なんか編集途中で間違って投降しちゃってたみたいです。すみません…… というわけで、ナラティブ登場のジェスタシェザール隊仕様です。 今回はA班装備とB & C班装備の2アイテムをまとめてレビューていきたいと思います。 さて、肝心の映画ですが……見ておりません。 なので、このMSたちがどんな活躍をするのか、はたまたしないのか、まだ知らないんですが…… これ、“班” とあるからには、シェザール隊内にA、B、Cの三種の装備を施された機体が複数あって、それぞれがチームとして編成されているってことでいいんですよね? 三機編成の小隊でそれぞれがA、B、Cの装備で出撃するわけじゃないんですよね? 追跡班、狙撃犯、捕獲班でA、B、C班という認識でいいのかな。 なお、こちとらまだ映画を見てないばかりか主役機のナラティブガンダムすら購入しておりません。 まぁ、来月発売のC装備は予約済みですし、プレバンで4月発送のB装備拡張キットも注文してはいるんですが、A装備を買うタイミングを逸してしまいまして。 ああいった大物は、一度時期を逃すとなかなか思い切って買おうという気になれない…… まぁ、けっこう値崩れしてきたのでB装備が届くまでには買っておきたいとは思いますが。 話が逸れました。ジェスタシェザール隊のレビューにいきます。 キットは素組みに最低限の墨入れ、一部塗装と付属シールでの仕上げです。 A班装備 カラーリングも基本一緒(ダークブルーの成型色の色味が若干変わっているような気もします)ですが、胸部左右のパネル状のパーツや各部スラスターのみライトグレーに変更されています。キットでは当該箇所はホイルシールで再現する仕様ですが、例によってあまり綺麗に貼れないので今回は近い色で塗装しています。バックパックの先端のスラスターとかの塗装は忘れてしまった…… 腰のV字や各部センサーはシールで済ませています。 3本のロケットブースターのうち、腰に装備する2本には自立補助用のスタンドを取り付け可能。というか、これがないと自立はできません。また、バックパックに装備する1本の重さのせいで本体の上半身は常に反っています。 B & C班装備 付属武装 ビームライフル ビームサーベル メガランチャー キャプチャーガン シールド センサーユニット 比較画像
以下、イメージカット 膝の可動範囲は多少広がりましたが、ほかはそのままなので、全体的な可動性能はそれなり。 A班装備ではロケットブースターのサイズ、重量がネックでポージングは制限されがちです。 膝関節のアップデートのおかげで、立て膝による射撃ポーズをとることが可能に。 見る角度によっては、やはりまだ不自然な部分はありますが、頑張っているほうだと思います。 集合イメージで。 C班装備は通常版に持たせているため頭部センサーユニットがなかったり、一部カラーが違ったりしていますが、そこは大目に見てください。 以上、“HGUC ジェスタ(シェザール隊仕様 A班装備)” & “(B & C班装備)” でした。 HGUC ジェスタの発売が2011年の9月なので、もう7年以上前になりますね。 確かに最新のキットに較べれば主に可動性能などで見劣りする部分はありますが、造型、プロポーションに古臭さは感じませんでした。 欲を言えば、B & C班装備には頭部センサーユニットをもう一組入れていおいてほしかったです。そうすれば、通常版を一個買ってくることでA、B、C班装備3機種を並べられたのに…… 今回、劇中再現の意味もあって膝関節がアップデートされましたが、こういった細かいアップデートは今後も旧キットべースのバリエーション展開などでは取り入れていってほしいと思います。 そうなればもう、過去のリバウやトリスタンのような汚点も…… さて、主役機不在のなか、脇役ばかりが着々と揃っていく我が家です。 さすがにⅡネオジオングはスルーしましたが、護衛隊仕様のジェガンもすでに作り終えてスタンバっている状態ですし、灰色のディジェの注文も追えています。あとはバナージ用のシルヴァ・バレトでナラティブ関連は終了ですかね。それもたぶんプレバンだろうけど。 ナラティブに関する総括は、いずれ主役機のレビューで書ことは思います(その前にまず作品自体を観なきゃですが)。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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そんなわけで、リーオーのバリエーション第2弾、飛行ユニット仕様です。 宇宙仕様と合わせて、これでリーオーが劇中で使用した武装はあらかた揃ったんでしょうかね。 ただ、飛行ユニットのキット化は嬉しいものの、このカラーになるとは思いませんでした。ショルダーキャノン含め、モスグリーンの通常カラーで欲しかった人のほが多かったんじゃないかなぁ? まぁ、そっちもそのうち発売しそうな気もしますが。 では、サクッとレビューしていきます。 キットは素組みに最低限の墨入れ、一部塗装での仕上げです。 宇宙用ユニット以上にボリュームのある飛行ユニットのせいで若干重心が後ろに傾きがちですが、自立は十分可能です。 今回も、メインカメラの裏にはほかのキットからホイルシールの切れ端を拝借して貼っています。 付属武装等 飛行ユニット ウイング先端部はボールジョイント接続で、ある程度可動します。 脚部ブースター ドーバーガン バズーカ ショルダーカノン これらの基本装備もそのまま付属します。 比較画像
以下、イメージカット 可動性能は優秀。足首アーマーが外れやすいことを除けば、ポージング時のストレスもほぼありません。 ただ、デザイン上頭部がほぼ動かないので目線が合わせられないのが気になる。 そして今回も2個買い。 ただ、ここへきて価格も標準的なHGと変わらないくらいになってきた(しかもプレバンなので定価)になってきたので正直キツイ…… でも、やっぱりドーバーガンの2丁持ちはしたいもんね。 集合イメージで。 小隊編成といえば3機が基本なので、あと1体あればもう少し画になったのかもしれない…… でも、これだけ手持ちの火器が豊富だと、どれを持たせるか選ぶ楽しみが増えますね。 以上、“HGAC リーオー(飛行ユニット仕様)” でした。 リーオーのバリエーションはこれにて一段落、でしょうかね。ひょっとしたら今回の飛行ユニット仕様のモスグリーンVerが出るかもしれませんが。 レオス、レオール、レオンなんて絶対出ないだろうしなぁ。 個人的には、本体はもういいのでオプションだけセットにして発売してくれないかな、とも思います。 しかし、これまでなかなか立体化の機会がなかったアナザー系の量産型MSをキット化し、あまつさえオプション類もしっかりフォローしてくれたことは画期的だったのではないでしょうか。 リアルタイムでガンダムWを視聴していた身としては、さらなる展開にも大いに期待していたのですが、まさか次弾にマグアナックを持ってくるとは…… 予想できた人いましたか? しかもサンドロックを差し置いて。まぁ、わりとすぐにサンドロックの企画進行中のアナウンスもありましたが。 ていうか、シェンロンないしアルトロンのほうが先じゃないの? G、W、Xの初期のアナザー作品といえば、ガンダムしかキット化されないと不満を覚えたこともありましたが、今回のようにガンダムが置き去りにされる状況だと、それはそれでなんで? って感じになりますよね。勝手なもんだ。 