実写映画にも登場したおかげで、名前だけなら双子の兄(ナンバーと見た目から、勝手にあっちが兄と判断)よりは知られてるっぽいトップスピン。 もっとも、実写版のアレはまったくの別人でしたが(しかもほかのメンバー二人がデラックスクラス以外にヒューマンアライアンス版も出たのに対し、一人だけハブられるという……)。 さて、ツインツイストのときにも言いましたが、このジャンプスターターの兄弟は諸般の事情でオリジナルトイの日本国内販売は今に至るまでなされていないようです。 でも僕は、わりと昔から現物の画像は知っていたんですよね。 どこで見たんだろう? たぶんもう何十年も前だし、その頃まだネットとかはそんなに普及してなかったはずなんだけど…… ともかく、彼らの姿は知っていたので、見たまんま、ツインツイストはドリル戦車に、トップスピンはSF戦闘機にトランスフォームして、それぞれ陸と空を担当するんだろうな、と単純に思っていたわけです。 そんななか、今回のレジェンズ版を入手して知った新事実。 トップスピンの肩書きが、“水陸” 攻撃員になってる! あれ? これってジェット機じゃなくてホバークラフト的なものなの? シースプレーのお仲間? 果たして謎に明確な回答が得られるのか? レビューに移ります。 と、その前にまずは予習という意味でも ロボットモード キャタピラを完全に後ろにたたんでしまう兄貴のほうは、油断すると地面に後頭部打ちつけるハメになるしね。 なお、そのツインツイストとの各種比較に関しては、前回の彼のレビューでやっているので、今回は割愛。ご面倒ですが先のリンクボタンより参照してくださるようお願いします。 ビークルモード でもその一方で、コクピット下から展開するランディングギアには普通にタイヤがモールドされてるんだよなぁ…… コクピットにはもちろんヘッドマスターが搭乗可能。 ヘッドマスター ターゲットマスター ピースマン ロボットモード ウエポンモード ツインツイストに付属のスポイルと比較 ロボットモード メインの比較は前回にやったので、今回は各ターゲットマスターの比較をば。 まずはロボットモード。 造形的には、とくに言及すべき点はなし。背後に背負う銃身部分が連装か単装かの違いくらい。 見た目に大きく違うのは、やはりカラーリングですね。 スポイルが、上半身が黒くて下半身が赤いのに対し、ピースマンは逆に上半身が赤で下半身が黒。 配色が見事に逆転してるのはツインツイスト & トップスピンとの共通点と言えなくもないですが、まさかそれが今回のセット販売の理由だったり? ウエポンモード 適当にアクションカット ボディの構造はツインツイストとまったく同じなので、可動に関しても同様。 ビークルモードにおけるターゲットマスターの取り付け位置が投げやりなのも一緒です。 レジェンズシリーズでは日本独自の仕様変更がなされるケースもけっこうありましたが、このトップスピンとツインツイストに関しては塗装が変更された程度で、その他の追加仕様はないようです。ばかりか、タイタンズリターン版で付属していた専用武器が省かれてる始末(これは、ターゲットマスター仕様で発売されたほかのキャラも同様)。 でも、やっぱりターゲットマスター仕様で出すことになったんだから、せめてそのターゲットマスターを格好良く取り付けられる位置へのジョイントの追加くらいはやってほしかったというのが本音です。 だって、ねぇ……ウインドブレード以降の三人は、もう本当に取って付けた感がすごいから…… 付属コミックにて登場した二体合体 “アタックパワードモード” もばっちり再現可能。 さすがにコミックで描かれているほどの一体感はありませんが、それぞれの脚部固定用ジョイントと腰の回転を利用することで見事に連結が可能です。 いやぁ、よく考えつくもんだなぁ。 同じレッカーズのメンバー、ホワールと一緒に 前回の地上班に続き今回は空中班。 数いるトランスーファーのなかでもとくに異形感際立つホワールも、大元はロードバスターと同じ “特装騎兵 ドルバック” に登場するロボット、オベロンガゼット。例によってオリジナルは日本未発売となっています。 なんか、レッカーズってそういう曰くつきのメンバーばっかだなぁ。 以上、“LG ターゲットマスター トップスピン” でした。 無理くりターゲットマスター仕様にしたことを除けば、ロボット、ビークル両形態でのバランスの良さ、一捻りある変形パターンなど、コンビを組むツインツイストも含めて、なかなかに出来のいいアイテムだと思います。 ただこれで、おそらくは一般販売のレジェンズシリーズが一旦終了なのだと思うと、その最後を飾るにはちょっと弱いかな、という気はします。 本当、なんでレジェンズ休止なんだよ? なんでパワー・オブ・ザ・プライムが海外とまったく同じ仕様なんだよ? 確かに、少し単価が低くなるのはありがたいですよ。シール処理も、あまりに酷ければ剥がしてやればいいし、そこまでは気になりません。 個人的に一番嫌なのは、デラックスクラス以下のアイテムのパッケージがまたブリスターになっちゃうこと。あれ、きれいにほかんできないんだよねぇ。 あとはシースプレーのレビューの時にも言いましたが、レジェンドクラスのクオリティが落ちてるように見えること。 まぁ、このへんは実際に触ってみるとまた印象は変わってくるかもしれませんが。 今後、レジェンズシリーズはタカラトミーモールにて細々と命脈を保っていくのだと思われます。 ひょっとしたら、パワー・オブ・ザ・プライム終了後の新シリーズはまたレジェンズで、という可能性もなくはないと思うので、希望は捨てずにおきたいと思います。 とりあえず、それまでにモール限定でもいいのでグロテス(グロタスク)とか、日本未発売のアイテムを発売してくれれば文句は言いません。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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