インセクトロンといえばバッタ、カブトムシ、クワガタムシ型の三種のメカ昆虫がわらわらと大量に出てくるという、以前紹介したシャークトロンのようなモブキャラに近い印象だったんですが、実際にはそれぞれの本体と無限に増殖するクローンで構成された部隊だそうです。 今回紹介のキックバックは、設定上はそのインセクトロン部隊のリーダーということになっているようですが、少なくともアニメ劇中ではそれらしい描写はなし。 リメイクもお仲間のボンブシェル、シャープネルに後れをとること数年、日本でもレジェンズシリーズでようやく発売されることになりました。 一方のクラウダーはサイバトロンとデストロンの両方の姿を使い分けることのできるキャラクターで、ミサイルトレーラーからサイバトロン時はロボット、デストロン時はメカイーグルに変形するボディを持つダブルゴッドマスター。ゴッドオン時の名称はダブルクラウダー。 最近のシリーズではゴッドマスターもヘッドマスターとしてリメイクされているので、今回彼もそのような扱いになったようです。 ちなみにキックバックは “ザ・ムービー” の段階で死亡しているので、その後の物語である “超神マスターフォース” に登場するクラウダーとは縁もゆかりもありません。 まぁ、そもそもこのレジェンズクラス&ヘッドマスターのセットには所属勢力以外の共通点はないんですが。 でも、クラウダーは最終的にサイバトロンになったんじゃなかったか? あ、そんなこと言ったら、デストロンヘッドマスターJrも一緒か…… それでは、レビューに移ります。 ロボットモード ビーストモード バッタをビーストと呼ぶのが正しいのかどうか…… 後肢がロボット時の脚部に変形するのは旧トイを踏襲しつつ、旧トイではロボットとバッタでそのまま共用されていた頭部が、ロボットの頭部にバッタの頭部をフードのように被せる方式に変更されたり、ロボット時の腕部でバッタの腹部を再現するなど、一見すると旧トイからあまり変わっていないようで、ちゃんと進化してる。 ヘッドマスター クラウダー 適当にアクションカット ロボットモードと同じ位置の3㎜穴でビーストモードでのディスプレイも可能。 胸部のクリアパーツのパネルを開けばヘッドマスター用の搭乗席が。 ただしパネルは開いたままの状態で、画的には巨大なバッタに跨がってるような感じに。 以上、“TFLG キックバック&クラウダー” のレビューでした。
少し時間がかかりましたが、これでようやく同一サイズ、ほぼ同様のフォーマットでインセクトロン三人衆が揃いました。 僕は旧トイは持っていなかったので、単純に嬉しいです。 なぜかオーストラリアのハズブロが展開したDXインセクトロン(海外での玩具展開のみで、アニメには未登場)のヴェノム(セミ型)とランサック(バッタ型。キックバックとは別型)は持ってたんですがね。 これらも確か父の海外土産でしたね ……と、それはともかく、リメイク版インセクトロン、いいですよ。 先にリリースされていたボンブシェルとシャープネルもお気に入りだったんですが、このキックバックも負けず劣らずのいい出来です。 大きさも手のひらサイズでちょどよく、なんとなく手もとに置いておいて、暇さえあれば弄ってる感じ。 先行の二体はもう何度変形させたかわからない。おかげで各間接がへろへろですが。 昆虫がロボットになるという、男の子には堪らないアイテムですので、トランスフォーマーの入門にも最適だと思います。 一方のクラウダーですが、正直なんの思い入れもないのでとくに言うこともないなぁ。 実際問題、頭ばっかりどんどん増えても扱いに困るというか…… といったところで今回は終了。 またのご訪問を。