まぁ、とりあえずサンドロックとシェンロン(アルトロン)は今年中には確定として、デスサイズとヘビーアームズも2020年までには発売されるんじゃないですかね。トールギスとエピオンは……わかりません。 またウイングだけ構造的に古いという、MGの二の舞になりそうなのが気掛かりではありますが…… あとはほかの量産機にどこまで目を向けてくれるか、ですね。簡単にカラバリが出せるエアリーズとトーラス、パーツ追加でⅡも出せるビルゴは堅い……と思いたい。 まずは、おそらくはこの夏以降に開始されるだろう、マグアナックバリエを楽しみに待ちます。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 Rギャギャの発売から4年……ようやく発売されたRジャジャ。 このときをどれだけ待っていたことか。 このブログでも何度か書いていますが、“機動戦士ガンダムZZ” は僕が初めて最初から最後まで通して見たガンダムのTVシリーズで、初めて作ったリアルスケールのガンプラも、1/144スケールのZZシリーズでした。 なので、とくに思い入れがあるんですよね。当時も、ネオジオン(アクシズ)系のMSのプラモをけっこうな数作ってました。 MSの恐竜的進化の頂点ともいえる特徴的なMSたちは、少なくとも僕の中では唯一無二の存在感があって非常に魅力的だったんですが……なんでだろう、一般的にはあまり人気がないのか、MGやHGUCなどのリメイク系のシリーズではこれまでなかなかキット化の機会には恵まれませんでした。 でも、HGUCの第3弾はザクⅢ改なんですよね。 そもそも第1弾がガンキャノンだし、第2弾がギャン。ガンプラの新シリーズなのに、ガンダムから始めないということで、当時は「これはせめた企画が始まったぞ!」と思ったんですが…… まぁ、その後の今に至るまでの状況や個人的な思いなどはこれまでもいろいろ書いてきた気がするのでここでは割愛して、話をRジャジャ単体に絞りましょう。 最初に言ったように、“ガンダムビルドファイターズトライ” に登場したRギャギャがHGBFで発売されたのが2014年の12月。 そのときは、当然数ヶ月後にHGUCでRジャジャが発売されると誰もが思ったはずです。 しかし、一向にそのアナウンスがない。Rジャジャの発売を見越したファンがRギャギャをスルーした結果、この型は売れないと判断された、という説も囁かれましたが、真偽のほどはわかりません。 僕自身は、Rギャギャ発売から3ヶ月くらい経ってから、これは当分Rジャジャは出ないぞ、と思って待ちきれずにギャギャを買ったクチです。そういう意味では、ちゃんとお布施はしている。 そんなこんなで2年が経った2016年冬、“Twilight AXIS” なる企画が立ち上がります。そこに、白と紫のカラーリングのRジャジャが出てくるというではありませんか。 いよいよ発売か! と色めき立ちましたが、結果はここでもスルー。 ……うん。そもそも事実上のキャラ専用機であるRジャジャが実はもう一機あったという強引な後付け設定をでっち上げてまで登場させといて、キット化せず。あれなんだったの? ていうか、Twilight AXIS ってなんだったの? そしてさらに時は流れ、2019年1月。 ようやく発売ですよ。とくにタイアップもなく。 強いていうなら、“機動戦士 ムーンガンダム” に改良機であるアルス・ジャジャが登場したから、ですかね。 そのムーンガンダムにしてからも、主役機が発売されて以降、ガンプラ的には一切展開ないんですが…… まぁいいや、レビューに移ります。 キットは素組みに最低限の墨入れ、付属シールと一部塗装による仕上げです。 メインカラーのオレンジとイエローは、パイロットであるキャラが好きな色でもあるんでしょうね。そのカラーリングもあって、甲冑を纏った期自然としたシルエットながら、どことなく女性らしい印象もあります。 色分けは、肩アーマーのミサイルポッドや胸部、フロントスカートのイエロー部もパーツ分けで再現されているなど、わりと優秀。胸部や腰の黒い部分、爪先のイエローなどはシールでフォローされています。 しかし、ふくらはぎのスラスター内部のイエローはシールもないので、塗り分けが必要です(画像は塗装済み)。 モノアイもシール再現。ガズR/Lのような立体的なディティール派なく、単純にシールを貼るだけの仕様なので、位置は任意で選べます。 付属武装 大型ビームサーベル 銃剣付きビームライフル ザクⅢも使っていた……というか、本来このRジャジャの専用装備です。 完全新規でHGUC ザクⅢに付属したものに較べかなり大きくなり、ディティールもアップ。劇中……というか設定入らすとのイメージにかなり近い造型になっています。 後部ストックが可動し、銃剣(ヒートサーベル)は取り外し可能。銃への取り付けもポリキャップへの直差しじゃなくなりました(笑)。 銃持ち手は付属せず、保持にはビームサーベルにも使った通常の持ち手を使います。もちろん、査収どちらでも保持可能。 また、専用アタッチメントを使うことでバリアブルシールド上部にマウント可能ですが、すごい適当な感じ…… バリアブルシールド シールド自体も下部がスイングでき、基部で回転も可能です。ついでに、肩アーマーのスパイクも回転します。 今回、ここまで待たされた甲斐があったと思うのは、このシールドの回転ギミックがちゃんと再現されたところ。 というのも、パーツ配置を見る限り、Rギャギャの発売時点ではRジャジャのこのギミックはどうもオミットするつもりだったっぽいんですよね。 実際、Rギャギャ用の肩アーマー後面と接続パーツ、そしてシールド基部が余剰パーツとなります。 ギャギャとジャジャで、肩アーマー後面のデザインは一緒。なので、当初はそのまま流用すつもりだったはずです。端からデザインが違う肩アーマー前面や前腕部、トサカなどはスイッチでしっかり外されてますからね。 つまるところ、リリースが遅れたこの4年の間に、おそらくはファンの声を踏まえて方針変更したんでしょう。 間が空いたおかげで仕様が改善されたいうのは、バイアランと逆のパターンですね。 比較画像
以下、イメージカット もとは4年前のキットですが、最新のキットに較べて可動性能が極端に見劣りするということはありません。 肩間接はポリキャップままなので、前方への引き出しは可能ですが上方に跳ね上げることは不可能。しかし、肩アーマー接続分の変更でアーマーがフレキシブルに動くため、怒り肩っぽい雰囲気にすることは可能です。ただ、その新規接続フレームが干渉するため、腕の可動には少しクセがあります。 足首はデザインとの兼ね合いもあってあまり動かず、接地性は微妙。 可動とは関係ないんですが、頭部と腕が外れやすいです。とくに頭部は気付くと外れてどこかに行ってたりして、地味にストレス。あと、ちょっとひょろい……。普通に立たせてるだけでも、股関節などがふらつく感じがします。 左の平手が新規に付属し、サーベルを持つ手と合わせてより対MSをイメージできるポーズが決まります。 バリアブルシールドは、デザインの段階では肩アーマーの中央の溝をレーンにして可動する予定だったんじゃないかと思いますが、どうなんですかね。 基本スラスターとして使うにしても、これじゃ少し手を伸ばしただけで推力が変な方向に行っちゃいそうです。 あと、今さらな疑問ですが、裏面にスラスターを配置した装甲をシールドとして使うことに危険はないんだろうか?
