いよいよ、“月間 メガミデバイス” がスタートしましたよ(笑)。 今のところ6月から11月まで、連続5ヶ月、5アイテムのリリースが決定しています。 前弾の朱羅シリーズを買い損ねた苦い経験から、オフィシャルブログを頻繁にチェックするようになり、とりあえず11月までの発売アイテムはすべて予約済み。 我ながら堕ちたものだ…… さて、美少女×メカの本格アクションプラモデルとして大ヒット中のメガミデバイスですが、今回のテーマは、なんと “魔法” 。 前弾の朱羅の “戦国” といい、だんだんファンタジー色が強くなってきましたね。まだ詳細は判明していない、超大型武装付属の新作は、“騎士” だし。 今後もどんなテーマやモチーフを引っぱってくるのか、楽しみであります。 では、レビューに移ります。 キットは、素組みに付属シールでの仕上げです。 素体モード ツインテールは、ダブルボールジョイントである程度自由に可動します。 胸部パーツはネクタイのレッドが塗装済み。セーラーカラーのラインは白く塗るべきだったかな…… なんか特殊な水着を着てるみたいですが。 なお、WISMやSOLなど、ほかのシリーズアイテムとの互換性はありません。同じChaos & Prettyのウイッチとは、多分すげ替え可能だと思われます。 武装モード 髪色以外の変化としては、やはり腰に追加されたスカートが目立ちます。 このスカート、可愛らしい外見とは裏腹に、8方向に3㎜穴を備えたハードポイントの集合体という凶悪なユニットになっています。 前腕並びに太腿のリングは、3㎜穴が付いたタイプも付属します。 ほかにも、頭頂部に乗った変な帽子やハート型のヘアアクセサリ、胸の蝶ネクタイやブーツなど、まさに魔法少女的なアイテムが散りばめられています。 全体の色分けはおおむねパーツ分割で再現されていますが、それではフォローしきれない色分けのために、なんとカラーシールが付属。 コトブキヤのキットにこういうシールが付いてるのって、初めてじゃないかな? 少なくとも僕は知りません。 仕様箇所はスカートやブーツ、そして帽子側面のグリーン(目のような、センサーのような部分)。 手触りなんかも含めてあまり見たことがないタイプのシールなんですが、ガンプラとかにも採用してもらいたいくらいくらい。 付属品組み替えあれこれ このChaos & Prettyのもう一つのウリが、豊富なオプションやエフェクトパーツを自由に組み替えられること。 もちろん、これまでのシリーズでもある程度はできたことなんですが、今回はその自由度が格段に増しています。 インストにも、いくつかの基本形の組み立てかたは載っているものの、多くは組み替え例として完成形の写真が掲載してあるだけ。 それぞれの形態の正式名称等もとくに書かれていないので、以下は僕が適当に組み上げ、適当にネーミングしたものになります。 もちろん、このほかにもセンス次第で無数の組み替えが可能です。 ただ、多用されているクリアパーツの軸が細かったり、穴が緩かったりと、けっこう精度が微妙なのが玉にキズ。まぁ、それくらいは簡単な調整でなんとでもなりますが。 最後のは、シリーズ共通の簡易ディスプレイスタンド。 これまで基本黒だったものが、今回はクリアピンクで成形され、ベースにはメガミデバイスのロゴもモ-ルドされています(画像ではちょっとわかりづらいですが)。 マジカルシールド 比較画像 当サイトでは、関係のないところにもたびたび登場のホーネットさんと。 相変わらず、コンビごとにがらりと世界観の変わるシリーズです。 ボディはほぼ共通ながら、頭の大きさが微妙に違うようです。魔法少女のほうがかなり小顔に見える。
