そういえば初のトリプルチェンジャーもデストロン側だったなぁ。 前回のシックショットのときに、G1期のデストロン(悪側)重視について書いたけど、トリプルチェンジャーのことはすっかえい頭から抜け落ちてました。 まぁ、六段変形の前で三段変形が霞むのは仕方ないよね。 ただ、六形態のすべてにどうしてもシックスショット感が出てしまう(言葉にすると意味不明だけど、ニュアンスで解る人には解ると思う)シックスショットに較べ、トリプルチェンジャーの皆さんは三形態それぞれがちゃんとその形になるぶん、変形トイとしての完成度は高いといっていいと思います。 というか、三段変形くらいがちょうどいいんだよ。 シックスショットはやり過ぎ。 実際、シックスショット以降の多段変形キャラは彼のマイナーチェンジ以外はカーロボットのときのギガトロンくらいしか記憶にない(ほかにいたらごめんなさい)。 そのギガトロンがパワーアップしたデビルギガトロンの十段変形なんて、もう悪ふざけの部類だと思う。 ……話を元に戻しますが、“戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー” の時点で登場していたトリプルチェンジャーはアストロトレインとブリッツウイングの二人だけ。 “ザ・ムービー” でサイバトロン側のメインキャラの一人としてスプラングが登場し、その後 “2010” になって今回紹介のブロードサイドとサンドストームが参加。デストロンにもオクトーンが追加され、サイバトロン・トリプルボット部隊VSデストン・トリプルトロン部隊。三対三のライバル関係が成立という流れになっています。 しかしトリプルチェンジャーといえばやっぱりデストロンで、サイバトロン側はスプラング以外、どうも印象が薄い。 商品展開にしても、過去にはデストロン側のアストロトレインとオクトーンが “変形!ヘンケイ!トランスフォーマー” で。ブリッツウイングに至っては “アニメイテッド” と “ジェネレーションズ” で二回リメイクされています。 一方のサイバトロン側はブリッツウィングと同時期にスプラングが “ジェネレーションズ” でリメイク(のちにレジェンズでアニメイメージでリカラーされたものが発売)。その仕様変更品でサンドストームが発売されています。 それから幾星霜、このたびようやくレジェンズでブロードサイドがリメイクとあいなったわけです。 でも、既に同じヘッドマスター仕様でアストロトレインは発売済み。年を跨ぐ格好でオクトーンとブリッツウイングも発売予定と、ここへきてもまだデストロン側トリプルチェンジャーの優位は変わらないようで。 ではまぁ、レビューに移ります。 ロボットモード 航空母艦(空母)モード トランスフォーマー的には珍しい、すごくフラットな形状。 まぁ空母だしね。なんかごてごてしてたら飛行機の邪魔だし。 基本、俯せになった状態で各部のパネルを開いていくだけの簡単変形。 ロボットモードの胸と脚部からランディングギアが展開するので、接地は安定します。 ていうか、水に浮かぶ空母なのにランディングギアってなんだよ? ジェット機モード う~ん……正直、ジェット機としては不細工です。 脚部の処理、もう少しなんとかならなかったのか。位置もそうだけど、なによりロック機構が中途半端でかっちり決まらないのが苛々する。 レオプライムと唯一同じ構造で、空母モードでは要でもあった脚部がこのモードでは完全に足枷になっています。脚だけに…… あと尾翼の向き、これ本当は全部逆なんじゃないかな。 ヘッドマスター リパッグアーマー 同僚のダブルクロスとグロテス(日本での発売は未定)がデラックスクラスでリメイクされるなか、まさかのミニビークル扱いでの復活。 かつては旧トイが日本では一般販売されなかったという苦い過去を持つ彼に、30年経ってのこの仕打ち。 日本だけでなく世界レベルでハブられるリパッグの立場って…… 日本オリジナルでヘッドマスターとして顔だけでも発売されたことが、せめても慰めになればいいけど。 ビーストモード モノとしては、これは個体差でしょうが、脚のはめ込みが緩く、まともに立たせるだけでも一苦労。ちょっとした振動ですぐ前か後ろに身体が傾く足腰の弱さ。 一度外して軸を太らせる必要があるなぁ。 適当にアクションカット 可動的には腰が回らないのと、ウイングと背後に折りたたんだパネルパーツが干渉しやすいので肩の可動に少し注意が必要な以外は標準的。 足首も左右には動かないものの前後に位置を調整できるので、接地性も問題なし。立て膝にも無理がありません。 というわけで、“LG53 ブロードサイド” でした。 ずっと後回しにされてきたブロードサイドがようやくリメイク。これでやっとサイバトロン・トリプルボット三人組がボイジャークラスで揃いました。 サンドストームは別人ですが…… 年末にはオクトーン、来年にはブリッツウイングも発売されるので、デストロン・トリプルトロンも揃い、夢の3on3が実現できますね。 旧トイのトリプルチェンジャーはアストロトレインしか持っていなかったので、今こうして手許に着々と彼らが集まってくるのは実に感慨深いです。 惜しむらくは、サンドストームがまったくの別人であること(しつこい)くらい。 ブロードサイドのジェット機モードが雑だとか、アストロトレインの変形にまったく面白みがないとか、そもそもあれを列車といっていいのかとか、そんなことは大した問題ではありません。 ありません……よ。 さて、ここまで四回連続でのトランスフォーマーのレビューとなりました。 確か10月にもそんなことがあったけど…… このままさらに続けるか、アレを間に挟むか……どうしようかな。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。
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