以上、“HGUC R・ジャジャ” でした。 かなり長いこと待たされましたが、ようやく発売されました。 それもちゃんと一般販売。 ズサに続きリゲルグもプレバンになったので、不安はあったんですが、とりあえずよかった。 元は4年前のキットなので、構造などはそれなりに古いですが、そもそもよくできたキットだったので造型、可動などにも特に不満はなし。頭部や腕部の外れやかったり、一部間接強度が弱いところはちょっと気になりましたが、簡単な調整でなんとかなるレベルです。 バリアブルシールドの回転ギミックの追加は、この4年の間待たされ続けたファンたちの要望をメーカーが聞き入れてくれた結果だと思っています。 Rギャギャ発売から間を置かずに発売されていたら、再現されないままだった可能性大です。 そういう意味では、長いこと待たされた甲斐はあったともいえるのですが、そもそも最初からできるようにしとけよ、という話なんですけどね。 さて、前回のガズR/ガズLのときには、既存キットのバリエで出せそうなZZ系MSを並べてみましたが、今回はそれ以外のMSについて考えてみたいと思います。 まず、わりと簡単な変更なバリエ展開が可能なMSを挙げていきましょう。 アクシズ製MSの代名詞ともいえるガザシリーズ、ガザDとガ・ゾウムには袖付き仕様があります。色を替えて袖を追加するだけ(ガ・ゾウムに至っては色もほぼそのまま)のお手軽バリエです。 カラバリなら、ゲゼも色が違うだけのゲモン機とヤザン機がありますね。 シュツルム・ガルスの流用という淡い期待もあったガルスJは、結局ほとんど流用できる部分もなく、キット化となると完全新規にせざるをえませんが、ガルスKへの流用が可能です。 ハンマ・ハンマには、ムーンガンダムに登場したトンデモ可変機、メドゥッサがいます。そもそもあのデザイン誕生がどう考えてもハンマ・ハンマのキットありきなので、これでHGUC化がなかったらなんのことかわからなくなります。現状、ムーンガンダムがHGUCでしかキット化されていないので、まさかREハンマ・ハンマのバリエとしてあれが発売されるとは思えませんし…… 次に、キット化となれば完全新規、しかも現状でこれといったバリエ展開が思い浮かばない機体を挙げていきます。 候補はジャムル・フィン、ゲーマルク、クィン・マンサの3機。 このなかでは、最近の流れ的にはゲーマルクがまだ一番可能性がありますかね。 あとの2機は難しそうだなぁ…… 個人的に一番欲しいのはジャムル・フィンですね。旧1/144キットは持ってましたが、どうせならブースターも付いたものが欲しい。完成形とまでは言いませんから。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を というわけで、ズサ、リゲルグに続く、アニメ本編に登場し、かつネームドパイロットが乗っていたにも関わらず一般販売を見送られたZZ系MSキット第3弾(プルとプルツーのキュベレイMK-Ⅱも含めれば第5弾)、ガズR & ガズLです。 まぁ、旧1/144キットみたいに白一色のコンパチ仕様にならなかっただけマシと思うことにしておきましょう。 本当にスローペースではありますが、徐々にZZ系MSのキット化が進むことは喜ばしい……と自分に言い聞かせる今日この頃。 ガルバルディβの発売から当然予想できていた展開ではありますが、案外時間かかりましたね。Rジャジャの発売に合わせたのかもしれませんが、そもそもRジャジャの発売が遅過ぎるし。 ていうか、どうせ合わせるならゲーマルクと合わせてくれよ…… 2体揃ってナンボの機体ですから、それぞれ単体ではなく2体セットでの発売になったのは当然として、でも商品名で “ガズR/L” と表記するのはおかしくないですか? 旧キットを知ってる人がその表記だけ見たら、「まさかまたコンパチか!?」と誤解するよ。 まぁ、商品説明やパッケージにはちゃんと2体セットって書いてあるけど、なんかモヤモヤします。細かいことですが。 あと、RとLはアルファベット表記が正しいのか、カタカナ表記が正しいのかどっちなんでしょう? とりあえずここでは、個人的に昔から馴染みのあるアルファベット表記で統一しますが。 では、レビューしていきます。 キットは素組みに最低限の墨入れ、一部塗装と付属のシール、水転写式デカールでの仕上げです。 前面
色分けはほぼパーツで再現されていますが、肩部増加装甲の先端部のみシール再現。ガズRのほうはガンダムマーカーのブルーで塗ったんですが、ガズLのメインカラーが赤というより朱色に近い色で手許に合う塗料がなく、やむなくシールで済ませました。 ガズL、本当はこんな色だったのかなぁ? もっと真っ赤なイメージだったけど…… 共通カラーとなるシルバーは成型色で再現。メタリック成型の宿命のウェルドラインは確かにありますが、間近で見ない限りはそれほど気になりません。 なお、特徴的なエングレービングは水転写式デカールでの再現になっており、ディティールなどはありません。 デカール苦手なので、苦労しました。しかも苦労したわりには、シルバーの上に貼ったぶんはあまり目立たないという…… しかも結局最後に泣くハメに……(詳細は後書きにて) 付属武装 ヒートランス キットでは専用の持ち手(2機ともに左右分)が付属し、柄についたピンをはめ込むことでしっかりと固定が可能。 縁には、MS本体と同様のエングレービングが施されています(もちろんデカール再現)。 ハイパービームサーベル(ビームキャノン) 通常はバックパック側面に2本を装備する大型のビームサーベル。 1本でも通常通り使用できるほか、2本を連結してナギナタ状にすることも可能。キットでは専用アタッチメントを使って連結します。 ただ、サーベル刃はナギナタ状の幅広のものしか付属しないので、単体使用時にはちょっと違和感があります。通常ビームサーベルの刃は径が合いません。 保持にはランスと同じ持ち手を仕様。 マウント時にはビームキャノンとしても使用できるなど、ZZガンダムの同名武装との共通点がりますが、偶然でしょう(笑)。 でも、バックパックに上から “刺す” かたちのマウントはジオン系MSでは珍しいですね。 ビームライフル ビームサーベル 比較画像
