日本では、アニメ第1作 “戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー” に “戦士 ランボル” として登場。サイバトロン オートボット(カーロボ)部隊の中核として活躍した古参の戦士という設定でした。 本名(海外名)となる “サイドスワイプ” が日本でも広く浸透したのは、実写映画第2弾 “トランスフォーマー リベンジ” に登場してからですね。 もっとも、その実写版サイドスワイプは全身シルバーかつスタイリッシュなプロポーションで、オリジナルのG1のデザインとはまったくの別物。 まぁ、実写映画版のキャラクターでオリジナルデザインを踏襲しているのはオプティマスとバンブルビー(こちらはメインカラーのみ)くらいですが。 地球にくる前の惑星サイバトロンでの戦いを舞台に、アニメ第1作のレギュラーメンバーが続々とリメイクされる今回のシリーズ。 かなり期待値も高まっているなか、事実上のトップバッターに選ばれたサイドスワイプの出来はいかに…… では、レビューしていきます。 ロボットモード 本体の赤い部分はすべて塗装。マット感があって落ち着いた印象です。 シリーズの特徴の一つでもあるウェザリング塗装は、腰と脛、爪先。思ったよりは悪くないんですが、なんでこんなピンポイントで汚れてるのか……(笑) なお、武器の位置は本来は左肩が正解ですね。 ……いや、たぶんオリジナルトイのパッケージイラストのイメージが強かったんだろうなぁ。完全に右肩が本来の位置だと思い込んでました。なので、以下の画像でもほぼ右肩に取り付けてしまっていますので、ご了承を。 ビークルモード G1ではランボルギーニ・カウンタックに変形し、日本名のランボルもそれに由来します。 今回は惑星サイバトロンにおける本来の姿でのリメイクのはずなんですが、かなりランボルギーニ感強め。 このモードだとほぼ全面塗装なので、ロボットモード以上に高級感が漂います。 フロントガラス部分はブラックのクリアパーツで、内部のメカディティールがうっすら透けて見えます。 変形パターンはMP版にかなり近いようです。 今回のシリーズ、ストーリーとしてはアニメ第1作の前日譚ということになるんでしょうが、それぞれのキャラクターのデザインはあくまでG1ベースになっているんですね。 サイバトロンモードということで妙に尖ったデザインになっていたり、2020キャラみたいなのっぺりしたフューチャーカーに変形したりしないのはよかったと思います。 ちなみに、実写版のサイドスワイプが変形するのは、シボレー・コルベット・スティングレイ。メーカーからして違う…… 付属武装 RR ジャイロフューズ アクセルスイッチ ハイパーブラスター 比較画像 以下、イメージカット 武装の組み合わせを楽しむのがシージの基本コンセプトということで、これまでのシリーズ以上に本体各部の5㎜穴の数が増えているように思います。 また、大型の武器の取り付けを考慮して、デラックスクラス以上のアイテムでは肩や脚の付け根を始め、主要な間接でボールジョイント接続を廃し、すべて軸接続とすることで保持力を強化、さらに腰の回転、足首のスイング可動を標準で実装することで可動性、安定性の強化が図られています。 もちろん、スタンド用の3㎜穴も完備。サイドスワイプでは股下にあります。 バトルマスターを装備して。 ライオナイザーのほうはあれですが、ファイヤードライブ付属のエフェクトパーツはサイドスワイプ付属の武器にも取り付け可能です。 でも、この感じだと確実にエフェクト足りなくなるよ…… 以上、“SG サイドスワイプ” でした。
G1を強く意識したデザインに、簡単過ぎず、複雑過ぎず、適度な難易度でかっちり決まる変形。ほぼ全面に近い塗装が施された高級感。 もちろん見ためだけでなく、可動性能に保持力、安定感も抜群で、触っていてストレスになる要素がほとんどない、ここ最近でも抜きん出て遊び易いアイテムだと思います。 サイドスワイプ(ランボル)というキャラクター単体にとくに強い思い入れはないんですが、このクオリティで初代カーロボットメンバーが続々集まってくると思うと、なかなかに感慨深いものがあります。 リデコでアラートの発売もあるようですし、ヘケヘケと同じ仕様でいいからサンストリーカーも出ないかなぁ…… あとはプロールからのストリーク、スモークスクリーンとか、アイアンハイドからのラチェットとか、出せるモノは全部出してほしいですね。 さて、シリーズのファーストインプレッションとしては、バトルマスター、マイクロマスターを取っ替え引っ替えで色々なキャラに持たせたり、エフェクトパーツを取り付けたりするのは、非常に楽しいです。 一方でウィザリング塗装については、正直要らなかったな、と思います。 このサイドスワイプはまだマシですが、モノによってはただ塗料が跳ねただけかと思えるようなものもあって、こんなことのためにコストをかけてほしくない、というのが本音です。 シール処理を止めてくれたのは大歓迎なんですが、その代わりに余計なことをしてくれた、という気もします(笑い)。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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