オートボット初期メンバーのなかでも、デザイン含め古参のイメージが強いハウンド。 近年では、ユナイトウォリアーズ、リンクスマスターの構成員としてコンバイナー仕様でリメイクされたりもしましたが、単体でのリメイクとなるとヘケヘケ版以来りなりますかね。となるとおよそ十年振り。 僕は子供の頃(というか今なお)あまり車には興味がなかったので、トランスフォーマーでもいわゆるカーロボット系はほとんど待っていなかったのですが、ジープに変形するこのハウンドのオリジナルトイはねだって買ってもらった記憶があります。 オーソドックスな車に変形する仲間が多いなか、渋いカラーリング含め異質だったハウンドを、当時格好いいと思ったんでしょうね。今でも思いますが。 結局、当時購入したカーロボ系のトランスフォーマーはそのハウンド以外はバズソーとセット販売されたサンストリーカーとスキッズだけでしたね。それもバズソー目当てだった気がする(笑)。 それでは、レビューしていきます。 ロボットモード カラーリングはオリジナルトイを彷彿とさせる暗めのグリーン。塗装は控えめですが、ディティールは細かく、各部のマーキング含め情報量は多め。 背面も綺麗にまとまり、軍用バックパックかパラシュートパックを背負っているような見ために。 ウェザリングは胸部バンパー部に脛前面のみと案外少ないですが、取って付けた感はなく、非常にマッチしています。 ビークルモード オフロードタイプの4WDカーにトランスフォーム。 天井のないオープンカースタイルで、座席後方に武器を搭載するなど、いわゆるジープに変形したオリジナルの雰囲気を残しつつ、より厳つい見ためにリデザインされています。 しかし、これもあくまで惑星サイバトロンでの姿のはずですが、4WDである必要あるのかな? というか、まったくSF感はありません。 変形は、パネル状に展開した脛パーツで全体を包み込むような構成で、レジェンズ版チャーで採用された機構を受け継いだものになります。 付属武器 RT-10 IR エレクトロスコープ ランチャー W-5 ホロビーム リフラクション ブラスター HD ベクタービーム メガブラスター 比較画像 シージでもジャガー(ラヴィッジ)はコンドル(レーザービーク)とセットでマイクロマスターとして発売される予定なので、入手後にまたこのハウンドと絡ませた画は撮りたいですね。 以下、イメージカット 可動は、もはや言うまでもなく優秀。 デラックスクラスではオミットされることも多い手首の回転もあり、合体状態の武器の両手持ちもスムーズ。 脚部も、太股と脛の長さのバランスがちょうどよく、美しく自然な立て膝が可能。一見可動の邪魔になりそうなふくらはぎ両側のタイヤも、ちょうど太股が収まるスペースを空けて配置されています。 スタンド穴は腰裏にありますが、今回もちょっと緩め……個体差だとは思いますが、いい加減ここの精度はしっかりしてほしい。 バトルマスター、マイクロマスターと絡めて。 ミリタリー色強めのデザインのせいもあって、ファイヤードライブやライオナイザーなどのバトルマスタートの相性は微妙な感じ。 一方で同時発売のバトルパトロールチームとは、カラーも含めて親和性があります。 以上、“SG ハウンド” でした。
初代アニメ放送当時、持っていた数少ないカーロボ系トランスフォーマーということもあって、個人的にハウンドはそれなりに思い出深いキャラクターです。 まぁ、そんな思い出深いオリジナルトイも、雑に扱って壊してしまい、サンストリーカー、スキッズともども処分してしまったわけですが…… その反動か、成人して自分で働いて稼いだお金で買ったものに関しては、購入後少し触ったら箱にしまい、その後は長きにわたって屋根裏で眠らせるようになってしまいました。 でも、このサイトで記録も兼ねてレビューを書くようになってから、けっこう定期的に古いアイテムも掘り出すようになりましたけどね。 さて、シージ版ハウンドですが、思い出補正を抜きにしても非常によくできたアイテムだと思います。 ロボット、ビークル両モードでオリジナルの雰囲気を残しつつ現代ふうにブラッシュアップされたデザイン。抜群のプロポーションと精密なディティール。変形パターンも大まかな部分でオリジナルを踏襲しながら最新の構造も取り入れており、優秀な可動性能に高い拡張性とも相まってとにかく触るのが楽しい。 一点残念だったのは、フロント右側、☆のマーキング周辺に、明らかに一度失敗したものを削り取ったときにできたような細かい傷が無数に残っていたこと。そこは品質管理というか、組み立てや塗装を行う作業員の質の問題なので、このシージ版ハウンドの出来そのものとは関係ありませんが。 なんか、最近そういうのに当たることが増えてきた気がする。まぁ、運が悪かったと思うしかないですね。 こういう完成品系のトイだと、個体差というのはどうしても出てくるものですからね。 でも、スタンド穴の精度のばらつきはもう少しどうにかして欲しい。せっかく用意しているのに、使い物ものにならないなら意味ないし…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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