およそ十日ぶりのご無沙汰です。 いやぁ、一月半ばからネタが尽きてしまいまして……しかしこの週末からまた続々と入荷しておりますので、随時消化していきたいと思います。 そんなわけで、レジェンズシリーズのナンバリング中断(だと信じてる!)からちょうど10ヶ月。ダブルクロスに遅れること1年と2ヶ月……残るファイアーボットの二人が遂に発売されました。 この2アイテムについては、海外でも一般販売ではありませんでしたし、日本でもレジェンズシリーズが終了……いや、中断するなどして、このまま日本での発売はないんじゃないか? と不安だったんですが、タカラトミーモール限定とはいえ、こうして無事発売となりました。 しかも、しっかりレジェンズ名義。パッケージはもちろん、コミック付きの取扱説明書など、商品仕様もちゃんとシリーズを踏襲していて至れり尽くせり。 まぁ、このへんはこれまでの限定品でもそうだったので、心配はしていませんでしたが。 どこぞのプレミアムなメーカーには見習ってもらいたい(笑)!! なにはともあれ、少し時間はかかりましたが、ファイアーボットトリオが同じカテゴリで集結できたのは非常に喜ばしいことです。 それでは、レビューしていきます。 リパッグ ロボットモード なので、ぱっと見で似ていると思えるのは脚部くらい。少なくともロボットモードではかなりオリジナルのイメージに寄せられていると思います。 ただ、翅の部分を武器にしてしまったため、背面はビーストモード時の頭部が丸見えになってしまっています。 日本での発売がレジェンズ名義となったことで、海外版からなにかしら変更点があるかもと思いましたが、とくになさそうです。 ビーストモード もっとも、オリジナルトイでは下半身がほぼロボットモードのままなこともあって直立した、それこそウルトラ怪獣(むしろ星人)っぽかったの較べ、今回のLG版ではダブルクロスのパーシャルとして下半身の変形パターンをそのまま踏襲しているために虫のお腹のような部分ができ、オリジナルよりは虫っぽく見えるようにはなりました。 武器は背中(ロボットモードの前腕)に取り付けて翅とするのがデフォルトですが、肩に取り付けることも可能です。 ヘッドマスター ヘッジホッグ ウエポンビークル
ビーストマスターモード グロテス ロボットモード 一方で上半身の構造はかなり変わっているため、元型よりもマッシブな印象。 上腕及び拳パーツはリパッグと共通です。 こちらも、海外版からの変更点はなさそうです。 ビーストモード オリジナルトイのビーストモードから四つ脚の印象が強かったんですが、今回はダブルクロスのパーシャルという制約(?)もあって、基本的に二足歩行。 まぁ、四肢の可動域は十分なので、四つ脚の格好にもできますが、顔の角度が固定なので、そうすると常に下を向いていて落ちこんでるように見えます。 ヘッドマスター プラチナタイガー ウエポンビークル ビーストマスターモード 比較画像
ヘッドマスターでも。 司令官ホワイトレオ、伝説の戦士プラチナタイガーと並ぶヘッジホッグの小者感……いや、色で選ぶにしてもほう少しほかに誰かいただろ。 一方でそれぞれのフェイスは、ビーストモードの異形感、キャラクター設定に反してみんなけっこう普通。とくにダブルクロスの爽やかさがおかしい(笑)。 さてどういうわけか、リパッグはレジェンズシリーズにおいて単体ヘッドマスターとしてゴングとセットで、そしてビーストモードをモチーフにしたミニビークルがリパッグアーマーという名称でブロードサイドとセットで、それぞれ発売されています。 ファイアーボット三人のなかで、唯一オリジナルトイの日本での一般販売がされなかったりと、わりと不遇のイメージが強かったリパッグなんですが、ここへきて同一シリーズ内で3パターンのアイテムが発売されるという異例の事態になりました。むしろ1番優遇されている?(笑) というわけで、それぞれで比較です。 ゴングとセットで発売されたヘッドマスター・リパッグは、ロボットモードも本人であるリパッグとなっており、頭部造型はロボットモード、ヘッドモードともにアニメ版のデザインになっています。 ブロードサイド付属のリパッグアーマーと今回のリパッグのビーストモードとのサイズ差はご覧の通り。親子感が漂います。 グロテスのほうは持っていないので、リパッグだけになりますが、旧オリジナルトイと。 まずはロボットモード。 身長は頭一つぶん小さくなっていますが、前から見るぶんには思ったほどのボリューム差はありませんでした。 雰囲気はそのままにプロポーションが調整され、巧く現代ふうにアレンジされているように思います。 背面に回ると、やはり背負いものの有無で随分印象が違います。 最後にビーストモード。 