劇中ではデバステーターと呼ばれていましたが、トイは一貫してブロウル名義で発売されている彼。 たぶん、実写第1作目を撮った段階では、続編なんか考えてなかったんだろうね。だから、とりあえず有名キャラの名前出しとけ、みたいなことだったんじゃないかな? 本当、まったく原作に対する愛がない…… 2作目のリベンジで普通にコンストラクティコンとしてのデバステ-ターも出てくるし。 とまぁ、そんなことはさておき、予約段階でけっこうな品薄状態が続いているスタジオシリーズ。 僕もこれまでまともに予約ができず、たまたま寄った実店舗での購入や、なんとか再販分の予約ができたくらいで、発売直後の入手はほぼほぼ諦めていました。 そんななか、このブロウルだけはやけにすんなり予約できたんですよね(結果としては、先に紹介したメガトロンも、このブロウルよりもさらに安く買えたんですが……)。 少し遅れて予約受付が始まったトイザらスでの予約でしたが、僕が気付いた時点でほかの3アイテムがすでに売れ切れている一方、なぜかこいつだけ予約可能で、その後もけっこうな日数予約できていたようです。 なんでだろう? 確かに、第1作で死亡して以降、同型が登場するでもなく、完全に忘れられてた感は否めませんが。モチーフ的にもけっこう人気はあったと思うんだけど…… 少なくとも、僕にとってはブラックアウトに並ぶスタジオシリーズでの大本命です。 なにはともあれ、買えてよかった。 それでは、レビューしていきたいと思います。 ロボットモード ビークルモード 武装なし 比較画像 とりあえず第1作登場組ということで、同じスタジオシリーズのスタースクリームと。 ロボットモードでのスケールは統一されてるはずなのでそこは信じるとして、ビークルモードのサイズ感はやはり合っていないようです。スタースクリームが変形するF-22 ラプターはこう見えてかなりでかいそうなので。 共に最終決戦を戦った同胞ではブラックアウトが発売済み(僕も8月の再販分を予約済み)ですが、こうなると第1作バージョンのメガトロンも欲しくなりますね。 以下、イメージカット また、腰裏と背中(第二砲塔)に3㎜穴が空いてるので、まったく似合わないのですが空中ディスプレイも可能。ただし、腰裏の穴のほうは砲身が邪魔でほぼ使い物になりません。腰自体も回らないしね。 以上、“SS ブロウル” でした。 第1作の劇場公開時は、ライトいミック付きのリーダークラストイも発売されたブロウルですが、い吽の作品に登場しなかったせいか、その後は新作が発売されることもなく、あっという間に10年が経ってしまいました。 ていうか、実写1作目からもう10年も経つんだね。 僕のなかでの第三次トランスフォーマーブームが始まったのが、その少し後だから、もうかれこれ10年近くももあれやこれやと買い続けてるのか…… ちなみに最初のブームはG1アニメ放送時。当時は小学生で、まさに世代でしたからね。 2回目のブームはビーストウォーズ。もう成人してました。自分で稼いだお金で買い始め、徐々に歯止めが利かなくなる…… カーロボットの放送くらいまでは併走してたんですが、突如ぷつりと途絶えます。 そこから数年後、ヘケヘケのスタートと実写第2作目、リベンジの公開を機に第三次ブームが到来、現在に至るわけです。 そう。前にも書いたと思いますが、1作目のトイは一つも買ってないんです。 当時はなんか拒絶反応があったんでしょうね。でも実際に映画を見て衝撃を受けて、続くリベンジでどっぷりはまった感じです。 でも、その後はダメですね。3作目まではまだ大目に見ますけど、4作、5作はやるべきじゃなかった。 トランスフォーマーへの愛がなさ過ぎです。ただそのブランドを借りて、好きなことやってるだけ。それがまだ物語として面白いのならまだしも、クソつまんないんだから救いようがないです。 今後も映画の出来には期待できないと思いますが、一方でトイのほうはこのスタジオシリーズである程度雪辱を果たせたんじゃないかと。 もちろん、まったく文句がないというわけではないですが、少なくとも僕が購入した連中に関しては今のところ明らかなハズレはありません。 今後もこのクオリティを維持していってくれるなら、またいくつか買ってしまうことになるでしょうね。 でも願わくば、この丁寧な仕事をパワーオブザプライムなどのジェネレーションラインにも反映していってもらいたい。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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商品名が長いよ! でお馴染みのユニコーンバリエキットですが、ついに3号機も一般販売されましたね。 そもそもは、ガンダムフロント東京のイベント映像が初出の3号機。というか、そのためにリバウと一緒に後付けで誕生した機体ですよね。 HGUCのキットも、確か会場やイベント限定で発売されただったと思うので、今回正式にナンバリングされて一般販売となったのはファンには喜ばしいことなのかな? まぁ、ナラティブVer.ということで、なんか変なオマケが付いた状態ではありますが。 しっかし、ユニコーンのバリエもけっこうな数が出ましたね。 HGUCの一般販売分だけでも、これを入れて10種類ですか? イベントやプレバンの限定品も含めると把握しきれません。MG、PG、RGもしかり。 バンダイは、同じ金型で一体どれだけ稼ぐつもりなのか……それに付き合ってるこっちも、大概ではあるんですが。 それでは、レビューに移ります。 