一方で、連邦に接収されなかっらガルバルディ(B型)はアクシズにおいて独自に改修が続けられ、それがこのガズR、ガズLとして完成したということなんですが……後付け感がすごいな。 そもそも、型式の117はなんで共通なんだろう? 117の “11” はルナツー製を示している……とは、ガルバルディβのキットの機体解説に書かれていたことですが。 ミもフタもない実際の話では、ZZ後半に搭乗MSのいくつかには旧キットを流用してのプラモ発売という命題が課せられていた……という話があったんじゃかかったかな? このガズR、ガズLも今回のHGUC同様、ガルバルディβの流用で旧1/144キットが発売されています(最初に言ったように、それがほぼしろ一色のコンパチ仕様だったわけです)。 同じ境遇にあるのが、リックディアスからのスチュルムディアスや、ハイザックからのアイザック、ディザートザクやドワッジもその流れですね。 あとの2機種はともかく、先の3機種は完全にエウーゴあるいは連邦製なんだが…… 以下、イメージカット
それぞれ単体でも。 最終局面において、先にガズLがドーベンウルフの攻撃からキャラのゲーマルクを守って撃破され、その後ガズRもジュドーのZZガンダムとハマーンのキュベレイの対決に割って入ろうとしたところを量産型キュベレイの集中攻撃で墜とされるという最後だったと思います。 なんかジオン同士ばかりで戦ってたイメージで、ジュドーたちとまともに戦ったシーンってあったかなぁ? 全然覚えてない。 しかし、ZZの原作を知らずに当時のスパロボをやってた人たちのなかには、イリアとギーレン兄弟の三人をトリオと思ってた人もいたんじゃないかな。 以上、“HGUC ガズR & ガズL” でした。 キットの出来に関しては、すでにガルバルディβでよくわかっていたので、まぁこんなものでしょう。 欲を言えば、ガントレットへのサーベル収納や、肩増加装甲内の機雷やミサイル(これは設定だけだったかな?)の再現もしてほしかったですが、ともかくも発売されたことに意義がある。 あとはエングレービングの仕様ですかね。ここはプレバンでのリリースということもあっての水転写式デカール。わかるんですよ。それなりに経験を積んだファンからはその要望が高いことは。 でも、苦手な者にとってはこんなに憂鬱なことはない。 今回は、なんとか貼って撮影までは終えましたが、最後に保護用のトップコートを吹くのを忘れ……結果、何ヶ所か剥がれてなくなってしまいました。 まったく、何度同じことを繰り返すのか…… ていうか、ガンプラの水転写デカール手剥がれやすくないですか? この間メガミのラプターで貼ったけど、こんな簡単に剥がれなかったけどなぁ…… これは責任転嫁ですね。またひとつ、経験を重ねました。もう何十年もプラモ作ってるのに今さら!?(笑) やっぱりテトロンシールも付けてほしかった。 さて、どうしてもプレバン送りが目立ってしまうZZ系キットですが、それも仕方ないですよね。 だって、なんだかんだでZ系のキットは全部一般販売されているからね。これまでプレバンに回されたのって、一部のカラバリを除けばベースジャバーくらいじゃない?この扱いの差はいったいなんなのか? まだまだHGUC化されていないZZ系MSは数ありますが、そのうち既存キットの流用で出せそうなものは、ZZガンダムからのフルアーマーZZガンダム、モモカプルからのカプール、ドム/リックドムあるいはドムR35からのドワッジ/ドワッジ改といったところでしょうか。 ディザートザクは、今ならザク・ディザートタイプとしてオリジンMSD名義で出そうな気もしますが、あちらのザクバリエはアクトザク以降中断していますし、ザクキャノンを出しながらザク・ディザートタイプを出さない状況は、ディザートザクとしてHGUCでのリリースの可能性もまったくないではないのかもしれません。 そうなると、ちょっと古いですがザクマリナーやHGUC版R型ザクなどと同じフォーマットになるのかな。 妄想は止めどないです。 実のところ、ガンプラに関してはこういうことを勝手にあれこれ想像してるときが1番楽しいかもしれない。 いざ現実に商品化となると、仕様だったり販売方法だったりでがっかりさせられることも多いから。 でも、いい加減フルアーマーZZは出すべきだろう。MGのVer.Kaのほうもね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 その名前、見ためからジムのバリエージョン機と思われがちなジム・キャノンですが、型式番号を見てもらえばわかるように、そう単純なことではありません。 もともとは、ガンキャノンの量産型として開発されていたものが、戦時中のもろもろの理由からジムの生産ライン及びパーツを流用することになり、結果できあがったのがどう見てもジムのバリエーションとしか思えないジム・キャノン。 とはいえ、最初に登場した陸戦用(いわゆるMSV版)のジム・キャノンには脚部増加装甲などにまだガンキャノンの面影があったんですが、今回の空間突撃仕様ではその装甲を脱いだことでほぼほぼジムになってしまいました。 さて、このジム・キャノン空間突撃仕様、初出はMSV-Rで、今回はMSD版としてもキット化ではありますが、基本仕様はMSV-R版をそのまま踏襲しているものと思われます。 正直、このへんの事情にはあまり詳しくありません…… それでは、レビューに移りたいと思います。 キットは、素組みに最低限の墨入れ、付属シール(ホイルシール及びマーキングシール)による仕上げです。 非常にシンプルなキットなので、画像も少なめサクッといきたいと思います。 あれはあれで味があっていんだけども。 カラーリングはおおむねパーツ分割で再現されていますが、コクピットハッチ正面のダークグレーと腰のV時はシール再現となります。 左胸のイエローを始め、各部のラインマーキングやナンバーはマーキングシールです。今回も、文字だけのコーションマークの類いは貼っていません。 それにしてもこの配色、妙に洒落てると思うのは僕だけだろうか? 付属武装 360㎜ロケット砲 ビームスプレーガン 比較画像
以下、イメージカット 可動性能は現状のガンプラでは最高峰だと思います。 肩の引き出し機構に関しては、ディジェなどの最新のHGUCには一歩及びませんが、機体そのもののシンプルさも相まって動く動く。 とくに腹部可動が優秀。まぁ、動き過ぎて見る角度によってはおかしなことになってしまうんですが。ただ、今は前方向の折る動作しかできないため、これに反る動作も加われば文句なし。 今回みたいなキャノン系の機体だと、やっぱり上体を反らせての射撃姿勢をとらせたいですからね。 もっとも、このジム・キャノン空間突撃仕様は文字通り宇宙での運用が基本なので、腹這いになる機会も少ないとは思いますが。 以上、“HG ジムキャノン(空間突撃仕様)” でした。
