いやぁ、待ってましたよ、サウンドウェーブ。 トランスフォーマーのなかで1番好きなキャラクターです。 小学校入学前に買ってもらった旧オリジナルトイをいまだに持ってますからね。 まぁ、保存状態はおせじにもいいとは言えませんが、処分せずに手許に残している者のなかでは当然一番古いです。次に古いのがブロードキャストかな? 一般的にも人気のあるキャラだけに、過去にも度々リメイクされてきましたが、いわゆるサイバトロンモードをイメージしたシルエットでSFカーに変形するタイプが続いたり、レジェンズでようやくテープレコーダーに変形する型が出ると思ったら、ブロードキャストのリデコでイマイチサウンドウエーブに見えないうえにヘッドマスター仕様だったりと、なかなか個人的に納得のいくアイテムは出てきませんでした。 マスターピース版はかなり理想に近いものでしたが、あれはやはり別格ですからね。 コレクションサイズでサウンドウェーブらしいサウンドウェーブが現れるのを、けっこう長い間待っていたような気がします。 なので、まさにようやく、といった感じですね。 とはいえ、今回のシージ版はオリジナルのテープレコーダーに変形できないので完璧とは言えないところが残念ではありますが、その代わりにニッチな第三形態が加わり、開発陣のこだわりが感じられる内容になっています。 では、なぜか前月に先行するかたちで発売されたレーザービークとラヴィッジも、合わせてレビューしていきたいと思います。 サウンドウェーブ ロボットモード もちろん腕部や脚部の形状も、G1アニメやオリジナルトイのイメージを強く残しつつ、細部にわたってディティールアップしたものになっています。 背面にバックパック(ブースター部分が上を向いているように見えますが)が追加されたのが、今回のシージ版のロボットモードほぼ唯一の独自要素と言ってもいいくらい、サウンドウェーブです。 頭部にはショックウェーブ同様の集光ギミックが搭載されていますが、出力面が広いため、ショックウエーブほどの効果は得られないのが惜しいところ。 また、前回レビューしたプロールとは対照的に、胸部や前腕、脛にけっこう派手めのウェザリングが施されています。とくに胸部カセットホルダーはバキバキに割れたスマホ画面みたいでちょっとやり過ぎ感が…… 正直、ここまでのダメージ表現はサウンドウエーブのイメージじゃないんだよなぁ。 さらに、左の拳は人差し指を少し伸ばした状態で造型されており、肘が深く曲げられることも手伝って「イジェ~クト!」ポーズもばっちり。 MP版では指が可動しましたが、さすがにそこまでは再現できす。常に左の人差し指だけちょっと伸ばしてるのは不自然ではありますが…… もちろん、カセット(ウエポン?)モードに変形したレーザービークやラヴィッジを収納することもできます。ただし、一度に収納できるのは1体のみ。 ビークルモード 古典SFに登場しそうなスペースシップにトランスフォーム。 過去のサイバトロンモードモチーフのサウンドウェーブは世紀末感漂うマッスルカーに変形するパターンが多かったように思いますが、今回はオートボットとの対比の意味もあるのか、飛行タイプのビークルモードとなりました。 艦橋に当たる部分はクリアパーツで再現されていますが、そのサイズ感から察するに、本来はかなり大きなものとしてイメージされているようです。質量保存の法則は無視です(笑)。 ロボットモードの胸部が機体の真後ろに配置されるところなんかは、スタースクリームと共通していて面白いですね。もちろん、この状態でもカセットホルダーの開閉は可能です。 底面にはこの形態でディスプレイするためのスタンド穴も完備されています。 街灯モード でもこれ、少なくとも日本の公式サイトなどではまったく言及されていませんし、普通に購入しただけではほとんどの人がまず気付かないと思います。 なんでこんな仕様にしたのか、意味がわかりません。そもそもブラックライトってそんなに身近にあるものなの? 街灯モードのことに話を戻しますが、変形は至って簡単で、頭部を収納してバックパックを被せ、下半身を前後に180度回したあと腕部を後ろにたたむだけです。 アニメのシーンがあまり記憶にないので、その程度忠実に再現されているのかはわかりませんが、これで騙されるやつはよっほどだと思いますよ(笑)。 だって、ほとんどそのまんまだし。サウンドウェーブ要素丸出しだし。ディセプティコンマーク書いてあるし。 まぁ、らしいといえばらしい形態で、ネタとしても面白いからいいんですけどね。 