Rギャギャの発売から4年……ようやく発売されたRジャジャ。 このときをどれだけ待っていたことか。 このブログでも何度か書いていますが、“機動戦士ガンダムZZ” は僕が初めて最初から最後まで通して見たガンダムのTVシリーズで、初めて作ったリアルスケールのガンプラも、1/144スケールのZZシリーズでした。 なので、とくに思い入れがあるんですよね。当時も、ネオジオン(アクシズ)系のMSのプラモをけっこうな数作ってました。 MSの恐竜的進化の頂点ともいえる特徴的なMSたちは、少なくとも僕の中では唯一無二の存在感があって非常に魅力的だったんですが……なんでだろう、一般的にはあまり人気がないのか、MGやHGUCなどのリメイク系のシリーズではこれまでなかなかキット化の機会には恵まれませんでした。 でも、HGUCの第3弾はザクⅢ改なんですよね。 そもそも第1弾がガンキャノンだし、第2弾がギャン。ガンプラの新シリーズなのに、ガンダムから始めないということで、当時は「これはせめた企画が始まったぞ!」と思ったんですが…… まぁ、その後の今に至るまでの状況や個人的な思いなどはこれまでもいろいろ書いてきた気がするのでここでは割愛して、話をRジャジャ単体に絞りましょう。 最初に言ったように、“ガンダムビルドファイターズトライ” に登場したRギャギャがHGBFで発売されたのが2014年の12月。 そのときは、当然数ヶ月後にHGUCでRジャジャが発売されると誰もが思ったはずです。 しかし、一向にそのアナウンスがない。Rジャジャの発売を見越したファンがRギャギャをスルーした結果、この型は売れないと判断された、という説も囁かれましたが、真偽のほどはわかりません。 僕自身は、Rギャギャ発売から3ヶ月くらい経ってから、これは当分Rジャジャは出ないぞ、と思って待ちきれずにギャギャを買ったクチです。そういう意味では、ちゃんとお布施はしている。 そんなこんなで2年が経った2016年冬、“Twilight AXIS” なる企画が立ち上がります。そこに、白と紫のカラーリングのRジャジャが出てくるというではありませんか。 いよいよ発売か! と色めき立ちましたが、結果はここでもスルー。 ……うん。そもそも事実上のキャラ専用機であるRジャジャが実はもう一機あったという強引な後付け設定をでっち上げてまで登場させといて、キット化せず。あれなんだったの? ていうか、Twilight AXIS ってなんだったの? そしてさらに時は流れ、2019年1月。 ようやく発売ですよ。とくにタイアップもなく。 強いていうなら、“機動戦士 ムーンガンダム” に改良機であるアルス・ジャジャが登場したから、ですかね。 そのムーンガンダムにしてからも、主役機が発売されて以降、ガンプラ的には一切展開ないんですが…… まぁいいや、レビューに移ります。 キットは素組みに最低限の墨入れ、付属シールと一部塗装による仕上げです。 メインカラーのオレンジとイエローは、パイロットであるキャラが好きな色でもあるんでしょうね。そのカラーリングもあって、甲冑を纏った期自然としたシルエットながら、どことなく女性らしい印象もあります。 色分けは、肩アーマーのミサイルポッドや胸部、フロントスカートのイエロー部もパーツ分けで再現されているなど、わりと優秀。胸部や腰の黒い部分、爪先のイエローなどはシールでフォローされています。 しかし、ふくらはぎのスラスター内部のイエローはシールもないので、塗り分けが必要です(画像は塗装済み)。 モノアイもシール再現。ガズR/Lのような立体的なディティール派なく、単純にシールを貼るだけの仕様なので、位置は任意で選べます。 付属武装 大型ビームサーベル 銃剣付きビームライフル ザクⅢも使っていた……というか、本来このRジャジャの専用装備です。 完全新規でHGUC ザクⅢに付属したものに較べかなり大きくなり、ディティールもアップ。劇中……というか設定入らすとのイメージにかなり近い造型になっています。 後部ストックが可動し、銃剣(ヒートサーベル)は取り外し可能。銃への取り付けもポリキャップへの直差しじゃなくなりました(笑)。 銃持ち手は付属せず、保持にはビームサーベルにも使った通常の持ち手を使います。もちろん、査収どちらでも保持可能。 また、専用アタッチメントを使うことでバリアブルシールド上部にマウント可能ですが、すごい適当な感じ…… バリアブルシールド シールド自体も下部がスイングでき、基部で回転も可能です。ついでに、肩アーマーのスパイクも回転します。 今回、ここまで待たされた甲斐があったと思うのは、このシールドの回転ギミックがちゃんと再現されたところ。 というのも、パーツ配置を見る限り、Rギャギャの発売時点ではRジャジャのこのギミックはどうもオミットするつもりだったっぽいんですよね。 実際、Rギャギャ用の肩アーマー後面と接続パーツ、そしてシールド基部が余剰パーツとなります。 ギャギャとジャジャで、肩アーマー後面のデザインは一緒。なので、当初はそのまま流用すつもりだったはずです。端からデザインが違う肩アーマー前面や前腕部、トサカなどはスイッチでしっかり外されてますからね。 つまるところ、リリースが遅れたこの4年の間に、おそらくはファンの声を踏まえて方針変更したんでしょう。 間が空いたおかげで仕様が改善されたいうのは、バイアランと逆のパターンですね。 比較画像
