スケアクロウといえばカカシのことですが、確かにカカシとまではいえないにしろ、人型を目指して人型になり損ねたような外観の機体ではあります。 第三世代型ヘキサギアが基本的に動物をモチーフにしているのに対し、第二世代型は重機や戦闘車両に手脚を付けた、半人型~人型のデザインになるようです。 となると、第1世代は普通の戦車かな。 ただ、第二から第三への過程は、一般的なロボットものとは逆の発想のような気がします。だいたいは人型に近いほど高性能って感じですからね。 まぁ、このスケアクロウやバルクアームみたいな車両感が鈍重そうな残る人型機体よりも、レイブレードやボルトレックスのような俊敏そうな動物型の機体のほうが、それは高性能でしょうが。 でも、最終的には第四世代型として、完全な人型の機体が出てくるんじゃないかという気もする…… そしたらもう、それはほぼフレームアームズだけどね。 では、レビューに移ります。 フレーム上のボディに、手脚と円筒形の補給ユニット、そして操縦席を取り付けただけの、かなりシンプルな構造は、スターウォーズとか、古典的なSFに出てくるやられメカっぽいというか、どこか懐かしさも感じる秀逸なデザイン。 一方で、外装パーツが爽やかな水色というのはけっこう新鮮かもしれません。 多目的重機としての側面が強いという設定で、主に補給や工作などの後方支援を目的とする機体らしく、武装らしい武装はマシンガンのみ。 意外にシート部分が長く後ろに伸びているので、けっこう重心が後ろに傾きがちですが、脚部の可動域の広さで接地性は問題なし。 武装 & ギミック グラウンドチェーンソー マシンガン ヘキサグラムストレージ コントロールデバイス & シート 比較画像
以下、イメージカット 基本構造は、ヘキサギアストレージおよびコントロールシートが一体になった操縦系と、マニピュレーターを備えた本体部に大別されます。 一応、操縦系と本体の間には回転軸があるんですが、シートの基部が緩衝するため、ほとんど動きません。 一方で、4本のマニピュレーター(手脚)には多数の間接があり、かなり自由に動かせます。 ただ、そんな感じで調子よく動かしていたら、意外なところで制限がかかる部分も。回ると思って無理に回して、足首のポリパーツをえぐってしまったのは不覚でした…… 脚部の広範な可動域を利用すれば、一切の組み替えなしでガラリと見た目の印象を変えることも。 最初の画像なんか、ほとんど宇宙用戦闘ポッドか深海探査機だし。あれ? MSイグルーにこんなの出てこなかったっけ? 以上、“ヘキサギア スケアクロウ” でした。
純粋な戦闘用の機体だけでなく、こういった後方で活躍するタイプの機体もリリースしてもらえると世界観が広がっていいですね……なんて言っておいて、正直ヘキサギアの世界観についてはほとんど理解していない僕です。 第一が組み替え遊び前提のシリーズですし、そんなの無視して自由に楽しめばいいよね、と強がりを言ったところで、その組み替えにしたってなかなか上手くいかないもんですね。 これでも昔は、ゾイドの改造とかもけっこうやってたんですよ。いろんな小型ゾイドミキシングして、ちゃんとゼンマイで動くのを作ったりもしてたんですが……技術はともかく、センスは衰えるね。 いろいろ考えるものの、実際にかたちにするまでには至らなくて、結局わかりやすいパーツを使ったわかりやすい組み替えや仕様変更が関の山です。 たくさんの人がいろんな作例を発表されてますけど、素直に感心する。すごいよ、みんな。 まぁ、そのうち本腰入れてすごいのを作ってみせますよ、きっと。たぶん…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
2 コメント
笛男
13/3/2019 21:05:05
プラモデルを最近始めたんですが、あまり時間と気力を避けないので巣組みのレビューは親近感がわきます。販売サイトや箱の写真は塗装済の見本ばかりなんでとても参考になりました。無理せず続けてください。
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退屈と惰性と
14/3/2019 18:19:27
コメントありがとうございます。
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