キットは素組みに付属シール、一部塗装による仕上げです。今回墨入れは行っていません。 付属武装 ビームマグナム ビームサーベル,ビームトンファー シールド アームド・アーマーDE キットでは4パーツ構成になっており、ある程度可動します。ただ、始めから外向きに沿ったかたちで成形されているため、各部の動かしかたよってはかなり不自然なかたちになってしまいます。 それでこのユニット、さぞかし特殊な装置なのだろうと思いきや、説明書の解説では単なる姿勢制御用のスタビライザーとのこと。 いやいや、きっと映画のネタバレになるからあんまり書けないんだと思います。うん、きっとそうだ。 これで本当になんにもなかったら…… なお、このアームド・アーマーDEはクリアパーツ以外はゴールド一色で成形されており、シールによる色分けのフォローも一切ありません。 バンシィ・ノルンのときは、メインカラーがダークブルーだったのでそれほど気にならなかったんですが、さすがに今回は気になったので塗装しました。 比較画像 以下、イメージカット 大元のユニコーンガンダムはHGUC100番目のアイテムとして、2009年11月に発売されました。 もう9年も前になるんですね。 というわけで、さすがに構造は古く、可動性能も最新のキットにはまったく及びません。 完成して間もないので、間接強度もまだ問題はないですが、やがて各部がへろへろになってくるのは、兄弟機によって証明されています(笑)。 以上、“HGUC ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(デストロイモード ナラティブVer.)” でした。 さすがに10個めともなると、説明書見る必要ないね。 僕が実際に作ったバリエキット組み立て数ランキングでは、HGUC ジェガンシリーズ、HG オリジンザクシリーズに続いて、HGUC ユニコーンシリーズは第3位です。そして4位以下は極端に数が減るという…… なんだかんだで、ユニコーンは売れるんでしょうね。 だから、基本構造が9年も前のキットを堂々と新製品として出してくる。 それも、かつては限定品として売っていたものの上位互換を。時効だとでも言うのだろうか? まぁ、僕は買えなかった身ですから(とくに欲しいと思わなかったのも事実ですが)、こうして普通に買えるようになったことはありがたい、という気持ちはなくはないです。 でも、当時わざわざ足を運んで限定版を買った人、定価より高値で買ってしまった人はどんな気持ちなんですかね? そんなことを考えてたら、なんとこのナラティブVer.のゴールドコーティング(メッキ)版が10月に一般販売されるそうな。 ……いや、さすがにそれはどうなんだ? プレバンならまだしも、一般で? そもそもHGUCのユニコーンはアンダーゲートじゃないし…… それと気になるのはナンバリング。 あくまで限定的な扱いで、213-EXみたいなところに落ち着くのか、それとも普通に通しのナンバーを振られるのか(順番的にはムーンガンダムのあと、シナンジュ・スタイン ナラティブVer.とどっちが先になるのかわからないので、可能性としては216か217になるのか)…… 僕は、HGUCだけは一般販売で通しナンバーの振られたアイテムはすべて買っているので、これは由々しき問題なのですよ。 でも、仮にこのフェネクス Ver.のメッキ版がナンバー216か217のアイテムとして発売されたとしても、僕は買いません。 あぁ、ここへきて初めの欠番ができてしまうのか…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 例によって予約開始直後に売り切れ続出で、早々に転売屋が横行したSS メガトロン。 今回もまた再販待ちかなぁ……となかば諦めてたんですが、なぜか発売間際にAmazonで在庫がbが復活。おかげさまでまずまず適正な価格で手に入れることができましたよ。 7月発売組は、なぜかトイザらスではけっこう長い間予約ができたブロウルもゲットできましたし、グリムロックとブラックアウトの再販分も確保できたので、今のところスタジオシリーズはこれで十分かな。 今後は主にスピンアクト作品、“バンブルビー” 絡みのアイテムもリリースされていくようですが、これまでに発表されてるラインナップには、正直あまり食指が動きそうになりません。 ボイジャークラスのボーンクラッシャーの噂はどうなったの? まぁ、なんにせよ今後の動きを見守りたいと思います。 それでは、レビューに移ります。 ロボットモード 劇中ではもう少し脚が太かった印象がありますが、それ以外はおおむねイメージ通り。非常に劇中デザインに近い造形になっていると思います。 ボディは基本成形色ですが、胸部から腹部にかけての内部ディティールや、脚部キャタピラ側面などはしっかり塗装されていて、安っぽさは感じられません。 ビークルモード エイリアンタンクにトランスフォーム。 ロボットモードの顔がそのまま正面にくる独特のデザイン。 正面から見る分にはわりとまとまってる感じですが、後ろから見ると腕の収まりが悪く、なんかぐちゃっとした感じになってしまっているのは残念。 変形難易度はほどほど。ただ、キャタピラと本体のジョイントがスムーズにいかず、けっこう力業になりがち(これは僕の勘違いでした。詳しくは下で)です。 砲塔両側の副砲(?)は上下に可動しますが、主砲にはとくにギミックはなし。ミサイルの発射とかはいいので、砲身の伸縮とか、上下の可動くらいはあってほしかったかも。 