以下、イメージカット 可動性能は変わらず。もう少し胸部、腹部の可動域が広がればいいのに、と思うこともあります。 肩胛骨のパーツが外れやすいのも相変わらず。ここはもう少し腕に干渉しないようなかたちに代えてしまってもいいと思う。腕を後ろに反らせようとした結果、干渉して外れる、というパターンなので。 Chaos & Prettyの名に相応しく、これまでのシリーズとは一線を画す可愛さを追求した仕様。 色味も含めてけっこう露骨ですが、過去アイテムよりも遥かに高い組み替えの自由度が、決して可愛いだけではない、このコの実力といっても過言ではないかも。 大・中・小、3サイズの魔方陣(マジカルサークル)。そしてマズルフラッシュ状のエフェクトパーツはそれぞれ2組付属。 これまでのメガミにはなかったオプションで、とくに魔方陣は純粋にエフェクトとして使う以外にも、シールドやアーマーパーツとしても広く使えそう。 マズルフラッシュのほうは、WISMやSOLシリーズにも転用しやすいと思います。 以上、“メガミデバイス Chaos & Pretty マジカルガール” でした。 ファンタジーをモチーフにしながら、しっかりメカっぽさも残っていて、そういう意味では絶妙なデザインだと思います。 豊富なオプションやエフェクトパーツを使った組み替えの自由度はシリーズ最高峰で、見た目とは裏腹になかなか玄人好みキットになっているように思います。 正直なところ、僕は当初、このChaos & Prettyの2アイテムは買うつもりはなかったんです。 ただ、前弾の朱羅の売れ行きを見るに、 「これ、後から欲しいと思っても買えない可能性あるぞ」 と思って、予約開始のアナウンスと同時に予約した次第です。以下、同様に11月発売分まで予約してしまいました。 WISM・ソルジャーの2アイテムも、同じような理由で、再販がかかったところで買ったわけですが。 まぁ……ね、確かに、実際作ってみて、いろいろ組み替えたりポーズとらせたりして、それで写真撮ったりしてると、なんともいえない気分になるのは否めません。 SOLやWISMを手にしてる時点で一緒だろ! って思われるかもしれませんが、やっぱちょっと違うんですよ。 この路線が続くとなると、正直辛い…… 多分当分はないと思うから、だったらこういうのが一つ二つあってもいいか、みたいな感じですかね。 なかなか言葉では言い表しにくいです。ニュアンスで察してください(笑)。 さすがにこのコを部屋に飾っておく勇気はない…… といったところで、本日はここまで。 またのご訪問を。
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手が空いたので、今さらながらに買ってしまったシリーズの第二回です。 メガミデバイスシリーズの第二弾ということで、第一弾と同じ “WISM・ソルジャー” のバリエーションですね。 第一弾のアサルト/スカウトが、わりとオーソドックスな兵装だったのに較べて、超距離狙撃と近接格闘という、両極端な仕様のコンパチになっています。 当初は個人的に全然興味が持てなかった “WISM” シリーズなんですが、実際に触ってみると、けっこういいです。 このシンプルさが逆にいい。 デフォルトの段階でかなりキャラが定まってしまっている以降のアイテムに較べて、遊びの幅が広いですよね。 まぁ、技術とセンスのある人なら “SOL” 以降のアイテムでも自分色に染められるんでしょうが、僕はせいぜい既成のパーツの組み替えくらいでしかしないので。 これ、武装部分だけもっといろいろなバリエーション出してくれないかなぁ。 あと素体も、フレームアーキテクトみたいな感じで、タンポ印刷なしの表情パーツも一緒に出したらけっこう売れると思うんだけど…… 少なくとも僕は、WISM娘4人を並べるために二つは買いますよ。 では、レビューに参ります。 キットは素組みに、一部塗装による仕上げです。 と、その前に、 スナイプ 武装モード 素体モード グラップル 武装モード 素体モード 武装等 ロングレンジライフル & 火炎放射器 ワイルドハンド ヘルメットほか グラップル用にはネコ耳が追加。なんか微妙に位置が違うような気もするけど…… バイザーの代わりに各表情パーツの取り付けももちろん可能。画像は割愛します。 なお、ロッドアンテナ、ネコ耳ともに取り付けは階級章などと同じ共通ピンなので、ヘルメット以外にも肩アーマーや前腕部、太股などにも取り付け可能。まぁアンテナはともかく、ネコ耳はおかしなことになりますが。 アサルト/スカウトに付属した角飾りは今回付属せず。階級章は付属します。 SOL ロードランナーと 武装モード
