プレバン限定のアクトザク(本物)は、もう一次受注のものが届いてるようですね。すでに組んだという人も多いのではないでしょうか。 僕はほかのアイテムとの兼ね合いで、四月発送の二次での受注となりました。 本当なら、以前のザクキャノン・テストタイプ&ザクハーフキャノンのときみたく、二種のアクトザクもまとめてレビューするつもりだったんです。 四月まで待ってもよかったんですが、前回のレビューからあんまり間が空くのもアレなんで、とりあえずこのヒトだけでもレビューしとこうかと思いまして。 実はこれよりも先に挙げておくべき超大物がいるんですが、なんせ言葉通りに大物なんで撮影ブースには収まらず、屋外で写真撮影するしかなくて…… でも、さて撮るか! という日に限って猛吹雪でホワイトアウトとか、バックが一面銀世界とか…… 今週中にはなんとか片付けたいんですがね。 話が逸れました。 それでは、レビューに参ります。 キットはいつも通りの素組みに最低限の墨入れ、付属シールでの仕上げです。 ザクⅡC-5型と比較 こうして並べて見たほうがわかりやすいですね。 両の肩と上腕、そしてバックパック以外はまったく違います。 その両肩、上腕のパーツにしても、てっきりこれまでのオリジンザク系キットからそのままの流用かと思いきや、新規造形。 もちろん、まったく同じ形状なのでデータは流用されてるんでしょうが、新造の外装パーツのランナーにスイッチが入った状態で追加されています。 なので、オリジンザクからの流用はフレーム部とバックパック、それにヒートホーク込みのハンドパーツ類のみ。外装は完全新規です。 そのまま流用すれば余剰が大量に出るから……なんでしょうが、なら最初から普通に本物のアクトザク出せや! という気分になります。 付属武装 大型ヒートホーク 専用のマウントパーツで腰サイドアーマーに懸架が可能。 マウントパーツの取り付け軸は3㎜なので、バックパック側面やリアアーマーなどにも取り付け可。 マウント部側面にある突起の謎は、本物のアクトザクにおいて解明されるもよう。 4連装マシンガン ギミックおよび新規構造 モノアイ可動 あと関係ないけど、スパイクアーマーに貼ったシールがめっちゃ浮いてる…… いわゆるテトロンシールで、曲面にもしっかり密着するようなものは作れないんだろうか。 肩ブロックスライド可動 同時にポリパーツのはめ込み方向も縦向きになり、腕部の可動は前方向には少し狭まった感はありますが、そのぶん上方向に少し広がりました。 結果、全体としてはさほど変わらず。 適当にアクションカット 対MS格闘戦を主眼に開発されたがゆえの、専用の大型ヒートホーク。 本物のアクトザクはビーム兵器も運用可能なのでビームサーベルを装備していますが、本機では未装備。バックパックが旧式なことを思えば、まだそのシステムは完成してないのかな。 それはともかく、両手に近接兵器を持ったMSのポージングは、最終的にはサンドロックの決めポーズに行き着かざるをえないという現実…… 胸部ブロックの構造が変化したのは先に言った通り。 一方で足首の構造もデザインの変化に伴って変わっています。 見た目は球体関節なのですが、実際にはボールジョイントを廃した軸接続になっていて、わずかに可動範囲が上がっているように思います。 個人的には、爪先を伸ばしたときに綺麗なラインが描けるのがいい感じ。 あとは既存のオリジンザク系キットと同様なので、結局全体的な印象はあまり変わらず。 以上、“HG アクトザク(キシリア隊機)” でした。 本体はそのままで、オプションを変更したかたちのザクハーフキャノン。 余剰を出しつつも、既存パーツの流用で継ぎ接ぎ具合いを再現したザクキャノン・テストタイプ。 徐々にザクキャノン用のパーツを付け足している……要は小出しにしている感が、僕なんかは小狡いとすら思ってしまうわけですが、この2アイテムに関しては、まだ納得できなくもないんです。 「新規パーツが間に合わなかったぶんを、既存パーツの流用で埋め合わせました」 という言い訳が可能ですから。まぁ、そもそもがそういう設定ですし。 しかしこのアクトザク(キシリア隊機)は、設定的には流用されているパーツをわざわざ新造しているわけです。 つまりそこにあったものを援用したわけではなく、そっくり同じものを新たに造ったわけで、その時間と労力を始めから新規パーツの開発に回せよ、と。 実際の話、このキットが発売されるよりも先に完全版(だよね?)のアクトザクのプレバンでの受注が始まっています。 しかもキシリア隊機に付属した武装はそのまま付属。両肩とバックパックは新規のものになりますが、キシリア隊機のそれがザクⅡと同じものと考えれば、実質除外されるのはクレスト付きのヘルメットパーツのみ。その内容で定価は同じ2000円。 もっと早くにわかってれば、僕はこのキシリア隊機は買わなかったと思います。予約をキャンセルするのもなんなので、今回はそのまま購入しましたが。 まぁ、わかってましたよ。先例はいくらでもあるので。 ただ、こっちには付いてて、あっちには付かない武装とか、なんかあるだろうと思ったんですが、今回はなにもなかった。 なんかモヤモヤする。 キット自体はいい出来なので。損をしたとまでは言いませんが、なんかモヤモヤするんだよなぁ。 こっちがプレバンで、あっちが一般だったら、こんな気持ちにはならなかったろうに…… ていうか、まともな感覚なら絶対逆だよね。商売的にも、本当にこの方法が正解なんだろうか? 大企業の考えはよくわからないなぁ。 でも、2段階目で本命を出してきたわけだし、未だ本命のアナウンスのないザクキャノンシリーズよりは良心的という考え方もできるか…… いかんいかん、なにかが狂ってるぞ! そんなところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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