画像追加(正しいビークルモード) 比較画像 リベンジ公開時に発売されたRD版のリーダークラスと。 あらためて見ると、このリーダークラスはロボットモードもビークルモードも劇中の姿には全然似てませんね。 乏しい資料だけでなんとか立体化したという、当時の開発陣の苦労が偲ばれます。 でも、久々に持ったRD版メガトロンの重量感たるや…… 同じスタジオシリーズのオプティマスと。 劇中でのスケール感の統一ということで、メガトロンがオプティマスの二回りほど大きくなっています(オプティマスがメガトロンの二回り小さいという表現のほうが正解かも)が、クラスとしては共にボイジャークラスになります。 実際の劇中では、ここまでの体格差があったという印象はないんですが、設定としてはこの通りなんでしょう。だいたいアップで殴り合ってるシーンがほとんどだし、身体のサイズなんてよくわかんないよね。 あと、やっぱオプティマスのカラー暗過ぎません? 続けて同じくスタジオシリーズのスタースクリームとも。 このスタースクリームは、4月に発売された第1作登場のバージョンですが、全身にタトゥーの入ったリベンジバージョンの発売も決定しているようです。僕は多分買いませんが。 身長は辛うじてメガトロンのほうが高いですが、横幅があるぶんスタースクリームのほうがでかく見えます。 う~ん、やっぱスタースクリームでか過ぎません? もう一回りくらい小さいイメージなんですが。 以下、イメージカット 足のパーツ配置が独特なうえ、膝が逆間接のために、脚部の可動にはかなり癖があります。足首にはスイング機構があるので、接地性自体は問題なし。 腰は固定。首が変形都合で基部ごと大きく動かせますが、先にも言った通り、左右の回転は自殺行為のため目線の位置は限られます。 腕部の可動は十分。基部のジョイントを外せば、肩ごと前方へ引き出すように動かすこともできます。 また、ボイジャークラス以上には珍しく、腰裏にスはタンド用3㎜穴も空いているので、空中ディスプレイも可能です。 VSオプティマスプライム。 ほらね、殴り合ってるシーンだと実際の体格差なんてよくわからないもんです。 8月に再販分のブラックアウトが届いたら、彼をグラインダーに見立てて、あらためてあの森の中の3対1の戦いのシーンを再現してみよう。 さしあたって今回は、メガトロンが後ろからオプティマスの胸を貫くシーンっぽいものを。 以上、“SS メガトロン” でした。 構造的にいろいろと残念なところはありますが、ちゃんとリベンジ劇中の姿を再現したメガトロンって、実はあまりなかった気がするので、個人的には非常に気に入っています。 でも、どうせならリーダークラスにして、もう少し中身の詰まった感じにしても良かったかな、という気もします。 なににせよ、早期の入手は諦めていただけに、直前になって在庫が復活したのラッキーでした……と思っていたら、どうも購入者からの不具合の報告が多く、結果として値崩れを起こして商品が余ってしまっているようですね。 多くの人が、頭部の件のほか、各部間接の緩さや組み付けの悪さを指摘しています。幸い、僕の手許に届いたものは頭部以外は許容範囲なので、そういう意味ではまだましなモノを引いたみたいです。 構造的な問題は仕方がない部分はありますが、間接強度や組み立て時のミスなどは品質管理をしっかりやっていれば改善できることなのに…… まぁ、こんなことを言うのも今さらですが。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 いよいよ、“月間 メガミデバイス” がスタートしましたよ(笑)。 今のところ6月から11月まで、連続5ヶ月、5アイテムのリリースが決定しています。 前弾の朱羅シリーズを買い損ねた苦い経験から、オフィシャルブログを頻繁にチェックするようになり、とりあえず11月までの発売アイテムはすべて予約済み。 我ながら堕ちたものだ…… さて、美少女×メカの本格アクションプラモデルとして大ヒット中のメガミデバイスですが、今回のテーマは、なんと “魔法” 。 前弾の朱羅の “戦国” といい、だんだんファンタジー色が強くなってきましたね。まだ詳細は判明していない、超大型武装付属の新作は、“騎士” だし。 今後もどんなテーマやモチーフを引っぱってくるのか、楽しみであります。 では、レビューに移ります。 キットは、素組みに付属シールでの仕上げです。 素体モード ツインテールは、ダブルボールジョイントである程度自由に可動します。 胸部パーツはネクタイのレッドが塗装済み。セーラーカラーのラインは白く塗るべきだったかな…… なんか特殊な水着を着てるみたいですが。 なお、WISMやSOLなど、ほかのシリーズアイテムとの互換性はありません。同じChaos & Prettyのウイッチとは、多分すげ替え可能だと思われます。 武装モード 髪色以外の変化としては、やはり腰に追加されたスカートが目立ちます。 このスカート、可愛らしい外見とは裏腹に、8方向に3㎜穴を備えたハードポイントの集合体という凶悪なユニットになっています。 前腕並びに太腿のリングは、3㎜穴が付いたタイプも付属します。 ほかにも、頭頂部に乗った変な帽子やハート型のヘアアクセサリ、胸の蝶ネクタイやブーツなど、まさに魔法少女的なアイテムが散りばめられています。 全体の色分けはおおむねパーツ分割で再現されていますが、それではフォローしきれない色分けのために、なんとカラーシールが付属。 コトブキヤのキットにこういうシールが付いてるのって、初めてじゃないかな? 少なくとも僕は知りません。 