三ヶ月にわたってリリースされたデストロン・ターゲットマスターもこれで最後。 トリガーハーピーにミスファイアーと、名前に問題のある同僚たちに較べるとまともなネーミングのスラッグスリンガーさんの登場です。 ともかくも、これで三人揃いましたね。 内容としては先行の同僚たちのリデコというかたちになりますが、新規パーツも多く、ロボットモード、ビークルモードともにかなり印象の違う仕上がりとなっているので、マンネリ感はそれほどないと思います。 では、レビューの移ります。 ロボットモード 同僚たちと
ビークルモード 双頭タイプのジェット機にトランスフォーム。 というか、実際にはこんなジェット機ないよね。 ドイツとかのトンデモ兵器として試作機とかはありそうだけど、少なくともマッハいくらかとかでは飛べそうにない。そんなスピードで飛んだら真ん中で裂けるでしょ。 ただまぁ、そこはあくまでトランスフォーマーなので、見た目に格好よければ無問題。 でも、双頭であるという以外はけっこうシンプルなジェット機なんだよなぁ。 同僚たちと ヘッドマスター レジェンズ版ではヘッドマスターは本人という設定なので、それに合わせて重塗装になった結果、ミスファイアーのヘッドマスターが造形はブロウパイプのままなのに色のおかげでミスファイアーの極小版に見えるという嬉しい誤算もあったのですが、今回のスラッグスリンガーに関しては、本人にも相棒にもまったく似ていないという結果に。 つくづくハズレくじを引いた感がある…… ヘッドモードはアニメデザインを忠実に再現。切れ長の瞳の細面がいい感じに憎たらしい造形になっています。 ターゲットマスター キャリバースト ロボットモード 同僚たちと ウエポンモード 適当にアクションカット 可動性能はミスファイアーとほぼ同じ。腰裏の3㎜穴の位置も同じです。 背中に折りたたんだ機首パーツを起こすと、どこかの正義ガンダムみたいな雰囲気に。ただ、ウィングまでは起こせないので、あくまでそれっぽい感じになるだけ。 ジェット機モチーフの三人組といえば、どうしてもスタースクリーム、スカイワープ、サンダークラッカーの初代デストロンのジェットロンたちを思い出してしまいますが、彼らがただの色違いに留まっていたのと較べると、この三人は本当、個性的だなぁ。 とくにビークルモードは、先にも言ったようにデザインの方向性からしてバラバラ。 まぁ、脚部パーツが共通なので後部の形状は一緒なんですが、一見しただけではそうと感じさせないところはお見事。 でも、これだけかたちが違うと、スピードを合わせて三機編隊で飛ぶのとか難しそうだな。 あ、仲良くそんなことするようなチームじゃないのか。 以上、“LG ターゲットマスター スラッグスリンガー” でした。 正直、一番手のトリガーハーピーのインパクトが強かったので、続くミスファイアー、そして今回のスラッグスリンガーと、だんだんと感動は薄れていった感は否めません。 トリガーハーピー → ミスファイアーの流れは、変形パターンが大きく変わったという意味でまだよかったのですが、ミスファイアー → スラッグッスリンガーの場合はそれもなく、やはり尻すぼみになってしまった印象があります。 せめて、最大の特徴である双頭の機首部分に、なにか彼ならでは機構があればよかったのに、ただの造形物として処理した点が惜しかったかな、と。 それでも、おそらくはマイナーなキャラであるデストロンのターゲットマスターたちを、一部共通パーツを使いながらもここまで忠実に再現してくれたことには素直に拍手を送りたいと思います。 三体とも、完成度に文句はないんです。 ただ、初っ端のトリガーハーピーに驚かされたぶん、続く二人に期待し過ぎたところがあって。 これ、発売の順番が変わってたら、また全体の評価も変わってきたかもしれない。 まぁ、あくまで結果論なので、なにが正解なのかはわかりませんけどね。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。
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