素体モード 適当にアクションカット 可動に関しては、すでにシリーズ3アイテムがレビュー済みですので、今さらとくに言うこともありません。 まぁ、よく動きますよ。 ただよく動くがゆえに、こんなポーズとらせてみようとか想像して、いざ実際に動かしてみると意外とイメージ通りにいかなかったりと、歯痒い思いをすることも。 具体的に言うと肩周り。新構造の可動軸は前方向の捻りは可能ですが、後ろにはほとんど反らせられないんですよね。というか、肩胛骨を模した背面パーツが邪魔。あれが干渉するから腕が後ろに回せない。外れやすいし…… アサルト/スカウトの素体を使って二人一緒に。 肌の色がスカウトと同じスナイプさんのある部分が一時的に小さくなってますが、気にしないでください。 遠距離狙撃タイプと近接格闘タイプということで、コンビを組むシチュエーションが想像しやすいです。 カラーリングとも相まってラピッドレイダー(ホワイトカラー)のタンデムがよく似合う。 以上、“WISM・ソルジャー スナイプ/グラップル” でした。
これにて “WISM” シリーズ2アイテム、4キャラぶんのレビューは終了となります。 “朱羅” の二人を買い逃したがために、その代わりにと購入に至った “WISM・ソルジャー” ですが、思いのほか楽しめたというのが正直なところ。 当初は地味で無個性で、どうにも面白みがないように思えて食指が動かなかったのですが、シリーズが数を重ねるにつれてどんどんケレン味が強くなっていくなか、このシンプルさが逆に新鮮に感じられました。 最初にも言ったけどこれ、M.S.Gみたいなかたちでもっといろんな装備を発売してほしいです。 とりあえず対戦車兵と支援兵、あと擲弾兵用に携帯式高射砲みたいなのも出してくれたら申し分ない。戦車はギガンティックアームズやヘキサギアをミキシングして自分で作ります……て、今僕がなんのゲームにハマってるか丸わかりですが。 さて、メガミデバイスの今後は、春に “Chaos & Pretty” として魔法モチーフのアイテムが2種、夏には僕が買い逃した “朱羅” のカラバリ “朱羅・蒼衣” が発売を控えています。さらに “SOL” の3人目となる第9弾アイテムや超大型武装を携えた第10、11弾アイテムにスマホゲームとのコラボアイテムなど、息をもつかせぬ怒濤の展開となっています。 これらすべてを追い駆けるかどうかは、まだなんとも言えませんが、現状予約が始まっているものについてはすべて予約してしまっているので、十中八九全部買うんだろうな…… なんだろう? 最近ガンプラよりもこのテのプラモ買ってる数のほうが多くなってる。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 シリーズ開始から一年余り、あっという間に人気シリーズになってしまったメガミデバイス。 ラインアップもすでに6種を数え、春にはさらに2種が発売。夏以降も強気な展開が待っているようです。 とくに第三弾の “朱羅” の人気がすごいようで、今年冬に発売された通常版は予約の段階でも各所で売り切れが続出。その後は例によって転売屋が横行。先日コトブキヤのネットショップ限定で発売されたリカラー品の “影衣” も即完売で、二次、三次と生産が決まったようですが、これも現在注文できない状態になっています。夏に一般販売される “蒼衣 忍者” も、おそらくは入手困難になる思われます。 通常版を予約し損ねた僕ですが、“蒼衣” は無事予約できました。 たまたまブログをチェックしたら、翌日予約開始の記事がアップされてたので、もう次の日はスマホ片手に待機ですよ。 近いうちに始まるだろう “弓兵” の予約にも、油断せず備えたいと思います とまぁそんなわけで、“朱羅” の通常版を買えなかったので、次までの繋ぎにと再販品がちょっと安くなってた “WISM・ソルジャー” 2種を購入した次第であります。 “SOL ホーネット” のレビューのときに言ってたかもしれませんが、僕は当初、この “WISM” シリーズにはあまり食指が動きませんでした。 無個性というか、個々のバリエーションにほとんど違いがなかったので、あまり面白みを感じられなかったんですよね。“SOL” 以降がわりと突き抜けた感じに軌道変更されたので余計にね。 