仕様箇所はスカートやブーツ、そして帽子側面のグリーン(目のような、センサーのような部分)。 手触りなんかも含めてあまり見たことがないタイプのシールなんですが、ガンプラとかにも採用してもらいたいくらいくらい。 付属品組み替えあれこれ このChaos & Prettyのもう一つのウリが、豊富なオプションやエフェクトパーツを自由に組み替えられること。 もちろん、これまでのシリーズでもある程度はできたことなんですが、今回はその自由度が格段に増しています。 インストにも、いくつかの基本形の組み立てかたは載っているものの、多くは組み替え例として完成形の写真が掲載してあるだけ。 それぞれの形態の正式名称等もとくに書かれていないので、以下は僕が適当に組み上げ、適当にネーミングしたものになります。 もちろん、このほかにもセンス次第で無数の組み替えが可能です。 ただ、多用されているクリアパーツの軸が細かったり、穴が緩かったりと、けっこう精度が微妙なのが玉にキズ。まぁ、それくらいは簡単な調整でなんとでもなりますが。 最後のは、シリーズ共通の簡易ディスプレイスタンド。 これまで基本黒だったものが、今回はクリアピンクで成形され、ベースにはメガミデバイスのロゴもモ-ルドされています(画像ではちょっとわかりづらいですが)。 マジカルシールド 比較画像 当サイトでは、関係のないところにもたびたび登場のホーネットさんと。 相変わらず、コンビごとにがらりと世界観の変わるシリーズです。 ボディはほぼ共通ながら、頭の大きさが微妙に違うようです。魔法少女のほうがかなり小顔に見える。
以下、イメージカット 可動性能は変わらず。もう少し胸部、腹部の可動域が広がればいいのに、と思うこともあります。 肩胛骨のパーツが外れやすいのも相変わらず。ここはもう少し腕に干渉しないようなかたちに代えてしまってもいいと思う。腕を後ろに反らせようとした結果、干渉して外れる、というパターンなので。 Chaos & Prettyの名に相応しく、これまでのシリーズとは一線を画す可愛さを追求した仕様。 色味も含めてけっこう露骨ですが、過去アイテムよりも遥かに高い組み替えの自由度が、決して可愛いだけではない、このコの実力といっても過言ではないかも。 大・中・小、3サイズの魔方陣(マジカルサークル)。そしてマズルフラッシュ状のエフェクトパーツはそれぞれ2組付属。 これまでのメガミにはなかったオプションで、とくに魔方陣は純粋にエフェクトとして使う以外にも、シールドやアーマーパーツとしても広く使えそう。 マズルフラッシュのほうは、WISMやSOLシリーズにも転用しやすいと思います。 以上、“メガミデバイス Chaos & Pretty マジカルガール” でした。 ファンタジーをモチーフにしながら、しっかりメカっぽさも残っていて、そういう意味では絶妙なデザインだと思います。 豊富なオプションやエフェクトパーツを使った組み替えの自由度はシリーズ最高峰で、見た目とは裏腹になかなか玄人好みキットになっているように思います。 正直なところ、僕は当初、このChaos & Prettyの2アイテムは買うつもりはなかったんです。 ただ、前弾の朱羅の売れ行きを見るに、 「これ、後から欲しいと思っても買えない可能性あるぞ」 と思って、予約開始のアナウンスと同時に予約した次第です。以下、同様に11月発売分まで予約してしまいました。 WISM・ソルジャーの2アイテムも、同じような理由で、再販がかかったところで買ったわけですが。 まぁ……ね、確かに、実際作ってみて、いろいろ組み替えたりポーズとらせたりして、それで写真撮ったりしてると、なんともいえない気分になるのは否めません。 SOLやWISMを手にしてる時点で一緒だろ! って思われるかもしれませんが、やっぱちょっと違うんですよ。 この路線が続くとなると、正直辛い…… 多分当分はないと思うから、だったらこういうのが一つ二つあってもいいか、みたいな感じですかね。 なかなか言葉では言い表しにくいです。ニュアンスで察してください(笑)。 さすがにこのコを部屋に飾っておく勇気はない…… といったところで、本日はここまで。 またのご訪問を。 ナイチンゲールとHiνガンダム Ver.Kaに始まり、ディジェと百式 Ver.2.0、ハンマ・ハンマとZZガンダム Ver.Kaと続いたREとMGとのカップリングアイテム第4弾ということになるんですかね、前月発売のガンダムF91とタイミングを合わせるかたちで発売となったRE ビギナ・ギナ。 MG ガンダムF91 Ver.2.0も含め、とくに記念になるような年でもなく、なんの前触れもなくいきなり発表された感じでしたが、なかなかキット化に恵まれない小型(第5世代)MSとしては久々の1/100スケールということもあり、これは今後の展開にも期待が持てるんじゃないか? と思ったんですが…… キットに関しては追々語っていくとして、まずは “機動戦士ガンダムF91” という作品と、そこに登場するMSについて、個人的な印象を少しまとめておきたいと思います。 MG ガンダムF91 Ver.2.0のレビューのときにも書いたと思いますが、当時僕は、付属する非売品のBB戦士欲しさに前売り券を購入し、実際映画館に作品を観に行きました。 いわゆるファーストガンダムのオマージュが散りばめられながらも、独自の要素もふんだんに詰め込まれた、新しいガンダムでした。さすがに当時は込み入った設定や背景までは理解できていませんでしたが、敵の大将であるカロッゾ(鉄仮面)の強烈なキャラクターや、彼が操るラフレシアのインパクトは鮮烈に覚えています。 