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すでにけっこうな数がリリーされているオリジザクですが、遂に真打ちが登場……と思いきや、違うよ! C型だよ! あまり一般には知られていないかもしれませんが、ザクといってもいろいろありまして。 せっかくなのでここはひとつ、ごく基本的なことからおさらいしていきましょう。 いわゆる量産型ザクと呼ばれる、緑色で角のない機体。画的にはまさに今回紹介のC型もそうなのですが、これがそもそも正しくはザクⅡだということ。 じゃあ、ザクはどれなんだというと、古くは旧ザクと呼ばれていた、動力パイプのない深緑と青の機体がそうで、それも正式名称はザクⅠ。 最近ではそれぞれの正式名称が使われることが大半ですが、僕なんかと同世代、またはそれ以上の年代の人には量産型ザク、旧ザクと呼ぶほうがしっくりくる、という人も多いかも。 正直、僕も小学校の頃はそう呼んでましたし、R型ザクのことをザクⅡだと思ってました。 実際のところは旧ザク=MS-05 ザクⅠ。量産型ザク=MS-06 ザクⅡと思ってもらえば問題はないかと。R型ザクはザクⅡを空間戦闘用に特化させた高級機です。 さて、MS-06 ザクⅡには多種多様な派生機があります。 脚部とバックパックが新造されたR型(そのなかでもR-1、R-1A、R-2などちょっとずつ違う仕様もあります)を始め、MS-06D デザートザクや、MS-06K ザクキャノンなど、明らかに見た目の違うバリエーション機だけでなく、見た目はほとんど一緒なのに内装部品や機能が違う仕様変更機などもあって、僕も正直どこまで把握できているかわりません。 MS-06C ザクⅡC型は06シリーズの初期生産型で、主に一年戦争初期のルウム戦役で運用された機体です。 ルウム戦役後に連邦、ジオンの間で南極条約が調印され、核兵器の使用が禁止されたことを受けて対核装備が取り除かれたのがF型。さらに重力下用に仕様変更されたのがJ型で、アニメ本編で活躍したザクⅡはこの二機種のうちのどちらかがほとんどだと思います。 結論として、いわゆる量産型ザクというのはMS-06C、F、Jの三機種の総称と考えて差し支えないと思います。 この三機種、少なくともアニメ本編上は外見的な違いは描かれていませんが、設定としては先に書いたとおりいろいろと違います。ガンプラでも以前発売されたMGではメインスラスターの形状や脚部スラスターの有無でF型とJ型の差別化が図られていました。 C型に関しては今回が初のキット化で、今後発売が予想されるF型やJ型とどう違いを出してくるのかはまだわかりません。 C-5型はC型を重力下でも運用できるように改修した機体で、今回が初出。 外見上の違いは胸部外装およびコクピット周りと左前腕に対人用の二連装マシンガンを外付けしている点。 ちなみにシャアが乗る赤いザク……いわゆるシャアザクはS型という指揮官用の高性能仕様機で、やはり過去のMGではスラスターの形状がF型やJ型とは異なっていました。 では、ちょっと……というか随分長くなってしまいましたが、本題のレビューのほうに移りたいと思います。 キットは素組みに最低限の墨入れ、付属シールによる仕上げとなっております。 唯一気になることといえば、成形色が異常に暗いことくらいかな。 パッケージイラストとか、宣材写真はいつもの淡い緑主体のザクなのに、実物は08小隊のときに出てきたJC型並の暗さ。 あと、さすがにバリエキット出過ぎでもう説明書見なくても作れるようになったのはHGUC ジェガン系列のキットと同様。 武装等 適当にアクションカット というわけで、“HG ザクⅡC型/C-5型” でした。
安心、安定のオリジン系ザクのキットです。 C型とC-5型のコンパチかつ、これまでのザクシリーズキットに付属したほぼすべての武装が付属するなど量産機ならではのプレイバリューの高さは折り紙付き。 ただ、不満点がまったくないというわけでありません。 なんで左銃持ち手がないんだよ! せっかくの豊富な武装も両手で持てなきゃ宝の持ち腐れだよ。 今後F型ないしJ型が発売されるなら、ぜひとも左銃持ち手を新規で付属させてもらいたいところです。 左利きのパイロットもいるだろ。 では、最初が長くなったので今回はこれにて終了。 またのご訪問を。 |
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