こちらも前回のグリムロック同様、4月発売の初回版を買い逃し、8月の再販分を購入したものです。 つい先日に発売になった新作のSS-15 アイアンハイドもかなりの人気で入手困難なようですが、そちらもすでに12月の再販が決まったそうで、今後もそんなふうに定期的に再販してくれればいいですね。 さて、ブラックアウトといえば実写作品で一番最初に登場したトランスフォーマーですが、たった1機で米軍基地に襲来し、トランスフォームを披露した後に基地を壊滅する初登場シーンには度肝を抜かれました。 とはいえ、主な活躍はそれくらい。一応最終決戦まで生き残りますが、ブロウル(デバステーター)と一緒にどちらかというと人間相手に暴れてた印象があります。 その最終決戦で死亡したものの、続編のリベンジでは同型のグラインダーが登場しています。 では、レビューしていきたいと思います。 ロボットモード ビークルモード 後面 スコルポノック 相方のスコルポノックももちろん付属。 旧ボイジャークラスに付属したモノは、ほぼただの塩ビ人形でしたが、こちらはハサミや尻尾に可動点が設けられ、造型もより劇中に近く、塗装もばっちりで手抜きなし。 比較画像 旧ボイジャーのブラックアウトは持っていないので、リベンジのときに発売されたリカラーアイテムのグラインダーと。 う~ん、もはや別物。 旧ボイジャークラスも決して酷い出来ではないんですが、劇中再現度という意味ではやはり大きな差がありますね。 ヘリモードでも、SS版の存在感は圧倒的です。 同じSS版のスタースクリームと。 スタースクリームが意外とでかい、ということもあるんですが、ロボットモードでの大きさはそれほど変わりません。 ただ、もともとはデラックスクラスの拡大版で、わりと前後に薄い体型のスタースクリームと違って、ブラックアウトはボディに奥行きがあり、ぎっしりと詰まったパーツ群のおかげで、密度感はまるで違います。 さすがそのあたりはリーダークラスとボイジャークラスの差といったところ。 そしてそれらのパーツを拡げるような変形で完成するビークルモードでは、一見してボリュームに大きな違いがあるのがよくわかります。 以下、イメージカット 造型的には見事ですが、可動はほどほどでしかありません。 体型が独特なぶん、前回のグリムロックよりさらに動かない…… まぁ、劇中でもロボットモードではのしのし歩いてただけで、あまり派手なアクションをしていた印象はないので、べつにいいんですが。 テールローター部分は変形時に唯一取り外すパーツで、左手に装着するよう指示が出ていますが、劇中では右手に装着して回転ノコギリのように使っていたはず。一応右にも取り付けられますが、向きは逆になります。 また、腰裏にスタンド用の3㎜穴がありますが、先にも言ったようにこれを浮かせて飾る勇気はありません。 ていうか、なんでヘリのときはないんだよ…… スコルポノックもハサミと尻尾が動くので、最低限のアクションは可能です。 ただ欲を言えば、尻尾の可動部は先端にもう一箇所欲しかったのと、脚の可動と頭部の回転なんかもあればよかった、かな。
ブラックアウトをグラインダーの代役に、リベンジ中盤の三対一の戦いっぽい状況を再現。 結果的にオプティマスは倒されるわけですが、よくもこんな自分よりもでかいの三人を相手に頑張ったもんだ。 グラインダーの顔を引き裂いて倒して、スタースクリームの腕も1本落としたわけですからね。 そんなリーダーの活躍に較べて……なんでほかのオートボットたちはあんなに来るのが遅いのか? 以上、“SS ブラックアウト” でした。
前回紹介したSS版グリムロックは、ロボット、ビースト両モードで近年稀に見るサイズに圧倒されましたが、このブラックアウトはロボットモードではそれほどの巨大感はなく、ちょっと大きめのボイジャークラスくらいの印象で、おや? と思ったのですが、変形させていくとみるみる膨張していき、ヘリになったときにはグリムロックに匹敵する巨体に変貌していました。 変形自体は旧ボイシャークラストイから大きな変化はないものの、細かくたたまれたパーツを展開していく過程はなかなか複雑で、その点はわりと大味だったグリムロックとは対照的でした。 ただ、肩の基部や前腕に集中しているいわゆるガワパーツは比較的薄いパーツが多いうえ、変形時にけっこう負荷がかかる部分もあるので強度面にやや不安があります。 実際、僕は一度の変形で数箇所を白化させてしまいました。 その点にだけ気をつければ、ムービー系トイとしては最高レベルのアイテムだと思います。グリムロック同様、ただ立たせておくだけで十分絵になります。 さて、今後も継続していく様子のスタジオシリーズですが、正直第1弾で張りきり過ぎた感があるなぁ…… 第2弾では本命のメガトロンに欠陥ありでケチが付き、第3弾はアイアンハイドが好評なようですが、ほかの2アイテムは既存アイテムの仕様変更品。10月発売の第4弾からはスピンオフ作品 “バンブルビー” のキャラクターもライナップされていくようですが、なんにせよこのブラックアウトやグリムロックのインパクトを超えるアイテムは出てくる気配がありません。 こうなってくると、ロボットモードでのサイズ統一というコンセプトが足枷になってきますね。つまりリーダークラスで出せるキャラがいない。 ならいっそ、タイタンクラスで完全変形合体のデバステーターを出すか……? ボイジャークラスの7体合体と考えれば、35000円で出せるかな。 もはや前例があるので無理な価格とは思いませんし、実際に出たら多分買うと思いますが、可能性は低いでしょうね。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。
1 コメント
たけのこ
3/9/2022 14:23:49
ちょうど買おうかと迷っていたところだったのでとても参考になりました。Amazonで見るとすぐ白化するとか書かれていたので心配ですが、実際白化するんですか?
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