キットの出来に関してはあらためて言うことなし。現状で最高峰の造型と可動とを兼ね備え、かつ非常に作りやすい良キットです。 ボリュームに対して価格が高めなこと、そして相変わらずファンの間でも決して認知度が高いとは思えない機体を一般販売し、人気のある、より売れるだろう機体をプレバンに回すという販売方法にはあまりいい感情を抱けませんが、これであまりキット化の機会がなかったMSV由来のジム系MSのバリエーション展開に関しては、今後も続けていってもらいたいと思います。 さて、2019年のガンダムアニメ4大発表のなかに、オリジンのTV放送というものがありました、これは、これまで劇場公開されてきた、いわゆるシャア・セイラ編の6作品をTV用に編集したものを放送するということで、要はUCと同じスタイルですね。 一年戦争編を待っていたファンからは落胆の声もあったかもしれませんが、これが布石と考えれば、2020年の一年戦争編TV放送スタートの可能性も十分あると思います。 となると、タイアップでオリジン版ジム、そしてガンダムのHGキットも発売されるでしょうし、ガンキャノンやガンタンク、そしてグフ、ドムなどのジオン系MSもオリジン版として新作キットが発売されるかも…… う~ん、ガンダムは不滅だなぁ。まさに抜け出せない沼地。 でも、なるべく早くお願いしますね。キャスト、スタッフのみんなが健康なうちに。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 アムロ・レイが搭乗したMSのなかで、実質的な専用機でたぶん唯一の非ガンダムタイプとなるディジェ。 ただ、アムロが乗ったMSではおそらく1番不遇を託った機体じゃないでしょうか。 新劇場版三部作では、キリマンジャロでのエピソードが丸々カットされたことで登場せず(アムロ自体、1部終盤と2部前半しか出番なし)、当然劇場公開時の特需でもその恩恵に預かれず、その後長らくキット化の機会を得られないままでした。 しかし、2015年6月にRE/100の第4弾キットとして実に30年振りのキット化。現代風にアレンジされたスマートな見ためには否定的な見方もあったような。 加えて、それまでナインチンゲール、ガンダムMK-Ⅲ、ガンダム試作4号機ガーベラと、かなり攻めたラインナップを繰り出してきたREの第4弾キットとしてデジェが選ばれたことに、そもそもディジェはメジャーか? マイナーか? という論争も持ち上がりました。 それから3年余り……遂に、満を持してのHGUC化。 バーザム、ガルバルディβ、バイアランとZ系MSのキット化が続いていたので、そろそろ来るかと思ってがいましたが、まさかナラティブと絡めてくるとはなぁ。 ナラティブへの出演があったからのキット化なのか、キット化が決定してからのナラティブへの出演なのか……どちらにしてもすごく商業色の強い作品ですね、あれは。 意外に “良い” ようですが、あまり見る気になれない…… まぁどんな経緯にせよ、これまでHGUC化されていないMSが着々とキット化されていくのはいいことです。 REからHGUCという流れも、イフリートからこのディジェで2例目となりましたし、まだまだ希望はある! それでは、レビューに移ります。 キットは、素組みに最低限の墨入れ、付属シールによる仕上げです。 もちろん、脚部などにはしっかりボリュームがあり、ジオン色濃いめのマッシブさもちゃんと再現。 ナラティブVer.の設定画が異様にデブいので、そっちに寄り過ぎなくてよかった。 色分けはほぼ問題なし。さすがに左肩ウエポンラックの三角マークや右肩シールドのイエローはシールですが、ウイングバインダーはもちろん、バックパックのスラスター内部もパーツで色分け。 とくに、ウイングバインダーなんかは、仮に4、5年前にキット化されていたらおそらくシール再現になっていただろうし、そういう意味でもここまで待たされた甲斐もあったというものです。 後頭部からバックパックへ繋がるケーブルと膝裏の動力ケーブルは軟質パーツ。 そのモノアイはレーン部分と一体成型になっており、非可動。モノアイ自体は立体的に造型されていますが、かなり小さく組んでしまうとあまり目立ちません。今回はシールを貼って済ませています。 なお、レーン部分にツインアイのモールドが入ったパーツも付属し、任意で交換可能。どうせならモノアイディティールのない、ツインアイのみのパーツもあればよかったのに。 ビームライフル クレイバズーカ REではバックパックの内側にラッチがありましたが、HGUCでは外側に変更。 保持にはライフル同様右中持ち手を使用。通常の持ち手でも保持できるかとも思いましたが、無理でした。 せっかく銃器が2丁あるのに、左右それぞれに持てないなんて…いつものことか。 左肩部ウエポンラック ビームナギナタ キットにはゲルググ同様の湾曲したビーム刃が付属。 なお、一方向だけから発振した場合、より大型のビーム刃を出力できるそうですが、そのようなパーツは付属せず。わざわざ説明書の機体解説にまで書いておいて…… 保持の際、とくに固定用のピンなどはありませんが、位置がずれるようなことはありません。 非使用時のデバイスは腰裏のラッチにマウント可能。 ついでに、バックパック中央のスラスターは上下に可動します。 比較画像 設定としては中身はほぼ同じはずの両機ですが、今回スリムアップしたディジェのせいもあり、とてもそうは見えません。 リックディアスのREVIVE化が叶わない以上、ディジェのプロポーションはもう少しこのリックディアスに近付けるべきだったのかもしれない…… Zガンダムでのアムロは、さほど出番のないなかこのリックディアス、そしてディジェと乗り継ぐことになるわけですが、ガンダムに乗れずにストレスが溜まったりしなかったんだろうか? もともと、カラバのハヤト・コバヤシの意向では、アムロ復活の意味合いも込めてディジェをガンダムタイプとして完成させるつもりだったようですが、旧ジオン系メンバーへの配慮から結局こんなジオン色強めの姿になってしまったそうな。 何度もREを引き合いに出しておいて、並べて比較しようと思ったらそのREをどこにしまい込んだのかわからない…… わりと最近見たような気がするんだけどなぁ…… 以下、イメージカット デザイン上あまり動きそうにないですが、そこは最新キット、ジム系のようなシンプルな機体と同水準とまではいきませんが、それでも予想以上によく動きます。 