また、それまでとはまったく異質なデザインの小型MSが、自身より遥かに大きなジェガンを蹂躙するさまも、かなり印象深かったです。 敵方のMS=モノアイという固定観念を見事に破壊してくれた水中メガネのようなゴーグル型カメラに、ショットランサーなどの格闘武器を主体に戦うクロスボーン・バンガード(以下、C・V)のMSたちは、のちのMSデザインに大きな変革をもたらしたと言っても過言ではないでしょう。 ていうか、TVシリーズじゃない一劇場作品だっていうのに、戦艦含めてどんだけの新型機を出してくるんだ、と。 C・Vだけでも、MSとMAが8機種、戦艦が4種登場しています。これは同じ劇場作品である逆襲のシャアのネオジオン軍の実に倍。 まぁ、多けりゃいいってもんでもないんですが、見ているほうは単純に嬉しくなるもんです。 当時発売された1/100スケールのプラモシリーズももちろん買いました(C・VのMSとガンタンクR-44だけですが)。黒とゴールドで塗りわけて僕流ブラック・バンガード仕様にしたりしてましたね。 そんな感じで、けっこう思い入れのある作品なんです。 だからこそ、今回のこのキットは…… それでは、レビューに移りたいと思います。 キットは素組みに最低限の墨入れ、付属シールと一部塗装による仕上げです。 キットはオリジナルのイメージを残しつつ、各部にメリハリの利いた現代風のアレンジが施されています。 RE初期アイテムに見られた過度なパネルラインや尖ったアレンジはなく、おとなしめのリファインといった感じ。 機体色はシルバーのイメージがありますが、キットの成形色はクリームがかったグレー。劇中でも実際はこんなような色でしたね。 ただ、キット自体にはアンダーゲートが多様されていて、今後イベントやプレバン限定でメッキバージョンが発売される可能性は高そうです。 色分けはおおむねパーツで再現されていますが、足首アーマー上の四角いスラスターの内部や足の甲のスラスターなどは紫のパーツの一体成形。そのほか、ちょこちょこと色の足りない部分があるのですが、このキットにはカラー再現用のホイルシールが付属しません。 先のスラスターなどはまだしも、頭部リアカメラやビームライフルのセンサー部などは一切無視です。今回は一通り塗装しましたが。 それでいて、爪先のグレーだけはマーキングシールでフォローされているという謎の基準。しかもテトロンシールなのでどうしても折り返し部分からめくれてくるし……ここも塗っちゃえばよかったな。 付属武装等 ビームライフル まぁ、銃持ち手を付けてくれることがベストだったんですが、それ以前に固定用のピンの位置がおかしい。グリップのかなり下の方にピンが設けてあるので、画像のような不自然な持ち方になってしまいます。これ、どう考えても撃つ気ないだろ。 そもそもピンがこの位置にあるなら、銃持ち手があってもトリガーに指がかかりません。おそらくはストックと前腕の干渉を避けるために設定された位置なんでしょうが、誰も突っ込まなかったのか? 実際、ピンを削ってやればトリガーに指をかけていないまでも、まずまず自然な位置で持つことは可能です。 ただ、実際にピンを削ってしまってから気付いたんですが、グリップが細過ぎるためにピンがないとライフルの保持はままなりません。全部削らずに少し残しておくべきだった…… ビームサーベル ビームシールド ビームランチャー フィンノズル ふくらはぎスラスター なお、膝関節との連動は、あくまで曲げたときにスラスターが内部に引っ込むだけで、再度伸ばしたときは上を向いた格好で戻ってくるので、手動で下に向けてやる必要があります。 こんな中途半端なギミックならいらなかった。 ヘッドガード & コクピットハッチ HGUCブルーディスティニーシリーズのそうですが、こういう部分、本当にバンダイは無頓着だな。 というか、ここまでくればもうほぼわざとだろ。 比較画像
以下、イメージカット 可動性能はほどほど。悪いとまでは言いませんが、痒いところに手が届かない感じ。 肩は前方への引き出しは可能ですが上方向への跳ね上げはできず、どうしても力の抜けたような、情けない感じになってしまいます。肘は二重関節になっているので180度近く曲げられます。 首の可動域は広く、わずかですが腰も反れるので、飛行ポーズはさほど不自然はないかと。 一方で腰の回転はほぼ死んでいます。 膝の可動については先にも言った通り。一軸なのでおよそ90度が限界です。開脚は180度近くまで可能ですが、足首の可動が追い着かないので、接地性は標準並。 F91と絡めて。 こういうカットだと、ただ横に並べて時ほど違和感は感じませんね。 2枚目のカットは劇場公開当時に出回ったものかな? テレホンカードのイラストをイメージしました。 出来はさておき、こんなふうに一緒に並べられる機体が近い時期に続けてリリースされるのはいいですね。 HGUC版のF91には、いつ相方が来てくれるんだろう? 以上、“RE ビギナ・ギナ” でした。 F91やVガンなど、UC120年代以降のいわゆる第5世代MSがなかなかキット化されにくいなか、突然発表されたMG ガンダムF91 Ver.2.0とRE ビギナ・ギナ。 この2アイテムの売れ行き次第で、これまで日陰に追いやられていた連中にも今後日が当たるようになるか、と期待したんですが…… まずは、あくまで個人的な意見だと断っておきます。 F91はまぁ、出来そのものはいいほうだとは思いますが、とくにこれといったものがないというか、小綺麗にに小さくまとまっていたという感じですかね。