このハウンドも、前回紹介したウォーハンマー バンブルビー同様、実写映画第五弾 “最後の騎士王” 公開時に発売されたTLKシリーズの仕様変更品です。 TLKシリーズからのラインナップはほかにリーダークラスのメガトロンと、同じリーダークラスのキャリバーオプティマスプライムのリカラーとなるネメシスプライムの4アイテムがありますが、今回僕が購入したのはウォーハンマー バンブルビーとハウンドのみになります。 バンブルビーはともかく、ハウンドは発売後の評価がけっこう高かったので気にはなってはいたんです。 買おうかどうか悩んでいたところにこのベスト版の発表があり、TLK版には付属しなかった荷台カバーが付属するとあったので予約した次第です。 バンブルビーのほうは言わばそのついでで、今回の本命はこのハウンド。 2月発売分ではボーンクラッシャーが本命でジャズがついででしたが。 では、レビューに移ります。 ロボットモード また、前から見る姿と後ろ姿とでがらりと印象が変わるのも面白いです。 というか、意外なほど後ろ姿が格好いい。タイヤを含むガワの処理が発達した背筋みたいに見えます。まさか、この綺麗な背中の持ち主がこんなメタボなオヤジだとは…… もちろん、正面からの姿も別の意味で格好いいんですけどね。 ビークルモード ただ、今回のベスト版で荷台部分のカバーが追加されたことで、ようやく劇中の姿が再現されたことになります。 TLK版は最後の画像のようなカバーのない状態で発売されたわけですが……うん、いろいろ見えちゃいけない部分が見えちゃってますね。どう考えても不完全です。 なんでそんな仕様で発売したのか…… 後のベスト版で完全版として発売するのを見越しての仕様だったとしたら、非難されても仕方がないと思います。 ちなみに、各部にマークされている白い四角は、本来は白十字マークになりますが、諸々の事情で再現されていません。 付属武器 火器類4種 シールド ヘルメット脱着 ロストエイジ版と比較 ロボットモード 左は、ロストエイジのBDの限定版に付属したもので、通常販売されたものとは成形色、塗装が異なります。 50%offくらいになってたから買ったんですよね。BDもこのハウンドも持ってなかったんで。 当時からうすうすと感じてはいたんですが、あらためて二つを並べて見てみると、やっぱりAD版ハウンドの体型はおかしいですね。 ていうか、この腕はなんなんだ? なんでこんな妙な捻りを加えた造形で、そしてなんで軟質素材なのか? まぁ、このAD版ハウンドは劇中設定よりも若い時代の姿を再現したものらしいので、頭身はともかく体型の違いは大目に見たほうがいいのかな。 というか、これまたなんで劇中ではなくそれより以前の姿を再現したのか意味がわかりませんが。 ビークルモード そもそも変形する車種が違うので比較するのもどうかと思うんですが、単純に今回のもののほうがボリュームがあります。 というか、AD版のビークルモードはボイジャークラスとしてはかなり小振りなほう。 これ、実際にスケールを合わせたら、AD版の車のほうが大きいんじゃないのかな? タイヤ六つあるし。 また、変形パターンががらっと変わっているのも大きな変更点。ざっくり言うと、ロボットモードからボディを中心に手脚を後ろに反った状態になるのがAD版。ベスト(TLK)版は手だけを背中のほうに反らせて俯せになった状態で、頭が後ろ、脚が前になります。 適当にアクションカット 可動性能自体は、実はけっこう優秀。ボイジャークラスでは見送られがちな腰の回転もあり、細かいところでは手首も回ります。ただ、それらの性能が体型のせいで活かしきれていない感じ。 人間だって、そもそもの可動域は同じなのに、細い人に較べて太った人はお腹が邪魔で手が回らないとか、あるでしょ。それと同じです。 そんなわけで銃の両手持ちはギリです。 下半身はまたパーツの干渉も多くて、いろいろと工夫が必要になってきますが、腰のパーツを上げてやれば太股は上がりますし、膝もやはり一部パーツの移動で90度近くまで曲げられます。 まぁ、そもそもがそんなに激しいポーズをとるようなキャラでもないので、可動はそれで十分だと思うのですが、問題は接地性です。 接地面積が少ないうえに踵がないので、かなり後ろに倒れやすいです。 そのあたりのバランス調整が、このアイテム一番の課題かと思われます。 シールドは後部の派熱が展開し、そこに設置された5㎜穴に各種火器を取り付けて立たせることで小型砲台のような使用も可能。 ガトリングガンは通常のグリップのほか後端を保持することもでき、弾を全弾撃ち尽くしたあとにシールドを構えて突進して銃身で殴りつける……なんてイメージも膨らみます。 なお、腰裏には3㎜穴も完備。 以上、“MB-19 ハウンド” でした。 付属武器が変わっているので、前回のウォーハンマー バンブルビー同様、TLK版の完全上位互換というわけでないにしろ、やはりわずか半年ほどしか経たないうちにこういったアイテムが発売されたことに否定的な意見が出るのはやむを得ないことだと思います。 とくに、今回のハウンドの場合、TLK版のビークルモードは明らかに不完全な状態であり、荷台カバー(シールド)はあえてオミットしたと思われても仕方がない気がします。 ならばこのベスト版が完全版なのかと問われると、変更された付属武器類はAD版の流用であり、TLK版を見送ってこのベスト版を購入した僕なんかにしてみれば、TLK版に付属したほうの武器は手に入らないわけで、それはそれでモヤッとするところではあります。AD版ハウンドを持っていたからなおさらに。 しかし、この荷台カバーの仕様は明らかにAD版の武器類に合わせてあり、ともすればTLK版の付属武器に合わせた仕様の荷台カバーが本来は存在していたのではないかという気もします。 あくまで想像でしかありませんが。 モノ自体は非常に良いものです。そこに文句はありません。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。
0 コメント
返信を残す |
Details
|