WISM、SOL、朱羅、Chaos & Pretty に続く第5のチーム、BARRETT KNIGHTS より、ランチャーさんです。 6月半ばはなにかと忙しく、製作が遅れに遅れておりましたが、ようやく完成に漕ぎつけました。 ちなみに彼女で要領を得たので、相方のランサーさんの完成は間もなく。朱羅 蒼衣のときのように続けてレビューできればと思っております。 さて、発表段階ではその得物の規格外のでかさに度肝を抜かれたBARRETT KNIGHTS ですが、実際ド迫力です。 もっとも、あくまで巨大武装がメインということなのか、武装モードでも本体は案外おとなしめ。パーツ数も実はそれほど多くなく、箱の厚みもラプター以下です。 しかし、後頭部から生える謎の触手や、KNIGHT=騎士ということでエングレービングをイメージしたメタリック仕様のラインデカールなど、巨大武装以外の見所ももちろん満載。 シリーズの正規ナンバリング10体めを飾るに相応しい、豪華な内容になっていると思います。 それでは、レビューに移ります。 キットは素組みに一部塗装、付属の水転写式デカールの上からトップコート仕上げです。 素体モード メガミ共通素体のマシニーカは完全な流用というわけではなく、基本構造を踏襲しつつナンバリングを数えるごとにどんどんブラッシュアップされていくのが特徴。とはいえ、そもそもの完成度が高いこともあり、FAGのように目に見える進化は実感できませんが。 今回のBULLET KNIGHTS ではエーデルワイスから引き続いてふくらはぎ部分に回転軸が追加されているほか、頭部を引き出すことで首の長さの調整が可能になりました。主にドール服などを着せた際にバランスを取るための措置だそうです。 ……うん、まだ撲には早い仕様だ(笑)。 チョーカーや腕脚のリングなどのゴールドのパーツは、やはり成型色のままだと少し安っぽい感じがするのですべて塗装。 この形態ではデカールの量は少ないですが、その保護も含めて黒いボディパーツと髪、そして前段のゴールドのパーツに艶消しでコートしています。 素肌および白いパーツに関してはそのままです。 表情パーツはいつも通りに3種類をご用意。 もとよりFAGに較べて表情豊かなメガミたちですが、ここへきてその振り幅がさらに大きくなってきたい印象。 もはや名目として通常顔すらなくなってますからね。まぁ、キリッと顔がそれに相当するわけですが。 ランチャーさんの場合は、セクシー担当を決定づけたこまり顔にショック顔と、凜々しいキリッと顔からのギャップの激しさがポイント。 結果、僕のなかでこのコは普段はクールを装うも、突発的な事態に脆く、たびたびエロハプニングにも見舞われてしまうお色気ポンコツキャラとなりました(笑)。 武装モード メガミ本体の2倍以上のサイズを誇るロングランチャーがとにかく目を惹きますが、そのカウンターウエイトにもなるラージシールドの存在感もまた侮れない。 それぞれは背面に取り付けたマルチハンガーから伸びるマウントアームに接続されています。 どちらもパーツ構成は意外なほどシンプルで、見ためほどの重量もありませんが、それでもやはり重心バランスをとるのは困難。脚許がハイヒールになっていることもあり、自立はかなり厳しめです。 画像ではランチャー(武器のほうね。ややこしいな)とシールド、さらに後頭部の触手をそれぞれ絶妙な位置で接地させ、ようやく立てている状況です。 もちろん、キットにはお馴染みの簡易スタンドも付属しますが、あの細い支柱1本で支えるのはそろそろ限界にきてるんじゃないだろうか? ハイヒールになったことも含め、見ための身長は高くなっています。 武装がなくなると謎の触手の存在感が一気に増し、ヘッドギア側面のユニットやスカートアーマーの鋭利なシルエットも相まってどこか悪魔的な雰囲気になります。 ……いや、悪魔というよりもはやエイリアンっぽい? 少なくともこの状態では騎士感はほとんどありません。 なお、武装モードでは貼りつけるデカールの量がぐんと多くなります。まぁ、指定されているものすべては貼っていませんが、それでもけっこうな量で苦戦しました。 そもそも、今回は(今回も、かな)デカールを貼るか貼るまいか、けっこう悩んだんですよね。 組み替え前提のメガミと水転写式のデカールはお世辞にも相性がいいとはいえません(と、己の実力のなさを棚に上げる)し、できるだけお手軽に済ませたいというサボり根性もありました(ラプターのときにけっこう大変な思いをしましたからね)し。 でも、とりあえず素組みしてみた彼女が思いのほか地味だったんですよね。 メインカラーが黒白でシックな感じというのもあるんでしょうが、これはラインデカールくらい貼らないと締まらないぞ、と思って頑張りました。 そして2箇所ほどしくじりました……(笑) 幸い近い色味の塗料があったので、面相筆でのリタッチで修正、遠目はそれほど気にならないでしょう。うん、それでよし。 そしてトップコート。素体モードとの対比も考え、武装パーツに関しては光沢を選びました。 