以下、イメージカット もとは4年前のキットですが、最新のキットに較べて可動性能が極端に見劣りするということはありません。 肩間接はポリキャップままなので、前方への引き出しは可能ですが上方に跳ね上げることは不可能。しかし、肩アーマー接続分の変更でアーマーがフレキシブルに動くため、怒り肩っぽい雰囲気にすることは可能です。ただ、その新規接続フレームが干渉するため、腕の可動には少しクセがあります。 足首はデザインとの兼ね合いもあってあまり動かず、接地性は微妙。 可動とは関係ないんですが、頭部と腕が外れやすいです。とくに頭部は気付くと外れてどこかに行ってたりして、地味にストレス。あと、ちょっとひょろい……。普通に立たせてるだけでも、股関節などがふらつく感じがします。 左の平手が新規に付属し、サーベルを持つ手と合わせてより対MSをイメージできるポーズが決まります。 バリアブルシールドは、デザインの段階では肩アーマーの中央の溝をレーンにして可動する予定だったんじゃないかと思いますが、どうなんですかね。 基本スラスターとして使うにしても、これじゃ少し手を伸ばしただけで推力が変な方向に行っちゃいそうです。 あと、今さらな疑問ですが、裏面にスラスターを配置した装甲をシールドとして使うことに危険はないんだろうか?
以上、“HGUC R・ジャジャ” でした。 かなり長いこと待たされましたが、ようやく発売されました。 それもちゃんと一般販売。 ズサに続きリゲルグもプレバンになったので、不安はあったんですが、とりあえずよかった。 元は4年前のキットなので、構造などはそれなりに古いですが、そもそもよくできたキットだったので造型、可動などにも特に不満はなし。頭部や腕部の外れやかったり、一部間接強度が弱いところはちょっと気になりましたが、簡単な調整でなんとかなるレベルです。 バリアブルシールドの回転ギミックの追加は、この4年の間待たされ続けたファンたちの要望をメーカーが聞き入れてくれた結果だと思っています。 Rギャギャ発売から間を置かずに発売されていたら、再現されないままだった可能性大です。 そういう意味では、長いこと待たされた甲斐はあったともいえるのですが、そもそも最初からできるようにしとけよ、という話なんですけどね。 さて、前回のガズR/ガズLのときには、既存キットのバリエで出せそうなZZ系MSを並べてみましたが、今回はそれ以外のMSについて考えてみたいと思います。 まず、わりと簡単な変更なバリエ展開が可能なMSを挙げていきましょう。 アクシズ製MSの代名詞ともいえるガザシリーズ、ガザDとガ・ゾウムには袖付き仕様があります。色を替えて袖を追加するだけ(ガ・ゾウムに至っては色もほぼそのまま)のお手軽バリエです。 カラバリなら、ゲゼも色が違うだけのゲモン機とヤザン機がありますね。 シュツルム・ガルスの流用という淡い期待もあったガルスJは、結局ほとんど流用できる部分もなく、キット化となると完全新規にせざるをえませんが、ガルスKへの流用が可能です。 ハンマ・ハンマには、ムーンガンダムに登場したトンデモ可変機、メドゥッサがいます。そもそもあのデザイン誕生がどう考えてもハンマ・ハンマのキットありきなので、これでHGUC化がなかったらなんのことかわからなくなります。現状、ムーンガンダムがHGUCでしかキット化されていないので、まさかREハンマ・ハンマのバリエとしてあれが発売されるとは思えませんし…… 次に、キット化となれば完全新規、しかも現状でこれといったバリエ展開が思い浮かばない機体を挙げていきます。 候補はジャムル・フィン、ゲーマルク、クィン・マンサの3機。 このなかでは、最近の流れ的にはゲーマルクがまだ一番可能性がありますかね。 あとの2機は難しそうだなぁ…… 個人的に一番欲しいのはジャムル・フィンですね。旧1/144キットは持ってましたが、どうせならブースターも付いたものが欲しい。完成形とまでは言いませんから。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を
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