小型MSだけに。 一方の今回のビギナ・ギナですが、こっちはちょっと酷いです。 よく、REはでかいHGUCだと言われますが、このビギナ・ギナはまさにそれ。 1/100ならではの要素はほぼなく(強いて言うなら膝関節とスラスターの連動ギミックですが、これも不完全と言わざるをえません)、とりあえず出した感が強いです。 なにより腑に落ちないのが、MG ガンダムF91 Ver.2.0が定価4000円で、このRE ビギナ・ギナが3200円。800円しか変わらないんですよ。 F91はもちろんMGですから、内部フレームもある程度再現されていますし、ゴールドで塗装済みのパーツが使われていたり、非変形差し替え式と変形式、2種類の頭部に専用スタンドも付属となかなかに充実した内容です。 一方のビギナには特別なオプションもなく、色分けや可動も中途半端で、投降前と投降後を任意に変更できるように頭部が2組み付くとか、そんなサービスもなし。 MGとREでは値段設定の基準も違ってくるとは思いますが、そんなものは買う側には関係ないですからね。どうしても割高感はありますよね。 HGUCで発売されてれば、ほどほどの内容でもここまで悪し様に思うことはなかったかもしれません。 1/100で出しちゃったがために…… HGUCだったほうが、今後の展開もまだ希望が持てたかもしれない。RE デナン・ゾンとか、絶対出ないだろうしね。 あと、REといえばの保持力不足問題ですが、さすがに15メートル級の小型MSでは気にならないだろうと思ってたんですが、けっこうな頻度で太股がすっぽ抜けます…… もう限界だよ。 9月のヤクト・ドーガに不安しかない…… そんなところで、今回は終了。 またのご訪問を。 スケアクロウといえばカカシのことですが、確かにカカシとまではいえないにしろ、人型を目指して人型になり損ねたような外観の機体ではあります。 第三世代型ヘキサギアが基本的に動物をモチーフにしているのに対し、第二世代型は重機や戦闘車両に手脚を付けた、半人型~人型のデザインになるようです。 となると、第1世代は普通の戦車かな。 ただ、第二から第三への過程は、一般的なロボットものとは逆の発想のような気がします。だいたいは人型に近いほど高性能って感じですからね。 まぁ、このスケアクロウやバルクアームみたいな車両感が鈍重そうな残る人型機体よりも、レイブレードやボルトレックスのような俊敏そうな動物型の機体のほうが、それは高性能でしょうが。 でも、最終的には第四世代型として、完全な人型の機体が出てくるんじゃないかという気もする…… そしたらもう、それはほぼフレームアームズだけどね。 では、レビューに移ります。 フレーム上のボディに、手脚と円筒形の補給ユニット、そして操縦席を取り付けただけの、かなりシンプルな構造は、スターウォーズとか、古典的なSFに出てくるやられメカっぽいというか、どこか懐かしさも感じる秀逸なデザイン。 一方で、外装パーツが爽やかな水色というのはけっこう新鮮かもしれません。 多目的重機としての側面が強いという設定で、主に補給や工作などの後方支援を目的とする機体らしく、武装らしい武装はマシンガンのみ。 意外にシート部分が長く後ろに伸びているので、けっこう重心が後ろに傾きがちですが、脚部の可動域の広さで接地性は問題なし。 武装 & ギミック グラウンドチェーンソー マシンガン ヘキサグラムストレージ コントロールデバイス & シート 比較画像
以下、イメージカット 基本構造は、ヘキサギアストレージおよびコントロールシートが一体になった操縦系と、マニピュレーターを備えた本体部に大別されます。 一応、操縦系と本体の間には回転軸があるんですが、シートの基部が緩衝するため、ほとんど動きません。 一方で、4本のマニピュレーター(手脚)には多数の間接があり、かなり自由に動かせます。 ただ、そんな感じで調子よく動かしていたら、意外なところで制限がかかる部分も。回ると思って無理に回して、足首のポリパーツをえぐってしまったのは不覚でした…… 脚部の広範な可動域を利用すれば、一切の組み替えなしでガラリと見た目の印象を変えることも。 最初の画像なんか、ほとんど宇宙用戦闘ポッドか深海探査機だし。あれ? MSイグルーにこんなの出てこなかったっけ? 以上、“ヘキサギア スケアクロウ” でした。
純粋な戦闘用の機体だけでなく、こういった後方で活躍するタイプの機体もリリースしてもらえると世界観が広がっていいですね……なんて言っておいて、正直ヘキサギアの世界観についてはほとんど理解していない僕です。 第一が組み替え遊び前提のシリーズですし、そんなの無視して自由に楽しめばいいよね、と強がりを言ったところで、その組み替えにしたってなかなか上手くいかないもんですね。 これでも昔は、ゾイドの改造とかもけっこうやってたんですよ。いろんな小型ゾイドミキシングして、ちゃんとゼンマイで動くのを作ったりもしてたんですが……技術はともかく、センスは衰えるね。 いろいろ考えるものの、実際にかたちにするまでには至らなくて、結局わかりやすいパーツを使ったわかりやすい組み替えや仕様変更が関の山です。 たくさんの人がいろんな作例を発表されてますけど、素直に感心する。すごいよ、みんな。 まぁ、そのうち本腰入れてすごいのを作ってみせますよ、きっと。たぶん…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 前回のガノンタスの時と同様、まずはモチーフの説明を。 