次期タイタンクラスのコンペというかたちでスコルポノック (日本名メガザラック)、オメガスプリームとともにエントリーされ、見事勝利、商品化が決定したトリプティコン (日本名ダイナザウラー)。 発表のときは、いずれは日本でもレジェンズシリーズとして発売されるんだろうな……くらいに思っていただけでしたが、まさかこんなにも早く日本でも発売されるとは。 正直、最初は見送るつもりでした。 価格も価格だし、ただでかいだけのような嫌な予感もしたし (これはデバスターのときに感じたこと。あの程度のギミックしかないなら、デバスターはロングハウルのみボイジャークラスにして、あとの五体はデラックスクラスの六体合体でよかった。そうすればスクランブル合体戦士たちともサイズ的に釣り合うだろうし)、なによりライバルキャラクターのメトロフレックス(ジェネレーションシリーズとして、メトロプレックスの名称で発売された)も買いそびれていたし…… そこに、メトロフレックス、レジェンズシリーズとしてタカラトミーモールで復活!! なる情報が飛び込んできたわけです。 再販かぁ……でもタカラトミーモールなら定価だし……そもそもジェネレーションズのときからかなり値上がりしてるし…… そんなふうに思いながら、なんとなく覗きにいったら10%offクーポンをゲット。 こうなるともう、向こうの思うつぼですよ (向こうってどこだよ?)。 気付いたときにはもう、メトロフレックス予約しちゃってましたよ。 となれば、ダイナザウラーも買うしかないよね。 そして現在に至る……と。 絵に描いたようなダメ人間の思考ですな。 よい子は絶対に真似しちゃだめだよ。 そんなこんなでレビューに移りたいと思います。 今回、モノがモノだけにいつものお手軽手作り撮影ブースには収まりきりませんで、やむなく屋外での撮影となりましたこと、ご了承ください。 ビーストモード 要するに最新の恐竜のスタイルではなく、いわゆるゴジラスタイル。 尻尾を後ろに曲げられるようになったので、立ち姿がより自然に。 でも、その尻尾はもっと細く長くしたりとか、稼働仕込んだりとか。もう少しなんとかならなかったのかなぁ。 ビークルモード 脚部の変形が工夫されたことで大きいながら以外とコンパクトにまとまった雰囲気に。 旧トイではこれが基地モードと呼ばれていた気がするけれど、今回は宇宙戦艦的なビークルという設定に。 後ろから見ると普通に恐竜の頭が生えてますが、首を真横に向けられるおかげで少なくとも旧トイのような残念な見た目ではなくなっています。 基地モード フルチルト ロボットモード ビークルモード ビークルモードになると、本当にもうチープさが際立ちますな。 見える部分に塗装一切なし。成形色丸出し。 せめてウインドウ (?) 部分くらいシルバーで塗装するなりしてほしかった。 ヘッドマスター ギミック等々 ちなみに真ん中の仕切りは開閉せず、謎の空間になっています。 こんな子供だまし仕込むくらいならこの空間にモーター仕込んで旧トイみたく電動歩行できるようにすればよかったのに、と思う。 付属コミックで描かれていたクジラっぽい形態とサイっぽい形態。 さすがにコミックでの描写ほどかっちりとはまとまりませんが、なかなかそれっぽい感じに。 いかんせんでかいばかりでギミック的にはもの足りないアイテムなので、メーカー側からこういうアイデアを提供してくれるのは嬉しいところです。 というか、メーカーとしても思うところがあるのかもしれない。せめてもの……みたいな。 邪推に過ぎるかなぁ。 適当にアクションカット 電動歩行ギミックの都合上、ポージングがほぼ固定されていた旧トイに較べると破格の可動性能。 ただまぁ、胴体部分は相変わらずの箱ですが。 腕部は肘と手首が可動し、基部のパネルごと開くことで横に拡げることも可能。 爪は上部一体成形の二本と下部の一本とがそれぞれ可動。どうせなら上の二本は第二関節も曲げられるようにしてほしかった。 脚部は膝が可動し、付け根で大きく外側に開くことが可能。足首も可動するので接地性も十分。 脚部関節には各部にクリック機構が設けられていて、思った以上にある重量をしっかりと支えるだけの保持力が確保されています。ただその弊害で付け根の関節が異常に硬い。 最初に触ったときなんか、マジで折れんじゃないの!? って、冷や冷やしましたよ。 劇中で彼がダイノベースを指揮していたことはなかったかもしれないけれど、とりあえず防衛参謀さんに乗り込んでもらいました。 やっぱサイズ的にはスカウトクラスの人達と絡めるくらいがちょうどいい。フルチルトでかいよ。 とはいえ、ビークルモードはそうでもないけれど、基地モードがとにかく場所を取る。 またほかの基地型TFを接続できる場所が長く張り出したパネルの先端だから、気付けば横幅が2メートル越えとかになってたり…… 以上、“TFLG ダイナザウラー” でした。
最初は、どうせただでかいだけだろうと思って買うつもりがなかったのは先にも言った通り。 で、メトロフレックスの再販が決まったところで、メトロともども買い逃して後悔するくらいなら! と思って購入に至ったわけですが…… 結局のところ、なんだかんだでこれだけでかいオモチャが手許に届くとやっぱテンション上がるよね! しかしながら残念な部分もあるにはあって、というか、挙げればけっこうキリがないかもしれない。 まずそもそも、レジェンズシリーズとは簡単に言ってアメリカで先行発売されたトランスフォーマーの日本導入版なわけですが、この際、日本独自の仕様変更が行われることも多く、それがシリーズの一つのウリにもなっているはずです。 ところがこのダイナザウラー、おそらく海外版とまったく同じ仕様です。 本体各部のマーキングはシール頼みで、塗装箇所はごくわずか。今回のレビューではシールは一切貼っていませんが、貼ればまたがらりと印象が変わってくるかもしれません。 日本導入にあたって、ここは塗装かプリントにしておいてほしかった。 でも、去年発売されたフォートレスマキシマスもけっこうな部分がシールで処理されてたみたいだし、今後タイタンクラスはそういう仕様でいくのかなぁ。デバスターはそんなことなかったのに…… あと、フルチルトの仕様がやっつけ過ぎる。 そして、やっぱりギミックが寂しい。 メトロフレックスやフォートレスにはライト&サウンドギミックがあるのに、こいつにはなし。 変形プロセスや可動こそ旧トイから格段に進化してはいるものの、新規のギミックといえばヘッドマスター関連と機首カタパルトの開閉くらいでさほどの驚きもなく。 せっかくこれだけのキャパがある(サイズ的な意味で)んだから、もっといろいろ仕込めたと思うんだけれども、でもそうすると、さらに価格が高騰してしまうのか……なやましいところではあるけれど。 まぁ、買って損をしたとは思わないまでも、満足したとは言いにくい代物ではあります。 記念として置いておくにはいいかも。 とりあえず小さいお子さんなら初見で大興奮すること間違いなしです。すぐに壊すか持て余すかすることにはなるでしょうが。 といったところで今回はここまで。 またのご訪問を。
1 コメント
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29/6/2021 01:53:05
他のレビューも2、3見たが本当に文句ばっかりだな
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