肩間接は引き出し式で前方、そして上方に大きく可動。肘も120度くらい曲がります。 右肩アーマーとシールドはボールジョイントである程度可動、左肩ウエポンラックも軸可動で跳ね上げが可動です バックパックも左右のスラスター及びウイングバインダーがそれぞれ独立して可動します。 ただ、全体にパーツの合いが緩く、肩間接は微妙にぐらつきますし、右肩アーマーとシールド、そしてウイングバインダーのグリーンのパネルはけっこう外れやすいです。 デザインの都合上、もっとも動きが制限されそうな腹部の可動は、中央の赤いパーツを跳ね上げるという強引な手法で腰の回転を実現。 そもそもこの赤いパーツ、いったいなんなんでしょう? 僕は、最初見たときにはてっきりコクピットハッチだと思ってたんですが、先にも言った通りディジェのコクピットはリックディアスと同じく頭部にあります。じゃあこの赤いのはなんなんだ? これのせいで真横から見るとすごいデブに見えるんだけどな…… フロントスカートは左右で4分割され、脚部の可動を妨げません。しかし、先の腰の可動(赤いパーツの)との兼ね合いで決して柔軟に動かせるとは言えません。 膝は二重関節で180度近く曲げることが可能ですが、接地性はイマイチ。脛前面のアーマーも気持ち程度にしか動きません。 頭部は、あまり大きく動かすと後頭部のケーブルがすっぽ抜けます。 以上、“HGUC ディジェ” でした。 HGUCも一時の低迷から脱却した…と言っていいんでしょうか。 春以降の展開を見てみないことにはなんとも言えませんが、今のところはほどよいスパンでオールドファンにも嬉しいラインナップが続いているように思います。 タイアップが優先されるのは仕方ないですし、旧作からのキット化はこれくらいのペースでも十分です。しっかりいいものを作ってくれるなら。 そんなわけで随分待たされたHGUC版ディジェですが、待たせただけのことはある、いい出来だったと思います。 もちろんそれも、REからのフィードバックあってのことで、小スケールながらより洗練された内容となったのはイフリート同様。 とくに、REでは不可能だった腰の回転を大胆な発送で可能にしたことには驚かさせました。というか、あれは反則だろ…… パーツがポロリすることがあったり、ところどころ不安定な部分もありますが、ストレスを感じるほどではありません。 総合的に、最新キットらしい高い完成度でまとまったキットだと思います。 今後の展開としては、カラーリング以外の変更点の少ないナラティブVer.のプレバンでの発売は決定しているようですが、昨今の妙なディジェ推しを見るに、ほかのバリエーションにも期待していいんだろうか? Z系MSコンプリートという方向に目を移すと、MSVを除く待機組はハイザックカスタム、ボリノーク・サマーン、バウンド・ドック、サイコガンダムMK-Ⅱの4機にまで減りました。 この4機のうち、なにげに1番ハードルが高いのはボリノーク・サマーンのような気がする。 ハイザック・カスタムは、ハイザックのREVIVE化が叶えば理想的だったんですが、ハイザックにパーツ追加でプレバン、という可能性はゼロではないでしょう。 バウンド・ドックはリカラーで3種までリリースできますし、アモン・ドックという最終兵器もあるので、実は1番現実味がある気がします。 サイコMK-Ⅱは、もうバンダイ側の覚悟次第(笑)。 結局、価格的には標準クラスで(1800~2000円ってとこでしょう)現状バリエーション展開も望めないボリノーク・サマーンが最大のネックになるかと。 シロッコが造ったワンオフの機体だし、今後の新作で系列機を出すことも難しいだろうしなぁ…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 初夏の頃に、およそなんのタイアップもなく発売されたHGAC リーオー。 ファーストガンダムでいうところのザクの立ち位置に近いリーオーは、劇中でも様々な仕様、オプションを装備した姿で登場していました。 当然、HGキットでもそのあたりのバリエーション展開は期待されていたわけですが、期待していた人々のほぼ全員が予想していた通り(笑)、一連のバリエーションキットはプレバン限定となりました。 まぁ、そうなるわね。 まずは第1弾として、劇中でも印象的な紫色の宇宙仕様がリリース。 続いて、飛行ユニット仕様が東南アジア仕様の淡いブルーのカラーリングで発売されます。 今回、宇宙仕様のほうはほかとの兼ね合いで2次生産分を注文しました。飛行ユニット仕様のほうは来年1月の初回分を注文したので、両方揃ってからまとめてレビューしようかとも思ったんですが、今制作中の某メガミさんに手こずっておりまして、その完成を待つとけっこう長い間更新なし……という状況になりそうだったので、合間に作っていたこのヒトをとりあえずレビューしておこうと思った次第です。 そんなわけで、リーオー宇宙仕様、レビューしていきます。 キットは、素組みに最低限の墨入れ、一部塗装と若干の工作(後述)を行っております。
付属武装 ロング型/ショート型ビームライフル 基部の形状は同じなので、設定としてはそれぞれに換装可能な構造なんだと思いますが、キットでは1丁ずつ付属します。 コロニー用ビームライフル メガビーム砲 通常版リーオーに付属した武装も、もちろんそのまま付属。 ビームサーベルのデバイスはシールド裏にマウント可能。 シールドは、アーマーを外した肩にアタッチメントを介して取り付けます。 比較画像