サルコスクスとは、白亜紀前期にアフリカに生息していた古代ワニで、全長はおよそ12メートル。これまでに発見されているなかでは最大級のワニです。 現在までに生き残っているワニたちとは直接の関係はないそうです。 ガノンタスのプロガノケリスしかり、キットのコンセプトである発掘に絡めたかったがゆえの名義借りみたいなもんでかね。 でも、だったらワイルドライガーにも実在する古代ライオンの固有名詞を当てるとか、徹底すりゃいいものを……なんか中途半端なんだよなぁ。だからアニメではスルーされたのかしら? で、そのアニメではまだ未登場ですが、公式サイトによると、デスメタル帝国四天王の一人、狡猾のキャビアの乗機として搭乗するようです。 うん、多分こいつが四天王最弱。 では、キットのレビューに移ります。 (2019/3/9 訂正追記) 発売から8ヶ月余り経って組み間違いがあったことに気付きました。詳細は末尾にて。 ボーン復元 後面 各部ディティール 巨大な頭部は迫力満点。 下顎の中央から生えているシクスキラーファングが上顎を貫いていますが、その勇姿を見られるのは後述のワイルドブラスト状態の時のみ。 実は、通常時(ボーン状態含む)では口の開閉ができません。なので、基本口はぴっちり閉じたまま。本物のワニは、だいたい口開けてるのにね。 尻尾は三つの節に分かれていて、電動アクション時には連動して左右に動きます。 復元完了 後面 各部ディティール アイパーツはレッドメッキ調になっています。 頭部に装甲を着けると、もはやシクスキラーファングはほとんど見えませんね。一応穴は開いてるんですが。 ライダーは背面装甲に掴まるような格好で搭乗。フィギュアはカブターやスコーピア、ガノンタスに付属のものと同じものです。 ていうか、水陸両用機でも、ライダーはただ背中に跨がるんだね。ウェットスーツと酸素ボンベが必須なのでは? なら、それらしい装備背負った専用のフィギュアにしてほしかった。 ライダーの手前に見える4本の筒状モールドは、ミストディスチャージャー。いわゆるスモークディスチャージャーの霧バージョンですね。水中からの奇襲攻撃をメインとする機体ならではの装備。 尻尾の装甲は一体成形。そのせいで電動アクション時の尻尾の動きが不自然に見えて…… ワイルドブラスト(本能解放)状態 後面 各部ディティール 巨大な顎、クランブルジョーで捕獲した相手ゾイドを、このメタルミキサーで粉々に砕く必殺技が、”顎関節地獄噛(がくかんせつじごくかみ)”…… 本当、いったい誰がこの一連のダサ過ぎる必殺技名を考えたのか…… ワイルドライガーのレビューとき、てっきり書いてるつもりで書き忘れてたんですが、“キングオブクロー” ってなに? “爪の王” ってなんだよ? 異名じゃなくて技名ですよね? そこは “クローオブキング(王の爪)” なんじゃないの? それか、ただ素直に “キングクロー” でよかった。なんで “オブ” とか入れちゃったの? そして誰も突っ込まなかったのか? それとも関係者全員、中一レベルの英語ができなかったんですかね。 比較画像
電動アクション 通常状態
あと、尻尾の先端部分の動きが妙にカクついてますが、これは装甲によって尻尾の先端以外の2パーツがほぼ固定されてしまっているから。ボーン状態だと、もう少しスムーズになります。 ワイルドブラスト状態
以下、イメージカット でも、やっぱり通常時に口の開閉ができないのはマイナスだなぁ…… 十分可能だったと思うだけに残念です。 以上、“ZW ガブリゲーター” でした。 これにてゾイドワイルド、第1弾ラインアップの6アイテムのレビュー、終了です。 アニメ2話までの時点で、まだ2種類しか登場してませんが…… 正直なところ、発表されてからというもの、期待よりも不安のほうが大きかった気がします。 デザインは第1期初期の、あの無骨な感じからはほど遠いものでしたし、スケールを変えてきたことにもがっかりしました。新ギミックとなるワイルドブラストに至っては、所詮は子供騙しだろうとタカを括っていたくらいです。 しかし、いざ実際に組んでみると、思ったほどは悪くありませんでした。 決していいとは言いません。古参のゾイドファンとしては、あの当時のゾイドに連なるものが欲しかったは事実です。 でも、これはこれでアリかも、というくらいには思いました。 明言されたわけではないですが、そもそもの世界観が過去のゾイドとは違うようですし、だったらガンダムでいうところのアナザー系と同じような見方でいいのかな、と。 そう割り切ってしまえば、けっこう楽しめます。 もちろん不満点も多いですが、それは今後シリーズが続くなかでいろいろと進化、改善されていくことでしょう。 アニメ本編に登場、さらにメインビジュアルで顔出ししてる機体の数を鑑みれば、少なくとも年内はシリーズは継続していくような雰囲気ですし。ゾイドだし、登場した機体は当然すべて商品化してくれるものと信じています。 まぁ、アニメが何クール放送なのかは知りませんが。 とりあえず、今回の第1弾ラインナップでの僕の1番のお気に入りは、このガブリゲ-ターです。 必殺技名は1番酷いけど。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 (2019年3月9日 訂正追記)
