今年に入って少し展開が緩やかになっていたトランスフォーマー レジェンズですが、八月のダイナザウラーを皮切りに、怒濤のラッシュが始まります。 少なくとも現時点で来年三月まで最低3アイテムのリリースが確定してるって…… タカラトミーは本気で我々ファンを殺しに来ている (いい意味で) ぞ! といった感じで今回のホットロディマスですが、すでに2010キャラが続々と発売されるなか、満を持しての真打ち登場といった感じです。 まぁ、本当の真打ちは先のハズブロのショーで発表された新シリーズのロディマスコンボイ (英名ロディマスプライム) ということになるのでしょうが、そっちの日本国内販売はもう少し先だろうしね。 なにより今回は日本独自の仕様ということでターゲットマスターが完全新規で付属という気合いの入れよう。 でも僕、このターゲットマスターって全然印象にないんですよね。 ザ☆ヘッドマスターズ中盤で登場した新規キャラについては玩具も発売されていたようですが、このホットロディマスのように既存キャラに設定がプラスされたものについては当時国内販売はなく、後に復刻版のコレクションシリーズでホットロディマスとチャーがターゲットマスター仕様で発売された……そうな。 なんというコアなチョイス……まぁ、レジェンズ自体が新規ファンというよりは古参のファン (つまりはおっさん)がターゲットだと思うので、そういう意味では納得の仕様なのかもしれません。 もちろんロディマス自体、ヘッドマスター含め細部の形状や塗装が海外版から変更され、より劇中の姿に近い製品に仕上がっています。 それではレビューに移ります。 ロボットモード ビークルモード フューチャーカーにトランスフォーム。 変形は単純で、良くも悪くも完成されたかたちでかっちり決まります。 少し気になったのは、新規造形のエンジンブロック (胸部) とウインドウとの間に隙間ができることと、基本成形色なので全体的にオモチャっぽさが強いこと。 オモチャだけどさ。 ヘッドマスター ターゲットマスター ファイアーボルト
旧玩具との比較 まずはG1時代のオリジナルと。 ロボットモードでの全高はほぼ変わらず。ただスタイルの差は歴然かと。G1顔でかいなぁ。 可動性能に関しては言わずもがな。G1のほうは唯一肘が曲がるのみ。 いや、この棒立ち具合がトランスフォーマーだよ。 一方のビークルモードは今回のもののほうが一回り大きく、造形のメリハリも利いていて普通に格好いいと思う。 でもエンジンやマフラー部がメッキ処理されていたり、爪先がダイキャスト製だったり、そういう部分はやっぱり旧玩具のほうが豪華だね。 ただ保存状態があまりよろしくなかったので、各所のシールが傷んでたり、メッキやダイキャストに錆が浮いてたり…… 続いて “変形!ヘンケイ!トランスフォーマー” 版と並べて。 いわゆるクラシックシリーズとして海外で展開されたものの日本導入版として発売され、のちにユニバース、ジェネレーションズと名前を変えて続いていくリメイクトランスフォーマーシリーズの第一弾が “変形!ヘンケイ!トランスフォーマー” (以下、ヘケヘケ) なのですが…… あらためて見てみると、うん、別物だねこれ。 なんかこう、リメイクの方向性がまったく違うというか、少なくともヘケヘケ版はアニメ劇中のイメージにと近付けようという気はさらさらない感じ。 それでも一応比較ということになると、ロボットモードでは今回のものがヘケヘケ版よりも単純に頭ひとつ分大きくて、ビークルモードでは逆にヘケヘケ版のほうが気持ち大きいような気がします。 というか、ヘケヘケ版のビークルモードがG1以上にのっぺりしてるからそう見えるだけかも。 なんか上から押しつぶされたみたいなかたちだし。ウイングのゴールドメッキは綺麗だけれども。 最後に三体揃い踏みで。 ヘケヘケ版の顔の小ささときたら…… 当然といえば当然なのだろうけれど、やっぱり今回のレジェンズ版がロボット、ビークル両モードで一番いいスタイルをしていると思います。 でも、やっぱ肩のボリュームはもう少し押さえめのほうがよかったかな。今気付いたけれど、そのせいで真正面からじゃ背中のウイングが見えないんだね。 適当にアクションカット 腰はもちろん、肘、腿にもロール軸があり、肩も基部ごと上に上げられるので、可動性能そのものは良好。 ただおそらく個体差なんだろうけれど、僕のロディマスは股関節がちょっと緩めでした。気を抜くとすぐ股裂き状態に…… でもなんだろう、動きが堅く見えるのは、分厚い箱形の胸部パーツとこれまた箱形でごつい腕のせいなのかなぁ。 あと、やっぱりターゲットマスター以外の武器も欲しかった。剣とか。 銃ひとつきりだとどうしてもポーズの幅が限られちゃうんだよねぇ。 また、腰裏に3は㎜穴があるので、スタンド穴として利用可能。 トランスフォーマーもディスプレイスタンドで飾る時代になったか…… ビークルモードではウインドウが開閉、これまでのヘッドマスター仕様製品同様、ヘッドマスターを乗せることが可能。 ターゲットマスターはウエポンモードでエンジンの5ミリ穴に装備。 どこかもう一箇所くらい、たとえばウイングの手前とかにも穴開けといて欲しかったかな。だってこれ、前見えないでしょ。 前輪の後ろにも穴はあるけれど、位置が低過ぎてターゲットマスターは取り付けられないし…… 以上、“TFLG ターゲットマスター ホットロディマス” でした。
てっきりブラーやスカージみたく単体での発売になるのかと思っていたら、ターゲットマスター仕様での発売。 商品単価を上げるためといってしまえばそれまでなんですが、そのために新規に金型を起こしてしるわけで、そういう部分の努力はある種のサービス精神といってもいいように思います。 少なくとも海外仕様そのままのダイナザウラーに較べれば、十分に価格分の価値はあるかと。 ただ、この流れで今後本来ターゲットマスターではないヒトたちもターゲットマスターとして発売されるのはどうなんだろう? そんなこといいだしたら、そもそもほとんど全員ヘッドマスターじゃないだろ! ってことなんですが。 まぁ、ヘッドマスターでもべつにいいんですよ。 ただ、頭だけで胴体のないヒトがちらほらいるのが気になるくらいで。 余談ですが、今回発売のアイテムからパッケージの内部の仕様が変わってモノを取り出しやすくなりました。 これまでモノを保護するプラケースが内側の台紙にツメを差し込むかたちで固定されていて、しかもそれがけっこうな粘着力のテープで留めてあったもんだから、開けるのがかなり面倒臭だったんだよね。 そういう部分の改善はユーザー目線で非常によいと思います。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。 連続のトランスフォーマーレビューはまだまだ続くよ。
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