このクラスの単品売りは、わりと久しぶりなような気がします。 レジェンズではヘッドマスターとセットか、もしくは2体セットが定番だったので。 というか、相変わらず呼び方がややこしいなぁ……まぁ、クラスカテゴリとしての “レジェンズ” のほうが前々からあったわけで、そこに最近シリーズとしての “レジェンズ” が入ってきたから紛らわしくなっちゃったんですが。 確かに、シリーズのコンセプトとしてその名前に “レジェンズ=伝説” を持ってきたかった気持ちはわかる気がする。 それに、日本じゃデラックス、ボイジャーといった各クラス分けがそこまで浸透してた感じもないですし。 とはいえ、やっぱり 「レジェンズシリーズのレジェンズクラス……」 みたいなよくわからない表記をせざるを得ない場面もあるわけで、そのへんはもう一捻りあってもよかった気もします。 とまぁ、そんなややこしさとは一切無縁なパワーオブザプライム(以下、PP)第1弾のレジェンズクラス3アイテムのレビューです。 スラッシュ ロボットモード 正面こそスッキリとシンプルなロボットモードですが、そのぶん背面にはビーストモードの要素が集中していて、ちょっと散らかってしまっている印象。 とくに、ビーストモードの頭部が細いボディに収納しきれず、蓋が半開きになってしまっているのは残念です。 カラー再現にはシールは使われず、けっこう細かい部分までしっかり塗装されています。 ビーストモード 実写映画版と このヒトを持ってくるのは筋が違うような気もしたんですが、ほかの二人と違ってジェネレーションズラインでの比較対象がないのでとりあえず。 まぁ、スラッシュというキャラの初出は実写版ですからね。 もっとも、そちらのスラッシュは実際の映画には未登場のトイオリジナル。変形モチーフがヴェロキラプトルで同じというだけで、ロボットモードはもちろんビーストモードですら似ても似つかないデザインになっています。 それに多分性別も違う。 久々に触りましたが、実写版のダイノボットもけっこう独特ですね。ほかの実写版トイとも案外感触が違うし、むしろビーストウォーズ系に近いですね。やっぱ生き物系だし。 ウインドチャージャー ロボットモード まぁ、実際に触ってみるとそこまで酷いものでもないんですが、もちろんよくもないという…… バンブルやゴングがよくできてたからなぁ、その後発でこれだと…… 3点リーダーが多くてすみません…… シールは未仕様。前腕部のクリアパーツ(ビークルモードのドア部)など、地味に塗装してある部分もわりとあります。 ビークルモード
ユナイテッド版と 一旦シリーズ終了した後、しばらくして再開したトランスフォーマーユナイテッド。 再開後のアイテムにはすべて “数量限定” のラベルが貼られていたのが印象的でした。 なんであの時期のモノだけことさらに数量限定を謳ったのか……? 普通に全部買えたし。 今のスタジオシリーズのほうがよっっぽど買えないし。 と、このユナイテッド版ウィンドチャージャーも同型のディセプティコンワイプアウトとセットでその数量限定枠で発売されたものです。 クラス的には同じ枠だと思うんですが、ロボット、ビークル両モードでユナイテッド版のほうが一回り大きい感じですね。 プロポーションの違いは言わずもがな。まぁ、ユナイテッドは全体的にスタイリッシュにアレンジされてたシリーズなので、較べるのは酷というものかも。 だいたいの意匠はさすがに似通ってますが、ユナイテッド版は特殊能力であるマグネットパワーの発生器の展開ギミックがあったりと、プレイバリューでもこちらの勝利かな。 ちなみにコンバイナーウォーズのときもウィンドチャージャーは新規型で発売されていますが、日本ではリカラーに頭部変更のテイルゲイトがスワーブとセットで発売になったのみで、ウィンドチャージャー自体は未発売。 なにげに立体化に恵まれてるキャラなんですね。正直、あんまり印象にないんだけど…… ビーチコンバー ロボットモード なんせ役職は地質学者で、日本版のCVは阪修さんですしねぇ…… 塗装は細かく施してあります。