そんなわけで、前回のランチャーさんに続いて相方のランサーさんのご紹介です。 ランチャーのほうは公私ともに忙しかったなかで製作が大幅に遅れることになってしまいましたが、こちらはすでに要領を得ていたこともあり、延べ四日、実時間にして7~8時間で完成させることができました。 鬼門のデカールもとくに失敗なく、ただ最後のトップコートで若干ミスりかけましたが、大事には至りませんでした。 さて、前回思いのほか長文レビューになってしまったので、今回は気持ちあっさりめに済ませるつもりですが、基本思いつくままつらつら書いているため、最終的にどうなっているかはわかりません(笑)。広い気持ちでお付き合いください。 それではレビューに移ります。 キットは素組みに一部塗装、付属の水転写式デカールにトップコート仕上げです。 素体モード しかし、カラーや顔付き(表情)のおかげか、むしろ健康的な感じでランチャーのようなエロさはあまり感じません(あくまで個人の感想です)。 デカールなどの貼り付けに位置に関しては、造型が共通の部分は当然一緒。ただ、カラーリングの変更に伴ってラインやコーションの各デカールのカラーも変更されています。 ランチャーではほぼゴールド一色だった部分も、ランサーではシルバーとピンクが使い分けられるなど、ランチャーではあまり感じられなかった少女的な可愛らしさが付加されているように思います。 チョーカーや腕脚のリングパーツはランチャーの時と同じくあらためてゴールドで塗装。最終的にボディの白い部分と髪、塗装したゴールドのパーツに艶消しトップコートを吹いて素体モードの完成としました。 なお、前回のランチャーのレビューのときには失念していましたが、BARRETT KNIGHTS シリーズでは表情パーツ以外に塗装済みのパーツはありません。 例によって3種類付属する表情パーツは、ランチャーとはまた別ベクトルで振り切った内容。 通常顔に相当するキリッと顔からして、もはや正面を向いておらず左向きの流し目線で、口許はわずかに微笑んだ感じになっていて、実際あまりキリッとしてない(笑)。 ハート目顔はけっこう近寄らないとそれとわからないのが難点ながら、瞳のなかに綺麗なハートマークが描かれていて、今さらながらにコトブキヤのアイプリントの精度の高さを実感しました。 そして語らずにはいられない、三つめのいくらうましっ! 顔。 正直、最初に文字だけを見たときには意味がわかりませんでした。数秒字面を眺めてから、あぁ、いくら食べて美味い! っていう顔なのか……と理解できましたが、今度はその出典がわからない。 てっきり、SNSかなんかで流行ってるフレーズなのかと思った(そのへんにはまったく疎いもので)んですが、デザイナーさんが上げてきたイラストの横に走り書きでそう書いてあったんだとか、それが面白と採用され、当初想定されていなかった大食いキャラ設定も追加されたということのようです。 なんというか、開発陣楽しんで作ってるなぁ、と思わせるエピソードです(笑)。 武装モード メガミ本体の2倍強のサイズを誇るロンググランスと、そのカウンターウエイトも兼ねるラージシールドが大迫力の武装モード。 主武装がランチャー=砲ではなく、ランス=馬上槍になったことや、ヘッドギアやスカートアーマーの形状、カラーリング含めてランチャーよりもよりKNIGHT=騎士らしい外見になっています。 同じく6月発売のギガンティックアームズ、ルシファーズウイングの馬に乗せてやれば、すごく様になるんじゃないかなぁ。むしろすティレットよりも相性がいいように思います。 ルシファーズウイングもいずれ購入予定ではありますので、そのときはあらためて記念撮影といきたいところです。鳥のほうも、黒く塗るなりしてランチャーのサポートマシンとするのも面白いかもしれませんね。まぁ、そこまではやりませんけども(笑)。 自立に関してはもう諦めました。 ちなみに付属の簡易スタンドですが、素体モードでは全然問題ないんですが、足許がハイヒールになって腰の位置が上がった武装モードだと、支柱の長さがけっこうギリギリで使いにくいです。 スカートアーマーもスカートらしい形状になっています。 天使は言い過ぎにしても、可憐な姫騎士といった印象は偽りなし。 武装モード全体ではラインマーキングを中心に、指定されている量の七割ほどのデカールを貼り付け。インナーとは色調を変えたかったので、アーマーパーツは光沢トップコートで仕上げました。 ところどころ吹く量が多過ぎたのか、デカールが部分的に融けて水膨れのような状態になってしまいましたが、近い色の塗料でリタッチして修正。 なんだろう? 同じラインでカールでもランチャーのゴールドのデカールじゃそんなことにならなかったのに…… 極端に多く吹き過ぎたわけでもなし、色によって強弱とかあるんでしょうか? 武装・ギミック ロングランス やはり軽量化のためもあってパーツ構成は非常にシンプル。