なので、今回の購入も最初に言った繋ぎ以上の意味はありませんでした。 まぁ、アクションモデルの素体としての出来の良さは “SOL” のときに実感していたので、持っておいても損はないか、というくらいの軽い気持ちですね。 でも、実際に触ってみると、コレはこれでいいものですね。 確かに地味ですが、それはユーザーそれぞれに想像や工夫の余地があるということで、はなから強いキャラクター性を持った以降のラインナップよりも懐が深い、まさにシリーズ開始を飾るに相応しい仕様なんだと思えます。 ちなみに、“WISM” はwoman‘s imperial space marines (帝国婦人宇宙海兵隊)を略したものだそうです。 “SOL”はSonic Operation Lady。こちらは日本語訳が載ってなかったんですが、直訳すると “音速作業婦人” ……ですか。訳さないほうがよかったかな。 それでは、レビューに移ります。 キットは、基本のボディパーツ一式に頭部および露出してる肌色のパーツが2種、そしてアサルトおよびスカウト用のオプションがセットになっていて、どちらか一方を選択して組み立てる内容になっています。 もちろん組み合わせは自由なのですが、今回は公式の設定通りに組み立てました。 素組みに一部塗装による仕上げです アサルト 武装モード ハンドパーツは武装モード専用の硬質ゴム製で、手首まで一体成形のボール可動になっています。 多少柔軟性には欠けますが、そのぶん接続は堅めで、大型の武器などを保持するにはこっちのほうがいいかも。 素体モード スカウト 武装モード 素体モード なお、前髪が四つのパーツで構成されてるので、接着推奨。でないと表情交換の度に細かいパーを飛ばしてイラつくはめに…… WISM間で表情パーツの互換性があると言いましたが、髪で顔の基部がすっぽり隠れてるアサルトの頭部にスカウトの表情パーツを付けるのはともかく、耳の出てるスカウトの頭部にアサルトの表情パーツを付けると顔の前後で肌の色が違う、なんてことに。 武装等 ハンドガン アサルトナイフ & スコップ 偵察ユニット ヘルメット 階級章 SOL ホーネットと 武装モード
素体モード 適当にアクションカット 可動性能につては、以前 SOLシリーズのレビューの時にも書きましたので、詳しくはそちらをご覧ください。 というか、そのあたりのスペックは既にこの段階で完成してます。 ただ、手首および股関節のジョイントが破損しやすいということで、SOL以降はより強度の高いパーツが新たに追加された……んだったと思うんですが、これにも付いてました。再販分から追加されたのかな? でも、どうせなら2セット付けてほしいですね。手首はともかく、武装モードと素体モードで股関節2個あるのに、ジョイント1本だけだし、どっちか一方は結局折れるかもしれないやつを使わなきゃいけないわけで…… 同時購入したスナイプ/グラップルのボディを使ってのツーショットあれこれ。 胸部パーツのみ共通ではなくなっているので、スカウトさんのその部分のボリュームがアップしていますが、気にしないでください。 やっぱり、単独より複数並べたほうが絵になりますね。 そういう意味でも、コンパチ仕様じゃなくてそれぞれ単体で、その分もうちょい値段下げてやったほうがもっと売れたんじゃないかなぁ。 まぁ、買う人はしっかり2個ずつ買ってるんだろうし、十分売れてたんでしょうけども。 以上、“メガミデバイス WISM・ソルジャー アサルト/スカウト” でした。
シリーズの開幕を飾るアイテムということで、一商品としての個性よりもシリーズの方向性を示す内容としてこういった仕様になったのでしょうか。 続くスナイプ/グラップルも同様ですが、互換性と拡張性を前面に押し出すあまり、地味な印象になってしまった感は否めません。 当初、僕がスルーしていたのもそういった理由からですが、まず基本形としての “WISM” シリーズがあったからこそ、 以降の “SOL”、“朱羅” 、“Chaos & Pretty” という極端なベクトルのアイテムをリリースする発展性が得られたのかもしれません。 フレーム・アームズ・ガールとの差別化の意味合いもあったでしょうね。こっちは元ネタのない、真っ新な状態からのスタートなんですよ、みたいな。 