付属武器 HI-KEP コンカッション ブラスター LR-HD ソニック キャノン EMXT ブリッツ チャージ ブラスター USW HG ソニック コンプレッション メガ-ブラスター レーザービーク ビーストモード 底面で5㎜軸を起こすことができるので、それを利用すれば飛行状態でのディスプレイも楽です。 ウエポンモード V1 ソニックサージ ドローン アーマー アーマーとあるので、増加装甲、もしくは盾のイメージで捉えていますが、ドローンともあるので、この状態で誘導兵器となるのかもしれません。 ラヴィッジ ビーストモード ウエポンモード V2 ソニックサージ ドローン アーマー 比較画像
次にレーザービーク(コンドル)を両形態で。 左からMP版、今回のシージ版、オリジナル(トランスフォーマーコレクション版)です。 やはりシージ版が一回り以上小さいですが、基本のシルエットは変わらず。三者三様、それぞれにそれぞれの良さがあります。 ちなみに、MP版は変形させ過ぎてブースターの可動ヒンジが両方とも割れてしまいました(画像ではそれぞれ引っかけているだけ)…… モール限定でもいいから、コンドルだけ単品で発売してくれないかなぁ。あとついでにラットバットも。 ラットバット欲しいけど、サウンドブラスターが付いてくる(逆だし)のはちょっと厳しい……だからウイングシングで我慢してるんですが。 最後にラヴィッジ(ジャガー)も両形態で。 これも左からMP版、シージ版、オリジナル(トランスフォーマーコレクション版)です。 レーザービークとは対照的に、それぞれにけっこう印象の違うチーム・ラヴィッジ。 2Dから3に進化したMP版にはまた感動したものですが、シージ版はその流れを踏襲しつつもサイズの限界を感じる仕上がりになってしまいましたね。 ダメとまでは言いませんが、やっぱりこれはジャガーじゃないないよ。 以下、イメージカット バトルマスター、マイクロマスターと絡めて。 レーザービークとラヴィッジは、やっぱりかせっとをただ貼りつけているようにしか見えないなぁ。 しかも5㎜軸の位置が揃ってないから、左右の肩なんかにそれぞれ取り付けた場合、位置がずれて左右対称にできないという…… 以上、“SG サウンドウェーブ & サウンドウェーブスパイパトロール(レーザービーク & ラヴィッジ)” でした。 サウンドウエーブというと、初代アニメでのエフェクトのかかった政宗一成氏の美声が今なお思い出されます。 ほとんど感情を表さず、でもメガトロンには忠実で淡々と任務をこなすその姿は僕のなかでのクールキャラの元祖といっていいかも。 今回のシージ版は、そんな初代アニメのイメージにかなり忠実なロボットモードを再現しつつ予想外の重武装にできたり、古典SFをモチーフにしたような巨大宇宙戦艦型ビークルモード以外にまさかの街灯モードへの変形を取り入れたり、もちろん外せないレーザービーク、ラヴィッジの収納ギミックも含め、古参ファンと新規ファン、両方を満足させられる良リメイクになったと思います。 これで裏モードとしてテープレコーダーへの変形ギミックも盛り込まれていたら完璧だったんですが……まぁ、何度も言いますまい。 あとはライバルとして並べられるブロードキャスト(ブラスター)の発売があるかどうか…… 6月は新規アイテムの発売はなく(なぜかスタジオシリーズも発売されず、トランスフォーマー関連は一月おやすみになりますね)、このサウンドウェーブの発売をもってシージも一つの区切りを迎えたような気がします。 7月以降はデラックスクラス以上でもパーシャル、リデコアイテムがちらほら出てきますが、それでも新規クラスとなるコマンダークラス(いつだったか、間違えてウルトラクラスとか言ってた気がしますが)のジェットファイヤーや、まだ発売時期未定のタイタンクラス、オメガスプリームなど注目アイテムが控えています。 さらなる隠し球は……さすがにないかもしれませんが、リリーススケジュールに前シリーズ、パワーオブザプライムでの教訓が活きているように思えるのは僕だけではないはず(笑)。 なお、レジェンズはひっそりと、でも本気で終了した模様。 まぁ、ジェネレーションセレクトが始まったからね。役割はそっちが引き継ぐということで。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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