なんとか発売日ギリギリでいつもお世話になってるネットショップで在庫が復活し、まずまず適正な価格でゲットできました。 いやぁねぇ、ひょっとしたら発売後一気に暴落するんじゃないかと思って少し様子見してたんですよね。ダイナザウラーのような先例もありましたし。 そもそも海外版と日本版のちがいといえば、日本版のパッケージや説明書の一部に日本語のシールが貼られるだけで内容そのものはまったく一緒なのに価格設定が全然違うということもあって、売れ行き自体どうなるのかわかりませんでしたし。 今のところ、おおよそ20~15%offくらいで安定しているようです。暴落も高騰もしませんでしたね。まぁ、なんにせよある程度安く買えてよかった。 と、いきなりけち臭い話をしてしまいました。でも切実な問題ですし。 アメリカの玩具会社ハズブロが、日本の複数の玩具会社から色んなキャラクターを寄せ集めて作ったのがトランスフォーマー(かなり乱暴な解釈ですが)というシリーズで、なかでもダイアクロンやミクロマンなどから多くのキャラクターを提供していたタカラ(現タカラトミー)が日本におけるトランスフォーマーの販売権を得ることになります。しかし、当然他社の商品は販売できず、結果として初期トランスフォーマーの中には日本未発売のアイテムもけっこうな数がありました。 そういったキャラクターは、玩具が発売されないだけでなく、アニメでの出番も大幅にカットされていました。 今回の主役のジェットファイヤーも、そんなふうに日本において不遇を託ったキャラクターの一人です。 ジェットファイヤーの元ネタは、“超時空要塞 マクロス” に登場する可変専用機 “バルキリー” です。タカトクトイスから発売されたものの仕様変更品が、海外ではそのままトランスフォーマー・ジェットファイヤーとして発売されていたもよう。 日本では実写映画第2作 “トランスフォーマー リベンジ” に登場して少し知名度が上がったかもしれません。まぁ、それ以前以後と、ヘケヘケやレジェンズなどでG1デザインに近いかたちでのリメイクもされてきましたが、今回のシージ版がその決定版となったのではないかと思います。 では、レビューしていきます。 ロボットモード アイアンハイドとかでも感じることですが、実際の玩具のデザインとアニメのデザインがかけ離れていることは初代アニメではよくあることです。ジェットファイヤーはまだマシなほうかな。 あと、でかいです(笑)。 プロポーションが標準的なので、単体で写った画像だとイメージしにくいですが、とにかくでかいです。 アニメでも他のキャラクターよりかなり大柄に描かれていましたが、それ以上にでかいです。ていうかでか過ぎでしょ、これ。 ビークルモード SFジェット機にトランスフォーム。 こちらもアニメデザインを忠実に再現。 画像ではわかりませんが、機種下と機体後部(ロボットモードの脛)から計3基のランディングギアが展開します。 スーパーパックを装備したバルキリーのファイターモードが元のはずなんですが、本来2基あるアーパーパックは一体化して巨大なコンテナ状の物体になり、さらに全体のフォルムもかなり角張ったものになっているのでもはやバルキリーの面影はほとんどなし。 今回はそのでかさも相まって、戦闘機とうよりはの大型の輸送機か、爆撃機のような印象です。 なお、いちおう底面中央には5㎜……よりちょっと大きい穴(ビス用の穴)が空いていますが、汎用スタンドを使った空間ディスプレイはあまりお勧めしません。 付属武装 ロボットモード(アーマーアップ) そもそもアニメだとこの形態になることはあったんだろうか? いろいろ探してみたけど、その状態の画像しか見つかりませんでしたよ。 ビークルモード(アーマーアップ) JF-25 HS フォトン ミサイル スカイ ランチャー パーツがビス留めされていたり、連結以外にもなにかギミックがありそうな気配もありますが、とくになにもありません(笑)。 砲口は5㎜穴になっており、付属のエフェクトパーツ等を取り付け可能です。 