前月のヘイズル改に続いてアドバンスド・ヘイズルもウーンドウォート用の拡張パーツを追加してプレバンにてリパッケージされました。 さらにティターンズカラーのフルドドも同時受注。それもヘイズル・ラー第2形態の再現には2個買い必至と、なんとも巧い商売です(笑)。 まぁ、前回に手を出してしまった以上は今回も買わずにはいられない、と。 14年前に一般販売されたものではABS製だったパーツがKPSに、マーキング用のテトロンシールが水転写式デカールに変更されているのは前回のヘイズル改と同様。成型色は同じです。 追加のウーンドウォート用拡張パーツはヘイズルⅡに合わせてティターンズカラーになっているのかと思いきや、ヘイズル改に付属したものと同じグレーホワイトでした。いや、そこは色変えとこうよ…… では、レビューに移ります。 キットは素組みに最低限の墨入れ、一部塗装と付属のシールと水転写式デカールでの仕上げです。 アドバンスド・ヘイズル 由来としてはヘイズル2号機(こちらも14年前にHGUCで一般発売されていますが、今回のリパッケージ版ではハブられました)にヘイズル改のパーツを組み込み、さらに新規ユニットを追加した機体だそうで、つまるところヘイズル改とはまた別の機体。 ですが、ややこしいのであくまでヘイズル改との相違点をピックアップしていきます。 まずは頭部。新規に高性能光学センサーユニットが追加されています。 なお、これによってツインアイは完全に隠れてしまっていますが、本当、ガンダムにとっての目ってなんなんだろう(笑)。 次に背部。バックパック上部のブースターポッドに代わってマルチコネクターポッドが装備され、シールドブースターを2基取り付けることができるようになっています。 さらに腰部にサブアームユニットが追加。いわゆる隠し腕ですね。 最後に足部にスラスター内蔵のハイヒールを履かせて換装完了。踵が上がったぶん頭頂高も増しています。 ヘイズル改同様、14年前のキットにしてはけっこう細かくパーツで色分けされていますが、アドバンズド用の新規パーツについてはちょっと手抜きが目立ちます。 ヒールのスラスターや強化型シールドブースターのビーム砲部分、あと各部のバー状ディティールなどを塗装したほか、シールが用意されていないセンサーにホイルシールの余白を切り出して貼り付けたり、デカールを貼った後に保護のために半光沢のトップコートを吹いたりと、前回のヘイズル改と同じ工程を再現しております。 武装 ビームライフル ビームサーベル シールドブースター & 強化型シールドブースター 結局ビーム砲を積んだせいで機動装備としての性能は低下したようで、だったらこの位置関係はバランス悪いんじゃないの? と不安になります。 色分けもかなり大雑把……というか一切されていないので、なんというかいろんな意味でちょっと残念な装備です。 また、画像は忘れましたが通常のジム系シールドも引き続き付属。すべてL字アタッチメントを介して前腕に取り付けることも可能です。 サブアームユニット フルドド(実戦配備カラー) RX-78 ガンダムに対するGファイター相当するTRシリーズ用強化支援機。 一見左右対称のようですが、ウイングバインダーの形状が左右で微妙に異なり、機能的にも左側のものは推進機能に特化しており、右側は武装内蔵型になっています。 バインダーの接続は六角のジョイントになっており、一旦外して付け替えることで角度の変更が可能です。 試験機ではグレーホワイトだった部分がネイビーブルーになり、ティターンズ所属機であることが明確になりまたが、その他の仕様は試験機とまったく同じ。追加要素は一切ありません。 やはり試験と同じくデカールを貼った部分を半光沢トップコートで保護。わずかに色が足りないところもありますが、さほど目立たないのでスルーしました。 武装・ギミック ヒートブレード クローユニット(ビームキャノン・ビームサーベル) 2機合体形態 フルドドのみで2機合体した状態。 もはや戦闘機ではなくモビルアーマーに近い形状になっています。なんとなく鳥のようにも見える。 しかし、合体といいながらほぼすべてのパーツをユニット単位で分解したうえで再構成していくことになるので、実質的には完全な組み替えです。 あと、やっぱりヒートブレードはもう前に持ってきて、ビームキャノン状態をデフォルトにしたほうがいいんじゃなかろうか? ヘイズル・ラー第2形態 前面
武装 ロングブレードライフル(ビームキャノン) シールドブースター 比較画像 もちろんヘイズル改と試験型のフルドド2機を使ってほぼ同様の形態にすることも可能です。 でも、結局左右のバインダーをスラスタータイプにした第1形態がMSとして1番バランスが取れている気がします。 以下、イメージカット アドバンスド・ヘイズル単体で。 可動性能はそれなり。しかし、もともと14年前のキットだということを思うと、よく動くほうだと思います。 ヘイズル改で不満だったハンドパーツは左右の握り手が追加され、汎用性は増しています。シールド2基を前面に展開したクルーズモード(?)の再現も可能になっています。 この形態にさらにギャプランの増加ブースターを接続した巡行形態というものも存在するようですが、その再現はできないのかなぁ? とりあえず説明書には載ってませんでした。 以上、“HGUC アドバンスド・ヘイズル & フルドド(実戦配備カラー)” でした。 当初はあまりピンときていなかったヘイズル・ラー第2形態ですが、実際に完成させてみると、そのボリュームと異形感がけっこう好みかも。 こういう、重力下では絶対あるけなさそうな機体、好きです。 ガンダムシリーズとしてはあまり例がない、支援機や追加ユニットを様々に組み替えることで多数のバリエーションを登場させるA.O.Z.シリーズ。 今回のフルドドでもヘイズルと絡めた各種形態を再現するために設定通りに分解でき、さらに多数の専用ジョイントが付属しますが、この専用というのが少々気になる。 たとえばすべてのジョイントが3㎜軸だったら、自由にオリジナルの組み替えを楽しめるのになぁ……ということです。 まぁ、そうなるとコトブキヤになっちゃいますけどね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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