プレバンにおけるMG高機動型ザクVer.2.0シリーズの展開も一段落し、ついにゲルググVer.2.0のバリエショーン展開がスタートしました。 その第一弾として選ばれたのが、今回紹介のユーマ・ライトニング専用高機動型ゲルググ。 高機動型ゲルググといえば、“赤い稲妻” ことジョニー・ライデンがまっ先に思い浮かぶというか、彼しか思い浮かばないというか…… なので、先陣を切るのは当然、ライデンの赤い高機動型だと思っていたので、このチョイスはまさかの変化球というか、まったくもって予想外でした。 でも、“青き雷光” ことユーマ・ライトニング……誰だよ!? 僕みたいな薄~いガンダム好きには、ちょっと難易度高過ぎです。 このタイプのゲルググも、恥ずかしながら初めて見るかたちでした。 まだまだ修行が足りん…… キットとしてはもう十年も前に発売された、ゲルググVer.2.0のバリエーションとなります。 旧MGはいろいろと不評だったゲルググですが、僕個人としては、2.0ではマッシブながら見ようによってはスマートな、ゲルググ独特の形状を上手く立体化できたんじゃないかと思います。 でも、結果的にはこれでもあまり評価はよくなかったんでしょうかね? シャア専用機と量産型が一般販売されただけで、その後長らくバリエーションキットが発売されることはありませんでした。 同じくシャア専用機から始まり、F型にJ型、ライデンやマツナガ、三連星の高機動型、果てはザクキャノンにまさかのマインレヤーまで一般販売されたザクⅡの2.0とははっきりと明暗が分かれたかたちです。 3年ほど前にはMSVカラーのゲルググキャノンがプレバンで発売され、遂にきたか! と思わせながらも、その内容はキャノンパックを旧MGから流用したやる気のないもので、またもやファンを失望させる結果になりました。(僕はこのゲルググキャノンはスルーしました) そんなこんなで今回のユーマ専用ゲルググの発売は、まさに満を持してといった感があります。 内容的にも、以前のゲルググキャノンのときとは見違えるほどの気合いの入りようで、これからゲルググのバリエ展開を本気でやっていくんだ! という気概が窺えた……かも。 それでは、レビューに移りたいと思います。 キットはいつも通りの素組みに最低限の墨入れ、一部塗装と付属の水転写デカールでの仕上げです。 型式に関しては諸説あるようですが、今回はライデン機と同じ “MS-14B” ということに。 でも、ライデン機とは明らかに違う部分がちらほら。 以下、詳細。 量産型と比較 どうせならシャアの機体と並べたかったんですが、行方不明のためやむなく量産型(A型)と。 けど、かえって違いが際立ったような気がするから、結果オーライ。 頭のかたちもそうだけど、なにより色の違いで全然印象が違ってきますね。 なんだ、左のやつのイカレっぷりは…… そして、後ろ姿でより顕著になるユーマ機の特別感。まさにエース機といった感じのわかりやすい追加装備。 とくに普通のゲルググ(シャア機も含めて)はバックパックがないという、けっこう珍しいタイプのMSなので、背中になにか背負ってるだけで単純に強くなった感が出ますね。 付属武装等 ビームライフル(新型) 簡易型ミサイルランチャー ラッツリバー三連装ミサイルポッド ビームライフル(従来型) ビームナギナタ シールド 適当にアクションカット 可動性能は、お世辞にもいいとは言えません。 まぁ、元が十年前のキットですし、デザイン上の制約もあるのでしかたのない部分はあるのですが、最近では標準的な仕様である肩の引き出し機構や股関節の可動もなく、ごつい外装とも相まって柔軟性には欠けるかと。 動きこそ固いですが、一年戦争期のMSとしては大型の迫力あるボディに、豊富な武装オプションはただ持たせて飾っておくだけでもなかなかの存在感。 ただ、その大きさのぶん重量もそこそこあるので、スタンドを使ったディスプレイには、ジョイントが外れやすいこともあり、細心の注意が必要になります。 以上、“MG ユーマ・ライトニング専用 高機動型ゲルググ” でした。 永い時を経て、ようやくスタートしたゲルググVer.2.0バリエーション。 トップバッターの人選(?)こそ意外でしたが、その内容はプレバンとは思えぬ(いい意味で)気合いの入ったもので、シリーズの開幕に相応しい出来だった思います。 またいつものプレバン仕様で余剰たっぷり、水色の量産型が作れる……と思いきや、ランナーは同じものでもパーツ単位でカットされていて、結果余剰はほとんど出ないようになっていました。 まぁ、僕は結局のところ余剰パーツはほとんど捨てちゃうんで、ゴミが減ってよかったんですけどね。 なんか一般でも出せそうな仕様だったから、らしくないな、とは思いました。 さて、プレバンにおいて続々と発売された、様々な色の高機動型ザクたち。いずれも名だたるジオンのエースパイロットが搭乗していたわけですが、そんな彼らうちの何人がゲルググに乗り換えたのでしょうか? また乗っていたエースの数だけ、キットが発売されるんでしょうね。 高機動型ザクの場合は、各機色以外にはほとんど違いがなかったように思うのですが、ゲルググはどうなんでしょう? 少なくともジョニー・ライデンのゲルググと、今回のユーマ・ライトニングのゲルググとではだいぶ違いましたし、ほかのエースが乗った機体もけっこう違うのかもしれません。 最悪、機体形状は同じでも、付属の武装で差別化するくらいのことはしてくるような気がします。 今回のユーマ機のランナー配置を見ると、若干そんな気配が。 あとやっぱり気になるのは、ライデン機をどのタイミングで出してくるか、かな。 多分、最後の最後まで引っぱるんじゃないかな。 とか言ってたら、春ごといきなり出してきたりして。 バンダイの商品展開は意外と読めないところがあるからなぁ。今それ? みたいなこと、とくにプレバンじゃけっこうあるし。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。
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