いやぁ、ようやく写真を撮ることができました。これでやっとレビューを挙げることができます。 というわけで、この冬最後の超大物、LG メトロフレックスです。 モノ自体は、4年半ほど前にジェネレーションズシリーズで “メトロプレックス” として発売されたものと同じです。 レジェンズ版で改めて “メトロフレックス” として発売されるにあたり、なにかしら変更点があるかと思いきや、どうやらそんなことはなかったっぽい。 7000円も値上がりしたんだし、ジェネレーションズではシール処理だった箇所が塗装に変更されてたり……とか期待してたんですが、ばっちりシールのままでした。 パッケージも、「レジェンズ版新規パッケージ!」とか言ってたくせに、ロゴとバックがレジェンズ仕様になってただけで、イラスト、写真ともにジェネレーションズのときと同じでした。コミックはちゃんと付いてましたけどね。 4年半前、僕はジェネレーションズ版メトロプレックスの購入は見送りました。 ダイナザウラーもリメイクされるならともかく、こいつだけ持っててもしゃあないしなぁ……というのが理由。 まさか、四年後にそのダイナザウラーがリメイクされるなんて、当時はまったく考えていませんでした。 そして去年の夏、LGダイナザウラーが発売。これも当初はスルーするつもりでした。 メトロ持ってないのに、こいつだけ持っててもしゃあないし……言葉にすると4年前とほぼ同じですが、正直しまったと思いましたね。なんであのときメトロプレックスを見送ったんだ、と。 後悔とまでは言いませんが、うわっ、やってもた……くらいは思いました。 そんなところに、今回のレジェンズ版の発売のアナウンスですよ。 でもタカラトミーモール限定ということは定価だし、そもそもジェネレーションズ版から大幅に値上がりしてるから、さすがに手は出しにくいなぁ……その段階では、ダイナザウラー、メトロフレックス、どちも買うつもりはありませんでした。 それでもやっぱ気にはなるので、モールを覗いてみます。 するとそこで、“期間限定10%オフクーポン” をゲット。 次の瞬間、僕は両方を予約してしまっていました(もちろん、ダイナザウラーのほうはモールではなく余所のショップで買いましたが)。 10%オフになったところで、結局は4年半前のジェネレーションズ版よりも遥かに高値で買ってるんですけどね。挙げ句、ダイナザウラーのほうはその後どんどん値下がりして一時は半額以下にまでなってるし…… 教訓、ものを買うのもタイミングが大事。 ……なんの話だよ! レビューに移ります。 ロボットモード あまりのでかさに、いつも使っている簡易撮影ブースには収まらず、屋外で撮影するしかありませんでした。しかし天候に恵まれず、ここまで遅れることに…… どのみち季節柄快晴とまではいかず、ところどころ影ができて見づらい点はご容赦ください。 さて、第一印象としては、とにかくでかいです。あと白い。 姿形は全然違うのに、なんとなくマクロスを思い出してしまった。 旧トイはもはや開き直ったほどの箱体型だったものが、スマートかつマッシブなイケメンボディに。十頭身くらいあるんじゃないの、これ。 スタイルは大違いなんですが、全身にちりばめられた記号のすべてがしっかりメトロフレックスになっています。 アレンジ過多で元デザインの面影すらないキャラも少なくないジェネレーションズラインそのままですが、サイズ的なこともあり、最近のレジェンズシリーズのキャラたちと並べてもさほど違和感はありませんでした。 ちなみに今回は以前レビューしたLG ダイナザウラー同様、付属のシールは貼っていません。 正直、あまり質がいいとは言えないホイルシールですし、いずれは剥がれて汚くなるかと思えば、貼らないままのほうがいいかな、と。 あと、撮影終わってから気付いたんですが、膝下を外側にスライドさせるの忘れてる…… 以下、ロボットモードでの写真はすべて膝下が内側に入ったままです。さすがに撮り直しはキツイので、そのままお送りします。すみません。 戦闘基地モード 空母を思わせる形態にトランスフォーム。 