ここしばらくトランスフォーマーのレビューが続いたので、久しぶりにプラモデルキットレビューです。 そんなわけで、ヘキサギアより第二世代型の雄、バルクアームαのバリエキットとなります。“α” というからには “β” とかもいそうな感じですが、今回はあくまでαの仕様変更機。本体はそのままでカラーリングのみ変更され、あとは武装が違うだけです。 ヘキサギアではこれまでにもブロックバスター、モーター・パニッシャー、ボルトレックスのリカラーキットを発売してきました(先日、三つまとめて紹介しました)が、単純な色替えではなく、ブロックバスターにはM.S.G.マルチミサイルを2セット、あとの二つには色替えのガバナーが同梱され、それぞれ単体で買うよりも安い価格で発売するというサービス精神でした。 今回のバルクアームα 密林戦仕様でも、M.S.G.フォールディングキャノンと、すでに生産が終了されたM.S.G.バトルアックス・ロングライフルを一部金型を改修したうえで同梱。通常仕様の主武装である120㎜砲はオミットされていますが、それを差し引いてもお得な価格設定となっております。 そして、アーリーガバナー Vol.1。 サンドカラーの通常仕様は昨年12月に発売されていたのですが、まだレビューはしていませんでした。 これまで、同月に発売されるヘキサギアとガバナーは、だいたいまとめてレビューしていたんですが、昨年12月に発売されたヘキサギアはあのアグニレイジ。 まだ謎の多い最新型のヘキサギアと、旧世代ガバナーを一緒にレビューするのもどうかと思ったので(それにアグニレイジのレビューだけでもけっこうなボリュームになったので)、後回しにしていました。 確かその頃にはバルクアームα、そしてアリーガバナー自体のリカラーも発売が決まっていたと思うので、どうせならそのときまとめてやってしまおうと、今回のようになった次第です。 久々に前置きが長くなりました。 それでは、レビューしていきたいと思います。 キットは、素組みに一部塗装での仕上げです。 バルクアームα 頭部ユニット なお、カメラタイプのメインカメラなどに使われているクリアパーツは通常仕様のオレンジから赤に変更されています。 クリアパーツに関しては相変わらずそのままだと目立たないので、今回は内側に余っていたガンプラのホイルシールの切れ端を貼り込みました。光を当てれば光って見えます。 コクピットシェル 付属武装 フォールディングキャノン 砲身部分は折りたたみ可能。 マガジンは2種類付属し、着脱および位置変更もできます。 センサー部分はメタルレッドで塗装しました。 バトルアックス ロングライフル アーリーガバナー Vol.1 ポーンA1やセンチネルなどに較べて情報量がすさまじく、細かく墨入れや塗装をしてやればかなり雰囲気が出ると思います。 僕は今回、各種頭部や肩のエンブレム(?)、左前腕のコンソール部やチェストリグ(腰にいっぱいぶら下がってるもろもろ)にぶら下がった手榴弾など、気になる部分のみ塗っています。 密林戦仕様 また、これら頭部を取り付ける首のジョイントパーツですが、なぜか鎖骨部分などとは一体でなく、かなり小さい単体のパーツになっています。それも細い角軸での取り付けで、説明書でも接着剤の使用を推奨しています。なおABSなので注意。 接着しない場合、頭部を交換しようとするとほぼ首ごと取れます。 首パーツを分割するにしても、なんで裏打ち式にしなかったんですかね? ついでに可動も仕込めばよかったのに。 付属武装 豊富な武装は両仕様で共通。まずは中型火器3種。 すべて一体成型でとくにギミックはなく、ハンドパーツでの保持以外でガバナー本体へマウントすることもできません。 さすがに銃口までは開口されていませんが、かなり小さいながら造型は細かく、丁寧に塗り分けるといい雰囲気になると思います。今回は未塗装。 アリスパック なお、あらためてそれぞれをピックアップはしませんが、これまでのガバナーに付属していた握り手、平手、武器持ち手のほかにかたちの異なる平手2種とVサイン、サムズアップなどのハンドサイン4種の新規ハンドパーツが6種、計9種のハンドパーツが左右分が付属します。 比較画像
以下、イメージカット 見ために反して可動範囲は広く、大股開きも立て膝もしっかり決まります。 以前、通常仕様のレビューで腰の接続が六角ジョイントなので回せない……とか書いてましたが、普通に回りますね。なにを勘違いしてたのか…… アックスとライフルの保持もアタッチメントの仕様でなにも問題なし。さすがにデザイン的な制約もあってアックスの両手持ちはできません(持つだけならできますが、ポージングはちょっと無理め)でした。 可動性能自体はポーンA1やセンチネルから劇的に向上しているわけではないですが、足首の構造の変更は非常に効果が大きいです。逆に、肩周りは上腕の装甲が干渉するため若干窮屈に感じることも。 一方、各部がほとんどポロリしなくなったので、触っていてストレスに感じることが少なくなりました。 以上、“ヘキサギア バルクアームα(密林戦仕様)” 、そして“アーリーガバナー(通常仕様 & 密林戦仕様)” でした。 ヘキサギアのリカラーキット第4弾(マスターブートレコードBOXを除く)となる今回のキット。 本体については以前、通常仕様のときに思うところは書いたので、変更点について少々。 過去の3アイテムと違って一部オミットされているパーツもありますが、その代わりかすでに生産終了しているM.S.G.が付属するのでそういう意味では希少価値の高い内容になったかと思います。 ここ最近のM.S.G.のリニューアルで生産終了となったキットも、またこういったかたちで復活するようなこともあるのかもしれません。 まぁ、昔のM.S.G.は今のような汎用性はない、かなりシンプルな構成ではあるのですが、あれはあれで味わい深いものがあります。 一番最初に発売されたのがマシンガンかなんかだったか、持ってましたけど、確か250円くらいだったと思います。それが今や、800円や900円……もちろん、内容は比較になりませんけども。 アーリーガバナーに関しては、これまで近未来感の強かったガバナー各種とはまったく異質な、実在の軍兵士に近い見ためや装備で個人的には非常に好みです。 ポロリしやすいなど、過去のガバナーの欠点もかなりの部分で解消され、小さいながらストレスなくよく動き、豊富なパーツでカスタマイズも可能という内容の濃さ。 そのぶんお値段もそこそこ張るようになってしまいましたが、それも納得の出来かと。 さて、今後もヘキサギアは第3世代が活躍する進行形のストーリーで活躍する最新鋭の機体およびガバナーと、そこから遡ること数年前か数十年前かはわかりませんが、過去のスト-リーに登場する第2世代型の機体とガバナーの2本軸で展開していくようです。 個人的にはヘキサギア本体は動物モチーフの第3世代型が好きなんですが、ガバナーはさっきも言ったようにアーリータイプのほうが好みでなので、発売が予定されているVol.2と、アーリーガバナーとの連動を想定したブースターパック003が待ち遠しいです。 そんなところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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