拳とか、タイヤのホイールもちゃんと塗り分けられているのは好印象。胸中央のマークもシールじゃなくプリントです。 ビークルモード ヘケヘケ版と 変形!ヘンケイ!トランスフォーマーでは “ミニボット アタックチーム” としてクリフ、ゴングと一緒に3体セットで発売されたビーチコンバー。 サイズもレジェンズクラスよりもさらに一回り小さいリ-ジョンクラス(?)となっています。 造形、変形パターンともにサイズ相応のものなので、トータルの出来となるとやはり今回のPP版に軍配が上がるのですが、G1アニメのイメージは意外とこのヘケヘケ版のほうが近い気がするんだよなぁ。 3体並んぶとこんな感じ。 ロボットモードだと、やっぱりウインドチャージャーが目について仕方ない…… スラッシュとビーチコンバーが、体型こそ全然違うものの、意外と頭身バランスは変わらないから余計にね。 ビークル並びにビーストモードでのサイズ感がちぐはぐなのはいつものことです。 適当にアクションカット まずはスラッシュ。 可動はそこそこ。腰は回りませんが、肘、膝はそれぞれ90度曲がります。 ただ、足が小さく、足首の可動もないので接地性はイマイチ。 なお、最近では定番のスタンド用の3㎜穴が、何故か最新型であるはずの彼女には実装されていません…… 次いでウィンドチャージャー。 妙な体型のわりには、まだ動くほうかも。 腰は回らず、膝も90度は曲がりませんが、その代わりというか、肩は変形の都合もあって二重関節でよく動きます。足が大きく接地面が広いので自立にもさほど不安はなし。 彼にはちゃんと股下に3㎜穴が空いているのですが、背中のガワのジョイントが干渉する位置にあり、そのままだと軸が浅くしか入らないという…… まぁ、ジョイントを外せばいいだけのこと(ガワが多少パカパカするだけでさほど支障はありません)なんですが。 最後にビーチコンバー。 肘、膝は90度。腰回りませんが、接地も問題なし。総合的な安定感はやはり3体で一番です。 ジョイント用の3㎜穴は背中に設置。とくに干渉するものもなく、問題なく使用できます。 しかしいつからだろう? レジェンドクラスにほとんど付属品が付かなくなってしまったのは。 いい加減、なにか一つくらい武器を付けてくれないもんだろうか。 以上、“PP ダイノボットスラッシュ”、“PP ウインドチャージャー”、PP ビーチコンバー” でした。
ウインドチャージャーの第一印象のせいでPPのレジェンズクラス全体の出来に不安を覚えたんですが、実際に触ってみると思ったほど悪いものではありませんでした。 確かに、新シリーズの開始に辺り削れる部分は削ったような気はしないではないですが、この価格を考えれば造形、可動、塗装と十分満足できる内容だったと思います。 というか、しばらく見てたらウインドチャージャーのこの顔にも慣れてきましたよ。 今となっては、この無表情のモアイ顔が意外と可愛い。 なにより、このクラスはただ机の上とかに並べておくだけでも楽しいです。暇なときに無意識に変形させてたりとかね。 今回はオートボット(サイバトロン)サイドばかりのリリースとなってしまいましたが、今後はディセプティコン(デストロン)サイドの戦士たちも続々登場するようで楽しみです。 そんなところで今回は終了。 またのご訪問を。
2 コメント
バナナクッキー
25/6/2018 17:18:41
ビーチコンバーとウィンドチャージャーを購入しました。出来で言えばビーチコンバーだと思いますが、ウィンドチャージャーもなかなか個性的というかイケメンでないところが逆にTFっぽくてなかなか気に入ってます。
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退屈と惰性と
26/6/2018 17:40:57
コメントありがとうございます。
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