基地と言うよりは戦艦ですな。車輪が付いているので転がし走行が可能です。 シール貼ってないから甲板部が真っ白だ…… 変形自体は、脚を前に伸ばして、腕を後ろに伸ばすだけで八割方終了という簡単変形。ただでかいのと、脚部のクリックが堅いのとでけっこう大変です。 写真では遠くて判りづらいですが、ロボットモード頭部のヘルメット部分が倒れて、スコープ付きの操縦席のようになっています。 レジェンドクラスやスカウトクラスのキャラクターを立たせるとサイズ的にいい感じ。ただし、固定装置などはありませんので、あくまで後ろに立たせるだけ。拳に穴の空いているキャラなら、操縦桿を握らせることは可能です。 都市モード サイバトロン部隊の地球における前線基地、その名もスクランブルシティにトランスフォーム。 メトロフレックスといえばこれ。むしろロボットモードよりもこの都市モードの印象のほうが強いです。 戦闘基地モードから各部を展開するだけかと思いきや、脚部も腰も180度回転させたりと、一捻りあるところにびっくり。 右胸から展開するスロープには射出ギミックなどはなし。 脚部が変形したカタパルト(?)部は、爪先パーツを可動させることで膝まで貫く一本の通路になります。小振りなデラックスクラスならなんとか通れる感じですが、やっぱりレジェンドクラスやスカウトクラスと絡めるのがベターかな。 三形態にすべてに言えることですが、各部に5㎜穴が配置されているので、ほかのキャラクターの武器や、通常は戦闘基地モードの左舷甲板に取り付けられているメンテナンスアームなどを任意の箇所に取り付けてみるのも面白いです。 LG ダイナザウラーと比較 でも、このメトロと同じ身長(体高)でダイナザウラーを造るとなると、体積は多分今の倍ほどにはなっただろうし、となると必然的に価格もそれに比例しただろうと思うと怖ろしくなりますな。 まぁ、つまるところメトロをでかく造り過ぎたんだと思うよ。 あと、第三形態での比較は割愛しました。場所とり過ぎて並びません…… 警備員 スキャンパー ロボットモード ビークルモード 6輪タイプのフューチャーカーにトランスフォーム。 変形は至極簡単です。 ロボットモードでもそうだけど、真っ黒いボディはあまりサイバトロンっぽくないなぁ、と思うのは僕だけかなぁ。 LG ダイナザウラー付属のフルチルトと比較 あくまでメトロフレックスとの絡みを重視したかたちのスキャンパーに対し、シリーズテーマであるヘッドマスターギミックを取り入れたがためにデラックスクラス相当に大型化し、結果ダイナザウラーのビークルモード、基地モードとはミスマッチになってしまったフルチルト。 これで変形難度や可動性能には大差ないんだから…… しかし、メインキャラのサイズ差とガードロボのサイズ差がひっくり返ってるってのも皮肉なものです。 武装、その他ギミック バトルガンシップタイプ6 グリップは可動式。ジョイントにより手でしっかり保持できるようになっています。 最近ではあまり見かけなくなった、スプリング式のミサイル発射ギミックが嬉しい。 5㎜軸も備わっているので、手での保持以外に各所の5㎜穴への取り付けも可能。 イオンパルスライフル 電磁砲 反物質ミサイル発射管 スレマーキャノン ちなみに、名前の由来は旧トイに付属した非変形の戦車型ビークル “スレマー” 。 本来、メトロにはそのスレマーとシックスガン、スキャンパーという三体のお供がいたわけですが、今回は一体を残してリストラに…… 頭部バイザーギミック ライト&サウンドギミック 適当にアクションカット あまりの巨体ゆえ、さすがに ″ぐりぐり″ とまではいきませんが、思った以上に動きます。 肩には引き出し機構などはありませんが、ある程度度横向きに上げられるようになっていて、肘も一軸間接ながら位置を工夫することでかなり深くまで曲げられるようになっています。 なお、左腕のみ変形の都合で後方に反るような位置に移動させることもできます。ただ、その可動部にはとくにロック機構がなく、腕の重みで基部自体が若干反ってしまっています。