それがここまでヒットするとは……、最初から想定されていたのか、それともさすがに予想外だったのか…… とにかく今のコトブキヤは勢いに乗っているので、今後もこの調子で突っ走っていってほしいですね。まぁ、息切れしない程度に。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 先に発売された “SOL ホーネット” の姉妹機というかニコイチというか、基本的な仕様は同じになる今回のロードランナーさん。 一、二弾は素体一つに対し装備が二種類付属という、一見お得な感じがするものの、結局のところ二形態を同時に並べるためには二個買いする必要があったわけで、その点で不満を感じたユーザーも少なくなかったのではないでしょうか。 そんな意見を参考にしたのかどうかは判りませんが、前弾のホーネット以降は二つ一組の商品を月を跨いでリリースするというかたちで、少なくとも第八弾まではスケジュールが決まっているようです。 そういった商品展開の方向性も、かつての武装神姫を彷彿とさせるもので思わずにやついてしまったり…… とまぁ、そんなところでレビューに移りたいと思います。 あと、ホーネットのときには言い忘れていましたが、僕はコトブキヤのキットの製作に当たっては、基本的に素組みオンリーです。墨入れはしません。ごくまれに部分塗装はしますが、メガミデバイス (以下MD) やフレームアームズ・ガール (以下、FAG)の場合はほぼ塗りません。 ガンプラに較べていろいろと細かいというのもあるのですが、なんとなく、とくにこの手のキットはランナーから切り離しただけのそのままの質感で置いておきたいんですよね。 本当にただなんとなく、なんですが。 今回も通常顔のほかにちょっと驚いたような顔にニヤリ顔と、計三種の表情パーツが付属。 通常顔がすでにちょっと笑顔という……、ホーネットみたいな真顔もほしかったかな。 ホーネットとは互換性があるものの、顔付き(目付き)が違ううえにそもそも肌の色が違うので、表情を変えるというよりはそれぞれの髪形を交換するような格好に。 ヘルメット装着。 クリアパーツのバイザーやチンガードなど、お好みに応じていろいろとつけ替え可能。 ホーネットと同じくチンガードを胸部装甲に装着することも可能。 デザインには似た部分が多いものの、いわゆる普通のヘルメットのかたちをしていたホーネットのものと違って、このロードランナーのヘルメットは頭頂部や後頭部が大きく開いています。 武装類 適当にアクションカット 姉妹で一緒に フルアーマーモード SOLシリーズ一番のウリであるホーネット、ロードランナー両方のオプションをフル装備した状態。 以上、“メガミデバイス 4 SOL ロードランナー” でした。
基本構造をホーネットと同じくしつつオプションのコンセプトは真逆、さらに両方のオプション全部盛りのフルアーマーモードと、インストの指定に倣うだけでも十分に楽しめる内容になっていたと思います。 もちろん拡張性も抜群で、同じMDシリーズやFAG、FA(フレームアームズ) 、その他コトブキヤから多数リリースされているオプション群を自由に取り入れて自分なりのメガミを生み出すのもいいでしょう。 まぁ、僕はあくまでお手軽なパーツ組み替えで楽しむ程度ですが…… でも、そういう意味で残念なのは、今回のロードランナーの武装脚部があくまで “脚” でしかなかったことです。 これが、素体の脚部に装甲パーツやホイールを組みつけていくかたちだったなら、もっと組み替えの幅が広がったろうになぁ。 最初にも言ったように、今後のメガミデバイスは同様のコンセプトでのリリースがしばらく続くようです。 戦國時代をモチーフにした第五、六弾については購入予定ですが、魔法をモチーフにした第七、八弾の購入にはちょっと勇気がいるかな。 まぁ、それも今後の情報公開でどう転ぶかわかりませんが。 といったところで今回はこれにて。 またのご来訪を。 第一弾、第二弾にはあまり食指が動かなかったのですが、この第三弾 SOL ホーネットからキャラクター性がアップしたこと、そしてシリーズのコンセプトがかつての武装神姫を受け継ぐものらしいと知ってついつい手を出してしまいました。 