ただ、デカールの保護も考えてけっこう厚めに重ねたものの、気付けば塗膜やデカールに傷が付いている、というようなことが撮影中にも何度か。 コトブキヤのキットはシャープでエッジの効いたパーツも多いので、思わぬ接触であわや、という事態もありえますので、十分注意が必要ですね(と自分に言い聞かせる)。 結局、いまだかつてないほど気を遣った撮影となりました。 武装・ギミック ロングランチャー そしてデカールを貼ったのち光沢トップコート。 砲身左右のカバーに保護されたグリップは横向きのものが角度違いで2種、縦向きのものが1種付属。状況に合わせてお使いください。 さすがの大型武装ということで、本体用簡易スタンドとは別に武装用の補助スタンドも付属します。ベースは新たに六角形のものが付属しますが、本体用と同じ円形のものもそのまま付属(というか、簡易スタンドのランナーが2枚付属し、武装用のみ新規ベースを使う仕様)するので、これも状況に応じてお好みでどうぞ。 ラージシールド
マルチハンガー ライドモード ロングランチャーとラージシールド、そしてマルチハンガーのアームパーツを組み合わせた高機動移動砲座とでもいうべき形態。 まぁ、ほぼロングランチャーのまんまですが。 じゃっかんの不安はありますが、一応ランチャー用の補助スタンドで浮かせて飾ることはできます。 エネルギーチューブ(謎の触手) リード線自体にかなりの保持力があり、少なくともスカートアーマー程度のものなら取り付けてもへたることはありません。 ナイフ 比較画像 と、ここからがまともな話もちょっとしておきましょう。 素体に関しては基本構造はほぼ一緒ながら、ナンバリングを数えるごとに少しずつブラッシュアップされているというのは先にも言った通り。 朱羅とBULLET KNIGHTS で比較した場合、まず最初に気付いたのは頭部の位置ですかね。 弓兵の首、妙に長いと思いません? 実際には両者ほぼ同じ位置にあるんですが、ランチャーはチョーカーをしてるため、少し首が短く……というか標準的な長さに見えるんですね。 弓兵も武装モードでチョーカーを着けるんですが、素体モードでは外しています。しかし、頭部ジョイントの位置は同じため、素体モードでは妙に首が長く見えてしまうわけです。 BULLET KNIGHTS では頭部のボールジョイント受けを通常にすることで首の長さの調節が可能になり、この問題を解決しています(最初にも言いましたね)。 あとは脛の回転軸ですかね。 朱羅(これは蒼衣からかな?)では足首部分にあった回転軸が、BULLET KNIGHTS であふくらはぎ上あたりに移動しています。エーデルワイスからのフィードバックで、その位置が1番真円に近く、回しても不自然にならないから、だそうです。 確かに、足首で回した場合、若干ラインが崩れることもありましたからね。 細かい部分で着実に進化しているわけです。
なお、朱羅やSOLではコンビそれぞれの武装を全盛りしたスーパーモード的な仕様がありましたが、BULLET KNIGHTS では不採用(Chaos & Pretty でもなかった)。 もっとも、自由な発想での組み替えが可能なシリーズですから、ランチャーとランサー両方の武装を一人に集中されることも不可能ではありません。 ただそうなると、強度や保持力よりもむしろ置くスペースが……
以下、イメージカット 以上、“メガミデバイス BULLET NIGHTS ランチャー” でした。
なんだかんだと思いつくまま書いてくうち、久しぶりにけっこうな文字数になってしまった気がします。 まぁ、それだけ完成までに苦労した、ということで(笑)。 本当、デカール多過ぎだよ! シールドだけで止めときゃ良かった…… デカール貼ってトップコート吹いて、という作業は僕にとって鬼門です。 要は慣れなんでしょうけどね。そう思うと、実際四つめくらいでここまでできたら上等か(と自分を甘やかす)。 とまぁ、これらは自分の未熟さゆえの煩悶であり、キットそのものの出来とは一切関係ありません(笑)。相変わらず非常にいい出来です。 スカートアーマーの接続基部やガントレットの裏打ちパーツなどがポロリしやすいですが、公式ツイッターなどでもそのあたりはガンガン接着を推奨していますし、可動や組み替えに関係ない部分はすべて接着する! くらいでもいいかもしれません。 キャラクター性に目を移すと、正規のメガミとしては10人めですが、武装を抜きにしても先輩たちとは被らない しっかりした個性をこのランチャーさんは発揮できていると思います。なにより、こちら側で色々と想像(妄想)できる表情の豊かさが実にイイ。 正直、最初見たときはそれほど気にはならなかったんですけどね。実際に作って手許に置いてみると、実に可愛い。 今回のランチャーさんの登場で、我が家でのホーネットさんの立場が危うくなるかも……(笑) といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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