破損が心配…… 指は、トランスフォーマーではかなり珍しい五指独立可動。指先に砲口のようなものがモールドされていて、まるでジオングやサイコガンダムの指みたくなってますますが、そこについてはとくに言及なし。 ただ、五指独立可動といっても動くのは根元の部分のみで、しかも人差し指以下の四本は微妙に曲がったかたちで成形されているので、大きく掌を開くようなポーズはとれません。 下半身については、変形の都合で腰が360度回るほか、180度近い開脚も可能。膝も90度曲げられます。しかし足首が固定なので接地性はイマイチ。 あまり大胆に足を開いたポーズをとらせると転倒からの破損が心配です。なんせなかなかの重量ですから。 でもせっかくなんで、各リーダーたちをそれっぽいかたちにして乗っけて、ついでにシティコマンダーにも再登場願いました。 う~ん……ホットスポットとスキャッターショットはなかなか上手くいったように思うけど、シルバーボルトはどうにもならなかった。旧トイでも、肝心のパーツがロボット、ビークル両モードでは余剰だったもんね。 最後にVSダイナザウラー。 メトロがダイナザウラーの顎に一撃、からの……尻尾での反撃に膝から崩れる、の図。 遠近法や角度を駆使して体格差をごまかしての撮影となりました。 まるで某アイドル主演のドラマみたい…… ただ、いかんせん二体ともでかいし重いし、ダイナザウラーはまだしもメトロのバランスの悪さに苦労しました。 以上、“LG-EX メトロフレックス” でした。 最初の煽りで「装いも新たに…… 」とか書いちゃいましたが、ジェネレーションズ版と違いといえば、ごくわずかなパッケージデザインと付属のコミック、そして大幅な価格上昇に留まり、モノ自体はまったく同じでした。 なにかしら変更点があるかもと期待してはいたんですが、案の定というかなんというか、劣化してなかっただけマシと考えるしかないのかな。 昨今の風潮を思えば、メッキがそのまま残ってるだけでも御の字というか…… とはいえ、長らくトランスフォーマー最大を誇った旧トイ版フォートレスマキシマスを抜いて史上最大(高さ)となったボディは迫力十分。 可動性能も、足首が固定のために接地性が悪いことを除けば十二分に動き(まぁ、このサイズで接地性が悪いのはけっこう死活問題なんですが……)ますし、なにより戦闘基地、都市の両モードでの小サイズトランスフォーマーとの連携がよく考えられていること、ライト&サウンドギミックの搭載など、サイズ感だけでなく、総合的に見ても後発のLG ダイナザウラーよりも優れているように思います。 というか、どうしてもダイナザウラーのほうが見劣りしてしまう‥‥(二回目) 旧トイでは、キャラクター同士のサイズ感もけっこう無茶苦茶で、極端な話、劇中ではライバル関係なのにトイになると一方はリーダークラス並なのに他方はデラックスクラス並、なんてこともざらにありました。基本、デストロン側が小さく造られることが多かったように思います。 最近のリメイクの流れでは、そういったミスマッチは随分少なくなってきたように思うのですが、このメトロフレックスとダイナザウラーや、記憶に新しいところではスーパージンライ+ゴッドボンバーのゴッドジンライとオーバーロードなど、並べるにはちょっと可哀想な組み合わせもちらほら…… まぁ、贅沢な悩みではありますがね。 なにはともあれ、旧トイではどちらも持っていなかったメトロフレックスとダイナザウラー(リデコのギガストームは持ってますが) を、これだけの高クオリティのリメイクで揃えられたことは望外でした。 先見の明があれば、もっと安くで手に入れられたわけですが、もはや言っても詮のないこと。なにごとにもタイミングが大事という教訓を得たことで良しとします。 といったたところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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