初期から中期の武装神姫はけっこう持ってたんですよね。今は屋根裏の奥の方で眠ってますが…… また掘り出してみようかな。 キットは新規設計の素体 “マシニーカ” に武装を施していく構成になります。 同シリーズ内での組み替えはもちろん、同じコトブキヤのキットであるフレームアームズ (以下、FA) やフレームアームズガール (以下、FAG) とのミキシングも手軽に楽しめる内容となっています。 そのへんはオリジナルならではの強みだと思います。 それではいってみましょう。 表情パーツは通常顔、ジト目顔、笑顔の三種。 笑顔の口内はこだわりの別パーツ。 瞳や眉毛はもちろん、頬のハイライトまでプリント済み。 ちなみに第一、二弾との互換性はないらしい。なんで? ヘルメット装着。 実際には頭部ごと取り替えるわけですが、ちゃんと中に表情パーツを組み込めます。 クリアパーツのバイザーとチンガードは取り外し可納。チンガードのほうは胸部装甲に取り付ることも。 FAGと比較 近くにいた FAG 轟雷10式ver と比較。 単純に背が低いというわけではなく、全体的に一回り小さい。 太腿とかかなりほっそりしてます。 頭部以外では、二の腕から下はそのまま入れ替えることができるものの手首関節は腕側の軸の太さが違うため入れ替え不可(ハンドパーツは入れ替え可能)。 また脚部に関しては太腿から下の接続軸が雄雌が逆な上に径も違うので交換不可。ごっそり付け根から入れ替えることは可能です。 手軽にミキシングが楽しめるとか言っておきながら、この痒いところに手が届かない感じ…… 可動範囲など 見事な柔軟性。 適当にアクションカット 非常に軽いので、付属の簡易スタンドでもこのくらいのポーズで飾る分には問題なし。 というわけで、 “メガミデバイス” より、 “SOL ホーネット” でした。
美少女+メカ。そしてフィギュアのプラモ化という意味で、どうしたって FAG と比較されてしまう MD 。 まぁ、これが他メーカーの製品だったらパクリだなんだって叩かれるんでしょうが、同メーカーだからね。 逆に言えばなんで作ったの? って感じ。 FAG もまだ継続していくのだろうし、果たして共存していけるのか、どちらかがひっそりと消えていくんじゃないだろうか、と心配になったりもします。 ただ実際に触ってみると、 FAG と MD ではやはり感触が違うんですよね。 あくまでFAのスピンアウトである FAG ではできることに限界があるわけで、 FAG で一定の手応えを感じたメーカーとしてはより自由度の高い製品を作りたかったのかもしれません。 そのためには新たなシリーズを立ち上げるほかなかったのかと。 技術の更新も、既存のシリーズ内でやるよりは新シリーズでやるほうがスムースですしね。 微妙に互換性がないところも、シリーズとしての差別化を考えてのあえての仕様なのかもしれない。 なにはともあれ、 FAG の成功あっての MD だとは思います。 さて、最初にこの MD がかつての武装神姫のコンセプトを受け継ぐシリーズらしいと書きましたが、なんということか、武装神姫そのものが、いずれプラモシリーズとして復活するそうですね ( これ書いてるときに知った ) 。 え? なら MD って、ひょっとしてそのための肩慣らし? いや、まさかね。 だいたい触ってみた感触はほぼ武装神姫だし、名義使えるんならもう武装神姫だって言っちゃってよかったんじゃないかとすら思う。そのほうが売れただろうし それとも、コトブキヤ版武装神姫はあくまでオリジナル武装神姫のキャラをプラモでリリースするという、HMM ( ハイエンドマスターモデル = コトブキヤ版ゾイド ) みたいなシリーズになるのかなぁ。 どちらにせよ、せっかく立ち上げた新シリーズがひっそりと消えていくようなことにだけはならないでほしい、と切に願うばかりです ( 二回目 ) 。 本当、トータルの出来は FAG よりずっといいんだから。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 |
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