すでに多くのレビューが出回り、酷評の嵐が巻き起こっているトリスタンですが、これまでHGUCのナンバリングはすべて押さえていた以上、これだけをスルーするわけにもいかず、遅まきながら入手、制作いたしました。 感想はおいおい述べていきますが、まぁ……うん、概ね先人の皆さまの仰る通りだと思います。 ……では、張りきっていってみましょう。 キットは素組みに最低限の墨入れ、付属シールと一部部分塗装での仕上げです。 それと、あとから若干手を加えました。 本当に簡単な工作だけですが、やっぱり、出来が出来だけに、まんまだとあんまりなところがあったので…… 前面 背面 普段はスラスター内部とかは塗らないのですが、特徴的な首横のダクトと肩、腰、脛といった白地の部分はマーカーで塗りました。 それだけで随分見た目が変わったと思います。 脛のラインはシールで済ませましたが。 武装類 適当にアクションカット もうすでに散々言われていることではありますが…… アレックスの改修機という設定通り、関節等一部パーツをHGUC アレックスから流用。 外装はすべて新規金型とはいえ、キットの根幹を成す部分が十年以上前のものなので可動もその当時の基準。 格好よく撮るのは至難の業です。僕の腕ではこれが限界。 昔のキットって、こんなにも動かなかったのか…… とはいえ、流用しているのはあくまで一部のパーツ。新規金型部分でもっと最新のHGUC基準に近付けることはできたはずだろうに。 以下、いくつか気付いた点を挙げていきます。 なんというか、いろいろな事情やいろいろな制限があったなかでの発売だったのだろうことは想像がつきますが、だとしてもそのなかで最大限の努力をするのがプロの仕事なんじゃないでしょうか? このキットにはそういった努力の跡が見えません。怠慢と開き直りの産物といっても言い過ぎではないでしょう。 ガンプラが以前ほど売れていないという話を最近よく耳にします。
だから定期的に新シリーズを展開し、その都度新しい “ガンダム” を世に出して商品化する。 その発想が間違っている、とまでは言いませんが、ならばそれなりの商品を発売しなければ意味がないでしょう。 ましてやWeb小説からのアニメ配信という展開で釣れるのはそこそこコアなユーザーなはずで、そんななか発表された立体物がこれでは、叩かれるのは当然です。 トリスタン以外の登場MSにしても、これまでの遺産を利用して商品化(プレバン必至)できるものをチョイスしているように思えてなりませんし、投資もそこそこに適当に小金を稼げればいいや、的な思惑で企画が動いているにしても、せめて一般販売のトップバッターくらい完全新規で開発してもらいたかったものです。 ただ、このトリスタンはどうやら主役機というわけではないようですし、今後本命の “新ガンダム” が発表されるとすれば、それは間違いなく完全新作となることでしょう。 とはいえ、これでバイアランやRジャジャが一般販売されてくれるならまぁいいか……って、それが奴等のやり方と理解しつつも、結局はその掌の上で踊り続けるしかない一ユーザーなのでした。 こんなところで、今回は終了。 それではまたのご訪問を。
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