劇中ではエネルゴンの在処を示すキーパーソンとして登場。 もともとはフォールンの命令で地球に潜伏していたデセプティコンながら、紆余曲折あってオートボットに鞍替えし、でもその後もまだずっと潜伏し続けていたんでしょうかね。 目覚めたときは長い休眠期間中のエネルゴン摂取不足により、背中は曲がって猫背になり、足腰もすっかり弱って杖がないと満足に歩けない状態でしたが、口は乱暴で血気は盛んとそのキャラクターは頑固爺そのもの。 戦闘では斧を振るって活躍するも、地中からの奇襲で瀕死の重傷を負うと、自らのパーツをオプティマスのパワーアップに提供するなど、中盤以降の美味しいところをごっそり掠っていった感があります。 個人的には、当初より登場が予告されていたデバステーターと並ぶリベンジの目玉キャラクターだったと思っています。 当然のように公開時にもリーダークラスで発売され、オプティマスとの合体ギミックも盛り込まれていましたが、当時のムービートイらしくその再現度は正直微妙でした。 今回のスタジオシリーズでの発売は、それこそ10年振りのリベンジといっても過言ではない! はたしてその出来映えは? レビューしていきます。 ロボットモード オプティマスとの合体時に使用するその名も合体ベルト(まんまだけど)は、RA版ではジェットファイヤー単体時にはロボット、ビークル両モードでとくに固定する方法がなく、持て余し気味でした。 今回のSS版でもベルト部分はRA版同様軟質素材でできていますが、両モードでちゃんと固定できるようになっています。ロボットモードは脇腹で固定。ただ少し外れやすいです。 長い腕は変形時の収め方も含め同じSS版のスタースクリーム似よく似ています。脚部も同じような鳥脚ですが、こちらは見ためが似ているだけ。戦闘機に変形するキャラの手脚の構造が似ているのは、意識してのデザインなんですかね。 ビークルモード 後面 もう、ピン留め自体が微妙にずれてるんじゃないかと思えるくらいに合いが悪いです。画像はけっこう力業で収めています。機体上面のパネル状パーツ同士の合わせもけっこうシビア。 また、機首およびエンジンの先端は軟質素材になっています。エンジン先端は両方とも若干変なクセがついていました…… 付属品 杖 斧 UWなどの合体モードの拳パーツと同じ感覚ですね。ただ、あっちは指が可動するのでなんとなく握っている雰囲気にできましたが、こちらは完全に開いている状態で固定されてるからなぁ…… せめて斧の柄の側面にも5㎜軸を生やしてくれて、それを手のひらの穴に指すかたちでの保持ならもう少しマシだったのに。 斧自体にギミックはなく、非使用時は背中のパネル(左右どちらにでも)に取り付け可能です。 合体交換用オプティマス腹部パーツ 今夏に発売予定のジェットパワーオプティマス(DM版のオプティマス)にジェットファイヤーを合体させるための交換用腹部パーツが付属します。 いやいや、これやるならリベンジ版に対応させるべきでしょ。 もっとも、あちらだと腹部だけでなく肩アーマーも交換して脛にも手を入れなきゃダメで、だからこそ新たに第1作版のオプティマスが作られたんでしょう。実際、リベンジ版からけっこうな箇所が変更されているようですね。 スタジオシリーズ立ち上げ当初は、まさかこんなに続くシリーズになるとは思っていなかったんでしょう。 初めからムービートイのスタンダードにする気があったのなら、オプティマスにはあらかじめジェットファイヤーとの合体を見越した機構を仕込んでおくはずですもの。 予想外に反響があったためにシリーズ継続が決定し、ラインナップを増やしていくなかでジェットファイヤーもその候補に挙がった、と。 そもそも最初に発売したオプティマスを第1作版のオプティマスということにしておけば、こんな不合理も起きなかったのに。 それと、なんで後発のジェットパワーオプティマスのほうも腹部の仕様だけ変えたんだろう? ちなみに、ジェットパワーオプティマスもジェットファイヤーと合体できることが確定したため、同時発売された第1作版のオプティマスは今回スルーしています。 なので、両者の合体形態であるジェットウイングオプティマスの画像およびレビューは、ジェットパワーオプティマスの入手までお預け。ご了承ください。 比較画像 スタジオシリーズのリーダークラスが、近年では規格外のボリュームだということを再認識。 ちなみに、このジェットファイヤーのパッケージはほかのリーダークラス3アイテムよりも3割ほど分厚くなっています。 杖が機首下のランディングギアになるのは共通。SS版では機種の下に生首がぶら下がっていますが、RA版では腕がほぼそのまま張りついています。どちらがマシかというのは難しい話ですなぁ……
以下、イメージカット 腰裏には3㎜穴が空いていますが、ディスプレイは自己責任で(笑)。 唯一無二の老人フェイスに柔軟に動く長い腕が相まって、憲法っぽいポーズをとらせたくなります。そしてそれがまた様になる。 こうなると単体のスコルポノックも欲しいですね。ブラックアウトのオマケはちょっと小さいし。 以上、“SS ジェットファイヤー” でした。
オプティマスとの合体形態(正確にはジェットファイヤーのパーツを身に着けたオプティマス)であるジェットウイングオプティマスに関してはほとんどなにも書けていないので、内容としては不完全なのですが、そこは自身の懐事情を優先させていただきました(笑)。 とはいえ、さすがの再現度に圧巻のボリュームで単体でも十分満足できるジェットファイヤーになっていると思います。 キャラクターとしてはあまり好きなタイプではないんですが、デバステイターと双璧を成すリベンジのメインだと思っていますし、スルーするわけにはいきませんでした。 そういう意味では、リベンジ版オプティマスと合体できないというのはどうにも納得がいかないんですけどね。 ジェットファイヤー単体のことに話を戻すと、ロボットモードはイメージに反してよく動く腕や脚おかげでポージングの幅も広く、触り心地は絶妙です。 惜しむらくは、ビークルモードでの頭部の処理。せめて横髪くらいたたんで収納できなかったものか…… 変形時のパーツの合わせのシビアさは、まぁ許容範囲かなぁ。何度か変形させているうちに馴染んでくるかもしれませんし。 そうこうするうちにジェットパワーオプティマスの発売アナウンスもあるでしょうし、入手の暁には遅まきながらジェットウイングオプティマスを堪能したいと思います。 もちろん、そのときにはまたレビューを書くつもりです。 そんなところで、今回は終了。 またのご訪問を。
2 コメント
センチネルプライム
19/7/2019 13:38:28
じーちゃんカッコいい!
返信
退屈と惰性と
19/7/2019 17:43:38
コメントありがとうございます。
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