SF-M2 ラジオグラフ ブースター HS フォトン ミサイル JF-15 HP ジェットブースト パーティクル ビーム キャノン スカイシールド バトルマスク スカイシールド エアリアル アーマー エフェクトパーツ 懸架グリップ 比較画像 ちなみに、ヘケヘケ版はボイジャークラスで、レレジェンズ版はリーダークラス。そして今回のシージ版が新設のコマンダークラスということで、リメイクのたびにサイズが大きくなっています。 同じシージシリーズから、デラックスクラスとサイズ差はこの通り。 ロボットモードで並べると、デラックスクラスでも大柄なアイアンハイドでも赤ん坊に見えます。 もっとも、頭身はほぼ変わらないので、スケールが間違ってるような気になります。1/144と1/60を並べてる感じとでもいいましょうか。 これはさすがにジェットファイヤーでか過ぎですよね…… リーダークラスにして、パワーオブザプライム版のオプティマスくらいのサイズにするという選択肢はなかったんだろうか? 一方のビークルモードでは、さほど違和感は感じないんですけどね。
以下、イメージカット 腰こそ背中のパックが干渉してわずかしか動きませんが、ちゃんと足首もスイングします(ただし最初のロックを外すときが異様に固いですが)し、腕や脚には巨体をかっちり支えるクリック機構が備わっています。 拳は親指以外の4指が一体で可動し、平手から握り手にする際には内側に武器保持用の5㎜穴が迫り出してきます。 首の稼動もそこそこ柔軟で、大きく上を見上げることもでき、飛行イメージのポージングもばっちり。 ただし、やはりスタンドを使った空間ディスプレイは想定されていないようで、定番の腰裏や股下に利用できそうな穴はありません。せいぜい背部パック中央にある5㎜穴が補助用に使えるくらいですね。 デフォルトの状態で武器をすべて前面に向けた一斉射撃イメージもなかなかの迫力。エフェクトパーツも色々な組み合わせて取り付けられるので楽しいです。 ミサイルの先からもなにか出てますが、気にしないでください(笑)。 以上、“SG ジェットファイヤー” でした。
おそらく初めてになるアニメデザインに忠実な造型に、胸のエンブレムの回転などの細かいギミック、そしてシージ基準の高い可動性能と、初代アニメのファンも納得のリメイクになったのではないかと思います。 ただ、でかい…… 確かに、ほかのキャラよりはかなり大柄ではあったと思いますが、それにしたって限度があるんじゃないかなぁ? さすがにでか過ぎでしょ、これ。 ギミックを盛り込み過ぎてでかくせざるをえなかたっというならともかく、この内容ならリーダークラスはもちろん、ボイジャークラスでも十分再現可能でしょう。 まぁ、ボイジャークラスで出されたら、今度は小さ過ぎると文句を言ってたでしょうけどね。となるとやっぱリーダークラスが順当だったような…… これだけのサイズにするなら、オリジナルでオメガスプリームと連動できる基地モードに変形するとか、それこそガウォークモードへの完全変形とかも組み込めたと思うんだよなぁ。 結果単純にでかいだけで、内容的に価格に見合ったものなのかどうかよくわからないというのが正直な感想です。 まず、箱のサイズからしてユナイトウォリアーズ(ボイジャークラス1体、デラックスクラス4体の5体セット)の半分以下で、その段階で思ったより小さいな、という印象です。 実際に取り出した中身のボリュームはほぼ同じようなものなので、諸々の過程を鑑みれば、定価18,000円という日本での価格は、まぁそんなものかという気もするんですが、プレイバリューはどう考えてもコンバイナー合体戦士のほうが上ですからね。 あと、オメガスプリームが過去のタイタンクラスからお値段据え置きになっているので、それと比較してもやはり割高感は否めません。 というか、これはむしろオメガスプリームの据え置き価格がサービスと解釈すべきところなんだろうか? といったところで、こんかいは終了。 またのご訪問を。
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