以下、イメージカット ボールジョイント接続の胸部や足首アーマーはとくに顕著で、新規造型のバックパックも、接続軸が短いためにわりと簡単に外れてしまいます。 集合イメージで。 通常版のリーオーも2個買いしましたが、今回の宇宙仕様もしっかり2個買い。 小隊編成とかを再現するなら3個買うべきなんだろうけど、一般販売品ならともかく、定価販売のプレバンアイテムの複数購入にはちょっと思い切りが必要ですね。 まぁ、定価っていっても1400円なんですが…… でも、今度の飛行ユニット仕様は1700円。もう本体とオプションの差がほとんどなくなってるよ。 以上、“HGAC リーオー(宇宙仕様)” でした。 HGAC リーオーの発売に先んじてRGではトールギス(EW版)が発売、さらにほどなくHGBDでアルトロンガンダムベースのジーエンアルトロンが発売されるなど、にわかにガンダムW再燃か? とも思ったんですが…… 年内はとくになにもなかったね。 まぁ、年が明けてもたぶんなにもないでしょう。ガンプラ界隈ではよくあることです。 RGでWの5機のガンダム発売とか、そんな話なかったっけ? ただ、MGで一回失敗してるからなぁ。RGで残り4機が一般販売、というのはまずないとは思うけどね。それに、どうせあってもEW版だし。ファンが本当に欲しいのはTV版(のはず)だし! そして、個人的にはもうRGは遠慮したいので、できることならHGでお願いしたいです。 とりあえずアルトロンないしシェンロンはいつでも出せるはず。 まさか、ジーエンアルトロンが原型機への流用を考えていないとか、レオパルド・ダヴィンチの二の轍を踏んでるなんてことはないよね? それでなくても、RギャギャからRジャジャへの例もあるので、何年待たされるかわからないけど。 同一シリーズに登場するMSのキットは、ある程度近い時期に連続してリリースしてほしいもんです。実際、そのほうが世間一般の購買意欲も増すと思うんですが。 あちらさまには、そういう一般的なマーケティングは通用しないからなぁ…… と、またキットそのものとは関係のない話になってしまったので、今回はこのへんで終了。 またのご訪問を。 今さらの話 なんですがね。 10月は購入品が少なく、今月末の大量入荷までにネタ切れしてしまったので、急遽登板させてみました。 初回生産が2015年の7月発送でしたかね。もう3年も前なんだ…… このときはほかに欲しいものもなく、2次受注ないかなぁ……と待っていたらまさかの1次のみで終了。その後ずーっと音沙汰無く、ようやくこの夏、リゲルグの発売(こちらもプレバン)に合わせて再販決定(でも、発送月はずれてた……)したので、今回は逃さずゲットしましたよ。 とはいえ、思えばこのズサの処遇が契機だったのかもしれない…… それ以降、人気、知名度ともに高いと思われるMSのキットが次々にプレバン限定になる……俗に言う “プレバン送り” が横行し始めたような気がします。 HGUC版ズサは、2014年6月にユニコーンVer.として袖付き仕様が一般販売。 当時はいわゆるUC特需の終盤で、同月にはネオ・ジオングも発売されています。 ZZ出身MSでは、すでにドライセン、ドーベン・ウルフがユニコーンVer.として先行、しばらく経ったあとにZZ登場のオリジナル版がともに一般販売されていたので、当然ズサもオリジナルの黄色いアイツが一般販売されるとみんな信じていました。 だというのに…… たぶん、ドライセン、ドーベン・ウルフという前例があったがために、多くのファンがオリジナルのズサの発売を確信し、ユニコーンVer.の買い控えが発生したのだろう、というような憶測が飛び交いましたが、真実のほどはわかりません。 なににせよ、ズサへのこの仕打ちはそれまで漠然と囁かれていたZZ不遇を決定的にした印象があります。 UCが、ZZとの関わりが濃い作品だったにも関わらずのこの状況は、もうどこか上のほうにZZが嫌いな人間がいるとしか思えない…… まぁ、そんな状況も徐々に改善されている気配はあります。このHGUC ズサの再販もその一環といっていいでしょう。 年明けには念願のHGUC Rジャジャが一般販売されますし、ガズRとガズLはプレバンになってしまいましたが、来年の展開に非常に期待が持てます。 ……と、前置きが長くなってしまいました。ZZ、とりわけアクシズ製MSへの想いが強過ぎて…… それでは、レビューに移ります。 キットは素組みに最低限の墨入れ、付属シールと一部塗装による仕上げです。 MS本体 まぁ、ミサイルを撃ち尽くしたあとは邪魔なポッドをパージして格闘戦に移行する……という発想は理解できるんですが、ブースターも一緒に外しちゃうのはどうなのかな? 使える武器がビームサーベルのみで機動性もガタ落ちになったら、もうほとんど死に体だと思うんですが…… とまぁ、そんな運用問題の話はさておき、立体物としては小柄でずんぐりとしたフォルムがなかなか可愛い。 特徴的な外見をした機体が多いアクシズ製MSのなかでも、可愛さならカプールかこのズサ(本体)かといったところでしょう(笑)。 キットとしては、もともと色数の少ない機体なので色分けはほぼ完璧……かと思いきや、案外細かい部分が足りず、部分塗装箇所はけっこう多かったです。主に上腕や手甲などのグレー部分や、ここでは見えていませんが、胸部や腕部のミサイルなんかは筆塗りで対応。ミサイルにはシールも付属しますが、曲面のため綺麗に貼れそうになかったので。逆にコクピットハッチや腕部ミサイルポッドの縁、肩や前腕の丸いパーツの内部はなどはシールで済ませました。 正直、彼のアイデンティティでもあるミサイルは全部パーツ分割で再現してほしかったですけどね。 画像撮影終了後に気付きました……大腿部のミサイルポッドのハッチ、ちょっと開いてますね。 これは個体差でしょうが、このハッチがけっこう緩いんですよね。左のほうがとくに。だから、気付かないうちにちょっと開いてることが多くて……以降の画像でも大概閉まりきってないものが多いので、そこはご了承ください。 背面ブースター 基本的に地上での支援を目的にしていたズサに大気圏内飛行能力を付加する専用のオプション装備(ZZの後半やUCでは普通に宇宙でも動いてましたが)。 加えて4連装と7連装のミサイルポッドを2基ずつ搭載し、ズサの性能のおよそ半分を賄っているといっても過言ではないかと。 ブースター単独での飛行も可能。基本は無人のようですが、有人用のコクピットもあるようです。でも、実際に劇中で単独で運用されたシーンはなかった気がする。 キットでは単独でのディスプレイも可能なよう、裏面に3㎜穴が空いています。 色分けは側面の円形部分や各部スラスターなどの青が足りません。機首先端部のみシールがありますが、そこも含めて今回はブルーのマーカーで塗装。本来はもっと暗い青のようですが、そこは妥協です。ついでに内側の赤やグレーも塗り分けました。 なお、全然関係ないはずのメタスのMA形態に雰囲気が似てるのは…… フル装備状態 UCVer.の発売がアナウンスされたときは、なんでズサがドーベン・ウルフより高いんだよ? と思いましたが、実物を目の当たりすると納得のサイズ感です。 武装・オプション 先にも言ったように、この胸部と腕部のミサイルはパーツで色分けされていません。