恥ずかしながら、レッカーズについては実写映画版でその存在を知りました。 今回紹介するツインツイストは登場しませんでしたが、相方のトップスピンやロードバスターといったキャラが(完全な別人ながら)精鋭部隊の名に恥じぬ活躍をした(?)と記憶しています。 その後にさらっと調べてみると、どうも海外のコミックを中心に露出されている連中らしい。さらに、アニメ放映当時から今に至るまで、日本でのオリジナルトイの販売は行われていないらしいと知りました。 そもそもトランスフォーマーはアメリカの玩具メーカーハズブロが、日本の変形ロボットトイをかき集めて創り出したシリーズ。そのなかにはミクロマンもあればダイアクロンもあり、マクロスまでも含まれていました。 その後、逆輸入というかたちで日本でもタカラ(現タカラトミー)がトランスフォーマーを展開していくわけですが、当然版権の関係でタカラ以外が製造していた製品は、日本では発売されませんでした。 そういう経緯で、(トランスフォーマーという名目では)いまだ日本未発売のオリジナル旧トイというのはけっこうあるんですよね。 タカラとトミーが合併したことによって発売が適ったスカイリンクスなどの例もあるにはありますが。 でも、このツインツイストと相方のトップスピンはもともとはダイアクロン。タカラ製です。 なんで発売されなかったんだろう? では、レビューに移ります。 ロボットモード 本体のみの印象は、配色のせいもあってか以前紹介したクローントロンの二人に似てるんですが、オリジナルトイのほうでなにか開発に関連でもあったのかな? ビークルモード ヘッドマスター トップスピンと比較 ロボットモード 同時発売の双子の弟(?)、トップスピンと各形態を比較。まずはロボットモード。 基本構造は共通で、頭部と肩、脚部外装、ビークルモードにおける機首パーツが変更。さらに配色が大まかに逆転しています。 おおよそのボリュームは一緒なのに、ツインツイストに較べてトップスピンのほうがなんとなくスマートに見えるのは、配色による目の錯覚ですね。白は膨張色だから。 そこまで考えたうえでのキャラ付けや変形モチーフなのかなぁ。よく考えてるなぁ。 ビークルモード 続いてビークルモード。 これも基本的なモジュールはほぼ共通で、オプション類のみ変更されただけで見事にドリル戦車とSF戦闘機(だと思ってたら、そうとは言いきれないもよう。詳細は次回にて)が再現されています。 後部スラスターもまったく違うかたちになっていて、このへんはどうせ同じだろうと思ってたから、普通に驚きました。 ヘッドマスター さらにほうれい線の感じとか、それなりに歳を重ねてそうなツインツイストに較べて、トップスピンの肌には皺一つありません。 本当にこいつら双子なのか? 親子の間違いじゃないの? ターゲットマスター スポイル ロボットモード ウエポンモード 適当にアクションカット 可動性能は優秀。とくに、肩を大きく跳ね上げられるのはいいですね。 足の接地面積は広いんですが、足首は固定なので、接地性は微妙。 ツインツイストとの場合は重心が後ろに偏りがちなので、気を抜くとすぐ後ろに倒れそうになるのが欠点といえば欠点でしょうか。 最大のアピールポイントであるはずのドリルが、ロボットモードでは背中で固定なのも若干のがっかりポイント。一応、腰の固定を外せば真っ直ぐ伸ばすこともできますが、お世辞にも格好いいとは言えない…… これが取り外し可能で、手に取り付けたりできればよかったんですが。 また、本来ターゲットマスターを想定して造られていないので、ビークルモードでの取り付け位置が車体後部側面にしかなく、まさに取って付けた感が拭えません。 ダブルクロスやウインドブレードもそうだけど、無理にターゲットマスターにするよりは、まだ日本未発売のパートナードローンやミニビークルをセットにしてくれたほうが個人的には嬉しかったですね。 同じレッカーズの一員、ロードバスターと一緒に まずは地上班ということでこの二人で。 ちなみにロードバスターは “特装騎兵 ドルバック” のムゲン・キャリバーというロボットが大元。オリジナルはタカトクトイズから発売されたので、当然トランスフォーマーとしては日本では未発売……なのに、なぜか僕はそのオリジナルを持っていたりします。 多分、父親の海外出張土産で貰ったのでしょうが、いつ貰ったのか、まったく覚えていません。そればかりか、ロードバスターという名前、それに上記の経緯についても成人してから知ったくらいで…… とりあえずトランスフォーマーだろう、くらいには思ってましたが。それはDXインセクトロンのヴェノムやランサックも同様。 話が逸れましたが、よもや同じレジェンズシリーズで彼らが並び立つ日が訪れようとは…… 実際にはサイズも違えばデザインの方向性も違うのですが、そもそもが別の会社が造ったまったく別のシリーズの出身なので、さほど気になりません。 もとより、僕のかなでのレッカーズは独立愚連隊みたいなイメージなので(コミックを読んだこともないので、本当に勝手なイメージなんですが)、姿形や個性なんて最初からみんなバラバラだと思ってますし。 以上、“LG ターゲットマスター ツインツイスト” でした。 日本ではアニメ未登場ということもあり、かなーりマイナーなキャラだと思いますが、やはり海外ではそれなりに認知度があるんでしょうね。 まぁ、昨今のリデコ、パーシャル主体の商品展開からしても、造りやすいという理由もあったのかもしれませんが。 実際の出来映えは、レジェンズシリーズヘッドマスター系(海外展開におけるタイタンズリターン)最後発ということもあって、安定感のある一方で変形パターンが単調になることもなく、コンビを組むトップスピンも含め、コンセプト的は似通っているクローンボット、クローントロンよりもサイズアップしたぶん、数段階進化した……あるいは深化した内容になっていたと思います。 ただ出来がいいだけに、もうちょっとのことでより一層プレイバリューが広がるのに、と惜しい気持ちがあるのも本当。 あとは、やはり無理くりターゲットマスター仕様にしたことでビークルモードでのまとまりが崩れ、それがマイナスイメージになりはしないかという危惧もあります。まぁ、これは考えすぎかな。 ほとんど人が、完全新規のターゲットマスターが全員揃うことを歓迎してるようですし。 僕はターゲットマスターに一切思い入れがないので、本来関係ないヒトと抱き合わせるのはちょっと……と思ってる人間なので。 では、こんなところで今回は終了。 またのご訪問を。
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