これまでにもコトブキヤのキットはいくつか紹介してきましたが、王道ともいうべきフレームアームズ(以下FA)については、今回が初めてになりますね。 実際、久々にFAを組みましたよ。 FAに関しては、最近はとくに気になったものだけを買う、というような感じになっています。 なんというか、初期の雰囲気のほうが好きなんですよね。 最近は、デザインがありがちなヒーローロボット路線になってしまっているというか、ぶっちゃけ無難になってきているように思えて食指が動かなくなってしまって。 そういう意味では、有名デザイナー(なのかな?)の手による “白虎” が攻めたデザインで話題になりましたが、あそこまでくるともはや別物だし…… そんななかで今回、僕がこのレイファルクスを購入したのは、単純に格好よかったから。 いや……ね。 どこかで見たようなデザインでも、初期の頃の無骨さが微塵もなくても、やっぱ格好いいものは格好いいもの。 初回生産時にはぼやぼやしてるうちに売り切れになって、今回再販ということで迷わず予約しました。 それではレビューに移ります。 コトブキヤのキットは基本、塗装はもちろん墨入れすらしない(ガンプラよりディティールが細かくて大変だから)のですが、今回は意外と色の足りていない部分があって、そのままだと少し寂しい気がしたので、目立つゴールド部分だけ筆塗りにて対応しました。 正直、既視感ありありのデザインですが、だからこそ格好いいのは当然のところ。 メインカラーのホワイトに差し色のゴールドとクリアパープルが神々しさすら漂わせる間違いのないデザイン。 とくに特徴的なウイングには多数の可動部が設けられ、様々に表情を付けられます。 武装等 今回、このレイファルクスには専用の武装というものは存在せず、“エクステンドアームズ06” として単品でも発売されている “アーセナルアームズ” がその役割を担っています。 これは、射撃武器や近接武器など、単体でも使用可能な武器群をいろいろと組み合わせて武装ユニットを完成させるオプションパーツで、公式では9パターンが作成可能。 ユーザーの工夫次第ではさらに違ったかたちも楽しめる内容になっています。 今回はとりあえず、公式で紹介されている各形態をまとめてみました。 BS-R04 ベリルソード ベリルナイフ ベリルダガーⅡ 大型武装用基部 フォートスラッシャー フォトンランチャー フォートデトネイター ちなみにこのレイファルクス、デフォルトでフライングベース(スタンド)が同梱されていて、本体用のほか大型武器保持用にベースの延長パーツとアームがもう一本付属します。 今回の撮影では使っていませんが、しばらく飾っておくというような場合にはそちらの使用を推奨します。 ただそのスタンドにしても決して万全の備えというわけにもいかず……詳細はのちほど。 そして最後、これらの武装をレイファルクス本体に直接取り付けた姿がこちら。 BS-R04二丁、ベリルソード四本、ベリルナイフ二本にフォートデトネイター用の専用パーツを取り付けることによって背部ウイングが盛り盛りになってすさまじい存在感を発揮。 ただ、表面積が二倍近くに増え、とくに背中が重くなったことで通常モードでも場合によっては不安だった自立がほぼ不可能に。 あと、この形態はアーセナルアームズの主要な装備をほぼ大型ウイングとして使用してしまっているため、手持ちの武装は実質ゼロ。 実際のところこの形態が強いのか弱いのかよくわからないという…… 適当にアクションカット とにかく付属する武装、組み合わせのパターンが多いのでなにをどう持たせようかという楽しみはある……かと思いきや、射撃武装は基本一種きりだし、近接武装も刃の長さや取り付け位置が違うだけで実はけっこう似たり寄ったりだし、案外ポージングが偏ってしまうことに気付かされる…… まぁ、僕にセンスがないだけかもしれないけれど。 以上、“FA レイファルクス” でした。
僕自身久々のFAでそれなりに楽しかったのですが、シリーズの欠点は相変わらずのようで、そういう意味では実にストレスフルなキットという印象でした。 まず組み立て済みのフレームアーキテクト。 今回使用されない頭部と足(ソール部)はオミットされていたのですが、その以外はこれまでのFAと同様、組み立てられたものがブリスターに入れられて付属している状態。 これ、もうランナーでよくない? どうせ手脚バラすし。股関節とか足首のジョイントとか、別のパーツ使うし。今回は腰のジョイントまで分解してわざわざポリキャップにつけ替える指示まである(その効果がどれほどのものだったかも不明だし)し。 なによりゲート処理が雑。肘関節とか、ひどいもん。 次の各部の保持力。 まぁ、コトブキヤのキットは組み替え前提の仕様だから、ある程度は仕方ないのかもしれないけど、とにかく脚が根元から外れる(つけ替えた股関節パーツの差し込みが緩すぎる)し、下半身も落ちる(これ、絶対ポリキャップに替えたせいだろ)し、ほかにも弄ってる間に予期せぬ部分が動いたり、外れたり……とくにウイングはわざわざ金属まで仕込んだのに、大型ウイングモードでは完全に重さに負けてプランプラン。 ただ一番問題はレイファルクス本体じゃなく、同梱のフライングベースにあると思う。 僕は既に同じものを単品で一台持っていて、実際このサイトでも過去のレビューでいろいろなキットの撮影にも使ってきたわけです。 随分前に買ったものだし、けっこう酷使してきたので経年による劣化だと思っていたわけですよ。 今回このレイファルクスに同梱されると知って、ちょうどいい、今後はそれを使おうと思っていざレイファルクスをセット。撮影開始とスマホを構えたところで、 クルンッ!! 哀れ、レイファルクスは反時計回りに回転しながら落下していかれました。 要はアーム同士の連結部がスカスカなんですね。 ビス留めされている可動部は、そこで渋みを調整できますが、プラ同士をただはめ込んでいるだけの回転軸が簡単にくるくる回ってしまうようでは安したディスプレイなど不可能です。 これまで使っていたものと、まったく同じ症状。新品状態でそうなるということは、そういう仕様なんですね。 コトブキヤの商品はディスプレイスタンドすらもユーザー個人での調整が必要なのか…… とりあえず、次回の撮影までに調整しておきます。 といったところで今回は終了。 またのご訪問をお待ちしております。
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