今さらだけど、タイトルに英小文字やギリシャ文字が仕えないなんて…… さて、順調にアイテム数が増えていくヘキサギア。 ずっと生物モチーフが続くのかと思いきや、ここへきて人型の機体が登場しました。 それもけっこうド直球のデザイン。僕はカスタマイズ性なども含めてフロントミッションを思い出しました。あとはガンダムOOのティエレンとか。ほかにもいろんな作品が想起されます。 まぁありがちな見た目ですが、ゆえに安心できるというか、ここからいかにオリジナリティを出せるのかがガバナー諸兄の腕の見せどころといった感じでしょうか。 設定としては、これまでにリリースされてきた生物モチーフの機体……ゾアテックス搭載型が登場する以前に運用されていた第二世代型ヘキサギアで、のちに多くのバリエーションを生み出す原型となったことでαの名が与えられたとのこと。 なんというか、あとから付属品を変更したβとかγとかの仕様変更機が発売されそうな雰囲気がぷんぷんです。ブロックバスターとモーター・パニッシャーの色違いも出たことですし。 それでは、レビューしていきたいと思います。 キットは素組みに一部塗装による仕上げです。 バルクアーム α 機体の構造としyては、ガバナーが搭乗する操縦殻(コクピットブロック)を中心に四肢が接続されている感じ。 腕や脚はフレームと外装を継ぎ接ぎして繋げたような構造なので、ダークブルーの外装部分のみ外して素体状態にする……というようなことはできません。 このあたりは、ゾアテックス搭載の第三世代との差別化ということであえてやってるんだと思います。ビークルモードなどへの形態変化もありませんし。 なお、ただ組んだだけでは意外と色が足りていませんが、さほど気にはならないかと。 もう一方のスリットタイプのほうは、マスク部と一体成形で色分けはなし。なのでゴールドで塗装しました。 あとでまた紹介しますが、背面の装甲と繋がる胸部装甲(操縦殻のカバー)にはロック機構がなく、パーツのクセもあるのか若干浮いた感じになるので、頭部ユニットは埋まり気味です。 武装およびギミック 120㎜砲 & ドッキングハンガー アイアンフィスト 操縦殻 さて、苦労してガバナーを乗せたあとは各部を閉じるわけですが。まず内部モニターパネルおよびバルクアームの頭部が設置された正面のフレームを閉じ、それから背面装甲および胸部装甲を閉じるという順番になります。 このとき、先にもいったように胸部装甲が若干浮いた感じになるのが、ちょっと気にはなるんですが。 なお、腰にドッキングハンガーをつけたままだと、背面および胸部装甲を画像の位置まで開けることはできません。 パラポーン・イグナイト MSGヴァリアントフォースがセンチネルをベースに開発した、より第三世代型ヘキサギアへの搭乗に特化した新型装備。 その英雄的な外観はMSG所属のガバナーにとって憧れの的……って、MSGって人工知能に支配されてて、所属のガバナーはみんなアンドロイドみたいなもんなんじゃないの? って思って公式サイトを調べてみると、MSGにも人間のガバナーはいるみたいですね。 さてそのイグナイト、設定通りにセンチネル(ひいてはポーンA1)をベースにしながらカラーリングと一部外装の変更、そしてなにより大型武装の追加でかなりイメージが変わっています。 尖った頭に円形シールドと、武器こそサーベルではなくランスになっていますが、すごくギャンっぽい。 頭部や腹部、シールドは塗装済みパーツとなっていますが、それだけでは本体各部のライトブルーなど、かなり色が足りません。今回は似た色の塗料が手許になかったので、そのままにしてあります。 けどまぁ、このほぼ紺一色の姿もシックで格好いいですね。 付属武装 スタニングランス アタックバックラー 適当にアクションカット 鈍重そうな見た目に反して可動範囲は広くてスムーズ。 立て膝も問題なし。肩基部の可動と合わせて腕を地面につくような降着姿勢も決まります。 パーツのポロリもほぼないですし、バルクアームαだけで遊ぶぶんにはなんのストレスもないんですがねぇ… 手脚もよく動きますが、なぜか腰の接続は六角ジョイントになっているので回すことができません。 まぁ、一旦外してはめ直せば、60度ずつ角度を変えることはできるんですが、なんでそんな仕様にしたのか? ヘキサギアだから……と言ってしまえばそれまでなんですが、本来可動してしかるべき部分は普通に5㎜の丸軸接続でいいんじゃないの? 実際、5㎜軸用のパーツも入ってるんですよ。 F⑨を使えば5㎜軸のパーツを接続できます。※バルクアームαではF⑩(六角)を使います……って、なんでわざわざ? 武器の扱いにくさ、そしてなによりガバナー本体のポロリ祭りで画像撮影中はストレスしか感じないイグナイト…… でも、ボルトレックスに乗せるとやっぱり格好いいんですよね。 このシルエットに旧ドラえもん のび太と竜の騎士を思い出したのは僕だけではないはず。 馬モチーフのヘキサギアとか出ないかな? いや、そこは自作しろよ、って? 以上、“ヘキサギア バルクアームα” でした。 ヘキサギアシリーズ初の人型ですが、その実態は世代遅れの旧式兵器。姿形も洗練からはほど遠い無骨さで、ゾアテックス搭載の新世代機とは設計思想から運用法から、なにもかもが違うと一目でわかるデザインは既視感こそありますが秀逸だと思いました。 なにより、こんなふうにコンセプトの違う機体が並び立つことで世界観はより広がりますしね。 キット自体に目を写すと、ハイドストーム以前のキットと較べて格段に組みやすくなっていると感じました。 まず、それまでのキットに必ず2枚付属していた汎用のジョイントランナーが付属しません。 バルクアームαの組み立てに必要なジョイントのみが、新造のランナーに含まれているという構成です。 毎回大量の余剰が出るのには、正直困ってたんですよね。組み替えに使えるといっても、案外欲しい形がなかったりしてね。 さすがにメーカー的にももういいだろう、ということになったんですかね? 組み立てそのものは相変わらず5㎜軸と六角ジョイントを併用するかたちになりますが、過去製品ではけっこうきつめだった六角ジョイントも調整がされたのか、付け外しがわりとスムーズにできるようになりました。 ポロリはせず、でも外そうと思えばスッと外せる、絶妙な案配です。まぁ、すべてというわけではありませんが。 まぁ、腰やドッキングハンガーの接続がなんで六角なんだ、という謎はありますが、そこはまた別の話になりますので。 この組みやすさ、そして保持力の高さを今後も維持していってほしいと思いますが、また生物モチーフに戻るとどうなることやら……次段のデモリッション・ブルートはまだ大丈夫そうですが、何度か原型が発表されている大型のアグニレイジや設定画のみが発表された超大型機なんかには不安しかありません…… HMM ゴジュラスくらいがっちりしててくれたらいいんですけどね。でも、そうなるとまた値段がどえらいことになりそうだけど…… そんなところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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