皆さん、選挙には行かれましたか? こちとら選挙事務従事者ということで、とりあえず長時間現場にはいた身であります(笑)。 そんなわけで、本日は機能の代休。 さてさて、G1風味のメガトロンを紹介した流れで実写版のメガトロンもということで、スタジオシリーズ、DM版のメガトロン様です。 オプティマスプライムが初期三部作でほぼ姿が変わらないのに対し、メガトロンは1作ごとにけっこう見た目が変わっています。 まぁ、毎回死にかけてるからですが……というか、実際に1作めのこの3作めではとりあえず死んでる(笑)。 そういう意味では、この3作めでの姿は2作め “リベンジ” でオートボットの人間の前にまたも敗北を喫し、逃亡者に身をやつしていた姿なわけです。 補給などもままならず、受けた傷も治りきっていない状態。 実写版のストーリーは基本破綻してますが、シーン一つ一つを切りとると、それなりにい衣ところはあると思っていて、なかでもディセプティコン側……とくにメガトロントの境遇や心情にはけっこう同情すべきところがあるというか、妙に人間臭く描かれているというか……そのへんもあまり感情を表さない(戦闘中は荒っぽいですが)オプティマスとは対照的な気がします。 そんな感じで、少なくともオプティマスよりは個人的には好感度の高い実写版メガトロン、スタジオシリーズではリベンジ版に続く登場ですが、その出来やいかに…… レビューに移ります。 ロボットモード ただこれ質感はいいんですが、小さいぶんどうしてもピンと張ったような感じになってしまいます。とくに後ろ姿なんて…… まぁ、各間接部に挟み込んだり、何ヶ所か空いている穴を利用するなりして調整は可能ですが、なかなか格好良くはまとえません。あとは何度かもみ洗いしたり、布に実際にダメージを与えてみると馴染むかもしれません。 また、胸部でクロスするように巻かれた鎖は軟質パーツで再現。背部のパネルパーツに筆禍得るようなかたちで取り付けます。 劇中ではこの鎖はライフル(融合カノン砲)を背負うのに巻いていたはずですが、そこまでは再現されず、雰囲気です。 あと、やはり軟質パーツなのでそれなりにテンションのかかっている取り付け状態で長期間置いておくのは危険可と思われますので、保管時は外しておいたほうが無難でしょうね。 ケープ、鎖なし 脛は、複数のパネル状パーツをパタパタとたたんでいく変形はなかなか面白いのですが、結果として完全に箱になっており、足首の可動もないので接地性があまりよろしくありません。 背中も、思いっきりガワをたたんだだけの状態で、それっぽいディティールが彫ってあるものの焼け石に水。 ここはケープを着ければあまり目立たないだろうからいいと思ったのか、ならケープの丈をもっと長くしてほしかったですが。 ビークルモード 後面 後部トレーラーのタンク部分には、折りたたんだケープを被せ、鎖パーツで固定します。もちろん、それぞれは変形の際に一度取り外す必要あり。 なお、ライフルはトレーラー裏面に収納可能です。 イゴール 公式サイトの商品説明では “ガーゴイル” となっていましたが、こっちが正しいはず。 リベンジで登場したコンストラクテュコンの一人、ロングハウルの頭部から手脚が生えただけの小型トランスフォーマー。 逃避行の渦中で本来のボディを失ったそうですが、ロングハウルなのか、それとも同型の別個体なのかは不明。 潜伏中のメガトロンの周りでちょろちょろしていて、妙になれなれしかった印象です。途中から急にフェードアウトしました。 まさかの立体化となりましたが、 どことなく卑屈な表情など、造型はしっかりしています。塗装も顔面(正面)だけですが、塗り分けは丁寧。 左右の腕が独立可動。脚部は左右が繋がっていて、動きはしますがクリックのような妙なクセがありました(うちのコだけかなぁ?)。 足裏には穴があり、メガトロン各部のピン(たぶん、ヘッドマスターなどの取り付けピンと共通規格)に取り付けられます。 比較画像
以下、イメージカット 今回はリベンジ版のときのような首が動かない、といった不具合はなかったんですが、首の基部と胸部がとくに固定されることもがなく、一方で胸部と腰のジョイントが外れやすいために上半身の位置が安定せず、結果首が浮いた感じになる場面がけっこうありました。 結局首なんだな…… なお、腰裏および背面に3㎜穴があり、スタンドが使用可能。珍しくフィットしてましたが、さすがにこのサイズ、重さのものを支えるのに3㎜は不安があるのであまりお勧めはしません。 イゴールと。 イゴール取り付け用のペグはロボットモードの肩に二つ、ビークルモードのダンク上部に四つありますが、どちらもケープを取り付けた状態だと隠れてしまいます。 ロボットモードだと、端を捲って顔を覗かせることは可能ですが、ビークルモードだと無理ですね。キャブのほうにもペグ付けとけばいいのに…… 以上、“SS メガトロン(ダークサイドムーン版)” でした。 なんだろう? 決して悪くはないんですが、なんとも消化不良気味といいますか、すっきりしない感じです。 グリムロックにブラックアウト、そして同時発売のジェットファイヤーと、ほかのリーダークラスのボリュームがけっこうすごかったこともあって、正直拍子抜けというか、なんでこうなった? という思いが強いです。 ロボットモードでのサイズ感統一というコンセプトの弊害とでもいいますか。 こうなってくると、そもそもすべてのキャラクターをクラスごとに分けて同じ価格で発売すること自体にもはや無理があるとも言えます。 G1ベースのシリーズならそのへんの調整はまだ容易でしょうが、実写版はそういうことに配慮する気はなさそうですからね。 リベンジ版ではなんとかボイジャークラスの価格内に収まったけど、DM版は足が出そうだ。なら、とりあえずリーダークラスにして、なんかそれらしく繕ってしまおう……というのは邪推ですが。 イゴールの付属やケープが布製になったことなども、帳尻合わせと考えられなくもない。 だって、どう見たってほかのリーダークラスより中身ないですからね。まさに文字通り。 それでも、とりあえずロボットモードの脇腹とビークルモードのキャブの後ろに蓋さえしていてくれれば、ここまで悪し様に思うことはなかったんですけどね。 仮にも悪のリーダーなんだから、もう少し丁寧に作ってくれないと。シージのメガトロンがよかっただけに、余計にそう思います。 1作めのメガトロンで三度目の正直、となればいいんですけどね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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