発売から8ヶ月余りが経ってから、後脚を左右(つまり前後の向き)を組間違えていたことに気付きました。 流用キットとなるディメパルサーを組んだときに、ああ、後脚の向き変えてるんだ、こだわってるなぁ……とか思ってたら、なんのことはない、僕個人が間違ってるだけでした。 それもディメを組んでから2週間くらい経ってから気付くという…… プロガノケリスとは、三畳紀に生息していた古代のカメで、10年ほど前に中国で新種(すでに絶滅しているのに新種というのも変な話だけど)が発見されるまでは最古のカメとされていたそうです。 全長は1メートルほど。甲羅の長さも60センチほどという話だから、思ったより大きくはないんですね。 てっきり4~5メートルくらいはあるかと思った。 ていうか、普通にカメ種でいいよ。ガブリゲーターのサルコスクスもそうだけど、なんでここだけ妙にマニアックな名称を持ってきたのか…… アニメではまだ未登場ですが、ゾイド博士とも呼ばれる少年、オニギリとともに主人公アラシが率いるフリーダム団に加わるようです。 しっかし、この食べ物由来の名前のキャラが多いのはなんなんだろうか? 子供が覚えやすいように、とか思ってるのかなのかな? だとしたら、むしろ子供を馬鹿にしてるように思えて好きになれませんが…… まぁ、アニメの内容とキットの出来はまた別物ということで、レビューに移ります。 ボーン復元 後面 各部ディティール 口は手動で開閉可能。微妙に受け口なのが間抜けでいいですね。でも、このガノンタスのIQは107で、今回同時に発売されたゾイドのなかでは最高値。 ちなみにワイルドライガーのIQは95。カメよりライオンのほうがバカなの? 尻尾の上部にあるバー状のパーツが、モーターのスイッチになります。 また、同時発売のほかのM型ゾイドと違い、このガノンタスのみ、ボーン状態でもライダーを搭乗させることができます。フィギュアはカブターやスコーピア付属のものと同じです。 復元完了 後面 各部ディティール 頭部に装甲が追加されたので、少し間抜けさは薄れましたが、それでも独特の愛嬌がある顔付きです。アイパーツはブルーのメッキ調。 背面……キャノンの後方は廃熱を考慮してちゃんと空いています。フィン状の造形もあり、なかなか考えられたデザインだと思います。 背甲羅の上部にはコクピットハッチが。 今回のシリーズではパイロットではなくライダーが、ゾイドの首や背に直接跨がって操縦(という言いかたも違うのかもしれませんが)するのが基本のようですが、このガノンタスのみ、装甲で保護された主砲、ガノンキャノンの砲身後部に操縦席が設けられているので、そんな仕様になっています。 ゾイドに直接跨がるのも大概危険だと思うけど、あんなでっかい大砲に跨がるのもかなりヤバイよね。 ワイルドブラスト(本能解放)状態 後面 各部ディティール 甲羅を割って出現する巨大なガノンキャノンは、今のところ本シリーズのゾイドが持つ唯一の遠距離用射撃武装になります。 本当に唯一の遠距離支援ゾイドになるのか、それとも今後より強力なライバル機が出現するのか…… 比較画像 旧シリーズのカメ型ゾイドといえばカノントータス、ということで。 こちらは第2期バージョンとなりますが。 カノントータスは、旧シリーズの小型ゾイドのなかでもかなりボリュームのある機体ですが、ガノンタスはさらに一回りほど大きいです。まぁ、M型だしね。く、 同じリクガメモチーフですが、全体に角張ったいるカノントータスに較べて、曲線主体のガノンタス刃より生物的。でも、キャノンを展開したワイルドブラスト状態になると一気に似た雰囲気になり、やはり同じ系譜なんだと思います。 電動アクション 通常状態
ワイルドブラスト状態
以下、イメージカット ワイルドブラスト状態への変形過程で各部装甲が可動するので、一部だけ展開させたりと、意外と変化を楽しめるキットだと思いました。 丸い甲羅が全体を覆うフォルムに、なんとなく旧シリーズのグスタフを思い出してしまった。 以上、“ZW ガノンタス” でした。 防御主体の通常状態から一転、ワイルドブラスト状態では強大な砲が出現するという、戦闘スタイルががらりと変わる機体特性に加え、現状唯一の射撃武器搭載機、そしてライダーの搭乗位置が装甲内部にあるなど、シリーズ内のほかのゾイドと較べるとけっこう異質なガノンタス。 そもそもゾイドワイルドの世界観において、射撃武器というものがどういう扱いになるのかわかりませんが、少なくともかなり貴重な存在であることは間違いなさそうです。 となると、かのガノンタス自体も非常に重要な存在になってくるのかもしれません。 キットも、愛らしくも存在感のあるフォルムで、通常時の歩行アクションはかなり雰囲気がありますし、ワイルドブラスト時のキャノンのスライドギミックも、あれはあれで逆に面白くていいような気がしてきました。 ギミックが多いぶん、組み立ては若干複雑になってしまっていますが、それでも旧シリーズのキットに較べれば随分簡単だと思います。インスト(復元の書)の説明も非常に親切ですしね。 そんな感じで、個人的にはワイルドライガーやギルラプターよりも、このガノンタスやガブリゲーターをお勧めします。 主人公機やライバル機なんかは、デザインにしろギミックにしろ、案外保守的なんですよね。まぁ、変にケレンみ出すよりは最大公約数的な格好良さを求めたほうがいいという考えかたは正しいとは思いますが。 一方でサブに回る機体にはけっこう思い切ったことをやってくるので、結果、メイン機体よりもサブ機体のほうがギミックに面白みが出るという皮肉なことに…… よくあることですけどね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。 |
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