず。アニメ第1作の47話ほどの絶望感はなかったかな。 と、全然今回の主役に関係ない話ですね。 なお先に言っておくと、トリケラ “ド” ゴスのことをトリケラ “ゴ” ドスと勘違いしていたように、このヒトのこともけっこう最近までステゴ “ゲ” ーゼだと思ってました。 というか、完成させたあとにあらためてパッケージ眺めたときに気付いた…… 言い訳じゃないけど、なんか語呂悪くないですか? ちなみに “ゼーゲ” はドイツ語で鋸のことらしく、それが名前の由来のようですが…… さて、レビューしていきますか。 ワイルドブラストユニット ボーン復元 後面 各部ディティール ステゴサウルスモチーフのゾイドというと、旧シリーズでの後方支援機という印象が強く、性格的にも大人しめのゾイドというイメージがあったんですが、このステゴゼーゲはバリバリの格闘系。 アニメでの立ち位置も敵幹部の乗機ということで全体のデザインはかなり凶悪な雰囲気になっています。頭部の造型とか、妙にリアルで怖い…… 先にも言ったように、4本の脚と先端部を除く尻尾はトリケラドゴスと共通パーツになっていますが、後脚のみ加工が施され、トリケラドゴスでは足を取り付けるために穴が空いていた部分は塞がれ、モールド処理がされています。 少しに残念に思ったのは、尻尾先端の剣。ここは背ビレ同様シルバー成型のパーツで分割にしてほしかったです。 復元完了 後面 各部ディティール 全体的な印象はあまり変わらないなか、顔だけはけっこう変わったように思います。 なんというか、ステゴサウルスとかの剣竜類の鼻先(口先?)ってわりと鋭角なイメージがあるんですけど、外装を纏ったこと丸みを帯びて、肉食恐竜っぽい面構えになってしまったように思います。 このへんは、今回悪サイドに配置されたからかもしれません。 背中の背ビレ、真ん中のバックボーンソーはアクションユニットに直接組み込まれているため基本的に位置は固定されていますが、左右のボーンソーは通常形態では位置が固定されず、簡単に前後にスライドしてしまいます。ここは、基本は正規の位置で固定されるようにしてほしかったかも。 ライダーフィギュアは着座タイプ。搭乗位置は首で、ヒレを脚で挟むようにして座ります。 でもこの位置、ちょっと揺れて前のめりになったらヒレが刺さりそうなんですけど。そして後ろにはより危険な巨大チェーンソーが…… やはり今回のシリーズ、搭乗者の安全には一切配慮されてない(笑)。 ワイルドブラスト(本能解放) 後面 うん、もう……どこから突っ込んでいいのか、いろいろとっ散らかってますわ。 まぁ、夜……ナイトとナイフをかけたダジャレなんですが、問題なのはそんな下手なダジャレそのものではないです。 15の夜……尾崎豊ですね。 僕はもう40歳になりましたが、リアルタイムで彼の歌を聴いた記憶がありません。あまり興味がなかったこともありますが、彼のデビューが1983年、15の夜もそのときのデビュー曲で、僕が5歳のときですから、やはりど真ん中の世代というと、僕よりも一回りほど上の人たちだと思います。現在50歳前後……くらいですかね。 一方でこのゾイドワイルド、主にターゲットとしておいる年齢層は、おそらく小学校低学年だと思われます。まぁ、僕みたいな古参のファンも買ってはいますが、それはまた別の話。 可動式の背ビレが全部で15枚。ゆえにナイフ オブ フィフティーンは、まぁいいです。ただ読みがそれで、文字は15の夜となると、子供は「え? なに?」ってなりますわな。「なんでナイフとナイトをかけてるの?」って思いますよ。 そこでたぶん訊かれるであろう、子供たちのお父さん、お母さんが、果たしてその世代なのか? 50歳前後で10歳以下の子供の親……晩婚化が進む現代、特別珍しいとは思いませんが、それでもあまり多くはないと思います。では、お爺ちゃんお婆ちゃんかとすると、今度は若過ぎる気もする。 というか、そもそもの意図がわかりません。なんでこんなところにこんな単語を持ってくるのか、と。おそらく開発者がファンなんでしょうね。 このシリーズの必殺技名は総じてダサいですが(そもそも必殺技として設定してくることがすでにダサいとはいえ、主ターゲット層を考えると効果的な設定であることはわかります)、そこに自らの趣味を持ってくるというのは、もうどうかしてる…… 各種の設定が本当にちぐはぐなんだよなぁ。子供向けにするならするで徹底すべきじゃないだろうか? 少なくとも意味や由来が理解できるものを使うべきでしょう。 だいたい、機体の名前がステゴゼーゲで、メイン武器の3列の背ビレもそれぞれボーンソー、バックボーンソーとノコギリ、ノコギリ言ってるのに、必殺技だとナイフになってるし…… さらに、ここで “ナイフ オブ フィフティーン” と英語として正しい語順にしたことで、あらためてワイルドライガーの必殺技 “キング オブ クロー” の違和感が浮き彫りになるという…… せっかくキット自体はいいものを作ってるのに、設定考える班のレベルが…… 各部ディティール 比較画像 それともあれかな? 往年のアンギラスみたいに、逆立ちみたいな無理な体勢から背中を向けて体当たりとか、するのかな?
電動アクション
と、けっこう長時間背ビレを前後させたあと、おもむろにボーンソーを元の位置に立て、歩行再開。 グラキオサウルスやトリケラドゴスは必殺技アクションを二回繰り返しましたが、ステゴゼーゲは一回だけです。 以下、イメージカット 手動で動かせる部分はほぼありません。強いて言うならボーンソーを前後にスライドできますが。 なので、アクションらしいアクションポーズは一切とれません。 とりあえずアンギラススタイルでワイルドライガーに体当たりしておきました。たぶん、いずれ発売されるだろうアンキロックスでも同じ画を撮ると思います(笑)。 ちょっと頑張ったら空も飛べそうなワイルドブラスト形態。泳ぐのにも便利そう。 そしてVSトリケラドゴス。 正面から突っ込んでくれば簡単に勝てるだろうに、わざわざ横から攻めてくれる黄色いヒトのフェアマンシップときたら。 以上、“ZW ステゴゲーゼ” でした。
旧シリーズでは、後方支援担当の大人しめのゾイドというイメージだったステゴサウルスモチーフのゾイドが、ゴリゴリに凶悪な感じになって帰ってきたのは非常に新鮮な感覚です。 ワイルドブラストギミックの背ビレの動きには、さすがに「遅っ!?(笑)」となりましたが、動作自体は面白く、キャラクター性にもばっちりマッチしていると思います。 いやはや、いろいろと考えるものです。 新シリーズのアイテム数も10を超えましたが、今のところまったく同じギミックがない(動作的に似たようなものはありますが)のは素直にすごいと思います。 どうやら春以降もリリースは続くようですし、しかもM型以上の電動タイプが主流とくると今後はギミックの差別化が大変になってくるんじゃないかなぁ。 まぁ、そのぶん開発陣も頑張ってくれることでしょうし、グラキオサウルス、ナックルコングの衝撃をも超えるアイテムが出てくることを期待します。 ただそうなってくると、相対的に第1弾アイテムの……とくにギルラプターのショボさが際立ってしまうなぁ。 ワイルドライガーもそうだけど、年明けには新型に乗り換えさせてやってほしい。 そんなところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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