下半身の変形パターンの変更で、直立したエイリアンっぽい見た目から辛うじて虫に見えるような体型に変わっています。 ロボットモード同様、やはり背面には面影が感じられませんが、オリジナルでは火花ギミックのスイッチとなっていたビーストモード頭頂部のでっばりをディティールとして残していたり、オリジナルへのリスペクトは十分かと。 以下、イメージカット まずはリパッグ。 ロボットモードの可動性能はなかなか優秀です。 とくに脚部……足首の可動は秀逸で、回転のほか縦方向に可動するため、爪先を伸ばすように動かすこともできます。この部分、最初にダブルクロスを触ったときは気付きませんでした。不甲斐ない…… 腰は回りませんが、それら脚部の可動を活かすことで、なんとなく腰を捻っているような格好を撮らせることができます。 スタンド用の3㎜穴は腰裏に完備。 付属の武器は単純にソードとして拳で保持するほか、前腕側面に取り付けてガントレットふうにもできます(それぞれ片方だけを取り付けることも可)し、意外とバリエーションを楽しめます。 一方のビーストモード。 こちらは、ロボットモードに較べるとちょっと窮屈な感じですかね。 脚部(ここがロボットモードでは足首になります)の可動は十分なんですが、腕部……カマが思っていたほど動きません。 基本的に赤い部分で回転、そして内側に曲げることができるだけで、外側に開くことができないんです。海外版のパッケージ写真では、思いっきり外に開いてるようなんですが…… オリジナルは内にも外にも曲げられたのになぁ。ロボットモード時の見た目重視でそうなったのかもですが、なら内側に裏打ちパーツもつけてくれ! なお、ビーストモード時用のスタンド穴は個別に設定されていないので、どうしても空中ディスプレイがしたい場合はロボットモード時と同じ位置の穴を使う必要がありますが、ちょっと使いにくいです。 まぁ、この虫っぽいなにかが空を飛べるのかどうかはわかりませんが。 個人的には、ビーストフォーマーモードからさらにカマを展開した4本腕状態がお気に入り。 続いてグロテス。 基本構造はリパッグとほぼ変わら内ので、彼もまたロボットモードの可動性能は非常に優秀です。 リパッグと違い腰前面にはアーマーを装備していますが、前方に跳ね上げることができるので、脚部の可動を邪魔しないのはダブルクロスと同様。 付属のライフルは連結状態での保持も可能。ビーストモードの爪を起こして “鉄のツメ” 装備状態にするのも面白いです。 やっぱり4つ脚のイメージが強かったので、急に2足歩行になったのには違和感がありましたが、四肢の角度を調整することで4つ脚にすることは可能。ただ、先にも言ったように首が固定なので、常に地面を凝視している状態になります。 首……というか顔も動かせればよかったなぁ。 また、ビーストモードでは腹部(ヘッドマスター搭乗部ハッチ)に3㎜穴が空いているので、飛行ポーズでのディスプレイが可能です。 以上、“LG-EX リパッグ & グロテス” でした。 もちろん一般販売されるのが理想ではありますが、たとえ限定品扱いでもこうして日本未発売のアイテムが手に入るのは嬉しいことです。 それもレジェンズ名義での発売ということで、今後のシリーズ継続……もとい、一般販売品としての復活にも大きな意味を持つことになったと思います。 もっとも、海外版からの変更点がとくになかったらしいことは少し残念ではありました。 しかし、そもそもの海外版が限定販売だったこともあり、もとから高いクオリティで完成していたようで、出来そのものに不満はありません。 欲を言うなら、ターゲットマスター仕様になったことでオミットされた海外版ダブルクロスに付属していた武器もオマケでセットしておいてくれたら、最高だったんですけどね。 なにはともあれ、チームメンバーは同じカテゴリで揃ってこそ。 発売してくれたことに感謝、です。 さて、今後のレジェンズシリーズの動向としては、3月に今回と同じくタカラトミーモール限定のLG-EX名義でトランスフォーマーZ(ゾーン)より、 “ビッグパワード” が発売されます。 既存アイテムのリデコ、パーシャルとはいえ、完全日本オリジナルとなる3体セットの豪華アイテムです。 その後はとくにアナウンスはありませんが、せめて半年に一度くらいでいいのでなにかしらレジェンズ名義のアイテムをリリースしてシリーズの命脈を保っておいてほしいものです。 そうしていつかはシリーズの完全復活を。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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