穂先や真ん中のユニットはロングランチャーの相当部分よりもパーツ数が減ってほぼ単純なモナカ構造になり、それに伴って色分けもかなり無視されています。 今回も設定通りではないですが何箇所か塗装し、デカール貼り付けののち光沢トップコートを吹いています。 ラージシールド マルチハンガー ライドモード ロングランストラージシールドにマルチハンガーのマウントアームを組み合わせた高機動ビークルモード。 先端からエネルギーフィールドを展開して、そのまま敵中に突撃していくイメージですかね。 なんとなく、リーンホースJr を思い出しました。 こらならきっと使徒にも勝てる!(笑) まぁ、ランチャーよりもランサーのほうがある部分のサイズが大きいぶん、ウエイトがあるということですかね。 「いやいや、スカートアーマーも重いしっ!(ランサー)」 エネルギーチューブ(謎の触手) 触手自体の保持力は十分で、スカートアーマー程度のものなら先端のコネクタに取り付けたても問題なく浮かせておくことができます。 ただ、ランチャーのデザインには見事に嵌まっていたこの触手ですが、個人的にはランサーの雰囲気にはあまり合ってないなぁ、と思います。 もちろん、いろいろと用途の考えられる面白いオプションではあるんですが、ランサー単体ではちょっと活かしにくいというか……同じスカートアーマーを取り付けるにしても、ランチャーのそれは鋭角なデザインで鋏やクローのようにも見立てられましたが、らんさーのはなぁ。 まぁ、自動で防御してくれるシールドのようなイメージでしょうか。 フォーク & スプーン
え? なんでこんな食事用みたいなデザイン? とユーザーに違和感を与えたところで、翌月発売のランサーで見事にオチるという。 これ、発売順が逆だったら、ランチャーのナイフは「あぁ、ふ~ん」で終わってましたよね。 ただ欲を言えば、いくらうましっ!顔を真に活かすためにも、いくらの軍艦あるいはいくら丼と箸を付けてほしかったところですけどね。 比較画像
コンビで武装モードで。主に縦手方向に場所をとる二人です。 画像にしてもすべてを枠に収めるのが大変でした。 ランチャーのメインカラーが黒、白、ゴールド(髪色もゴールドとして)の3色なのに対し、ランサーは白、黒、ゴールドに加えてシルバー(ランチャーでもラインデカールにシルバーのものがありますが、ごくわずかなのでカウントしていません)、ピンクと5色使われているぶん華やかな印象があります。 でもだからといってランチャーが地味というわけではもちろんなくて、黒地にゴー人どのラインがシンプルながらゴージャスな雰囲気のあるランチャーさんは大人の女性、白地にシルバーとピンクで清純なイメージのランサーさんはちょっと背伸びをしている少女、といった感じでしょうか。 もっとも、中身はむしろまったく逆で、常に皆のお手本足ろうと努力するも空回りする根本はお子ちゃまのランサーさんに対し、天然ながらなにごとにも動じず我が道を征くランサーさんというのが僕のなかでのBULLET KNIGHTS の設定となっています(笑)。 以下、イメージカット ただし、胸部パーツのみそれぞれ専用なので注意が必要です(ここ重要!) ランスやシールドマウントしているアームはある程度動かしているとすぐに緩んでくるので、角度を決めた時点で再度しっかりはめ込んでおくのをお忘れなく。 さらに手持ちのねんどろいどやfigmaから使えそうな小物を借り出して、BULLET KNIGHTS の食卓を再現。 謎の巨大魚卵をいくらと言い張って白飯に盛りつけ、逆手スプーンで掻き込むランサーさんを、生モノがダメなランチャーさんは完全に引いた目で見ています。 以上、“メガミデバイス BULLET KNIGHTS ランサー” でした。
あっさりめで、とか言いながら、結局前回とほぼ変わらないボリュームに……画像もちょっと増えちゃったしね。 個人的にはランチャーでしくじった部分をほぼ同じ構造のランサーで再挑戦するようなかたちで、多少なりとも技術の向上ができたかな、と思えます。 いくらとか、オリジナルの小物作りなんかも久しぶりにやりましたし、なんだかんだ2体合わせて思い出深いアイテムになったかと思います。すごく個人的な話ですが。 まぁ、当分はこんなに手をかけてものを作ることはしないと思いますけども(笑)。 ガール系キットとしてのクオリティの高さはもちろんのこと、ネタ的要素もどんどんハイレベルになっていくメガミデバイス。 常に現状を超えていくというのは相当難易度の高いミッションだと思いますが、そこは勢いのあるコトブキヤ、きっとクリアしていってくれることでしょう。 次作は吾妻 楓以来のアリス・ギア・アイギスコラボとなる兼志谷 シタラですか。 シリーズ初のミニサイズボディということで注目度も高いアイテムです。もちろん予約済みです(笑)。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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