4月の初回分は買い損ねましたが、8月の再販分は無事予約購入できました。 実質、発売日から5ヶ月近く経っているので今さら感はありますが、やはり現物を手にしたときの衝撃は忘れられないので、遅まきながらレビューを書いていこうと思います。 実写映画第4弾の “ロストエイジ” で、かなり勿体ぶって登場したグリムロック以下のダイノボットですが、続く “最後の騎士王” ではグリムロック以外はリストラ(モブの雛(?)が何匹か出てきましたが)されたうえ、唯一続投したグリムロックもトランスフォームはおろか台詞もなし、ストーリーにもとくに絡まない、ただのアクション要員と化していました。 伝説の戦士じゃなかったの? まぁ、ある意味G1に近い扱いになってた気はするけど…… 実写版のストーリーや設定に整合性なんか求めちゃいけないのはわかってはいるんですが、そんなことは抜きにしても、最後の騎士王は酷かったなぁ。 ロボットモード 左前腕にビーストモードの下顎や前脚がそのまま残ってしまっていますが、ほかにガワはなく、背面もすっきり。 ビーストモード 後面 比較画像 ロストエイジ公開時に発売されたボイジャークラスと。 当時リーダークラスも発売されたんですが、僕は先にこのボイジャークラスのものを買ってしまったため、そちらはスルーしました。 本来ならばリーダークラス同士で並べて比較すべきところなんでしょうが、そんなわけで持っていないので悪しからず。 ボイジャーグリムロックのほうは、例によって詳しい設定や資料もないまま作られたものらしく、色はまったく違いますし、造型もなんとなく似ている程度。とくにビーストモードのオモチャ感は同シリーズで発売されたダイノボット(グリムロック以外はデラックスクラス)のなかでも抜きん出ています。 ご覧の通り、サイズを抜きにしてもその造型レベルは雲泥の差。変形パターンもまったく別物になっています。 最後の騎士王公開時に発売された、ボイジャークラスのスコーンと。 リストラされたくせに、なぜか完全新規かつクラスアップしたトイが発売されたスコーン。 カラーこそ、ロストエイジのときに発売されたデラックスクラスに準じた赤になっていますが、ロボット、ビースト両モードで劇中のイメージにかなり近い造型になっており、そういう意味では今回のSS版グリムロックに近い仕様といえます。 スコーンも、このボイジャークラスの拡大版でいいので、スタジオシリーズで劇中カラーのリーダークラス版が発売されないかなぁ…… 同じスタジオシリーズのオプティマスと。 基本的にロボットモードでのサイズ感を統一しているという触れ込みのスタジオシリーズですが、このグリムロックの場合はどうなんだろう? ロボットモードのときにこれだけの体格差あったのかな? あまり覚えてない…… グリムロックのビーストモードと、オプティマスのロボットモードのサイズ感はいいように思います。 もっとも、両者が出逢ったときには、オプティマスはもうこの姿ではなかったわけですが。 以下、イメージカット 造型の再現度は素晴らしいんですが、そのぶん可動が犠牲になっているのは皮肉な話。 基本構造としては腰も回りますし、十分なポテンシャルはあるんですが、なにせ干渉物が多いので活かせていない感じ。 とくに腰回りはスカートが邪魔で、腿を上げることはほとんどできない状態です。 ビーストモードも、実はあまり動きません。 頭部や尻尾の可動はロボットモードの肩そのままなので、実質回転のみ。尻尾はともかく頭部のほうは前脚を含めた上半身ごと回るため、回し過ぎると妙なことになってしまいます。 さっきのボイジャークラス・スコーンほどの可動域があればよかったんですが、まぁ、大股開いて口を開けて立っているだけでも十分な迫力なんですけどね。 以上、“SS グリムロック” でした。
価格の高騰とそれに反比例した小型化が加速する昨今のトランスフォーマーにおいて、まさに衝撃のコストパフォーマンス。 でかい、すごい、とは聞いていたものの、実物は想像をはるかに超える代物でした。 可動性能こそ今一つながら、そんなことは些細なことと思えるほどの圧倒的な造型レベル、劇中再現度となっています。 ただ立たせておくだけで十二分に格好いい。 というか、まったく予備知識なく、ぱっと見でこれをトランスフォーマーと見抜ける人っているんだろうか? いや本当、これが6,800円で出せるのなら、パワーオブザプライムのあの手抜き加減はなんなんだ? と。 まぁ、全然ラインが違うんでしょうし、一概に比較していいものではないんでしょうが。 僕個人は、実写映画版にはもはやなんの思い入れもないんですが、不意にこういうレベルの高いアイテムを出してくるから完全にスルーするわけにもいかないのが困りもの。 しかし、まともな資料と時間さえあればこれだけのモノが作れるんだから、映画の制作陣はコンテンツを使わせてもらっているという気持ちを思い出して、もっとちゃんとタカラトミー(ハズブロ)と連携すべきだよね。 そうすればもう少しまともな “トランスフォーマー” の映画が撮れるんじゃないかな? 今度公開されるスピンオフの内容はどうなることやら。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
1 コメント
TFコレクター
28/4/2021 22:11:22
管理人様、はじめまして!
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