トランスフォーマーたちが地球に訪れる以前の母星=惑星サイバトロンでの戦いを描く、ウォー フォー サイバトロン トリロジー。 その第1シリーズとなるシージでは初期の主要メンバーが続々リメイクされています。 というわけで、ディセプティコンのリーダー、破壊大帝・メガトロンも当然のようにラインナップ。 実写版も含めてなにかと立体化の機会の多いメガトロン様ですが、純粋なG1設定によるリメイクは、日本ではレジェンズのリーダークラス以来ですかね。 今回はボイジャークラスですが、そもそもでかいイメージはないし、ほかの面子とのサイズ感も考えるとちょうどいい大きさです。 なによりオプティマスと同シリーズ、同クラスで揃うのは久しぶりですし、しかもここまでG1デザインに近いかたちでのリメイクが並べられるというのは、ほとんど初めてくらいなんじゃないのかなぁ? まさに、ファンにとっては待ちに待ったかたちでのリメイクとなったのではないでしょうか。 それでは、レビューしていきます。 ロボットモード それでも佇まいは威厳たっぷりで、今にも亡き加藤精三氏の声が聞こえてきそう。 背面にはビークルモードの履帯パーツががっつり残っていますが、これはもうそういうものだと割り切るしかないでしょう。それよりも裏側でもほぼ肉抜きがないのが素敵。 そのほか、各部過剰にならない程度にはアレンジが施されていて、ディティールもしっかり施されています。ただ、メインとなるグレーの成型色がけっこう明るめで、せっかくのディティールもほとんど目立ちません。 でもまぁ、あまり目立たないこの程度のほうが逆によかったのかも。 ウェザリング塗装は胸部、腕部、脛など。まぁまぁ雰囲気はあります。 ビークルモード SF戦車にトランスフォーム。 履帯装甲の上面にウェザリングが見えるようになっていますが、どうせなら側面に欲しかったかな。 変形パターンはレジェンズ版メガトロンに近く、ロボットモードの腕部で武器を挟んで砲塔となるところはほぼ同じ。 なお、付属の2種類の武器はこのビークルモードの変形に組み込まれています。 初代メガトロンは、ルパンⅢ世愛用の銃としても有名なワルサーP-38に変形したのですが、アメリカでの銃規制が厳しくなってからというもの、このテの戦車型に変形することが多くなりました。 実写版でもたびたび戦車(エイリアンタンク)に変形しているので、むしろ最近ではメガトロン=戦車のイメージが定着してしまっているのかもしれません。 日本でも、銃に変形するメガトロンはヘケヘケ版(とそのリカラーのユナイテッド版)以降発売されていません。 モチーフが実在の銃ということもあり、レジェンズ版のシックスショットや同じシージ版のショックウェーブのような “裏技” も使いにくいとは思いますが、いつか再び(非公式でもいいので)銃に変形するメガトロンが見てみたいものです。 どうにかしてそれっぽいかたちにできないかといろいろ試してみましたが、無理でした。 付属武器 D50-R35 フュージョン キャノン HPR テレスコピック レーザーストライク ランチャー NEM パーティカル ビーム メガランチャー 比較画像 というか、オリジナルトイが発売された頃は今のようなクラス分けはまだなく、それぞれのトイの大きさは全然違うものでしたし、ちゃんと同じサイズで並べられるのって、実はマスターピーズ以外にはなかった?
以下、イメージカット
バトルマスター、マイクロマスターと絡めて。 とりあえず二刀流は基本ということで。 なお、サイズは多少小さいながら形状的には融合カノン砲並びにレーザーランチャーの発射エフェクトにぴったりなブローパイプ付属のエフェクトパーツなんですが、5㎜軸部分が短過ぎて取り付けできませんでした……
以上、“SG メガトロン” でした。
同シリーズ、同クラスでG1デザインをもとにリメイクされたコンボイ(オプティマスプライム)とメガトロンが揃う。今回は、とにかくその一言に尽きます。 しかし、それも内容が伴っていなければ台なしになってしまうわけですが、そんな不安は杞憂でした。というか、最初から不安なんてなかったですけどね。 発表された時点でその出来の良さは十分想像できましたし、実際思っていた通り、いや、それ以上の完成度でもってこのシージ版メガトロンは現れてくれました。 変形パターンの妙や可動性能では、オプティマスのほうがわずかに上かとは思うんですが、付属武器の拡張性を含めた遊びやすさはメガトロンが多少勝っているかな、といった印象です。 いずれにしても、どちらも今後のトランスフォーマーの指標となるアイテムになったと思います。 とくにメガトロンは、最近あまりいい印象がなかった(スタジオシリーズについてですが)ので、この安定感には感慨もひとしおです。 触ってストレスを感じないことがなにより(笑)。 ただそういう意味では、スタンド穴の精度は本当になんとかしてほしい(しつこい?)ものです。そのへんは品質管理の話になるのかなぁ? 少し前にいろいろやらかしたから、最近はけっこう気をつけてくれてるとは思うんだけど…… といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
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