でもここは、コクピットハッチも含めて裏打ち方式で分割してほしかった部分です。 なお、首許(?)の左右の丸いモールドはバルカン砲です。 脚部ミサイル なお、フンドシ上部の丸いパーツは拡散ビーム砲らしいんですが……これを使ったシーンを見た記憶がない…… 肩部ミサイルポッド ビームサーベル オマケ 保持用の右銃持ち手はもちろんそのまま付属。 シールドは裏面の基部にシュツルムファウストは取り付けられますが、シュツルムファウスト自体は付属しません。 前腕への取り付けはそのまま可能です。 なお、両方ともあくまでオマケなので墨入れや塗装はしていません。とはいえ、シールドはともかくこの黄色いマシンガンはけっこう新鮮。 ちなみに、バリエ展開を考慮したんでしょう、シールドに関してはランナーにスイッチが入っていてカットできるようになっている(今回はそのままでしたが)のですが、マシンガンのほうにはスイッチ入ってないんですよね。 いったいどういうつもりだったのか……ほかにも、このキットの構成には疑問が残る部分が多々ありますので、後ほどじっくり語りたいと思います。 比較画像
以下、イメージカット まずはMS本体のみで。 体型が独特なので、普通の人型体型のMSに較べると可動性能は劣ります。とくに腹部は背面と一体化したスラスターが干渉するので気持ち程度しか動きません。 腕部、脚部の接続はボールジョイント。肩は一応引き出し式でわりとよく動きますがジョイントが浅く、腕そのものが外れやすいのが玉にキズ。脚部も左右への開脚はかなり控えめ。 頭部はそもそも可動しませんし、モノアイもシール再現なので、目線の変更のためにシールを貼り替える必要あり。さすがに難度も捲ったり貼ったりはできないので、今回は右目線のものに関しては反転画像になっております。 サーベルの二刀流はUCVer.からの借り物で再現。 フル装備状態で。 腕の動きに多少干渉するくらいで、この状態になったからといって極端に可動に制限がかかるということはありません。 やはりハッチをすべて展開したミサイル一斉発射ポーズは迫力があります。 でもこれ、脚のミサイルはちゃんと意識しないと自分に当たるよね。とくに太股。脛のほうも、もう少しハッチ大きく開かないと危険だなぁ…… さて、これまであえて触れてきませんでしたが、このズサには背部ブースターを装備せずに肩にミサイルポッドだけを載せた状態で登場するというシーンが何度かありました。 ZZではマシュマー・セロが搭乗した初登場からして、ブースターがまだ未調整ということで、急遽右肩に4連装および7連装のミサイルポッドのみを装備した状態で出撃しています。 しかし、これはおそらく緊急事態に近く、ミサイルポッドの単独装備は現地スタッフによる応急措置だった可能性が高いです。なので、あくまでこれらのミサイルポッドはブースターの装備に含まれるというのが、本来のかたちなのだと思っています。実際、ミサイルポッドもにを装備した状態の詳細な設定画などはありません。 一方、UCでもその終盤、シュツルム・ガルスとともにネェル・アーガマを急襲したズサはブースターを装備せず、やはり右肩にのみ4連装および7連装のミサイルポッドを装備していました。 そちらのズサには、デザイナー カトキハジメ氏によりちゃんと設定画が起こされています。 それがこちら。 まぁ、マシュマー登場時のズサがこれと同じ方法を採ったとはちょっと考えにくいのですが、そこはプラモ的解釈とすれば許容範囲かと思います。 しかし、UCVer.、ZZVer.ともにこれらのオプションパーツは付属しません。 ただ、ランナー構成は左側のミサイルポッド1式をカットできるようになっているので、当初はネェル・アーガマ襲撃機のキット化は考慮されていたようです。 それがどういう理由かお蔵入りし、この黄色いオリジナルのズサもUCVer.の成型色をただ変更しただけのやっつけ仕様での発売となってしまいました。 というか、そもそものキットの構成がオリジナルのことを考えてないんだよなぁ。袖の隠しかたに顕著です。 まさかとは思いますが、これを開発したヒト、ズサがUC初出の新MSだと勘違いしてない? しかし、そのカラーも組織全体で統一されているというわけでもなく、このズサを始めゲルググやギガン、ガザC、ガザD、バウなどグリーン主体に塗り変えられた機体が比較的多い一方、ドライセンやアイザックなどはグレー主体。リゲルグ、ドーベン・ウルフ(アニメ本編には未登場)はブルー主体。ドラッツェのようにオリジナルとは真逆のピンクに塗り替えられた機体もあります。 かと思えば、ザクⅢやガ・ゾウム、ギラ・ドーガはカラー変更なしと、その辺りの基準がわかりません。 以上、“HGUC ズサ” でした。 5、6年前には、HGUCでズサが発売される日が来るなんて夢にも思わなかったもんです。 だから、たとえプレバンでも実際にキット化して世に出してくれたことには感謝しています。 でも、なんでこんな中途半端なものにしちゃったのか? この黄色いオリジナルのズサには、やはりマシュマー搭乗時の右肩だけにミサイルポッドを装備した姿の印象が強く、キット化となれば当然その再現を期待するファンは多いことくらいわかっていたはず。 一方で、先にも言ったようにネェル・アーガマ襲撃機へのバリエ展開は最初から折り込み済みと考えると、ミサイルポッド単独装備用のアタッチメントも金型は多分できていたと思うんです。 シールドをオミットしてそのアタッチメントを付けるという手もあっただろうに、単なる色変え(と手首のカバーパーツ追加)に留まったのは、手抜きと言われても仕方がないと思います。 まぁ、あくまで憶測を前提にした話ですが、明らかにバリエ展開が見込まれるキットなら、少なくともすうパターンの金型を同時に作ってるのが普通だろう、と。 最近の例だとHGUC イフリート・シュナイドとイフリート改。HGUC 新生BDシリーズなんかは全部一気に作ってるはず。 ともかくも、いかにバリエキットを出せるかが基準に商品開発を行っているとしか思えない昨今、ならもっとしっかり先を見据えたモノを作ってもらいたいと思うのです。 4年以上前に発売されたキットの話ですけどね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 |
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